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乳児期の子育て

地震で赤ちゃんと避難する時や避難所生活で役立つ防災グッズ・備蓄品とは?

赤ちゃん 地震 避難 防災グッズ

日本は、地震が多い国です。

ここ20数年でも、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震をはじめ、無数の地震が発生して多大な被害が出ています。

また、近い将来、高い確率で首都直下型地震や南海トラフ地震が起こるという予測も出されています。

そのため、地震に被災した時に備えて防災情報・知識を収集し、防災グッズや災害備蓄品を買いそろえている家庭が年々増えています。

しかし、「大人用のグッズはそろえたけれど、赤ちゃんには何が必要か分からない。」と悩んでいるお父さんお母さんは少なくありません。

被災して避難所生活を送ったお父さんお母さんは、口コミやブログなどによって「赤ちゃんの◯◯が足りなくて本当に困った。」、「◯◯があれば、避難所での育児に役に立った。」といった貴重な情報を発信されていますが、育児中の親には届ききっていないのが現状です。

このページでは、地震に被災し、赤ちゃんと避難・避難所生活を送る時に役立つ防災グッズについて紹介します。

災害備蓄品は何日分必要か?

以前は、災害備蓄品は「3日分」準備しておくことが推奨されていました。

通常、自衛隊や消防隊は、地震発生から3日間(72時間)は、避難できずにいる人の救助を中心に活動し、72時間経過後に、無事に避難した人への支援を本格的に行うようになるからです。

備蓄品の内容は、食料(防災専用食)と水が中心でした。

しかし、2013年5月、内閣府の中央防災会議は、東日本大震災を踏まえた巨大地震対策の方向性について、以下の報告を行いました。

被災地域では、発災直後は特に行政からの支援の手が行き届かないことから、まず地域で自活するという備えが必要であり、食料や飲料水、乾電池、携帯電話の電池充電器、カセットコンロ、簡易トイレ等の家庭備蓄を 1週間分以上確保するなど細かい具体的な対応を推進する必要がある。さらに、災害時要援護者の対応も避難者同士で助け合うなど、地域で自ら対応することへの理解が必要である。【南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)の6頁】

つまり、南海トラフ巨大地震など尋常でない規模の地震が発生した場合、「行政が3日間で避難者への支援を始めることが難しいので、あらかじめ自分たちで乗り切るための準備をしておく必要がある。」ということです。

また、備蓄品の内容についても、食料と水(防災専用食3日分)だけでなく、日常備蓄を4日分、調理器具(カセットコンロなど)、電子機器関連用品(スマホ充電器、乾電池など)、簡易トイレなどが加わっています。

これらを踏まえると、現在は、災害備蓄品は「1週間分以上」準備しておくことが推奨されていることが分かります。

当然、赤ちゃん用の災害備蓄品にも当てはまります。

ネットや書籍で「3日分」という情報を見かけたら、古い情報が更新されないまま掲載されている可能性が高いので、注意してください。

注意:防災グッズと災害備蓄品

ここで紹介している災害備蓄品とは、避難時にすぐ持ち出すものではなく、避難生活が長期化した時のことを見据えて備蓄しておく物のことです。

このページでは、避難時にすぐ持ち出す物を防災グッズと記載して区別しています。

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赤ちゃん用防災グッズ・災害備蓄品

では、地震に遭った時に役立つ赤ちゃん用防災グッズ・災害時備蓄品を見ていきましょう。

常に持ち歩いておきたい物

まずは、外出時に常に持ち歩いておきたい物です。

  • 母子手帳
  • 防犯ベル(ホイッスル)
  • レジ袋
  • おむつ・おしりナップ
  • ミルク・哺乳瓶・お湯

母子手帳

母子手帳は、赤ちゃんの状態が一目で分かる必須アイテムです。

避難生活中に赤ちゃんがケガや病気になった時に、医師が治療を行う上で一番困るのが、赤ちゃんの健康状態(既往症やアレルギーの有無など)を把握できないことです。

健康状態が分からないと治療に慎重にならざるを得ないため、適切な治療を受けるまでに時間がかかることがあります。

母子手帳があれば、医師は、母子手帳を見て赤ちゃんの健康状態を確認し、適切な治療を行うことができます。

防犯ベル(ホイッスル)

