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乳児期の子育て

赤ちゃんの頭の形はいつまで治る?いびつ、長い、へこみ、絶壁の矯正法は?

赤ちゃんの頭の形

赤ちゃんが生まれてまもない頃は、生みの苦しみや「元気に生まれてきてくれてありがとう。」という気持ちから、目の前の赤ちゃんがとにかく可愛くて仕方ないものです。

しかし、日常性に赤ちゃんのお世話をするうちに、「あれ、うちの子、何だか変かな?」と思い始めることがあります。

特に、お父さんお母さんが気にしがちなのが、赤ちゃんの頭の形です。

子育て関連の雑誌やテレビのCMに登場する赤ちゃんと自分の子を見比べて、「うちの赤ちゃん、頭の形がいびつだなあ。」、「他の子に比べて長いし、へこみもある。」、「後頭部が絶壁だけど、このまま大きくなるのかな。」などと思うことは珍しいことではありません。

赤ちゃんは一人ひとり個人差があり、頭の形だって「妙に長い」、「へこみがある」、「形がいびつ」、「ボコボコしている」、「後頭部が絶壁になっている」など差があって当たり前です。

また、大人に比べると頭が柔らかいので、生まれたての頃は綺麗な頭の形をしていても、ちょっとした刺激で形が変わってしまうことがあります。

例えば、毎日、顔を同じ方向に向けて寝るだけでも簡単に頭の形が変わります。

では、どうして赤ちゃんの頭の形がいびつになるなどするのでしょうか?

また、いつまでなら頭の形を治す(矯正)することができるのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんの頭の形が変形する原因と治し方について紹介します。

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赤ちゃんの頭が変形する原因

赤ちゃんの頭が変形していびつになることを、頭蓋変形と言います。

頭蓋変形は、①病気以外の原因による頭蓋変形(位置的頭蓋変形症)と②病気を原因とする頭蓋変形があります。

位置的頭蓋変形症は、後者はさらに先天性のものと後天性のものに分類されますが、いずれも、赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかく固まりきらない時期に外から刺激が加えられることで起こります。

先天性の位置的頭蓋変形症の原因

まず、先天性の位置的頭蓋変形症の原因を見ていきます。

子宮の中が狭い

お母さんの子宮が狭いと胎児が動き回る空間が制限され、頭の形が歪むことがあります。

初産の女性は経産婦よりも子宮が狭く、初めての赤ちゃんは2人目の赤ちゃんよりも頭の形がいびつに生まれてくる確率が高くなっています。

また、双子を妊娠すると、本来は一人分の大きさの子宮で胎児2人が過ごすことになり、頭が押し付けられるなどして形がいびつになりがちです。

分娩時に強い外圧がかかる

分娩時、赤ちゃんの頭が産道に挟まれて抑え付けられ、赤ちゃんの頭が長くなることがあります。

巨大児や出産予定日を過ぎて生まれた赤ちゃんの場合、頭が大きくなりすぎて産道を通り抜ける時に頭の形が変形することが多くなります。

また、逆子の場合も頭が長くなる傾向があります。

後天性の位置的頭蓋変形症の原因

次に、後天性の位置的頭蓋変形症の原因です。

長時間同じ向きで寝かせる

生まれたばかりの赤ちゃんは、一日の大半を寝て過ごします。

首をはじめ全身の運動機能や筋肉が未熟で、自分の意思で頭を左右に振ることも寝返りを打つこともままならない状態なので、親に寝かせられた状態のまま長い時間を過ごすことになります。

そのため、赤ちゃんの顔を同じ方向にばかり向けて寝かせていると、自分の頭の重さで布団と接している部位が圧迫されて形が変形してしまいます。

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いつも仰向けに寝かせる

日本では、赤ちゃんを固めのベッドや布団に仰向けに寝かせることが多いため、他の国の赤ちゃんと比較すると短頭症 (いわゆる後頭部が絶壁になった状態)になりやすい傾向があります。

