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乳児期の子育て

スマホ育児が赤ちゃんに与える影響(デメリット)は?

赤ちゃん スマホ 影響

スマホ育児とは

スマホ育児とは、スマートフォンやタブレット端末を育児に利用することです。

スマホ子守り、スマホ子育てと呼ばれることもあります。

具体的には①乳幼児に端末を渡して遊ばせておくこと、②しつけや知育用のアプリを利用すること、③親がスマートフォンを操作しながら育児することを指しています。

スマホ育児への否定的な意見は多い

スマホ育児に対しては、赤ちゃんの健全な発達や発育に悪影響を及ぼし、親子のコミュニケーションや情緒的な関係も少なくなるといった指摘が少なくありません。

日本小児科医会は、スマホ育児が子供の健全な発育を妨げるおそれがあるとして、「スマホに子守りをさせないで!」というポスターを作って注意を呼びかけています。

スマホに子守りをさせないで!

このページでは、スマホが赤ちゃんに与える影響(デメリット)について、お父さんお母さんのスマホ使用と、赤ちゃんのスマホ使用に分けて紹介しています。

お父さんお母さんのスマホ使用が、赤ちゃんに与える影響

スマホ依存やスマホ中毒になりやすい

スマホは、常時ネット接続されているので、知りたい情報が瞬時に手に入ります。

また、豊富なアプリをダウンロードするだけで、好きな音楽を聞いたり、ゲームで遊んだりできますし、facebook、LINE、SkypeといったSNSも使いたい放題です。

「スマホさえあれば何もいらない。」と形容されるくらい、便利なものです。

一方で、便利な分だけ、依存性や中毒性が高いものでもあります。

実際に、スマホ依存やスマホ中毒におちいって社会生活が送れなくなり、病院などで治療を続けている人は、スマホの普及率が高まるにつれて増え続けています。

ネグレクト(育児放棄)のリスクが高くなる

赤ちゃんの子育ては、常に赤ちゃんの様子を観察し、必要なお世話をしてあげる必要があります。

しかし、スマホに依存してしまうと、子育てよりスマホを優先するようになり、ネグレクト(育児放棄)に陥るリスクが高くなります。

その結果、十分な食事を与えなかったり、衛生管理が不十分になったりすることは珍しくありませんし、赤ちゃんの体調変化やケガに気づかず、最悪の場合は死亡させてしまうこともあります。

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サイレントベビーを生み出す

赤ちゃんにとっては、育児自体も大切ですが、お父さんお母さんが自分に関心を持ち、自分の欲求を満たしてくれると実感できることがとても大切です。

お父さんお母さんがスマホに夢中で、赤ちゃんに見向きもしなくなると、赤ちゃんは、「自分よりもスマホの方が大切なんだ」と思って欲求を伝えることを止め、感情表現が極端に少ない赤ちゃんサイレントベビーになってしまいます。

サイレントベビーは、一般的な赤ちゃんに比べてコミュニケーション能力の伸びが鈍く、言語面や情緒面の発達が遅れる傾向があります。

その結果、集団生活を始めたときに周囲と上手く馴染めず、孤立してしまいがちです。

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子育てアプリの濫用

冒頭にも書きましたが、子育てアプリがたくさん登場しています。

赤ちゃんの体重や健康状態を管理する母子手帳代わりのアプリから、赤ちゃんのしつけをするためのアプリまでたくさんあります。

子育てにアプリを活用するかどうかは各家庭の判断になりますが、赤ちゃんのしつけをアプリに頼りすぎると、赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす可能性があることは念頭に置いておく必要があります。

例えば、赤ちゃんを怒ったり褒めたりするアプリは、その場では効果が上がるかもしれません。

しかし、いつも同じ怒られ方、褒められ方をしている赤ちゃんは、現実場面で「いつもと違う」怒られ方や褒められ方をしたときに混乱してしまいます。

また、怒るのも褒めるのも親子の関わりの一つですから、それをアプリに任せてしまうと、親子の情緒的な関係が不足することになります。

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赤ちゃんのスマホ使用が赤ちゃんに与える影響

赤ちゃんもスマホ依存、スマホ中毒になる

スマホの操作は、タッチパネルの上で指先を動かすだけなので、赤ちゃんにも簡単に扱えます。

しかも、赤ちゃんの動きに連動してスマホ画面が動いたり、音が出たりと、赤ちゃんの興味を引き付ける要素があふれています。

その結果、赤ちゃんは、一日中スマホで遊び続けてスマホ以外に興味を向けなくなりますし、スマホがないとぐずったり、泣き止まなくなったりすることもあります。

親子のコミュニケーションや関わりが少なくなる

スマホ依存になった赤ちゃんは、お父さんお母さんが遊びに誘ってもスマホを手放そうとせず、ひたすら操作を続けようとします。

こうした状態が続くと、親子のコミュニケーションや関わりが少なくなってしまいます。

基本的な動作が身につかなくなる

アメリカでは、低月齢のうちからスマホに慣れ親しんだ子供が、本をめくれなくなるという研究が世間の注目を集めました。

研究結果の動画には、スマホを器用に使いこなす子供に雑誌を手渡すと、本をスワイプ(指でタッチパネルを押し、一定方向へスーッと動かす動作。画面を切り替えるときなどに使用。)し、本がめくれないとすぐにぐずって雑誌とスマホを交換するよう要求するという、衝撃的な場面が記録されていました。

