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乳児期の子育て

赤ちゃんが笑うのはいつから?笑う理由は時期で違う?音や声に反応する?

赤ちゃん 笑う いつから 理由

「赤ちゃんが笑うのはいつから?」と聞かれたら、何と答えますか?

「生まれたての赤ちゃんがニコッと笑うのを見たことがある。」という人もいれば、「生後2~3ヶ月頃から笑うようになった。」という人もいるでしょう。

実は、赤ちゃんの笑いには2種類あり、生まれたての頃に見られる「笑い」と、生後2~3ヶ月頃から見られるようになる「笑い」は別のものです。

では、赤ちゃんの2つの笑いはどう違うのでしょうか?

また、赤ちゃんはどうして笑うのでしょうか?

このページでは、赤ちゃんが笑う時期と種類、笑う理由について紹介します。

赤ちゃんが笑う時期はいつから?

冒頭の「赤ちゃんが笑うのはいつから?」という質問ですが、答えは「生まれたての頃(新生児期)から」です。

赤ちゃんは、生まれたての頃からニコッと微笑むことがあり、これを新生児微笑(生理的微笑、自発的微笑)といいます。

一方で、「赤ちゃんが自分の意思で(刺激に対する反応として)笑うのはいつから?」という質問になると、答えは「生後2~3ヶ月頃から」です。

赤ちゃんが自分の意思で笑うことを、社会的微笑といい、新生児微笑とは異なる笑いとして区別しています。

新生児微笑(生理的微笑、自発的微笑)とは

新生児微笑とは、赤ちゃんの意識とは関係なく起こる笑いです。

新生児微笑は、国や地域に関わらずどの赤ちゃんにも見られる現象で、欧米では「天使の微笑み(angel smile)」と呼ばれています。

新生児微笑はいつから?

新生児微笑は、赤ちゃんが生まれたての頃から見ることができます。

真似による学習や経験とは関係なく、赤ちゃんが生まれたての頃から身につけている能力の一つであり、周りの人が自分に優しくしてくれるよう働きかける本能的な行動だと考えられています。

妊娠30週で生まれた赤ちゃんにも新生児微笑が見られるという報告があり、少なくとも妊娠30週より前から身につけていると考えられます。

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新生児や生後1ヶ月の赤ちゃんが新生児微笑で笑う理由

授乳中に赤ちゃんが微笑むと「喜んでくれているのかな。」と嬉しくなり、寝ている赤ちゃんが微笑むと「良い夢を見ているのだろうな。」と思うでしょう。

しかし実は、新生児微笑は、赤ちゃんの気分や感情とは無関係に起こるもので、おっぱいやミルクをもらって喜んでいるわけでも、良い夢を見ているわけでもありません。

新生児微笑が起こるのは、以下の理由によるものだと考えられています。

  • 顔の神経の反射によって筋肉が緊張し、笑っているように見える
  • 何かの拍子に表情を作る筋肉が動き、笑っているように見える

そのため、常に赤ちゃんのそばにいてお世話をしている人でないと、新生児微笑を見る機会がないことも珍しくありません。

新生児微笑はいつまで

新生児微笑が起こるのは、生後1~2ヶ月頃までです。

赤ちゃんは、生まれたての頃は目がほとんど見えておらず、親の顔も輪郭がぼんやり見えている程度です。

しかし、徐々に視力が向上して親の表情が見えるようになると、親が自分に微笑みかけてくれるのを見よう見まねで真似するようになります。

社会的微笑とは

社会的微笑とは、身近な人の微笑みなどの刺激に対する反応として起こる笑いです。

赤ちゃんが自分の気持ちや感情を自覚し、笑おうと思って笑っているわけではありませんが、親が笑う(刺激)のを見て微笑みを返す(反応)という、コミュニケーションの芽生えを象徴する現象です。

社会的微笑はいつから?

