赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?ひどい時の対策、後追いしないと自閉症?

赤ちゃん 後追い いつから いつまで 酷い しない 自閉症

「赤ちゃんが四六時中ついて来るので家事ができない。」、「危なくて目が離せない。」と悩むお父さんお母さんは多いものです。

赤ちゃんがお父さんやお母さんの後を追いかけるのは、「後追い」と呼ばれる行動です。

余裕がある時は可愛いですが、家事や他のきょうだいのことなどで忙しいときに後追いされると、つい感情的に叱りつけたり、赤ちゃんを制止せず怪我をさせてしまったりすることがあります。

また、後追いの原因が分からず、「後を追ってこないといけないくらい、寂しい思いをさせているのだろうか。」、「病気や心の異常ではないか。」などと心配になるお父さんお母さんもいます。

この記事では、赤ちゃんの後追いの原因、後追いがいつから始まっていつ終わるか、後追いが酷い時の対処法、後追いがない時の原因について紹介します。

赤ちゃんの後追いとは

赤ちゃん 後追いとは

赤ちゃんの後追いとは、ハイハイや徒歩で、お父さんやお母さんなどの後をついて回ることです。

後追いの対象となるのはお父さんかお母さんが多いですが、いつも身近にいて世話をしている人であれば、祖父母やおじおばのこともあります。

後追いを始めた赤ちゃんは、自分のそばを離れようとするお父さんお母さんの後を大きな声で泣いたりぐずったりしながら追いかけたり、姿が見えなくなったお父さんお母さんを探して部屋中を動き回ったりします。

お父さんお母さんが傍に来てくれないと、パニックや癇癪を起こすことも珍しくありません。

赤ちゃんの傍に寄って、抱っこしてあやしてあげると落ち着きますが、一人にするとまた後追いを始めます。

そのため、赤ちゃんが起きている間は常に傍にいないといけなくなり、他の仕事が溜まってストレスを募らせる人も少なくありません。

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赤ちゃんの後追いの原因

赤ちゃん 後追い 原因

赤ちゃんが後追いを始めるのは、お父さんお母さんなど大切な人と離れたくないからです。

父子・母子分離不安

赤ちゃん 後追い 原因

赤ちゃんは、月齢を重ねるにつれて、いつも傍にいてくれる親とそれ以外の人を区別できるようになり、また、親が自分にとって大切な存在であることを認識します。

そして、お父さんお母さんに対して、「いつも一緒にいてくれる。」、「困ったときはすぐ駆けつけて助けてくれる。」という信頼感や安心感を抱くようになります。

しかし、乳児期の赤ちゃんが安心感を抱いていられるのは、基本的には「お父さんお母さんがそばにいるときだけ」です。

一般的な大人であれば、大切な人と一時的に離れることになっても、「また会える」ことが分かっているため不安や心配をそれほど感じません。

しかし、赤ちゃんは、離れた後に「また会える」ことを理解することができません。

そのため、お父さんお母さんの姿が見えなくなると、「ずっと会えなくなってしまうのではないか。」という大きな不安を感じ、「大好きなお父さんお母さんと一緒にいたい」という気持ちに突き動かされて必死で後を追いかけてくるのです。

後追いは親への愛着や運動機能が順調に育まれている証

赤ちゃん 後追い 原因

通常、赤ちゃんが後追いするのは、お父さんお母さんなどいつも傍にいてお世話をしてくれる人だけです。

つまり、後追いは、赤ちゃんがお父さんお母さんなど大切な人とそれ以外の人を区別する力を身につけている証であり、大切な人との愛着形成がうまく形成された証でもあります。

また、後追いするには追いかける力が必要です。

具体的にいうと、ズリバイやハイハイなどの移動手段を獲得していないと、後追いはできません。

したがって、後追いができるということは、赤ちゃんの運動機能が順調に発達している証でもあるのです。

赤ちゃんが後追いする時期はいつからいつまで(生後何ヶ月)

赤ちゃん 後追い 時期

赤ちゃんは、生まれてすぐに後追いをするわけではありません。

後追いの時期はいつから

赤ちゃん 後追い いつから

赤ちゃんが後追いを始める標準的な時期は、生後7ヶ月頃です。

赤ちゃんが後追いを始めるには、大切な人とそれ以外の人を区別することができ(人見知り)、後を追いかけるだけの運動機能が発達(ズリバイやハイハイなど)していなければなりません。

