赤ちゃんの便秘解消法!綿棒浣腸とイチジク浣腸の頻度ややり方は?

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赤ちゃんの便秘解消法はいくつもありますが、その一つが浣腸です。

「身体に悪そう。」、「肛門が傷つきそう。」などと躊躇する親も少なくありません。

また、「使用するタイミングやコツが分からない。」という理由で浣腸をしない親もいます。

しかし、浣腸は、正しい方法で実行すれば赤ちゃんの便秘を解消する有効な手段となります。

この記事では、浣腸の概要、綿棒浣腸とイチジク浣腸のできる時期、タイミング、やり方について紹介します。

浣腸とは

浣腸とは、腸内を刺激してウンチを出す方法です。

赤ちゃんに対する浣腸の方法としては、綿棒浣腸とイチジク浣腸があります。

いずれも便秘解消法として有効ですが、赤ちゃんに負担をかけないよう、適切なタイミングややり方を把握した上で実行することが大切です。

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綿棒浣腸

綿棒浣腸とは、綿棒をおしりの穴に入れて腸を刺激することにより、ウンチを出す方法です。

日用品を使って手軽に赤ちゃんの便秘を解消できる方法ですが、腸の粘膜を傷つける可能性があるので、正しい手順を覚えて実行することが大切です。

綿棒浣腸できる時期はいつから

綿棒浣腸は、新生児期から実行できます。

なお、初めて綿棒浣腸するときは、「綿棒をどこまで入れればいいか」、「腸内が傷つかないか」、「出血しないか」などと不安になるものです。

この記事でも基本的なやり方は書いておきますが。記事を読んでも不安な場合は、事前に小児科の医師や保健センターの保健師に相談し、タイミングやコツを教えてもらってください。

綿棒浣腸のタイミング

「便秘が○日続いたら使用する。」というルールや基準はありません。

各家庭の綿棒浣腸を行うタイミングにはかなり差がありますが、離乳食を始める前は1、2日、離乳食を始めた後は3、4日ウンチが出ないときに、綿棒浣腸することが多くなっています。

便秘の解消方法は、赤ちゃんに負担が少ないものから順に行うのが大原則なので、まずおなかをマッサージし、効果がない場合に綿棒浣腸を検討します。

綿棒浣腸の実行方法

綿棒浣腸に必要な物と手順・コツについて見ていきます。

準備しておくもの

  • 綿棒(大人用の紙軸綿棒です。プラスチック製は柔らかすぎ、赤ちゃん用の綿棒は固すぎ・小さすぎなので使いません。あらかじめ、「ここまでおしりに入れる」という線を書いておくと、「もっと入れて大丈夫かな。」とためらわずに済みます。)
  • タオル(おしりの下に敷きます。)
  • 紙おむつ(ウンチの受け皿用と、ウンチの後に履かせる用の2枚準備しておきます。)
  • おしりナップ(ウンチが出た後におしりをきれいにします。)
  • ベビーオイル(綿棒の先に塗って、おしりの穴に入れやすくします。)

手順とコツ

食後は腸の活動が活発で、他の時間帯に比べてウンチが出やすい傾向があるので、授乳もしくは離乳食を食べさせてから30分~1時間以内に行ってください。

また、赤ちゃんは浣腸の途中で暴れることがあるので、なるべく複数で対応してください。

  1. 浣腸する人は、石鹸で手を洗っておく
  2. タオルを敷き、紙おむつを置いて、赤ちゃんを寝かせる(おむつを替えるときのあおむけ姿勢で寝かせます。)
  3. 綿棒にベビーオイルを塗る(浣腸がスルリとおしりの中に入るようにするためです。量が少ないと、綿棒がすんなり入らず、おしりの周りや中を傷つけてしまうことがあります。)
  4. 綿棒をおしりの穴に入れ、円を描くようにクルクル回して刺激する(おしりの穴の周りをさすりながらゆっくり入れていきます。少し入れたところでクルクル回して刺激し、さらに2,3cmのところまで入れてクルクル刺激します。クルクルするときは、肛門を広げるように1cmくらいの円を描くようにします。また、赤ちゃんの肛門の下(背中側)を重点的に刺激すると、ウンチが出やすい傾向があります。)
  5. 赤ちゃんの下腹部を上から下にゆっくり押し下げる
  6. ウンチが出たら、赤ちゃんのおしりをおしりナップでキレイにして、新しいオムツを履かせる
  7. 浣腸した人は、赤ちゃんに触れる前に手を石鹸で洗う

