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乳児期の子育て

産後の肥立ちとは?読み方、意味、期間は?産褥期や床上げとの違いは?

産後の肥立ち 産褥期 期間 意味

「産後の肥立ちが良いですね。」、「そんな生活をしていると、産後の肥立ちが悪くなるよ。」などと言われたことはありませんか?

女性は、妊娠によってホルモンバランス、体型、生活習慣などが大きく変化し、体力や臓器の機能などが低下する上、出産によって身体に大きな負担がかかります。

こうした妊娠に伴う身体の変化や出産に伴う疲労は、出産後すぐに回復するわけではなく、時間の経過に伴ってゆっくり妊娠前の状態に戻っていくものです。

出産後の女性の身体が妊娠前の状態に戻っていく状態を表現する言葉として「産後の肥立ち」が使われます。

では、産後の肥立ちとは具体的にはどのような意味で、どう読み、どのように使うのでしょうか?

また、産後の肥立ちと似た場面で使われる言葉に産褥期、床上げ、床払いがありますが、それぞれどのような意味があるのでしょうか?

この記事では、産後の肥立ちの概要(意味、読み方、期間)、症状、過ごし方、産褥期・床上げ・床払いとの違いについて紹介します。

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産後の肥立ちとは

産後の肥立ちとは、出産した女性の状態が、時間の経過とともに妊娠前の状態に戻っていくことです。

産後の肥立ちの読み方

産後の肥立ちと書いて「さんごのひだち」と読みます。

産後の肥立ちの意味

肥立ちには「日に日に成長する」、「日に日に回復する」という意味があり、そこから、女性の体調が日に日に妊娠前の状態に回復していくことを「産後の肥立ちが良い」、思うように回復せず床に伏せがちな状態を「産後の肥立ちが悪い」と表現するようになりました。

一昔前の日本においては、出産後の女性が劣悪な生活環境におかれたり、十分な栄養を得られなかったりすることが多かった上、出産後の女性を家族や周囲の人がサポートするという文化も育っておらず、産後の肥立ちが悪い女性がたくさんいました。

産褥熱にかかる女性も多く、最悪の場合は命を落とすこともありました。

産後の肥立ちの期間(いつから、いつまで)

産後の肥立ちの期間は、「いつから、いつまで」とはっきりと決まっているわけではありません。

女性の年齢や健康状態、妊娠中の経過、分娩時の状況、分娩方法(通常分娩か帝王切開か)などによって個人差が大きいものです。

期間を示すとすれば、子宮の大きさが妊娠前の状態に戻るまでの期間(出産から6~8週間前後)です。

法律で産後休業が出産後8週間と定められているのも、この期間が関係しています。

ただし、一ヶ月健診において、産後の肥立ちが良く日常生活に支障がないと判断された場合は、元の生活に戻ることもできます。

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産後の肥立ち期間中に見られる症状

出産後の女性の身体が妊娠前の状態に戻る過程では、様々な症状が現れます。

  • 後陣痛
  • 悪露
  • 骨盤のずれ
  • めまい・立ちくらみ・冷え
  • うつ症状

後陣痛

後陣痛(こうじんつう)とは、赤ちゃんが生まれて胎盤なども排出された後、子宮が急速に元の大きさに戻ろうと収縮することによって起こる下腹部の痛みです。

通常、出産後まもない頃から始まり、出産から2~3日経過すると落ち着いていきます。

出産から1ヶ月以上経過しても後陣痛が続く場合は、異常がある可能性があるため、産婦人科に相談してください。

悪露

悪露(おろ)とは、分娩後に子宮や膣から出るリンパ液、血液、粘液、細胞組織片などが混じった分泌物です。

「おりもの」と呼ぶこともあり、出産から4~6週間くらいは続きます。

通常、悪露の色は、赤色(出産後1~3日くらい)、褐色(出産後4~7日くらい)、黄色(出産後8日以降)と変化していき、出産から10日以上経過しても赤色の悪露が続くようなら母体に異常があると考えます。