人見知りが始まるのは生後6ヶ月~生後7ヶ月頃

赤ちゃんが人見知りを始めるのは、個人差はありますが、生後6ヶ月~生後7ヶ月頃が一般的です。

視力が向上して顔で人を区別できるようになり、見知らぬ人に好奇心と怖さを感じて葛藤することで人見知りを始めるのです。

また、人見知りを始めると、大切なお父さんお母さんが傍にいないと強い不安を感じるようになり、後追いの素地ができあがります。

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ズリバイやハイハイが始まるのは生後7ヶ月~生後8ヶ月

赤ちゃんがズリバイやハイハイを始める時期は、個人差はありますが、一般的には生後7ヶ月~生後8ヶ月頃です。

ズリバイやハイハイを始めると、寝返りや寝返り返りでゴロゴロと移動することしかできなかった頃に比べると移動範囲が格段に広がります。

顔を前に向けて移動することができるようになり、お父さんお母さんの姿を視界にとらえたまま動き回ります。

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後追いの時期はいつまで

赤ちゃん 後追い いつまで

後追いが最も多く激しい時期は、個人差はありますが、生後9ヶ月から生後1歳頃までが一般的です。

生後1歳を過ぎると、「お父さんお母さんは、そばにいなくても自分のことを大切に思ってくれている。」、「いなくなっても、すぐ戻ってきてくれる。」ということを少しずつ理解できるようになり、後追いが落ち着いていきます。

なお、後追いには、物の永続性の獲得が関係していると指摘する人もいます。

物の永続性とは、視界から消えた人や物が「目には見えなくても存在し続けている」ことを理解する能力です。

物の永続性が獲得されるのは生後8ヶ月頃とされており、獲得後は徐々に後追いが少なくなるとされています。

赤ちゃんの後追いの対策

赤ちゃん 後追い 対策

赤ちゃんが後を追ってくるのはとても可愛いものです。

しかし、四六時中後追いされると家事など他の仕事に支障が出ますし、後追い中に壁に頭をぶつけるなどしてケガをするリスクも高くなります。

そこで、赤ちゃんの後追い対策についても触れておきます。

赤ちゃんから見える範囲にいる

赤ちゃん 後追い 対策

赤ちゃんは、お父さんお母さんがそばにいなくても、姿が見えていれば落ち着いていられることがあります。

赤ちゃんの傍を離れるときは、ドアや襖を開けるなどして、できるだけ赤ちゃんの視界の範囲内にいてあげましょう。

洗濯機の操作、部屋や風呂の掃除など、赤ちゃんから見えない場所で行う必要がある作業については、赤ちゃんが寝ているときや、一人で機嫌良く一人で遊んでいるときなど見計らって行うようにします。

それ以外の状況で赤ちゃんの傍を離れる場合、赤ちゃんが泣きだしたらすぐ駆けつけられるようにしておきましょう。

赤ちゃんに声をかける

赤ちゃん 後追い 対策

赤ちゃんに声をかけることも後追い対策として有効です。

赤ちゃんの傍を離れる前に、「ちょっと待ってね。」、「すぐ戻るからね。」などと声をかけ、離れている時も「もうちょっとだよ」、「良い子だねえ」などと声をかけてあげるのです。

赤ちゃんは、言葉を学習していないため、声かけの意味を理解することはできません。

しかし、お父さんお母さんなど身近な人の声は認識することができるため、声が聞こえると、姿は見えないけど近くにいることを理解し、少しの間なら待ってくれることがあります。

離れる前の声掛けを続けていると、赤ちゃんは「あ、またいなくなるんだな。でもすぐ帰ってくるし大丈夫だ。」ということを学習し、少しずつ一人で待っていられるようになります。

おもちゃを活用する

赤ちゃん 後追い 対策

赤ちゃんが好きなおもちゃを渡しておくと、少しの間ならおもちゃに夢中になっていてくれます。

ただし、スマホは要注意です。

スマホは、「画面が動き、音が出て、赤ちゃんの腕力でも持てる」など赤ちゃんを魅了する要素がたくさんあります。

そのため、スマホで遊ばせるとすぐ夢中になって手放せなくなり、大人でも問題になっているスマホ依存に赤ちゃんが陥るリスクがあります。

スマホ依存が赤ちゃんに与える影響には、言葉や情緒の発達が遅れる、視力が低下する、電磁波の影響を受けるなどがあり、いずれも赤ちゃんの成長発達に悪影響を及ぼしかねません。

