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乳児期の子育て

赤ちゃんの向き癖とは?ひどい時の治し方は?頭の形への影響は?

赤ちゃん 向き癖

赤ちゃんがいつも同じ方向を向いて寝ていたら、向き癖がついている可能性があります。

赤ちゃんの頭はとても柔らかく変形しやすいので、向き癖がついてしまうと頭の形がいびつになるリスクがあります。

そこで、このページでは、向き癖の原因と頭の形への影響、治し方について紹介します。

赤ちゃんの向き癖とは

赤ちゃん 向き癖

向き癖とは、赤ちゃんが決まった方ばかり向いて寝ることです。

赤ちゃんの多くは、胎内にいる時から向き癖がついており、生まれた後も決まった方ばかり向いて寝ようとします。

赤ちゃんの頭蓋骨は、生後6ヶ月頃までとても柔らかくて簡単に形が変わってしまうため、決まった方ばかり向いて寝ていると、布団に触れているところが頭の重さで圧迫されて平らになってしまいます。

赤ちゃんの向き癖の原因

赤ちゃん 向き癖 原因

胎内で過ごした位置によって、生まれつき向き癖がついていることがあります。

また、赤ちゃんは、音や光など刺激がある方に顔を向けようとするので、いつも同じ方向から刺激を受ける環境にいると、向き癖がつきやすいものです。

お母さんがいつも同じ側で添い寝して母乳やミルクを飲ませている場合も、向き癖がついてしまいます。
新生児特定集中治療室(NICU)では赤ちゃんを横向きに寝かせることがあり、その結果、向き癖がつく赤ちゃんも少なくありません。

病気が原因で決まった方にしか向けなくなることもある

赤ちゃん 向き癖 病気

病気が原因で、決まった方にしか向けなくなることもあります。

筋性斜頸(きんせいしゃけい)

筋性斜頸とは、胸鎖乳突筋という筋肉の収縮により、首をある方向に常に傾けている状態です。

約1%の赤ちゃんに見られる病気で、特に逆子だった赤ちゃんによく見られます。

1歳頃までに治まることが多いため、診断されても経過観察が基本となります。

1歳児健診でも筋性斜頸が見られる場合は、手術等による治療を検討することになります。

先天性股関節脱臼

先天性股関節脱臼とは、生まれつき股関節が外れている症状のことですが、生まれた後に股関節が外れたものも含むことがあります。

約0.2%の赤ちゃんに見られる病気で、逆子の赤ちゃんに多く見られます。

先天性股関節脱臼になると、脱臼した足と反対方向に向く、股関節の動かせる範囲が狭くなる、足を動かすときに硬さがある、左右の足の長さが違う、足の形が基本姿勢(M字型)にならないといった症状が見られます。

赤ちゃんが自然な姿勢で過ごせる環境を整えることが一番大切ですが、治らない場合は、サポート器具の装着、足の牽引、手術などを検討することになります。

赤ちゃんの向き癖が頭の形に与える影響

赤ちゃん 向き癖 頭の形

向き癖が続くと、頭と布団が触れている部分に頭の重みが集中して頭の形が変形します。

通常は、脳の成長に合わせて頭蓋骨も適度に広がり、1歳頃には頭の形のいびつさが目立たなくなりますし、脳の発達への影響もありません。

しかし、向き癖の期間が長ければ長いほど、頭の形に与える影響は大きくなる傾向があり、成長しても頭の形がいびつなままになってしまうこともあります。

向き癖によって、次のような頭の形になる可能性があります。

  • 短頭:後頭部全体が平らになり、頭頂部が突出した状態(後頭部が絶壁になる)
  • 斜頭:頭が斜めに成長し、頭の形が左右非対称に歪んだ状態(左右どちらかが平らになる)
  • 長頭:鼻から後頭部までが長くなり、両耳がペシャッとなった状態(頭の幅が狭くなる)

関連ページ

赤ちゃんの向き癖がひどい時の治し方

赤ちゃん 向き癖 治し方

赤ちゃんの向き癖の治し方はたくさんありますが、主な方法は次のとおりです。

  • 向き癖がついた方とは反対向けに寝かせ、背中から首すじにバスタオルを挟む
  • 向き癖防止用クッションを使う
  • 起きている時にうつぶせにする時間を増やす
  • 赤ちゃんの注意を引くおもちゃの位置をこまめに変える(赤ちゃんが色々な方向にまんべんなく向くよう促す)

向き癖がついた方とは反対向けに寝かせ、背中から首すじにバスタオルを挟む

赤ちゃん 向き癖 治し方

寝返りを覚えていない低月齢の赤ちゃんなら、向き癖がついた方向とは反対向けに寝かせ、丸めたタオルを背中から腰に挟んで向きを固定する方法が有効です。

ただし、長時間同じ姿勢のままだと赤ちゃんの身体に負担がかかりますし、固定した向きで向き癖がつくこともあるので注意しましょう。

向き癖防止用クッションを使う

赤ちゃん 向き癖 治し方

ネットや赤ちゃん用品店で販売されている向き癖防止用のクッションを使用し、こまめに赤ちゃんの向きを変えてあげることで、向き癖を治すことができます。

頭がすっぽりはまるドーナツ型枕は、頭の形を整えるのに有効ですが、長時間利用するとかえって頭の形が変形してしまうので注意しましょう。

起きている時にうつぶせにする時間を増やす

赤ちゃん 向き癖 治し方

うつぶせで過ごさせる時間を増やすことで、頭が布団に触れている時間が短くなり、頭の形を矯正できます。

ただし、うつぶせには窒息のリスクが伴うため、赤ちゃんをうつぶせにする時は必ずそばで見守ってあげましょう。

関連ページ

赤ちゃんの注意を引くおもちゃの位置をこまめに変える(赤ちゃんが色々な方向にまんべんなく向くよう促す)

赤ちゃん 向き癖 治し方

オルゴールメリーなど音の出るおもちゃ、音楽、親の声掛けなどで赤ちゃんの興味を引き、向き癖がついた方向とは異なる方向を向かせるのも有効です。

赤ちゃんは、成長とともに自分の意思が強くなりますし、生後6ヶ月を過ぎると頭蓋骨も固まっていくので、いずれの治し方であっても、なるべく早い時期から取り組むことが大切です。

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