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乳児期の子育て

赤ちゃんの指差しはいつから?意味は?指さししないと自閉症?練習法は?

赤ちゃん 指さし

赤ちゃんが人や物を指差すのを見たことありませんか?

赤ちゃんの指差しは、単なる可愛い行動ではなく、まだ言葉を話せない赤ちゃんが意思表示するための大切な手段です。

通常、興味関心を抱いた周りの人や物を指差し、自分の興味関心を身近な人に伝えようとします。

しかし、赤ちゃんが指差しを始める時期や程度は個人差が大きく、「同月齢の子が指差しを始めたのに、うちの子はなかなか始めてくれない。」と不安になったり、「指差しを始めないのは自閉症のせいだろうか。」と心配したりするお父さんお母さんは少なくありません。

この記事では、赤ちゃんの指差しの概要、指差しが持つ意味の変化、指差しが始まる時期、指差しと自閉症の関係、赤ちゃんの指差しを促す練習法について紹介します。

赤ちゃんの指差しとは

赤ちゃん 指さし

赤ちゃんの指差しとは、自分の周りの人や物など興味関心を持った対象に人差し指を向ける行動のことです。

赤ちゃんは、月齢を経るにつれて周囲への関心が強くなり、好き嫌いもはっきりしてきます。

そして、自分の気持ちや興味関心を、お父さんお母さんなど身近な人に伝えたいと思うようになりますが、意味のある言葉を話すだけの語彙も口の動かし方も獲得できていません。

そこで、自由に動かすことができる手や指を駆使し、興味関心のある対象を指し示すことで自分の意思を伝えようとするのです。

つまり、指差しは、言葉を学習する前の赤ちゃんが、お父さんお母さんなど身近な人とコミュニケーションするための手段なのです。

赤ちゃんの多くが成長発達の過程で指差しを始めることから、指差しは赤ちゃんの成長・発達を知る上で大切な指標の一つとされており、乳幼児健診のチェック項目にもなっています。

母子手帳には、1歳6ヶ月健診(1歳半健診)のチェック項目に指差しが入っています。

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喃語とクーイングの違いと意味は?いつから?赤ちゃんの喃語が少ないと自閉症?

指さしを始める時期はいつから

赤ちゃん 指さし いつから

赤ちゃんが指差しを始める時期は、生後10ヶ月頃が一般的です。

ただし、赤ちゃんの成長や発達は個人差が大きいものです。

指さしを始める時期についても、統計的に一番多いのは生後10ヶ月ですが、早ければ生後8ヶ月頃から、ゆっくりだと生後1歳6ヶ月頃から見られるようになります。

ちなみに、生後8ヶ月頃~生後1歳6ヶ月というのは、赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩き、一人歩きを始め、視界や行動範囲が一気に広がり、興味関心を示す対象が増える時期です。

指差しの方法

指差しの方法も赤ちゃんによって様々です。

ピンと人差し指を伸ばして対象を指差す赤ちゃんもいれば、こぶしを突き出したり、指を曲げたまま腕を伸ばしたりする赤ちゃんもいます。

どの指差し方法が良いとか悪いということはないので、赤ちゃんの個性だと思って見守ってあげましょう。

ただし、いつまで経っても人差し指を伸ばしたり、グーのまま指差しをしたりしている場合、指や手の異常が潜んでいることがあるため、小児科に相談してみましょう。

指差しが持つ意味合いの変化

赤ちゃん 指差し

赤ちゃんの指差しは、月齢・年齢を経るにつれて意味合いが変化していくものです。

興味関心の対象を指さす「指さし」

指差しを始めたての頃は、自分の興味関心の対象を指さします。

例えば、スマホやテレビが気になって指差しますが、誰かの関心を引きたいとか、何かを要求するような意味合いはまだありません。

指差しに反応しなくても、赤ちゃんがぐずったり泣いたりすることはほとんどありません。

あくまで自分が気になった方を指差しているだけなので、周囲の反応は気にならないのです。

興味を引き、共感を求める「指さし」

生後1歳前後になると、赤ちゃん(正確には生後1歳を過ぎると幼児ですが、この記事では赤ちゃんと表記しています。)は、お父さんお母さんの顔を見ながら興味関心の対象を指差し、注意を向けてもらおうとするようになります。

