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乳児期の子育て

捕捉反射とは?読み方と消失時期は?探索、吸啜、嚥下反射との関係は?

赤ちゃん 哺乳反射

生まれたてで目もほとんど見えていない赤ちゃんが、すぐにお母さんの乳首を探し当てて母乳を飲むことができる理由を知っていますか?

実は、赤ちゃんには原始反射という機能が生まれつき備わっており、生まれたての頃から上手に母乳を飲むことができるのも、この原始反射のおかげです。

原始反射の中でも、母乳を飲むための反射を哺乳反射といい、①探索反射、②捕捉反射、③吸啜反射、④嚥下反射の4種類があります。

このページでは、哺乳反射の一つである捕捉反射の概要、出現時期と消失時期、消失しない場合に疑われる病気や障害について紹介します。

原始反射と哺乳反射

まずは、原始反射と哺乳反射の概要を確認しておきます。

原始反射とは

原始反射とは、赤ちゃんが胎外の環境に適応して生きていくために必要な機能です。

反射とは、感覚器から得たある刺激に対してある反応を示すことで、脊髄と脳幹が中枢の役割を果たしています。

原始反射は、健常な赤ちゃんの場合、お母さんの胎内にいる頃に出現して、生まれたての頃から機能し、中脳や大脳皮質など高次の脳が成熟するにつれて消失していきます。

引用:赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?|乳児期の子育て

原始反射は、健常な赤ちゃんであれば生まれつき備わっている機能です。

そのため、乳幼児健診においては、原始反射の有無や程度、現れ方を見て、赤ちゃんの病気や障害、運動機能の発達を確認します。

主な原始反射は、次のとおりです。

  • 交叉伸展反射
  • 屈筋逃避反射
  • 手掌把握反射
  • 足底把握反射
  • バビンスキー反射
  • ギャラン反射
  • 陽性支持反射
  • 台乗せ反射
  • 自立歩行反射
  • 哺乳反射(探索反射、捕捉反射、吸啜反射、嚥下反射)
  • 押し出し反射
  • 引き起こし反射
  • モロー反射
  • 緊張性迷路反射
  • 非対称性緊張性頸反射
  • 対称性緊張性頸反射

哺乳反射とは

哺乳反射とは、赤ちゃんが、①乳首を見つけて口を開け、②乳首に吸い付き、③母乳やミルクを飲むための一連の原始反射です。

赤ちゃんが生きていくためになくてはならない原始反射ですし、首すわりが完成する時期にも影響します。

引用:赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?|乳児期の子育て

哺乳反射は、①探索反射、②捕捉反射、③吸啜反射、④嚥下反射の4種類が、この順番どおりに起こることになります。

捕捉反射以外の哺乳反射の概要は、次のとおりです。

探索反射

探索反射とは、唇やその周辺に物が触れると、口を開いて触れた物の方を向く原始反射です。

探索反射は、お母さんの乳房や乳首を探すために必要です。

吸啜反射

吸啜反射とは、口の中に入った乳首などに吸い付いてすする原始反射です。

吸啜反射は、お母さんの乳首に吸い付いて母乳を閔妃つさせるために必要です。

嚥下反射

嚥下反射とは、口の中に流れ込んだ母乳を飲み込む哺乳反射です。

嚥下反射は、母乳やミルクを飲み込むために必要です。

なお、探索反射と捕捉反射については、区別せずに探索反射として紹介されることもあります。

捕捉反射(ほそくはんしゃ)とは

捕捉反射とは、哺乳反射の一つで、唇やその周辺に触れた物をくわえる原始反射です。

読み方は「ほそくはんしゃ」です。

捕捉反射以外にも、ルーティング反射と呼ばれることもあります。

捕捉反射は、探索反射によって探し当てたお母さんの乳首をくわえ、吸啜反射を起こすために必要になります。

生まれたての赤ちゃんは、捕捉反射を生まれ持っていることで、乳首をしっかり口にくわえることができるのです。

捕捉反射はいつから、いつまで(消失時期)

原始反射が現れる時期を出現時期、消えていく時期を消失時期といいます。

捕捉反射はいつから(出現時期)

補足反射は、胎児のころ(在胎28週ころ)に出現します。

そのため、赤ちゃんが生まれたての頃から確認することができます。

捕捉反射はいつまで(消失時期)

病気や障害による影響がない場合は、生後3ヶ月~生後5ヶ月頃に自然に消失していきます。

捕捉反射の異常

捕捉反射が出現しない場合は、中枢神経系(運動感覚機能、抑制機能)に異常が疑われることになります。

通常、捕捉反射は左右対称に出現しますが、左右非対称に出現する場合は、脳の片側や顔面神経に障害がある可能性があります。

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まとめ

捕捉反射は、探索反射で探し当てたお母さんの乳首をくわえ、次の吸啜反射につなげる重要な原始反射です。

もし、捕捉反射が出現しないと、乳首をくわえることはできても母乳を飲むことができず、赤ちゃんは十分な栄養が摂取できずに衰弱してしまいます。

赤ちゃんが乳首を口にくわえることができないようなら、すぐに小児科を受診させ、必要な治療を受けてください。

特に低月齢のうちは、たとえ数日であっても、十分な栄養が摂取できないと体調を崩しますし、その後の脳や身体の発達にも悪影響を及ぼしてしまいます。

なお、口蓋裂をはじめとする異常がある場合は、捕捉反射の有無とは関係なく(捕捉反射は出現していても)乳首をくわえることが難しいことがあります。

気になる場合は放置せず小児科に相談するようにしましょう。

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