綿棒浣腸してもウンチが出ないとき

綿棒浣腸をしたからといって、必ずウンチが出るわけではありません。

3、4回に1回くらい成功すれば良い方でしょう。

綿棒浣腸してウンチが出なかったときは、しばらく時間をおいて再チャレンジします。

1日に3、4回くらいが目安で、それ以上は赤ちゃんが疲れてしまうのでおすすめできません。

いくら綿棒浣腸しても便秘が解消されないときは、イチジク浣腸を検討します。

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イチジク浣腸

イチジク浣腸とは、おしりの穴に薬液を入れて、腸の壁面をすべりやすくし、また、腸を刺激して働きを活性化させることで、うんちを出す医薬品です。

0歳の赤ちゃんでも使える上に即効性があるため、便秘解消の特効薬と言えます。

一方で、使い方を間違えると、赤ちゃんの身体に負担をかけてしまうため、正しい方法を覚えておく必要があります。

イチジク浣腸の選び方

イチジク浣腸は、赤ちゃん用、子供用、大人用、高齢者用など多くの種類が販売されています。

乳児期(0歳)の赤ちゃんの場合は、赤ちゃん用のイチジク浣腸10gを購入してください。

イチジク浣腸はいつから使える

新生児期から使うことができます。

ただし、赤ちゃんに先天性の病気がある可能性を考え、初めてイチジク浣腸を使うときは、事前に小児科の医師に相談してください。

腸重積症やヒルシュスプルング病などを抱える赤ちゃんにイチジク浣腸を使用することは、絶対に避けてください。

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イチジク浣腸を使うタイミング

綿棒浣腸と同様、「便秘が○日続いたら使用する。」というルールや基準はありません。

小児科の医師からは、赤ちゃんの便秘が3~4日以上続くと、イチジク浣腸の使用を検討するよう伝えられることが多くなっています。

ただし、自然にウンチを出せるのが一番なので、まずは、マッサージや綿棒浣腸などを試してください。

それでも便秘が解消されず、おなかが張って赤ちゃんがぐずりだしたら、イチジク浣腸の使用を検討します。

イチジク浣腸の使い方

イチジク浣腸に必要な物と手順・コツは、以下のとおりです。

準備しておくもの

  • イチジク浣腸
  • タオル(おしりの下に敷きます。)
  • ガーゼ(浣腸をした後、ウンチが噴き出すのを防ぐために、赤ちゃんのおしりを塞ぎます。)
  • 紙おむつ(ウンチの受け皿用と、ウンチの後に履かせる用の2枚準備しておきます。)
  • おしりナップ(ウンチが出た後におしりをきれいにします。)
  • ベビーオイル(浣腸のノズルに塗って、おしりの穴に入れやすくします。)

使用の手順とコツ

赤ちゃんは浣腸の途中で暴れることがあるので、使用するときはなるべく複数で対応してください。

  1. 浣腸する人は、石鹸で手を洗っておく
  2. 浣腸をお湯に入れ、赤ちゃんの体温と同じくらい(37度前後)まで温める(熱すぎたり冷たすぎたりすると、赤ちゃんがびっくりしてしまい、うまく浣腸できないことがあります。)
  3. タオルを敷き、紙おむつを置いて、赤ちゃんを寝かせる(おむつを替えるときのあおむけ姿勢で寝かせます。)
  4. 浣腸のノズル(おしりの穴に入れる部分)にベビーオイルを塗る(浣腸がスルリとおしりの中に入るようにするためです。量が少ないと、ノズルがすんなり入らず、おしりの周りや中を傷つけてしまうことがあります。)
  5. 浣腸のノズルを赤ちゃんのおしりの中に入れ、膨らんだ部分を押して薬を注入する(ノズルがすべて隠れるくらいまで入れます。赤ちゃんは、慣れない刺激で緊張し、おしりに力を入れる傾向があるので、赤ちゃんが息を吐いて力がゆるむタイミングでスッと入れましょう。)
  6. 薬の半分の量(5g。0歳時が1度の浣腸で使用できる量は薬の半分の量です。)入れたらおしりの穴からノズルを抜き、ガーゼでおしりの穴をおさえて、赤ちゃんが便意をもよおすのを待つ。(ウンチが吹き出ることもあるので、ガーゼでしっかり押さえましょう。)
  7. ウンチが出たら、赤ちゃんのおしりをおしりナップでキレイにして、新しいオムツを履かせる
  8. 浣腸した人は、赤ちゃんに触れる前に手を石鹸で洗う

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まとめ

綿棒浣腸やイチジク浣腸は、赤ちゃんの便秘を解消する方法として有効です。

しかし、正しいやり方をしないと赤ちゃんに負担をかけてしまうこともあるため、事前に準備物や手順を頭に入れておき、できる限り小児科の医師に相談した上で実行してください。

なお、浣腸をしたからといって100%便秘が解消されるわけではありません。

また、浣腸は、あくまで便秘解消のための臨時の手段です。

最も効果が高い便秘対策は、日々の食事や生活リズムの改善なので、その点、意識しておくようにしてください。