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乳児期の子育て

赤ちゃんの外気浴はいつから?外気浴の意味とねらい、日光浴との違いは?

外気浴 赤ちゃん いつから 意味

外気浴という言葉を聞いたことがありますか?

2000年頃までは、日本の社会全体が、赤ちゃんの日焼けに対する問題意識に乏しく、乳幼児健診において医療関係者が日光浴を推奨するような状態でした。

ところが、紫外線が人の皮膚に与える悪影響が判明するにつれて、赤ちゃんの頃から紫外線対策をしなければならないという認識が社会に浸透し、赤ちゃんの日光浴に対する問題が次々指摘されるようになりました。

こうした状況下で、登場したのが外気浴です。

最近では、小児科の医師や保健師も外気浴という言葉を使うようになり、母子健康手帳の記載も日光浴から外気浴に変更されました。

しかし、「日光浴との違いが分からない。」、「いつから、どれくらい外気浴させれば良いか分からない。」というお父さんお母さんの声は少なくありません。

外気浴と日光浴は何が違い、赤ちゃんに外気浴をさせるねらいはどこにあるのでしょうか。

このページでは、外気浴の概要、外気浴を始める時期と時間、日光浴との違い、外気浴をさせる時の注意点について紹介します。

外気浴の意味とは

外気浴とは、赤ちゃんに、屋外の新鮮な空気に触れさせることです。

外気浴と書いて「がいきよく」と読みます。

外気浴は、赤ちゃんを外に連れ出すことだけでなく、ベランダや庭に出て外気に触れさせることも含まれる言葉です。

赤ちゃんに外気浴をさせる効果(ねらい)

赤ちゃんに外気浴をさせる効果(ねらい)は、次のとおりです。

  • 周囲の気温の変化に適応できる身体を作る(体温調節機能を向上させる)
  • 皮膚感覚を刺激する
  • 五感が刺激されて、周囲に対する興味関心を持つようになる
  • 決まった時間に外気浴させることで、生活リズムの基礎が身につく

中でも体温調節機能を向上させる効果は、赤ちゃんが健康に過ごすために欠かせないものです。

生まれたての赤ちゃんは、体温をうまく調節できず、気温や室温のわずかな変化にも影響を受けてしまうものですが、適切な時期に適切な頻度で外気浴をさせることで、自力で体温を調節する機能を身につけていきます。

赤ちゃんの外気浴はいつから

赤ちゃんに外気浴をさせる時期は、生後2週~生後1ヶ月頃が一般的です。

生後1週までは、赤ちゃんが外の世界に適応するための期間です。

病院から退院して帰宅する以外の外出は控え、室温や湿度が適切に保たれた刺激の少ない環境でゆっくり過ごさせてあげましょう。

また、生後2週間以降であっても、赤ちゃんの健康状態、体調、機嫌などを慎重に観察して、外気浴させるかどうかを判断することが大切です。

出生時に異常が見つかったり、退院前後で体調を崩したりした赤ちゃんの場合は、慎重に対応する必要があり、外気浴をさせる前に小児科医や保健師に相談しておいた方が良いでしょう。

新生児期(生後0ヶ月)の外気浴

新生児のうちは、いきなり外出させるのではなく、最初はベランダの窓を開けて1~2分くらい外気に触れさせることから始めます。

赤ちゃんが嫌がらないようなら少しずつ時間を伸ばしていきますが、長時間の外気浴は負担が大きいので、長くても10分程度にしておきましょう。

また、真夏の昼間や真冬の夜間など暑すぎたり寒すぎたりする時間帯や、風の強い日や雨の日は避けましょう。

生後1ヶ月からの外気浴

生後1ヶ月頃になったら、赤ちゃんの体調や外の気温を見ながら抱っこで外出させてみましょう。

ちょうど1ヶ月健診が行われる時期なので、初めての外出を1ヶ月健診の日に合わせても良いでしょう。

天候は晴れの日、時間帯は、夏場なら温度が低い午前中や夕方頃、冬場なら午前の遅めの時間を選びます。

最初は、玄関先に出る、家の周りをぐるっと回る、公園まで足を伸ばすというように、少しずつ時間を伸ばしていくことをおすすめします。

新生児期と同じく、長時間は負担が大きいので、朝と夕方の涼しい時間帯に10分くらい外出するのが、お父さんお母さんにもお母さんにも負担が少なくおすすめです。

生後3ヶ月~4ヶ月(首すわり期)からの外気浴

生後3ヶ月~4ヶ月頃に首すわりが完成したら、タテ抱っこしたり、ベビーカーに乗せたりして散歩に出かけられるようになります。

赤ちゃんの体調や天気にもよりますが、20~30分くらいなら外出させても問題ありません。

皮膚の機能も向上してくるので、帽子や日焼け止めで基本的な日焼け対策をしていれば、日光に神経質になることもありません。

ただし、人ごみは何かと刺激が多く、ウィルスや細菌もたくさんいるので避けておきましょう。

特に冬場はインフルエンザやロタウィルスなど症状の重い病気にかかるリスクが高いので、十分に注意してください。

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冬と夏の外気浴のやり方の違い

寒冷地に住んでいる場合や、赤ちゃんが冬に生まれた場合は、寒さ対策を徹底し、日中の比較的暖かい時間を選びつつ直射日光を避けて、外気浴を行う必要があります。

「生後6ヶ月頃まではお母さんにもらった免疫があるから風邪はひかない。」と思い込んでいる人もいますが、風邪にかかりにくいだけで0%ではありませんし、風邪以外の病気になったり、肌や肺に負担をかけたりするリスクもあります。

