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乳児期の子育て

お七夜・命名式とは?読み方、数え方、やり方と料理は?命名書の書き方は?

お七夜 命名式 やり方 命名書 書き方

日本には昔から「お七夜」という赤ちゃんのお祝い行事があります。

お七夜では、赤ちゃんを家族や親戚にお披露目したり、赤ちゃんの名前を付けたりする(命名式)ことで、赤ちゃんが生まれたことを周囲に知らせてお祝いします。

このページでは、お七夜・命名式の概要、いつお祝いするのか、どのようにお祝いするのかについて紹介します。

お七夜とは?命名式とは?

お七夜とは、赤ちゃんに名前を付けてお披露目し、家族(社会)の一因として認めてもらうとともに、赤ちゃんの健やかな成長を願うためのお祝い行事です。

赤ちゃんの名前を付ける習慣から、「命名式」や「名づけの祝い」と呼ばれることもあります。

また、昔は「枕引き」や「枕下げ」とも呼ばれており、お母さんの床上げを行う日でもありました。

しかし、周産期医療の発達によって、お七夜の時期には出産による母体のダメージが回復していないことが明らかになり、現在は、お七夜に床上げする習慣はなくなっています。

お七夜・命名式の読み方

お七夜の読み方は「おしちや」です。

命名式の読み方は「めいめいしき」です。

お七夜については、「おしちよ」と読む地域もあったようですが、現在は「おしちや」で統一されています。

お七夜の起源

お七夜の起源は、平安時代の貴族が行っていた赤ちゃんのお祝い行事「産立ちの祝い(うぶだちのいわい)」にまで遡ります。

産立ちの祝いとは、赤ちゃんが生まれた日(初夜)、3日目(三夜)、5日目(五夜)、7日目(七夜)に、産神をまつって人々が飲食するお祝い行事です。

周産期医療が発達していなかった時代には、赤ちゃんが生まれてすぐ亡くなることが多かったため、奇数日ごとに「産立ちの祝い」を行って赤ちゃんの無事を祝っており、中でも生まれてから一週間(7日間)を無事に過ごせるかどうかが一つの大きな節目とされていました。

生後7日目のお七夜だけが現在まで残っている理由は諸説ありますが、生後一週間という節目が特に重要視されていたためという説が有力です。

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お七夜・命名式を行っている家庭はどのくらい?

アンケート結果を見てみると、お七夜・命名式を実際に行っている家庭は、新生児のいる家庭のの40%弱です。

50年前が約70%、30年前が約60%、10年前が約45%で、徐々に減少していることが分かります。

また、アンケートに「お七夜・命名式を行っている」と回答した家庭の約30%が夫婦のみ、約80%が夫婦とその父母(赤ちゃんの祖父母)と行っており、親戚などと一緒に行うと回答した家庭は数%に留まっています。

お七夜・命名式をいつ行うか

日本では、産婦人科で出産した場合は、出産日から5~7日間は入院することが多く、退院の時期とお七夜の日が重なりがちです。

そのため、現在は、実際のお七夜の日には赤ちゃんの名前だけお披露目し、お祝いは退院して落ち着いてから行う夫婦が多くなっています。

お七夜・命名式の数え方

現在は、赤ちゃんの日齢や週齢を「生まれた日=生後0日」として数えます

産まれた日が「生後0日」、翌日が「生後1日」、その次の日が「生後2日」です。

母子手帳もこの数え方で書き込みますし、病院などでもこの数え方が使用されています。

一方で、赤ちゃんのお祝い行事については、「生まれた日=生後1日」という日本古来の数え方をすることになっています。

そのため、お七夜・命名式は、「赤ちゃんの誕生日(生まれた日)=生後1日」とし、そこから7日目の夜(現在の数え方だと生後6日)にお祝いをすることになります。

例えば、8月10日に出産した場合は8月17日の夜(現在の数え方では生後6日)に、12月30日に出産した場合は翌年の1月5日の夜にお七夜を行います。

関連ページ

新生児期と乳児期の赤ちゃんの月齢(生後○ヶ月)、週数、日数の数え方

お七夜のやり方・祝い方

昔のお七夜は、家族で神社へお参りした後、家で命名式を行って一族の長(家父長制下では家長)が赤ちゃんに名前を付け、家族や親戚で祝い膳を囲んでお祝いしていました。

しかし、新生児期はなるべく外出を控える方が良いと考えられるようになり、また、お七夜の時期には出産に伴うダメージが母体に残っていることもあり、現在は、夫婦だけで、家の中でお七夜・命名式を行うことが多くなっています。

