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乳児期の子育て

赤ちゃんの腹ばいはいつから?練習のやり方と、ずりばいとの違いは?

赤ちゃん 腹ばい いつから 練習 やり方

「腹ばいとは何か?」と聞かれたら、何と答えますか?

実は、腹ばいには「寝そべること」と「這うこと」の2つの意味があり、始める時期や赤ちゃんの発達に及ぼす影響、練習方法などが異なります。

また、寝そべる腹ばいは、うつぶせと混同されやすく、這う腹ばいは、ハイハイ・ずりばいと違いがあるのかという疑問を持たれやすいものです。

このページでは、腹ばいの2つの意味、ずりばい・ハイハイ・うつぶせとの違いはあるのか、赤ちゃんが腹ばいを始める時期、練習のやり方について紹介します。

腹ばいとは?腹ばいには2つの意味がある?

腹ばいとは、①赤ちゃんがお腹を地面につけて寝そべっている状態のこと、もしくは、②赤ちゃんがお腹を地面につけた状態で這う(はう)ことです。

どちらも「腹ばい」もしくは「腹這い」と書くので紛らわしいものです。

このページでは、便宜上、①の腹ばいを「寝そべる腹ばい」、②の腹ばいを「這う(はう)腹ばい」と書いています。

寝そべる腹ばいとうつぶせの違い

寝そべる腹ばいと混同しやすい言葉に、うつぶせがあります。

寝そべる腹ばいは、お腹を床につけて寝そべっている状態、一方のうつぶせは、うつぶせる(顔を下に向け、お腹を下にして地面に横たわる)ことです。

一見すると同じ状態に思えますが、違いは2つです。

  1. 頭を地面につけているかどうか
  2. 眠っているかどうか

頭を地面につけているかどうか

うつぶせは、お腹だけでなく頭(顔)も地面についている状態を指します。

一方の腹ばいは、必ずしも頭が地面についている必要はありません。

眠っているかどうか

お腹を地面につけて眠っている状態がうつぶせ、起きている状態が腹ばいという区別の仕方もあります。

辞書でうつぶせと腹ばいを引くと、「うつぶせになって眠る」といった眠ることに関する例示が記載されていますが、腹ばいにはそうした例は記載されていません。

這う腹ばいとハイハイ・ずりばいの違い

這う腹ばいは、ハイハイ・ずりばいと違うのかという疑問を持っている人は少なくありません。

それぞれの定義を比べると、次のようになります。

這う腹ばい:赤ちゃんがお腹を地面につけた状態で這うこと

ずりばい:赤ちゃんがお腹を地面につけた状態で這うこと

ハイハイ:手のひらと膝を床についた四つん這いの状態で、両手両足を交互に動かして動くこと(ずりばい、高ばいなどを含めてハイハイと呼ぶこともあります。)です。

つまり、這う腹ばいとずりばいは同じ動きで、ハイハイは這う腹ばい(ずりばい)から一歩進んだ動きということになります。

ネット上では、腹ばいとズリバイの違いについて記載しているサイトがありますが、腹ばいを「寝そべること」という意味で使用しているためと思われます。

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赤ちゃんの寝そべる腹ばい

まず、赤ちゃんの寝そべる腹ばいについて見ていきます。

寝そべる腹ばいのメリット

  • 吐きにくくなる、げっぷが出やすくなる
  • 全身の運動機能がバランスよく発達する

食道と胃の継ぎ目(噴門)は背中側にあります。

そのため、授乳後の赤ちゃんを腹ばいにすると噴門が上向きになり、噴門に近いところにげっぷが溜まる(噴門から遠いところに母乳やミルクが溜まる)ので、げっぷが出やすく(母乳やミルクは吐き出しにくく)なります。