一方で、温暖地域に住んでいる場合や、赤ちゃんが夏に生まれた場合は、朝夕の涼しい時間帯を選び、直射日光を避け、赤ちゃんの体温や脱水症状に気をつける必要があります。

冬でも夏でも、低月齢の赤ちゃんにとっては、外に出るだけで身体に大きな負担がかかります。

最初はベランダの窓を開けるだけにして、少しずつベランダに短時間だけ出てみる、玄関から出て外の様子を見る、近くの公園まで行くというように慣らしていきましょう。

外気浴と日光浴の違い

日光浴とは、赤ちゃんに太陽の光を浴びさせることです。

外気浴が外気に触れさせることを目的としているのに対し、日光浴は太陽の光を浴びさせることを目的としているところが違っています。

しかし、外気浴をしていれば自然に日光を浴びますし、日光浴をしていれば外気に触れるものです。

新生児期から低月齢の赤ちゃんは、皮膚が未熟で紫外線の悪影響を受けやすいものですが、絶対に日光触れさせてはいけないと考える必要はなく、日光を浴びさせるのは控えめにする意識を持っておけば十分です。

また、過剰な日光浴が健康被害を招くことは実証されていますが、適度に日の光を浴びることは、赤ちゃんの成長に大きなメリットがあるので、月齢を経て皮膚の機能が向上してくれば、日焼け対策をしっかりしながら積極的に外出させてあげましょう。

日光浴の効果は、次のとおりです。

  • カルシウムが骨に沈着するのを促す(太陽光を浴びることで、皮膚内にある物質がビタミンDに変換されて、骨にカルシウムが沈着するのを促す)
  • クル病の予防
  • 新生児黄疸の予防(治療)
  • 昼と夜の区別をつけられるようになる
  • 体内時計を調節する

赤ちゃんが健全に成長発達するために欠かせないものばかりです。

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赤ちゃんに外気浴させる時の注意点

外気浴で注意したいのは、次のとおりです。

  • 赤ちゃんの体調を第一に考える
  • 赤ちゃんに異変があったらすぐに帰る
  • 行先を決めずにブラブラする
  • 授乳、おむつ交換、睡眠時間は外気浴させない

赤ちゃんの体調を第一に考える

新生児期から低月齢の赤ちゃんのお世話で一番大切なことは、赤ちゃんの体調を第一に考えて行動することです。

外気浴をさせる時も、事前に赤ちゃんの調子や機嫌を慎重に観察し、少しでも気になるところがあれば家の中で様子を見ましょう。

育児関連書籍やサイトには、「生後何ヶ月なら何十分くらい外気浴させるのが良い。」といった記載がありますが、あくまでも赤ちゃんの体調が良い時の目安なので、体調不良の時に無理に外気浴させる必要はありません。

赤ちゃんに異変があったらすぐに帰る

新生児期や低月齢の赤ちゃんは、ちょっとした気温の変化などですぐに体調を崩します。

少しでも赤ちゃんに異変があったら、すぐに家へ帰りましょう。

そのためには、遠出は控えて家の近くでのんびり外気浴させることが大切です。

行先を決めずにブラブラする

赤ちゃんの首がすわった後は、30分程度なら外出できるようになりますが、行先を決めてしまうと、ついつい時間よりも目的地に着くことや、着いた後の予定を優先してしまいがちです。

そのため、行き先はなるべく決めず、家の周りを何周かするなど、近場をブラブラしておきましょう。

授乳、おむつ交換、睡眠時間は外気浴させない

赤ちゃんは、生まれたての頃でもある程度の生活リズムがあります。

だいたい何時頃におなかを空かせる、この時間帯は良く寝ているという程度ですが、こうしただいたいのリズムを守ってあげることで、将来的に健康的な生活リズムを身につけていくものです。

そのため、授乳、おむつ交換、睡眠時間などに外気浴させることは避けましょう。

一方で、外気浴を決まった時間に行うことは、生活リズムを身につけていくことに一役買うのでおすすめです。

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赤ちゃんの生活リズムはいつから整える?月齢(生後○ヶ月)ごとの対応


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まとめ

外気浴は、厳密に言えば、日光浴やお散歩と区別されており、皮膚機能が未熟な新生児期から低月齢のうちに行われるものです。

しかし、すでに紹介したように、厳密に区別する意味はほとんどなく、赤ちゃんの成長発達や健康状態、体調、天気などを考慮していれば、ある程度、柔軟に対応しても大きな問題はないので、前向きに実践してみましょう。

なお、赤ちゃんの日光浴は危ないという主張の延長で、外気浴にも否定的な考え方をする人は少なからずいます。

中には、小児科の医師や保健師など赤ちゃんの専門家がそうした主張を展開することもあります。

しかし、外気浴も日光浴も赤ちゃんの成長に欠かせないものであり、適切な方法で行えば負担も少ないものです。

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