指差しの意図を察して対象に注意を向けて反応すると、赤ちゃんは喜びます。

ノンバーバル(非言語)コミュニケーションの成立です。

例えば、赤ちゃんは、車のおもちゃを指差し、ニコニコしながらお父さんお母さんの顔をジッと見つめます。

この時、「お、車だね。かっこいいね。」と反応してあげると、赤ちゃんは「あ、僕(私)の気持ちが伝わっている。」と嬉しくなり、次々に色々な物を指差すようになります。

また、「これは車って言うんだよ。ブンブン音を立てて走るんだよ。」と教えてあげると、赤ちゃんは興味を持って聞き、物と言葉を関連づけていくことができます。

一方で、指差しを無視すると、赤ちゃんは「関心を持ってもらえない。」、「気持ちが伝わらない。」と思ってぐずったり泣きわめいたりしますし、コミュニケーションをとる意欲を喪失してしまいます。

いわゆる「サイレントベビー」の原因にもなりかねません。

サイレントベビーとは、感情表現が極端に少ない赤ちゃんのことです。

医学用語ではなく、医学や心理学などの研究などで明確な定義や原因が示されているわけではありませんが、乳児期の問題の一つとして取り上げられることが多い単語です。

関連記事

サイレントベビーとはどんな赤ちゃん?スマホが原因?将来への影響は?

要求を込めた「指さし」

赤ちゃんは、興味を引くための指差しとほぼ同時期から、お父さんお母さんの顔を見ながら「あれを取って。」、「それを読んで。」といった要求を込めた指差しを始めます。

例えば、「取って読んで。」という要求を込めて絵本を指さします。

指差しの意図を察して行動してあげることで、赤ちゃんは「大切にされている。」、「僕(私)のことを分かってくれている。」と感じて自己肯定感を高めることができます。

 

指差ししない=自閉症(発達障害)?

赤ちゃん 指さししない

「子供がいつまで経っても指差ししないのは、自閉症だからではないか?」と心配するお父さんお母さんはとても多いものです。

発達障害という単語だけが急速に社会の中に広まり、発達障害の具体的内容が広まらないままになっていることが原因です。

確かに、自閉症の症状の一つに「指差ししない」という項目はあります。

しかし、自閉症を含む発達障害の診断には基準がいくつもあり、指差ししないことだけで自閉症と診断されることは、ありません。

すでに書きましたが、指差しを始める時期は個人差が大きいので、乳幼児健診で指差しの有無がチェックされる1歳6ヶ月までは、気楽に様子を見守ってあげましょう。

1歳6ヶ月を過ぎて指差ししない場合は、乳幼児健診で相談してみて、心配な場合は小児科を受診してみても良いでしょう。

関連ページ

自閉症の赤ちゃんの特徴と症状は?生後2ヶ月、6ヶ月、1歳時の兆候は?

赤ちゃんが指差ししない時の練習法

赤ちゃん 指さし

赤ちゃんは、ある時期が来ると自分で指差しを始めるので、特に練習は必要ありません。

しかし、「早く指差しを始めてほしい。」、「標準的な開始時期より遅れているから練習させたい。」と思う場合は、以下の方法を試してみてください。

  • お父さんお母さんが指差しを実践して見せる
  • 2つのおもちゃを見せて、赤ちゃんに選ばせる

お父さんお母さんが指差しを実践して見せる

赤ちゃんは、親のしぐさをジッと観察してマネするものです。

指差しも同じで、お父さんお母さんが「あ、電車だ。」、「そのボール取って。」と指差しながら声を出していると、赤ちゃんも指差しをまねるようになります。

赤ちゃんが好きな絵本を読みながら、登場人物や動物を指差し、名前を教えてあげると、物と声(名前)を関連付ける練習にもなります。

2つのおもちゃを見せて、赤ちゃんに選ばせる

赤ちゃんの目の前におもちゃを2つ置き、「どっちが好き?」と声をかけて、「こっちかな?こっちかな?」と声を出しながら指差しましょう。

赤ちゃんは、最初は遊びたいおもちゃに飛びつきますが、次第に指さして選べるようになっていきます。

3つ以上おもちゃがある、テレビや音楽の音がうるさい、お友達が遊びに来ているといった状況では、赤ちゃんの興味がそれてしまいがちです。

赤ちゃんがおもちゃ選びに集中できる環境を整えてあげましょう。

まとめ

赤ちゃんの指差しは、赤ちゃんの成長発達を見るための指標であり、身近な人と非言語的なコミュニケーションをとるための手段です。

指差しを始める時期には個人差があり、生後1歳6ヶ月頃までは赤ちゃんが自然に始めるのを待ってあげましょう。

生後1歳6ヶ月を過ぎても指差しが見られない場合は、指・手の異常や何らかの障害の可能性も考えられるため、小児科に相談してください。

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