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乳児期の子育て

赤ちゃん・幼児の頃からチェックしたい発達障害の種類と特徴

発達障害 図 自閉症

一口に「発達障害」といってもたくさん種類があり、特徴(症状)は様々です。

また、複数の発達障害を抱えている場合も少なくありません。

このページでは、主な発達障害の種類と特徴について紹介します。

発達障害の種類と特徴

主な発達障害の種類と特徴は、次の図のとおりです。

赤ちゃんのうちは、発達障害の確定診断がつくことはありません。

しかし、将来診断がついたときに慌てず対処できるよう、種類や特徴をチェックしておくことは大切です。

発達障害 図 自閉症

自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラムとは、重度の自閉症からアスペルガー症候群まで、広汎性発達障害全体を連続的につながりのあるものとして捉えた概念です。

共通点がある複数の発達障害をグループとしてまとめたもの」と言い換えることができます。

医師から、「自閉症スペクトラム障害」だと言われた場合、「特定の発達障害だという特定はできないけれど、自閉症系の発達障害がある。」と考えるといいでしょう。

以前は、各発達障害が別々の障害として診断されていました。

しかし、例えば、アスペルガー症候群と高機能自閉症の違いが必ずしも明確でないなど、別々の発達障害だと診断する基準が明確ではないと指摘されていました。

そのため、広汎性発達障害全体を連続体(スペクトラム)として捉える自閉症スペクトラムという概念が出てきました。

自閉症スペクトラム障害には、自閉性障害、高機能自閉症、アスペルガー障害、レット症候群、小児崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害が含まれています。

自閉性スペクトラム障害がある人は、個人差はありますが、①相互的な対人関係の障害、②コミュニケーションの障害、③興味や行動のこだわりという3つの特徴があります。

自閉症スペクトラム障害がある人は、1%から2%くらいだと言われています。

男女の割合では、男性が女性より多くなっています。

自閉症スペクトラム障害 図

自閉性障害(自閉症)

自閉性障害(自閉症)とは、①対人関係(社会性)の障害、②コミュニケーションの障害、③限定した常同的な興味、行動および活動の3つを特徴とする発達障害です。

3歳までに何らかの症状がみられます。

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アスペルガー症候群

アスペルガー症候群とは、①対人関係の障害、②限定された常同的な興味、行動および活動という特徴は、自閉症と共通しているが、明らかな言語発達や認知の発達の遅れを伴わない発達障害です。

しかし、高機能自閉症(知的障害がない自閉症)との明確な区別は難しいのが現状です。

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レット症候群

レット症候群とは、神経系の症状を主とする進行性の発達障害です。

発症するのはほとんど女児で、知能、言語、運動能力の遅れ、手をもむ動作の反復といった症状が現れます。

知的障害を伴い、中でも重度の知的障害がある人が多いといわれています。

小児期崩壊性障害

小児期崩壊性障害とは、成長に伴って獲得された社会性、知的機能、運動機能、言語機能などが退行していく発達障害です。

多くの場合、2歳から5歳の間に約半年程度の期間をかけて言語機能が退行し、自閉症と似た症状を示すようになります。

発症率は男性が女性より多くなっています。

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注意欠陥多動性障害(ADHD)

①不注意(物事に集中できない、注意が持続できない)、②年齢や発達段階に見合わない多動性(落ち着きがない、じっとしていられない)や衝動性(約束を守れない、突飛な行動をとる)の一方、もしくは、両方を特徴とする発達障害です。

不注意、多動性や衝動性の症状が7歳までにあらわれます。

注意欠陥多動性障害がある人は、学童期の子供の3%から7%くらいで、男性が女性より多くなっています。

成長とともに多動は減少する傾向にありますが、不注意と衝動性は成人になっても残ることがあります。

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学習障害(LD)

学習障害とは、全般的な知的発達に遅れはないけれど、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち、特定のものの習得と使用が著しく困難な状態をいいます。

学習障害の原因は、中枢神経系に何らかの機能障害があるためだと推定されています。

視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、十分な教育が受けられなかったといった環境的な要因が学習を阻害している場合は、学習障害には含まれません。

学習障害がある人は、2%から10%くらいだといわれています。

読むことの習得と使用が難しい人は、男性が女性より多くなっています。

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その他の発達障害

トゥレット症候群

トゥレット症候群とは、1種類以上の音声チック(咳払い、鼻を鳴らすなど、突然起こる素早い発声の繰り返し)と多種類の運動チック(目をパチパチさせる、首を 振るなど、突然起こる素早い運動の繰り返し)が1年以上続くチック障害です。

チック障害は、本人の意思とは関係なく、突然発声や運動が繰り返されるのが特徴です。

幼児期、児童期、思春期に発症し、たいていは成人までに症状が軽くなるといわれています。

吃音(どもり)

吃音とは、反復(単音や単語の一部を繰り返す)、引き伸ばし(単語の一部を伸ばす)、ブロック(単語のではじめで詰まる)のうち、1つ以上の症状があり、年齢や言語能力に見合った話し方が困難な状態のことです。

たいていは、幼児期に症状が出始めますが、思春期に入ってから目立つこともあります。

学童期や成人までに症状がなくなるか軽くなることが多いものですが、成人した後も症状が残る場合もあります。

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発達障害と知的障害の違い

赤ちゃん 発達障害 知的障害 違い

発達障害との区別が分かりにくいものとして、知的障害があります。

発達障害と知的障害は別の障害ですが、両方の障害を抱えている人が多いことや、症状だけ見ると似ているところが多いことから、混同されたり同じものだと考えられたりしがちです。

発達障害は、自閉症や注意欠陥多動性障害(ADHD)などをまとめたもので、社会適応や行動、コミュニケーションに問題がある状態です。

知的障害のある発達障害の人もいますが、アスペルガー障害のように、知的障害がない人も少なくありません。

一方の知的障害は、知的能力全般が年齢相応の発達より遅れている状態です。

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発達障害のグレーゾーン問題

集中できない、我慢できないといった注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴や、読み書き計算が苦手という学習障害(LD)の特徴は、程度の差はありますが発達障害のない人にも見られるもので、発達障害なのかどうかの判断が極めて困難です。

そのため、発達障害の診断はついていないが疑いがあるという、いわゆる「グレーゾーン」の子供が相当数いると考えられています。

文部科学省が学校教員に実施したアンケート「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」では、知的発達はないものの学習や行動で問題の大きい児童生徒の割合が6.5%で、グレーゾーンの子供の多さをうかがわせる結果となっています。

そして、グレーゾーンの子供は、明確な診断を受けておらず、適切な治療や教育を受けられていないため、周囲から疎んじられたり誤解されたりしやすく、発達障害の子供以上に生きづらさを抱えていることが多いと言われています。

発達障害者支援法などにより、発達障害と診断された子供への支援が充実するようになってきましたが、今後は、グレーゾーンへの手当ても必要になります。

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うちの場合

親せきや友人の子供が発達障害の診断を受けており、子育ての大変さや独特な行動傾向についてよく話を聞きます。

しかし、彼らの話の中で一番印象に残っているのは、「発達障害と診断されたし、確かに他の子供より大変でイライラすることもある。でも、子供は毎日楽しそうにしているし、それを見ていると自然と幸せな気持ちになってくる。」という言葉です。

当然、子供本人もその親も大変なことが多いはずですが、それでも前向きに毎日を過ごす強さを感じました。

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