赤ちゃんのおならが臭い原因は?便秘、離乳食、下痢のせい?

赤ちゃん おなら 臭い 多い

育児経験がないと意外と知らないことの一つに、「赤ちゃんのおならはとても臭い。」ということがあります。

赤ちゃんは、目に入れても痛くないほど愛らしく、食べてしまいたいほどカワイイ存在ですが、アイドルではありませんのでウンチもすればおならもします。

赤ちゃんのおならは回数が多く、「ブー」、「ブリブリブー」などと大人顔負けの大きな音が出ることもあります。

病気が原因でおならが出ることもあるため、赤ちゃんが日常的におならをしていると心配になる新米お父さんお母さんは多いものです。

どうして赤ちゃんはたくさん臭いおならをするのでしょうか。

この記事では、赤ちゃんのおならが臭い原因、対応、注意したいおならについて紹介します。

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おならとは

おならとは、腸管の中に溜まっていた気体がお尻(肛門)から排出されたものです。

おならの成分は、飲み込んだ空気(主に窒素)、腸内細菌によって食物が分解されて生じたガス、水蒸気などです。

おならが出るのは、胃腸などの閉塞がなく正常に機能している証であり、おならが出ることで胃腸の圧迫感も解消されます。

赤ちゃんのおならが臭い理由

食べた物は、小腸の腸内細菌によってアミノ酸と水分に分解されて吸収された後、残りカスや細菌の死骸などが大腸で発酵し、臭い成分となるガスが発生します。

そして、食べ物の残りかすや細菌の死骸などは大便として排泄され、大腸で発生したガスがおならとして排出されます。

おならの成分の多くに臭いはありませんが、アンモニア(トイレの臭い)、トリメチルアミン(魚が腐った臭い)、メルカプタン(玉ねぎが腐った臭い)、硫化水素(卵が腐った臭い)などの一部の成分が強い臭いを発生させています。

赤ちゃんのおなら

赤ちゃんは、授乳時や離乳食を食べたときなどに空気をたくさん飲みこんでいます。

特に、生まれたての赤ちゃんは、哺乳反射という生まれつき備わった原始反射で母乳やミルクを飲んでおり、上手に飲むことができず大量の空気を一緒に飲み込んでいます。

また、赤ちゃんはよく泣きますが、泣くときにも空気を飲み込んでいます。

飲み込んだ空気はお腹に溜まって胃腸を圧迫し、赤ちゃんが不快さを感じる原因となりますが、おならとして体外へ放出されることで圧迫感が解消します。

新生児のおならは臭くない

赤ちゃんは、新生児期からおならをしますし、回数も大人と変わりません。

しかし、実は、新生児期の赤ちゃんのおならは臭くありません。

理由は、母乳やミルクの消化が良い(腸内に留まる時間が短い)ことと、腸内に善玉菌がたくさんあることです。

母乳やミルクの消化が良い(腸内に留まる時間が短い)

母乳やミルクは液体なので、短時間のうちに腸内で分解されます。

一方で、新生児の小腸は未熟でアミノ酸や水分の吸収効率が悪く、母乳やミルクが腸内に留まっている時間が短いため、発酵しておならの臭いの素になるガスを発生させる前に体外へ排泄されます。

その結果、おならに臭い成分があまり含まれないのです。

腸内に善玉菌がたくさんある

新生児の腸内には、生まれたときにお母さんからもらった善玉菌がたくさんあります。

このお母さん由来の善玉菌が活動することにより、おならがあまり臭くならないと考えられています。

赤ちゃんのおならが臭い原因

赤ちゃんのおならが臭くなるのは、生後2ヶ月~生後5ヶ月頃にかけてです。

赤ちゃんのおならが臭くなる原因について確認していきましょう。

おならが臭い原因:腸の機能の発達

月齢を経るにつれて、お母さん由来の善玉菌の効果が薄れる一方で赤ちゃんの腸の機能が発達し、アミノ酸や水分の吸収効率が高まります。

アミノ酸や水分の吸収効率が高まると、ウンチの水気が減って、腸内にウンチ(食べ物の残りかすや細菌の死骸など)が留まる時間が伸びます。

また、腸の発達に伴ってウンチを排泄する蠕動運動(ぜんどううんどう)も活発になり、大きなウンチでも排泄できるようになります。

このように、腸の発達によってアミノ酸や水分の吸収効率が高まり、蠕動運動が活発になってウンチを腸内に留めておける時間が長くなって、おならの臭いの素になるガスが発生する量が増えることで、赤ちゃんのおならが臭くなっていくのです。

なお、赤ちゃんの月齢ごとのうんちの回数と量は、以下のとおりです。

月齢 ウンチの回数 ウンチの量
新生児~生後1ヶ月 5~7回/日 5~15g
生後2ヶ月~4ヶ月 3~5回/日 20~40g

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赤ちゃんのうんちの色、におい、硬さ、回数は?異常のサインは?