また、悪臭が続く場合も産婦人科を受診する必要があります。

骨盤のずれ

出産後は、出産時赤ちゃんが通り抜けられるように緩くなって開いた骨盤が、妊娠前の状態に戻っていきます。

完全に元通りになるには3~4ヶ月間かかりますが、この間に無理な運動などによって骨盤がずれて固まると、血流やホルモンの流れが悪くなって様々な体調不良を引き起こします。

めまい・立ちくらみ・冷え

出産は大量の出血を伴うため、出産後は、ちょっと動いただけでもめまいや立ちくらみがすることがあります。

また、妊娠前に比べて身体が冷えやすくなる人も少なくありません。

うつ症状

出産後は、出産による過度の疲労を抱えた状態で、生まれたての赤ちゃんのお世話を四六時中こなすことになります。

そのため、身体の疲れに加えて精神的な疲れも蓄積しやすく、いわゆる「産後うつ」や「マタニティーブルー」と呼ばれる状態になることがあります。

また、思うような協力をしてくれない夫に不満を募らせ、産後クライシスに突入するリスクもあります。

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産後の肥立ち期間の過ごし方

産後の肥立ち期間は、何よりもまず十分に休むことが大切です。

入院中はもちろん、退院後も一ヶ月健診までは、家事や上の子の世話などは夫や家族に任せ、できるだけ家の中で安静にして過ごしてください。

生まれたての赤ちゃんのお世話についても、母乳育児の場合は授乳しなければいけませんが、混合やミルクの場合は他の人でも対応できますし、授乳以外のお世話も無理をせず代わってもらいましょう。

出産による疲労が蓄積した状態で無理をすると、産後の肥立ちが悪くなり、赤ちゃんや家族関係にも悪い影響が出てしまうので、まずはゆっくり休んで体調を回復させることを優先させるべきです。

また、体調の回復にはバランスの良い食事も重要です。

1日3食作るだけの体力も精神的余裕がない場合は、無理をせず夫や家族に頼むか、デリバリーサービスを活用しましょう。

産後の肥立ちと産褥期・床上げ(床払い)の違い

産後の肥立ちと同じような場面で使われる言葉に産褥期と床上げ(床払い)があります。

産褥期とは

産褥期とは、出産した女性の体調が妊娠前の状態に回復するまでの期間のことです。

「産褥期=産後の肥立ちの期間」です。

つまり、産褥期は、出産後の女性の体調が妊娠前の状態に回復するまでの「期間」、産後の肥立ちは、「産褥期の女性の体調を表現する言葉」ということです。

床上げとは

床上げとは、出産後、いつでも体を休められるように敷きっぱなしにしていた布団を片付けることです。

「床払い」や「床離れ」と言われることもあり、元々は「病気で療養していた人が回復して布団を片付ける」という意味でしたが、現在は、出産後の床上げが一般的になっています。

床上げの期間は個人差が大きいものですが、出産から1ヶ月前後が一般的です。

注意したいのは、「産後の肥立ちの期間(産褥期)の終了=床上げの時期」ではないということです。

産後の肥立ちの期間(産褥期)は、出産後の女性の身体が妊娠前の状態まで回復するまでの「期間」ですが、床上げは、女性の身体が一定のレベルまで回復して日常生活が送れるようになった時点で行う「行動」です。

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まとめ

産後の肥立ちの期間(産褥期)の過ごし方により、その後の女性の健康状態が大きく変化します。

そのため、まずは十分に休み、妊娠に伴う身体の変化や出産による疲労をしっかり回復させることが大切です。

当然、女性が休息をとるためには夫や家族のサポートが欠かせないので、産褥期の過ごし方について出産前から夫婦で話し合い、役割分担を決めておきましょう。

また、夫や家族から十分なサポートを受けることが期待できない場合は、子育てやデリバリーなどのサービスで補てんすることを検討しておくと、出産後に困らずに済みます。

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