極端な例ではありますが、赤ちゃんの頃から、指先だけで何でもできてしまうスマホを使い続けると、私たちが日常生活の中で何気なく行っていることが身につかない可能性を端的に示唆しています。

スマホに付着した雑菌で感染症になる

スマホの表面には、手垢やポケットに付着していた汚れなど、たくさんの雑菌が付着していることは有名です。

しかし、スマホを洗うわけにはいかないので、手垢や目に見えるゴミをクリーナーやティッシュで拭き取って済ませる人がほとんどでしょう。

大人の場合は、それで問題ないことがほとんどです。

しかし、赤ちゃんの場合は、大人に比べると免疫機能が未熟で抵抗力も弱い上、すぐに手を口に入れたり舐めたりするため、スマホについた雑菌が原因で感染症にかかるリスクがあります。

言葉や情緒の発達が遅れる

赤ちゃんが、スマホに夢中になっていると、それだけお父さんお母さんと遊んだり話したりする機会が少なくなります。

その結果、基本的な言葉の学習や親子間の情緒的な関係が、十分に育まれないままになってしまいます。

言葉や情緒は、人間関係を築くための基本的な能力なので、発達が遅れると、その後の人間関係がうまく築けなくなる可能性があります。

また、赤ちゃんのうちに言葉や情緒が遅れると、遅れを取り戻すためにはかなりの期間が必要になりますし、完全には取り戻せないことも少なくありません。

視力が低下する

スマホの液晶画面からは、ブルーライト(目の網膜や角膜を傷つけると言われている光)が、テレビやパソコンよりもたくさん出ています。

また、赤ちゃんの目は、大人に比べると未発達なので、ブルーライトで傷つくリスクも高くなります。

さらに、通常の大人は、「1時間操作したら休憩しよう」、「疲れたから目を休めよう」というように、スマホの操作を自制できます。

しかし、赤ちゃんは、興味があることに全力で取り組むので、必然的にぐったり疲れるまでスマホを使い続けてしまい、急速に視力が低下することがあります。

睡眠が浅くなる

寝る前にスマホを操作すると眠りが浅くなり、睡眠不足や不眠の原因となることは、スマホのデメリットとしてよく取り上げられるものです。

スマホと睡眠の関係は、赤ちゃんにも当てはまります。

赤ちゃんは、起きている時間よりも、寝ている間に成長ホルモンがたくさん分泌されるので、一定時間熟睡することは大人よりも重要なのです。

「寝る前スマホ」を繰り返して睡眠のバランスが崩れると、成長ホルモンの分泌に異常が生じ、成長に深刻な影響が出てしまいます。

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電磁波が体調に影響を与える

スマホは、常にネット接続されていて電波が飛び続けていますし、電磁波も出ています。

商品として世に出ている以上、人体に害が出ないよう設計されているはずですが、長期的に電磁波を浴び続けたときのリスクは頭に置いておく必要があります。

赤ちゃんの身体は大人に比べると弱いものなので、電磁波の影響もより受けやすいと言えます。

また、スマホの安全性は、あくまで販売時点での安全性であり、着色料や添加物のように、後になって問題が指摘される可能性もあります。

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赤ちゃんのいる家庭におけるスマホの使い方

スマホ使用のルールを決める

スマホは、すでに日本社会で生活する上で欠かせないアイテムになっています。

スマホの母体は電話なので、仕事をしている人は常に手元に置いておく必要がありますし、家事育児の合間に、家族や友人とLINEで連絡を取ったり、ネットでニュースをチェックしたりするお父さんお母さんも多いでしょう。

スマホを使わないという選択肢は、現在の多くの日本人にとって現実的ではありませんが、スマホを使うときのルールは必要です。

最低限、決めておきたいのは、使用する時間と場所です。

スマホの使用時間

スマホの一日の平均使用時間は、122.6分/日(2014年12月時点)です。

学生世代が平均時間を押し上げているという実態を考慮しても、1日2時間以上というのはかなりの長さです。

赤ちゃんのいる家庭のお父さんお母さんが1日に2時間以上スマホを操作していたら、家事も育児も回らなくなってしまうので、1日1時間程度が目安になるでしょう。

ただし、赤ちゃんのお世話は常に臨機応変な対応が求められるものです。

そのため、使用時間はあくまで目安にして、「スマホよりも家事育児を優先すること。」を夫婦で確認しておく方が効果的な場合もあります。

スマホの使用場所

スマホが赤ちゃんに与える影響の大きさはすでに紹介したとおりです。

特に、赤ちゃんがスマホに依存すると、その後の成長に深刻な影響を与えてしまいます。

そのため、赤ちゃんにスマホに興味を持たせないよう、赤ちゃんのいる場所でのスマホ使用は極力避けた方が良いでしょう。

うちの場合

うちの赤ちゃんは、生後6ヶ月くらいから、スマホに興味を持つようになりました。

妻や私がスマホを触っていると触ろうとしますし、座らせた場所の近くにスマホが置いてあればすかさずハイハイを始めます。

スマホを操作できるわけではないのですが、とにかくスマホに触ろうとします。

最初のうちは、「なんでも興味があるんだね~」と笑っていましたが、赤ちゃんがスマホを触ろうと必死になるのを見て少し不安になり、スマホを赤ちゃんの近くに置かなくなりました。

赤ちゃんを抱っこしながらスマホを操作することがありましたが、これも控えるようにしました。

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