おならが臭い原因:便秘

便秘になると、母乳やミルクが腸内に留まる時間が長くなって発酵が進むことにより、おならは臭くなります。

便秘をした赤ちゃんのうんちは、腸内で発生したトリメチルアミン、メルカプタン、硫化水素などのガスの影響で、食べ物が腐った臭いがします。

なお、赤ちゃんのうんちの回数は、体調によって変化します。

普段は1日に3~4回のうんちをしていた赤ちゃんが、1日に1~2回や2日に3回などうんちの回数が減ることは珍しいことではありません。

赤ちゃんが元気にしていれば特段の対応は必要ありませんが、頻繁にうんちの回数が減る赤ちゃんの場合、それが便秘だと気付かないこともあります。

おならが臭い原因:ミルク

各メーカーが赤ちゃん用のミルクを製造販売していますが、商品によって成分が微妙に異なっています。

そのため、飲ませているミルクの種類によっておならの臭いが異なることがあります。

特に、飲ませるミルクを他社製品に変更した場合、おならの臭いの変化に気づきやすいものです。

また、ミルクは、母乳よりも消化に時間がかかるものが多く、母乳から混合またはミルクのみに切り替えた場合も、おならが臭くなったと感じることが多くなっています。

おならが臭い原因:お母さんの食事

母乳育児の場合、お母さんの食生活が赤ちゃんの便秘を招くことがあります。

カロリーが高く、消化が悪い食事を続けると母乳成分が変化し、その母乳を飲んだ赤ちゃんが便秘になったり、おならの臭いが変化したりします。

例えば、お母さんが肉・魚・あぶらもの・乳製品など脂っこい物を食べると母乳の消化吸収が悪くなり、赤ちゃんの腸内に留まる時間が長くなって発酵が進み、おならが臭くなることがあります。

また、ニンニクやニラなど強い臭いがある食べ物を食べたり、タバコを吸ったりすることで、臭い成分が母乳を通して赤ちゃんの体内へ入り、おならの臭いが変化します。

消化に悪い物ばかり食べたり野菜や果物が不足したりすると、母乳の消化吸収が悪化して赤ちゃんが便秘になっておならが臭くなることも多いものです。

赤ちゃんのおならが臭い原因:下痢

下痢になると腸内に悪玉菌が増殖し、母乳やミルクの分解効率が低下する上にアミノ酸や水分の吸収効率も悪くなり、酸っぱさと生臭さが混ざったような臭いのウンチが出ます。

おならもウンチと同じような臭いを発します。

なお、新生児のうんちは健康な状態でも水っぽく、下痢か健康なウンチなのかの見極めが難しいものです。

基本的には、普段のウンチよりも色が薄くなり、固さがオムツから漏れ出すくらい柔らかく水っぽくなり、、回数が増えた場合に、下痢の可能性があると考えますが、判断がつかない場合はかかりつけ医に相談してください。

おならが臭い原因:離乳食

離乳食を始めると、赤ちゃんのおならの臭いが、大人のおならの臭いと同じになっていきます。

赤ちゃんは、生後5ヶ月頃になると離乳食を開始し、栄養摂取の方法を母乳やミルクを「飲む」ことから食べ物を「食べる」ことへ変えていく練習を始めます。

離乳食は、柔らかく水分が多いとはいえ固形物に近いので、母乳やミルクに比べて消化に時間がかかります。

そのため、腸内に留まる時間が長くなって発酵が進み、臭いの原因となるガスが発生して、おならの成分として体外へ排出されるようになります。

なお、離乳食を開始した当初は、水分の吸収量の調節がうまくいかず、体内の水分が不足して便秘がちになり、便秘が原因でおならが臭くなることもあります。

関連記事

離乳食初期(5~6ヶ月・ゴックン期)の進め方!おすすめ食材や簡単レシピ

赤ちゃんのおならが臭いときの対応は

赤ちゃんが臭いおならをするのは、腸が正常に発達した証であり、基本的には温かく見守ってあげましょう。

便秘が続くときは、赤ちゃんのお腹を「の」の字にマッサージしたり、綿棒の先にベビーオイルを塗って肛門を刺激する綿棒浣腸をしたりするなど、便秘解消法を試してみてください。

お母さんの食生活や離乳食によるおならの臭いの変化については、食事や離乳食の内容を改善することで対応します。

下痢については、重い感染症のリスクを考慮し、早めに小児科を受診させて必要な治療をしてもらいましょう。

ずっとおならをしているときは要注意

おならが臭いのは、赤ちゃんが健康な証です。

しかし、赤ちゃんが四六時中おならをし続けている場合は、体調不良や病気が原因になっている可能性があります。

病気かどうかを見極めるポイントは、以下のとおりです。

  • 授乳後にげっぷが出ない
  • いつもおなかが張っていて、赤ちゃんが苦しそうにしている
  • 食欲がない
  • いつもより元気がない
  • 母乳やミルクを噴水のように何度も吐き出す

こうした症状が見られる場合は、迷わず小児科を受診させてください。

特に、お腹の張りには注意してください。

赤ちゃんのお腹が張っている場合、便秘や胃軸捻転の可能性があります。

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胃軸捻転

胃軸捻転とは、胃の上方がねじれて食道が圧迫される病気です。

胃軸捻転は、新生児期から乳児期の赤ちゃんに多い病気で、胃がねじれることで授乳時に飲み込んだ空気をげっぷで出せなくなるため、おならの回数が多くなります。

胃軸捻転の赤ちゃんは、母乳やミルクを噴水のように吐き出す、仰向けに寝かせると機嫌が悪くなるなどの症状が見られるので、早めに受診させてあげましょう。

時間の経過とともに回復することが多いですが、手術が必要になるケースもあります。

まとめ

赤ちゃんのおならが臭いのは腸が健康に発達した証です。

お母さんの食事や離乳食、下痢、下痢や便秘などでおならの臭いが変化することもあるため、赤ちゃんの様子をこまめに観察し、必要に応じて対応してあげましょう。

なお、赤ちゃんのおならが多い原因や、赤ちゃんがおならをして泣く原因については、関連記事で紹介しています。

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