赤ちゃんが社会的微笑を始めるのは、生後2~3ヶ月頃です。

ただし、個人差が大きく、生後1ヶ月で始める赤ちゃんもいれば、生後6ヶ月を過ぎても笑わない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんが社会的微笑を始める理由

生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんは、視力が向上して親の顔や表情を視覚情報として認識できるようになります。

その結果、目で見た他人のしぐさや動きの真似を始め、また、自分の行動に対して親がどのような反応を示すのかを確認できるようになります。

そして、笑顔を見せた時に親が笑顔になってくれることを確認することで、親が笑った時に笑顔を返すようになっていきます。

赤ちゃんの社会的微笑を促す方法

赤ちゃんの社会的微笑を促すために効果的な方法は、以下のとおりです。

  • 赤ちゃんが喜ぶことをたくさんして、たくさん笑わせてあげる
  • 赤ちゃんが笑ったら、親も笑ってあげる
  • 明るい声で笑う(視覚以外でも気持ちを伝える)

赤ちゃんが喜ぶことをたくさんして、たくさん笑わせてあげる

嬉しいことや楽しいことがあると自然に笑顔になるはずです。

赤ちゃんも同じで、親がたくさん遊んだりあやしたりしてあげることで楽しい気持ちになり、また、親から大切にされていることを実感して自信を身につけて、たくさん笑うようになります。

赤ちゃんが笑ったら、親も笑ってあげる

社会的微笑は、周囲からの刺激に対する反応として起こる笑いです。

赤ちゃんが笑ったら、すぐ親も笑った顔を赤ちゃんに見せてあげましょう。

そうすることで、赤ちゃんは、「人が笑顔になったら、笑顔で返すものなんだ。」と体感的に学習し、笑顔に対して笑顔を返すようになります。

明るい声で笑う

社会的微笑を始める頃の赤ちゃんは、視覚以外の五感もしっかり機能しています。

そのため、顔が笑っていても、無言だったり、冷ややかな声を出したりすると、赤ちゃんは「笑っているけど、怒っているのかな。」、「何を考えているのだろう。」といった不安や心配を感じてしまいます。

大人でも他人から愛想笑いを浮かべられると冷めた気分になりますし、鼻で笑われると腹が立つものですが、赤ちゃんも同じです。

いくら顔が笑っていても、楽しいとか嬉しいといった気持ちがこもっていないと、赤ちゃんにはすぐ見抜かれてしまうのです。

そのため、赤ちゃんに笑顔を見せる時は、明るい笑い声を出したり、赤ちゃんを抱きあげたりして、前向きな気持ちを視覚以外でも伝えてあげることが大切です。

実務上、「赤ちゃんが笑ったらすぐ反応しているし、意識して笑いかけるようにしているのに、赤ちゃんが笑い返してくれるようにならない。」という悩みを聞くことがありますが、笑いに気持ちがこもっていないことが原因の場合がとても多いものです。

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赤ちゃんが自分の意思で笑うのはいつから?

私たちは「嬉しい」、「楽しい」、「面白い」と感じた時に笑顔になります。

こうした、気分や感情によって笑うようになるのは、赤ちゃんが生後6ヶ月頃以降だと考えられています。

生後6ヶ月頃の赤ちゃんは、感情表現が豊かになり、自分の気持ちや感情を表情やしぐさで表現できるようになります。

例えば、親が近くに来ると満面の笑みを浮かべますし、少し勢いをつけて抱っこすると歓声を上げて喜びます。

「親が近くに来てくれて嬉しい。」、「遊んでもらえて楽しい。」などと言葉で表現することはできませんが、気持ちや感情に即した表現ができるようになっていくのです。

関連ページ

生理的微笑・新生児微笑とは?いつからいつまで?社会的微笑との違いは?


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まとめ

赤ちゃんは、生まれたての頃から新生児微笑という笑いを見せてくれますが、私たちの笑いとは異質な笑いです。

また、生後2~3ヶ月頃に始まる社会的微笑は、他人とのコミュニケーションの芽生えとして重要です。

新生児微笑から社会的微笑へ、さらに私たちが日常的に使用する「笑い」へと変遷していくことを考えると、新生児微笑の段階から親が積極的に反応し、赤ちゃんの笑いを引き出してあげることが大切と言えるでしょう。

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