赤ちゃんの頭の重さで布団に接した後頭部が圧迫され、形が変化してしまうのです。

実は、赤ちゃんを仰向けに寝かせる習慣は、約20年前に乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが注目されるようになって急速に広まったものです。

それ以前は、赤ちゃんを仰向け、うつ伏せ、横向けなど色々な態勢で寝かせるのが一般的で、現在ほど赤ちゃんの後頭部が絶壁になり、親がそれに悩むということはありませんでした。

なお、赤ちゃんのうつ伏せ寝はリスクばかりが注目されがちですが、正しい方法で実践すれば頭の形を整える効果があり、赤ちゃんの運動機能や筋肉の発達にも効果を発揮することが分かっています。

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いつも同じ向きで抱っこしている

赤ちゃんを同じ向きでばかり抱っこしていても、赤ちゃんの頭の形はいびつになります。

親の腕や身体に触れている部位が圧迫され、変形してしまうのです。

特に、抱っこして寝かせたり授乳したりする時に同じ方向ばかりだと、短い期間のうちに頭の形が左右非対称になってしまいます。

頭を打った、ぶつけた

赤ちゃんの頭は柔らかいので、少しぶつけただけでも簡単に形が変わってしまいます。

中には、傷跡が大きくて、将来的に頭の歪みが残る場合もあります。

赤ちゃんが頭を打った場合は、頭の形よりもまず、おちついて赤ちゃんの状態をチェックし、受診が必要がかどうかを見極める必要があります。

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病気を原因とする頭蓋変形

病気が原因で赤ちゃんの頭の形がいびつになることもあります。

赤ちゃんの頭の形を変形させる主な病気は、小頭症、狭頭症、水頭症です。

小頭症

小頭症とは、脳の発達遅滞または停止によって、頭(頭囲)が異常に小さい状態のことです。

生まれた頃に頭が小さいだけでなく、年月が経過しても年齢に見合った大きさにならず、知的障害やけいれん発作などを伴うこともあります。

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狭頭症

狭頭症とは、頭の骨と骨の縫合(かみ合わせ)が早期にくっつく(癒合)、縫合の一部が欠けるなどによって頭蓋骨が脳の発育に合わせた発達をせず、頭の形がいびつになった状態のことです。

顔面の変形や眼球突出などを伴うこともあります。

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水頭症

水頭症とは、頭の中に脳脊髄液が異常に留まる病気です。

留まった脳脊髄液により脳室が膨らんで頭蓋骨が内側から押し広げられ、頭が大きくなってしまいます。

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いびつな頭の形のパターン

病気ではない頭蓋変形(位置的頭蓋変形)には大きく3つの種類があります。

斜頭症

斜めに頭が斜めに成長し、頭の形が左右非対称に歪んだ状態です。

赤ちゃんの多くが経験する頭蓋変形ではありますが、歪みが激しい場合は治療が必要になることもあります。

また、目や耳の位置が異なるなど、顔にも影響が大きく出ることがあり、引け目を感じたり、周囲のからかいの対象になってしまったりすることもあります。

短頭症

短頭症とは、後頭部全体が平になり、頭頂部が突出した状態です。

いわゆる絶壁、絶壁頭とは短頭症のことを指します。

長時間、あお向けで寝続けることで起こりやすい頭の形で、特に日本人の赤ちゃんには多い傾向があります。

長頭症

長頭症とは、鼻から後頭部までが長くなり、両耳がペシャッとなった状態です。

長時間、横向きで寝続けることで起こりやすい頭の形です。

なお、低体重出生児の場合、生まれて間もない時期を新生児集中治療室(NICU)で過ごすことがありますが、NICUでは、赤ちゃんを横向けに寝かせることが多いため、長頭症になりやすい傾向があります。

赤ちゃんの頭の形を治す(矯正)時期はいつまで?