外出先で被災して閉じ込められた時に役立つのが防犯ベルです。

音を出すことで自分や赤ちゃんの居場所を的確に伝えることができます。

防災用のホイッスルを購入しても良いですが、防犯ベルを持っていれば十分です。

レジ袋

レジ袋は、赤ちゃんのおむつ代わりにする、交換後のおむつを入れる、支援物資を入れるなど、とにかく汎用性が高いものです。

外出時にはできるだけたくさんレジ袋を持っていくと、外出先で被災した時に役立ちます。

最近はやりの買い物袋でも代用できます。

おむつ・おしりナップ

乳児期の赤ちゃんと外出する時は持ち歩いているはずですが、被災した場合を想定し、普段より1,2枚多めに持ち歩いておきましょう。

粉ミルク・哺乳瓶・お湯

母乳が出ない、もしくは出にくい場合は、ミルク・哺乳瓶・お湯も必需品です。

被災した場合を考えると、外出の負担にならない程度に、普段より多めに持ち歩くことをおすすめします。

赤ちゃん用防災グッズ・災害備蓄品

赤ちゃん用防災グッズ・災害備蓄品を見ていきましょう。

  • 防災バッグ
  • 抱っこ紐
  • おむつ・おしりナップ
  • ミルク・哺乳瓶
  • 着替え
  • おもちゃ

赤ちゃん用防災グッズ:防災バッグ

防災バッグは、軽くてたくさん入るものを選びます。

赤ちゃん用防災グッズは、必要なものをすぐ取り出せるように、大人用の防災グッズとは別のバッグにまとめると良いとされています。

大人用の防災バッグをリュックサックなど背負えるタイプにし、赤ちゃん用の防災バッグはショルダータイプやウェストタイプにすると、1人でバッグを2つ持っても両手が空き、抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこすることもできます。

あれこれ詰め込み過ぎて被災時にすぐ持ち出せないことがないよう、中身を詰め終わったら、バッグを持って自宅周辺を歩いておくことをおすすめします。

赤ちゃん用防災グッズ:抱っこ紐

避難時は、出口をこじ開けたり、ガレキをどけて進んだり、ケガをした人を抱えたりできるよう、なるべく両手を空にしておくことが大切なので、両手を使わずに赤ちゃんを抱っこできる抱っこ紐はとても重宝します。

抱っこ紐の保管場所を防災グッズの近くにして、被災時はすぐ持ち出せるようにしておきましょう。

赤ちゃん用防災グッズ:おむつ・おしりナップ

おむつは、赤ちゃんの月齢によって1日の使用枚数が大きく異なります。

おむつの使用枚数の目安は、次のとおりです。

  • 生後0~2ヶ月:1日→12枚、1週間→84枚
  • 生後3~6ヶ月:1日→10枚、1週間→70枚
  • 生後7ヶ月~1歳:1日→8枚、1週間→56枚

おしりナップは、赤ちゃんの口や身体を拭くのにも使えるので、未使用のものを1~2パックは入れておきます。

赤ちゃん用防災グッズ:ミルク・哺乳瓶

外出時に使える分包タイプもしくはキューブタイプのミルクを準備します。

缶タイプは、量は多いですが、一旦封を切ると保存が難しいのでおすすめはできません。

ミルクの授乳量の目安は、次のとおりです。

  • 生後0ヶ月~:1日に7回、1回あたり80~120ml
  • 生後1ヶ月~:1日に6回、1回あたり120~160ml
  • 生後3ヶ月~:1日に5回、1回あたり200ml
  • 生後5ヶ月~:1日に5回、1回あたり200ml

