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乳児期の子育て

赤ちゃんの発達領域とは?発達の遅れに気づくポイントは?

赤ちゃん 子供 発達障害 遅れ

発達障害を理解するために重要な発達の領域

赤ちゃんや子供の発達は、認知、学習、運動など、いくつかの領域に分けることができます。

発達障害は、主に脳の機能的な問題が原因で、発達の領域のうちの1つもしくは複数が阻害されて生じている状態ですから、発達障害を正しく理解するためには、発達の領域について理解しておくことが大切です。

このページでは、赤ちゃんや子供の主な発達の領域と、各領域の発達の遅れに気づくためのポイントを紹介しています。

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認知の発達

認知とは、生まれつき、もしくは、経験的に得た感覚、知覚、記憶などの情報に基づいて、周囲からの情報を選択的に取り入れて、取り入れた情報を処理して新しい情報を蓄積し、蓄積した情報を利用して周囲に適切な働きかけを行うための情報処理の過程のことです。

簡単に言うと、経験に基づいて取り入れた情報を活用して周囲に働きかける過程のことで、人が社会生活を送る上で土台となるものです。

認知の発達に遅れがあるのが、知的障害や精神遅滞です。

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発達の遅れに気づくポイント=不自然な言動

認知の発達に遅れのある赤ちゃんや子供は、ある刺激に対して周囲と異なる反応をしたり、その場の状況や雰囲気とずれた言動をしたりすることが多く、周囲から分かりやすいものです。

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学習能力の発達

学習とは、認知の力を活用して、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論することです。

学習能力の発達に問題があるのが、学習障害(LD)です。

発達の遅れに気づくポイント=学習の遅れ

  • ある特定の学習だけが極端に苦手で、勉強しても上達しない
  • 頭の回転は早いのに、作業がとても遅い
  • 難しい漢字が読めるのに、簡単なひらがなが書けない
  • 作文が苦手

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言語能力の発達

言語能力とは、母語についての言語構成能力や知識、言葉を話して理解する能力のことです。

言語能力の発達に問題があるのが、発達性言語障害です。

発達の遅れに気づくポイント=コミュニケーション能力

  • 周囲の雰囲気を気にせず、一方的に話す
  • 話している内容が分かりにくい
  • 相手の話している内容を理解するのが苦手
  • 相手の話をじっと聞けない
  • 非言語的な情報から相手の気持ちや状況を把握するのが苦手

社会性の発達

社会性とは、親子の信頼やきずな、共感性、対人関係能力、社会のルールなど、人が社会の中で周囲の人と関わりながら生活していくための能力のことです。

社会性の発達に問題があるのが、自閉症スペクトラム障害(広汎性発達障害、自閉症、アスペルガー障害など)です。

発達の遅れに気づくポイント=人と関わるのが苦手、想像力の乏しさ

人と関わるのが苦手

  • 自分から積極的に行動するのが苦手
  • 年齢に見合わない大人しさ
  • ひとり遊びが多い
  • 一方的なやりとりが多く、双方向のやりとりが苦手
  • 同級生と遊べない(大人、年上の子、年下の子とは遊ぶことができる)

想像力の乏しさ

  • 相手が傷つくような言動を、悪気なく行う(相手の気持ちが分からない)
  • 周囲の何気ない言動を「いじめ」や「仲間はずれにされた」と受け取る
  • 集団行動の際に集中力を持続できず、自分勝手な行動をとる
  • 予定の変更などに不安や混乱を感じる

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注意力や行動を制御する能力の発達

注意力や集中力、自分の行動を制御する力の発達に問題があるのが、注意欠陥多動性障害(ADHD)です。

発達の遅れに気づくポイント=注意力や集中力の偏りや乏しさ、感情のコントロールが苦手、感覚が過敏

注意力や集中力の偏りや乏しさ

  • 一つのことに没頭して、他のことに注意が向かなくなる
  • いつもぼんやりしている
  • 集中力や落ち着きがない
  • 忘れ物が多い
  • 準備や片付けができない

感情のコントロールが苦手

  • 極端に怖がり
  • 些細なことでも注意されるとカッとなりやすい
  • 思ったとおりにならないとパニックになる
  • 感情的になると自制が難しく、落ち着くまでに時間がかかる

感覚が過敏

  • 大きな音やざわつく音に敏感で、耳をふさぐ
  • 手をつないだり触られたりするのを嫌がる
  • 毎日同じ服を着る、靴下を脱ぐ
  • 身体に触れるものの素材の好き嫌いが激しい
  • 偏食がひどい
  • 狭い空間が好き
  • 揺れているところを嫌がる

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運動の発達

運動とは、立つ、座る、歩く、走るといった体を動かす能力のことです。

字を書く、箸を使うといった、手先の細かな動きも運動に含まれます。

運動の発達に問題があるのが、脳性麻痺、筋ジストロフィー、発達性協調運動障害などです。

発達の遅れに気づくポイント=運動の異常

  • 床に寝転がったり、身体をクネクネさせたりすることが多い
  • 不器用
  • 筆圧が弱い
  • 書いた字が読めない
  • 食べこぼしが多い
  • 体を適切に動かせず、乱暴な行動をとることがある
  • 声が不適切に大きい

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複数の発達領域が障害されることが多い

発達の領域は、互い密接に関連し合っており、複数の領域に障害にがあることが珍しくありません。

そのため、ひとくちに発達障害といっても、様々な組み合わせが起こり得ます。

医師が発達障害と診断する場合は、社会生活を送る上で最も問題のある領域の障害を見極めます。

例えば、社会性の障害であるアスペルガー症候群と、注意力や行動を制御する能力の障害である注意欠陥多動性障害(ADHD)の両方の症状が見られる場合、社会適応にとってより大きな問題となる社会性の障害を優先し、アスペルガー症候群と診断されることになります。

ただし、両方の症状が見られるものの、はっきりと優先順位が付けられない場合は、アスペルガー症候群と注意欠陥多動性障害(ADHD)の両方と診断されます。

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