分娩時に狭い産道内で頭がつっかえないよう、赤ちゃんの頭蓋骨は何枚かの骨が合わさって形成されています。

そのため、生まれて間もない頃の赤ちゃんの頭はとても柔らかく、ちょっと力を加えただけで簡単に形が変わります。

しかし、生後7ヶ月頃になると、頭蓋骨を形成する骨がくっついて固くなっていきます。

また、赤ちゃんは、生後3~4ヶ月で首すわりが完成すると、生後4~5ヶ月で寝返りや寝返り返りを覚え、生後6~7ヶ月でお座りできるようになるなど、できることが増えていき、親が静止しても言うことを聞かずあちこち動き回るようになります。

特に、寝返りやお座りができるようになると、「頭の形を治したいからじっとしてて」と頼んでも、言うことを聞いてくれません。

頭蓋骨の成長と運動機能の発達を踏まえると、赤ちゃんの頭の形を親の努力で治すことができるのは、生後6ヶ月頃までが目安となります。

ただし、月齢を経るにつれて頭蓋骨は硬くなり、赤ちゃんの動きも活発になるので、できるだけ早い時期から頭の形の矯正を始めた方が効果は上がりやすいです。

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赤ちゃんの頭の形を治す(矯正する)方法

赤ちゃんの頭の形を治す(矯正する)方法は、以下のとおりです。

  • 抱っこやうつぶせ寝により頭を圧迫する時間を減らす
  • ベビーピロー(ドーナツ枕)を使う
  • タオルケットやクッションを赤ちゃんの身体とベッドの間に挟む
  • 赤ちゃんの視覚や聴覚を刺激して、自発的に頭の向きを変えさせる

抱っこやうつぶせ寝により頭を圧迫する時間を減らす

物理的に赤ちゃんの頭の形が変形する要因を取り除く方法です。

親の意識次第で手軽に実践できる上、斜頭症、短頭症、長頭症すべてに効果を発揮します。

ただし、低月齢の赤ちゃんにうつぶせ寝をさせるのはリスクが高く、うつ伏せに寝かせる時は常に見守りが必要です。

また、四六時中赤ちゃんを抱っこしているのは現実的ではありません。

赤ちゃんの成長と親の繁忙度に応じて、できる範囲で対応しましょう。

ベビーピロー(ドーナツ枕)を使う

短頭症には、ベビーピロー(ドーナツ枕)に寝かせる方法が有効です。

ドーナツ枕は、柔らかめのビーズが入っていて、赤ちゃんの頭の形に合ったものを選びます。

枕が硬かったり、中央の穴が深かったり大きすぎたりすると、頭の形がさらにいびつになるリスクがあります。

また、枕が高すぎると首が圧迫されて成長に悪影響を及ぼすことがあります。

ネット購入は避けて、直接、赤ちゃんと一緒にベビーショップへ行き、赤ちゃんの頭に合う枕を見つけてあげましょう。

タオルケットやクッションを赤ちゃんの身体とベッドの間に挟む

斜頭症や短頭症には、タオルケットやクッションを赤ちゃんの身体とベッドの間に挟み、身体の向きを変えてやる方法が有効です。

赤ちゃんの頭の歪みやでっぱりの気になる部位が下になるように寝かせ、タオルケットやクッションを挟んで赤ちゃんの身体の向きを調整します。

タオルケットは丸めて細長くしたものを何枚か使用すると、微調整が可能です。

こうして身体を斜めにして寝かせると、赤ちゃんが向き癖のある方向を向かずに済みます。

赤ちゃんの視覚や聴覚を刺激して、自発的に頭の向きを変えさせる

赤ちゃんは、生まれる前から周囲の音を聞き分けており、生後2ヶ月頃には視力も向上してきます。

向いてほしい方向に赤ちゃんの好きなおもちゃを置いたり、音楽を流したりすることで、赤ちゃんの顔の向きを調節することができます。

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まとめ

赤ちゃんの頭の形がいびつになったりボコボコしたりするのは珍しいことではありませんが、親としては、何とか治してやりたいと思うものです。

病気以外を原因とする頭の形は、生後6ヶ月頃までなら親の努力次第で矯正が可能なので、赤ちゃんが嫌がらない範囲で実践してみましょう。

なお、病気が原因で頭の形がいびつになっていることもあるので、赤ちゃんの頭の形が気になる場合は、まず、小児科に相談してください。

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