また、腹ばいの状態で身体を動かそうとすると、仰向けの状態では使わない筋肉を使うことになります。

赤ちゃんが仰向けで過ごす時間と腹ばいで過ごす時間を調節することで、全身の運動機能をバランスよく発達させることができます。

寝そべる腹ばいのデメリット

  • 窒息

腹ばいは、赤ちゃんの顔が下を向くため、仰向けの状態よりも窒息の危険が高くなります。

特に、首すわりが完成する前の赤ちゃんは自力で頭を持ち上げることが難しいので、特に注意が必要です。

柔らかい布団やマットレスに顔が埋もれたり、タオルやガーゼが顔にまとわりついたりすることは珍しくありません。

赤ちゃんを腹ばいにする時期

赤ちゃんを腹ばいにする目安は、首すわりの完成です。

赤ちゃんの成長発達は個人差がとても大きいので、月齢で判断するのは危険です。

また、首すわりが完成した後でも、仰向けに比べて窒息の危険性が高いのは変わらないので、必ず親が見守ってあげましょう。

腹ばいの危険性が低まるのは、赤ちゃんが寝返りと寝返り返りをマスターした後です。

寝そべる腹ばいの練習のやり方

  • そばで見守る
  • 硬めのマットレスや布団の上で腹ばいにさせる
  • 赤ちゃんの周りに危険な物を置かない

赤ちゃんが寝返りと寝返り返りをマスターするまでは、腹ばい中の赤ちゃんを慎重に見守り、赤ちゃんが嫌がったらすぐ仰向けに戻してあげましょう。

また、腹ばいにする時は、赤ちゃんの顔が埋もれない硬さのマットレスや布団の上に赤ちゃんを寝かせ、顔を覆う危険のある枕、タオル、ガーゼなどは置かないでください。

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赤ちゃんの這う腹ばい

次に、這う腹ばいについて見ていきます。

這う腹ばい(ずりばい)のメリット

  • 一人歩きに必要な筋肉がつき、運動能力が向上する
  • 脳の発達を促す

腹ばいは、腕と足の力で前や後ろにはって進む全身運動なので、繰り返すうちに全身の筋肉がつき、運動能力も向上していきます。

また、ドーマン法の創始者グレン・ドーマンは、腹ばいが脳の発達にも良い影響を与えると指摘しています。

這う腹ばい(ずりばい)のデメリット

腹ばいに大きなデメリットはありません。

強いて言うなら、低月齢のうちに腹ばいを始めると、身体に負担がかかる独特な腹ばいを覚えてクセになったり、標準的な時期に腹ばいを始めるよりケガや事故の危険性がやや高くなったりすることがあります。

赤ちゃんが腹ばいを始める時期

赤ちゃんが腹ばいを始めるのは、生後7ヶ月~8ヶ月頃です。

ただし、腹ばいは、首すわりが完成し、寝返りと寝返り返りをマスターした後に始めることが多いので、それらの動きを覚えるのが遅いと、腹ばいを始めるのも遅れます。

這う腹ばい(ずりばい)の練習のやり方

腹ばいの練習方法として、代表的なものを3つ紹介します。

  1. 赤ちゃんの足の裏に壁を作る
  2. 赤ちゃんの目の前にオモチャを置く
  3. お父さんお母さんがズリバイの見本を見せる

0.練習場所の確保と片付け

まずは、赤ちゃんが腹ばいで動き回ることができる場所を確保し、危険な物を取り除きます。

また、壁、テーブルやイスの脚、テレビラックなどはクッションなどでカバーし、赤ちゃんがぶつかってもケガしないよう工夫してください。

また、腹ばいの練習をさせるのは、重力を感じながら自力で動く必要がある硬い床やマットレスの上が効果的なので、布団やクッションなどは片づけておきます。

1.赤ちゃんの足の裏に壁を作る

  1. 赤ちゃんの足側に座る
  2. 手や足で赤ちゃんの足に触れ、後ろに下がらないようにする
  3. 赤ちゃんの足を軽く押す

2.赤ちゃんの目の前にオモチャを置く

  1. 赤ちゃんの手が届く範囲を確認する
  2. 赤ちゃんの手がぎりぎり届かない範囲にオモチャを置く
  3. 赤ちゃんにおもちゃを掴むように促す

3.お父さんお母さんがズリバイの見本を見せる

  1. 赤ちゃんに声をかけて注意を引く
  2. 赤ちゃんの近くに寝転ぶ
  3. 赤ちゃんが見ているのを確認しながらズリバイする

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まとめ

腹ばいは、「寝そべること」と「這うこと」の2つの意味があり、それぞれ始める時期や効果、練習のやり方が違うことは分かりましたか?

寝そべる腹ばいも這う腹ばいもメリットとデメリットがあるので、赤ちゃんの成長発達を慎重に見守りながら、赤ちゃんの身体に負担をかけないように練習させてあげましょう。

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