※ただし、異なる授乳量の目安を設定している商品もあるので、授乳前にパッケージを確認してください。

生後5ヶ月以降は離乳食を始める前提なので、1日当たりの授乳量は変化していません。

離乳食は、大人の食料を調理法を工夫して食べさせてあげることで足りるので、特に準備する必要はありません。

被災状況によって離乳食を始められない場合は、授乳で栄養を確保する必要があるため、1回あたりの授乳量を調整することになります。

哺乳瓶は、被災時はきちんと消毒できない可能性が高いので、使い捨てタイプを準備しておきましょう。

完全母乳育児の場合、「ミルクは必要ない」と思うかもしれません。

しかし、母乳の出はお母さんの心身の状態に大きく左右されます。

地震に巻き込まれたショックや、避難生活による精神ストレスで母乳が出なくなるお母さんはとても多いものです。

そのため、母乳育児の場合でも、ミルクを準備しておくことはとても大切です。

赤ちゃん用防災グッズ:着替え

肌着は7枚(日数分)準備します。

服は、着替えさせやすく、寝冷えなどの心配が少ないロンパース(上下一体の服)を1、2着準備しておきます。

低月齢の頃はおくるみも入れておきましょう。

暑い時は肌着で調節し、寒い時は大人の衣服やタオルで調節するので、夏用の服や冬用の上着はなくても問題ありません。

靴下は、防寒対策や避難所における靴代わりになるので1,2足は入れておきます。

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赤ちゃん用防災グッズ:おもちゃ

「避難時におもちゃなんて。」と思うかもしれません。

しかし、赤ちゃん連れで被災した経験のある人の多くが「避難生活であった方が良かった。」と回答したのが、赤ちゃんのおもちゃです。

避難所生活で赤ちゃんがぐずった時や、寝かしつけの時に重宝したようです。

おしゃぶりやお気に入りのタオルなどで代用することもできます。

被災時にまず持ち出す「防災グッズ」は1日分

赤ちゃん用の防災グッズ・災害備蓄品を一週間分持ち出すと、それだけでかなりの量になってしまいます。

そのため、防災グッズ・災害備蓄品を準備したら、避難時にすぐ持ち出す物(1日分)と、避難が長期化した時に使用する分に分け、すぐ持ち出す物だけ防災バッグに入れて、それ以外は別のバッグに保管しておきます。

一般的な災害備蓄品

一般的な防災備蓄品は、次のとおりです。

  • 水:1週間分(大人一人あたり3ℓ/日で計算)
  • 防災専用食(乾パン、あめなど):3日分
  • 食事(日常備蓄):4日分(赤ちゃんの離乳食が作りやすい商品を選ぶ)
  • 貴重品
  • 救急用具(薬など):必要な分だけ
  • タオル:3枚×人数分(赤ちゃんがいる家庭は多めに)
  • 衣料品:下着2~3セット、服1~2セット
  • 乾電池(充電池だとベター)・充電器:必要な分だけ
  • 発電用品(太陽光など):必要な分だけ
  • 生理用品:1週間分×必要な人数分
  • ティッシュペーパー:1週間分×人数分
  • 簡易トイレ:1週間分×人数分
  • 調理器具:カセットコンロなど(夜間や冬場に暖をとるのにも役立つ)
  • 貴重品

すべてそろえるとかなりの量になるので、一度に持ち出すのは困難です。

あらかじめ優先準備を決め、①必ず持ち出すもの、②できれば持ち出したい物、③余裕があれば持ち出すものに分けておくと、被災時に慌てずに済むでしょう。

水と食料など生命維持に関わる物をまず優先し、それ以外は各家庭の状況を踏まえて決めます。

赤ちゃんのことを考えると、タオルや救急用具は持ち出せるようにしておきましょう。

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まとめ

どれだけ地震に備えていても、いざ地震に巻き込まれるとパニック状態になって適切な行動がとれないことは人は大勢います。

いざという時に最低限の行動がとれるよう、折を見て防災グッズや災害備蓄品を確認したり、家族で防災訓練をしたりすることが大切です。

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