スマホ育児を完全に否定するものではありませんが、使い方は十分に検討してください。

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後追いが酷いときは抱っこひもを活用する

赤ちゃん 後追い 対策

後追いが酷い時期の赤ちゃんは、少しでもそばを離れると断末魔の叫び声のような泣き声を出しますし、泣き叫びながら後をついてきます。

後追いがひどい時期は、赤ちゃんのことが気になって家事が手につかないことや、イライラしがちです。

そんなときは、抱っこひもで赤ちゃんをおんぶしてあげましょう。

赤ちゃんは、お父さんお母さんと一緒にいられることで落ち着きますし、お父さんお母さんも、少し体はきついですが、落ち着いて家事や用事に取り組むことができます。

赤ちゃんが後追いしない場合

後追いしない 赤ちゃん

赤ちゃんは、程度の差はあっても、成長発達の過程で後追いをするものです。

後追いをまったくしない場合は、赤ちゃん自身または家庭環境に問題がある可能性を疑います。

自閉症スペクトラムなど発達障害の可能性

赤ちゃん 後追いしない

後追いをしないだけでなく、以下のような症状が赤ちゃんに見られる場合は、自閉症スペクトラムなど発達障害の可能性があります。

  • 人見知りをしない
  • 周囲の人に関心を示さない
  • 発語が遅い(オウム返しが続く)
  • 目線が合わない
  • 指差しをしない
  • 一人遊びが多い
  • 人のまねをしない
  • 逆転バイバイ(手のひらを自分の方に向けてバイバイする)
  • 名前を呼んでも振り向かない
  • 表情が乏しい
  • 落ち着きがない(常にせわしなく動いていて、よく怪我をする)
  • 睡眠時間が短い
  • かんしゃくを起こす
  • こだわり行動(くるくる回る、手のひらを目の前でひらひらさせるといった反復行動、特定の記号や印に注目して突っ込んでいくといった興味の限局、道順や配置にこだわる順序固執など)

複数の症状があれば100%自閉症スペクトラムというわけではありません。

しかし、可能性があることは念頭に置き、早めに小児科を受診して相談するようにしてください。

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家庭環境の問題

赤ちゃん 後追いしない

家庭環境の問題とは、赤ちゃん自身の心身に問題がないにも関わらず、置かれた環境が原因で後追いしないことがあるという意味です。

夫婦仲が悪く家庭内が殺伐としている、ネグレクト(育児放棄)や身体的な虐待を受けているなど、家庭環境に問題がある場合、赤ちゃんは家庭の中で安心感を抱くことができず、親子の愛着関係や信頼感も育まれません。

また、危害を加えられているような場合には、後追いしないだけでなく、お父さんお母さんを避けるようになることもあります。

親以外に後追いする

赤ちゃん 後追いしない

大家族の中で親族から可愛がられていたり、おじいちゃんおばあちゃんに育てられたりする場合は、お父さんお母さん以外を後追いすることがあります。

赤ちゃんが後追いするのは、「愛着の対象となっている大切な人」なので、それがお父さんお母さん以外でも問題はありません。

ただし、今後、お父さんお母さんが赤ちゃんを育てる見込みの場合は、早いうちから赤ちゃんとの時間をたくさん持ち、後追いされるくらいの愛着関係を築いておかないと、その後の親子関係に深刻な影響を及ぼすことになります。

まとめ

赤ちゃんの後追いは、成長発達の過程の中で見られる健全な行動であり、大切な人(身近な人)とその他を区別することができるようになり、自由に動き回ることができるようになったことの証です。

後追いが始まる時期は生後7ヶ月頃、落ち着くのは生後9ヶ月から1歳頃です。

後追い対策としては、赤ちゃんが見える範囲にいる、声をかける、おもちゃを活用する、抱っこ紐などが有効です。

なお、まったく後追いしない場合、自閉症スペクトラムなど発達障害の可能性を念頭に置き、赤ちゃんの行動を慎重に観察し、早めに小児科に相談してください。

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