夫婦の両親を招く家庭もありますが、両親が遠方に住んでいたり現役で働いていたりすることも多く、お七夜には来ないことも珍しくありません。

現在の一般的なお七夜の祝い方は、以下のとおりです。

  1. 赤ちゃんをお披露目する
  2. 命名式を行う
  3. 祝い膳を囲む

お七夜のやり方1:赤ちゃんをお披露目する

お七夜に招いた家族や親戚に、赤ちゃんをお披露目します。

家族や親戚と一緒に記念写真を撮影したり、赤ちゃんの手形や足型をとったりする家庭もあります。

生後1週間の赤ちゃんに負担をかけないよう、写真撮影は家の中で、手形や足型は赤ちゃんのご機嫌を見ながら行います。

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お七夜のやり方2:命名式を行う

命名式では、命名書に赤ちゃんの名前などを書き、目立つところに貼りだして赤ちゃんの名前をお披露目します。

赤ちゃんの名前を書く命名書には、古来から受け継がれてきた正式なものと、略式のものがあります。

正式な命名書の書き方

  1. 奉書紙を横に半分に折り、縦に三つに折る
  2. 右側に筆で命名と書く
  3. 真ん中に①父親の名前と続柄、②赤ちゃんの名前、③赤ちゃんの生年月日を書く
  4. 左側に①名付け親の氏名、②命名した年月日を書く
  5. 命名書を神棚や仏壇に飾り、鯛や鯉などを添えてお宮参りの日まで飾っておく

略式の命名書の書き方

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  1. 半紙の右側に筆ペンやマジックで①お父さんお母さんの名前、②続柄を書く
  2. 半紙の真ん中に①命名と書き、その下に②赤ちゃんの名前を書く
  3. 左側に赤ちゃんの生年月日を書く
  4. 命名書を壁に貼ったり、ベビーベッドや棚の上に置いたりし、お宮参りの日まで飾っておく

略式の命名書は、無料でおしゃれなテンプレートをネットからダウンロードすることができますし、文房具屋や赤ちゃん用品店などでも売られています。

お七夜のやり方3:祝い膳を囲む

お七夜では、家族や親戚と命名の由来など赤ちゃんの話をしながら祝い膳を囲むのが習わしとなっています。

祝い膳の内容は、赤飯、鯛の塩焼き(尾頭付き)、紅白の麩(ふ)(かまぼこ)、蛤(はまぐり)のお吸い物、昆布などです。

家庭で用意することもありますが、最近は、仕出し料理店にお七夜の祝い膳を注文したり、寿司などの配達を頼んだりする家庭も増えています。

お七夜の時期は、出産に伴う母体のダメージがまだまだ残っているので、くれぐれも無理をせず、親に頼んだり、配達を活用したりしてください。

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まとめ

お七夜・命名式は、赤ちゃんが生まれてから最初に行うお祝い行事です。

最近は、周産期医療の発達によって新生児期の赤ちゃんがすくすく育つことが多くなり、節目節目で無事を祝うという習慣はなくなりつつあります。

しかし、赤ちゃんの出生を祝い、赤ちゃんを家族の一員として迎え入れるとともに、今後の健やかな成長を願う気持ちを込めてお七夜・命名式を行う家庭は今も一定数を維持しています。

お七夜・命名式の時期は、赤ちゃんの体調が安定せず、お母さんの疲労も回復していないものです。

実行する場合は、母子の健康を第一に考えて無理のない範囲で行ってください。

また、一人で何とかしようとせず、お父さん、祖父母、親戚に行事の取り仕切りを任せたり、祝い膳の配達を依頼したりするなどすることも大切です。

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