閉じる
  1. 赤ちゃんのしもやけの原因は?手足やほっぺの症状と対処は?何科を受診する…
  2. 意外と知らない予防接種ワクチンの副反応(副作用)、種類、接種方法
  3. 発達障害とは?赤ちゃん・子供の兆候と特徴は?診断時期は?
  4. 赤ちゃんの後追いはいつから?酷いのはいつまで?後追いしないと自閉症?
  5. 赤ちゃん・幼児の頃からチェックしたい発達障害の種類と特徴
  6. カンガルーケアとは?メリットとデメリット、自閉症の原因になる?
  7. 赤ちゃんの鼻水の原因と対応は?黄色や透明だと病院受診?
  8. 新生児期~乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気と、病気の目印の症状まとめ…
  9. 新生児生理的体重減少とは?原因と計算法は?異常があるときの症状は?
  10. 赤ちゃんの予防接種のスケジュールは?定期接種と任意接種の違いは?
閉じる

乳児期の子育て

小頭症とは?赤ちゃんの特徴と頭の形、知能は?治療法は?ジカ熱との関係は?

赤ちゃん 小頭症 新生児

赤ちゃんの頭の形や大きさは個人差があるものですが、病気が影響していることがあります。

頭の形や大きさに影響を与える病気の一つが、小頭症です。

小頭症は、以前は日本ではあまり聞きなれない病気でした。

しかし、2015年から、ブラジルを中心とする中南米で、小頭症の赤ちゃんがたくさん生まれたことや、ジカ熱と小頭症の関係について大々的に報道され、一躍有名になりました。

このページでは、小頭症の概要、原因、ジカ熱との関係、頭の形、知能に与える影響、治療法について紹介しています。

小頭症とは

小頭症とは

小頭症とは、脳の発達が遅れるもしくは停止することにより、頭(頭囲)が異常に小さい状態のことです。

小頭症と診断されるのは、赤ちゃんの頭囲が、年齢の平均頭囲値から標準偏差の3倍を引いた数値より小さいときです。

計算式は次のとおりです。

  • 赤ちゃんの頭囲<年齢の平均頭囲値-標準偏差の3倍

小頭症は、頭が小さいだけでなく、知的発達の遅れやけいれん発作などの症状を伴うことがあります。

小頭症と狭頭症の違い

小頭症と似た症状に狭頭症があります。

狭頭症とは、頭蓋骨が早く縫合されて完成する(頭蓋骨早期融合)ことにより、頭蓋が大きくならない状態のことです。

ネットや辞書によっては、小頭症と狭頭症を同一の病気として扱っていることがありますが、厳密には区別されています。

関連ページ

小頭症の原因

小頭症 原因

脳の発達を遅らせる、もしくは停止させると考えられている原因には、次のようなものがあります。

  • 染色体異常(遺伝)
  • 胎内感染(妊娠中にお母さんが感染症にかかり、それが赤ちゃんにうつる)
  • 妊娠中、赤ちゃんの脳に血液や酸素が十分供給されない
  • 周産期障害(重症仮死など)
  • 中枢神経感染症
  • 栄養失調
  • ジカ熱

ただし、どの原因によって小頭症が発症したのかについての特定は難しいものです。

ジカ熱と小頭症

ジカ熱(ジカウィルス感染症)とは、ヤブカ属の蚊が媒介するジカウィルスによる感染症です。

主な症状は、発熱、発疹、関節痛、関節炎などで、感染から3日~12日の潜伏期間を経て発症します。

ただし、ごく軽症もしくは発症しないこともあり、感染に気付かない人が少なくありません。

ブラジルの保健省は、妊娠中の女性のジカウイルス感染とお腹の中の赤ちゃんの小頭症に関連があると発表しており、現在、ジカウィルスと小頭症の関連が調査されています。

現時点で、ジカ熱が小頭症の原因だと断定されてはいませんが、十分な注意が必要でしょう。

ジカ熱と小頭症の関連については、関連ページで詳しく紹介しています。

2016.4.13追記

2016年4月13日、アメリカの疾病予防管理センター(CDC)は、中南米で多発している小頭症について、妊娠中にジカ熱に感染することが原因であると結論を発表しました。

28.7.26追記

平成28年7月26日、スペインのカタルーニャ地方で、ジカ熱に感染した女性が小頭症の赤ちゃんが出生しました。

同地方では、これまでに91人のジカ熱発症者がいましたが、小頭症の赤ちゃんが生まれたのは初めてだと報道されています。

女性は、中南米を渡航中にジカ熱に感染し、帰国後に出産したようです。

スポンサーリンク

関連ページ

小頭症の特徴・症状

小頭症 症状 特徴

小頭症の一番の症状は、頭が小さいことです。

生まれたての赤ちゃんの頭囲は約33cmで、月齢を経るにつれて大きくなっていきますが、小頭症の場合、もともとの頭囲が小さい上、成長に見合う大きさにもなりません。

また、頭蓋骨の早期縫合や欠損によって頭の形がいびつになることも多いものです。

代表的な頭の形としては、舟状頭(頭の前後が長くなる)、短頭(頭の前後が短くて横幅が広く、額が扁平になる)、三角頭蓋(額の中央が突出する)などがあり、特に、舟状頭になりやすい傾向があります。

その他、知的発達の遅れや低身長(発育の遅れ)、甲高い泣き声、食欲不振、けいれん発作などを伴うこともあります。

関連ページ

スポンサーリンク

小頭症の検査と診断

小頭症 検査 診断

小頭症の検査と診断の方法は、赤ちゃんの出生前後で異なります。

赤ちゃんが生まれる前

小頭症は、超音波・高周波やコンピューターを利用した画像診断により、赤ちゃんが生まれる前に診断されることがあります。

ただし、妊娠後期まで診断できないことも少なくありません。

赤ちゃんが生まれた後

赤ちゃんが生まれた後は、頭囲測定、頭部CTや頭部MRI、血液検査や尿検査などによって診断されます。

スポンサーリンク

小頭症の治療

小頭症 赤ちゃん 治療

現時点では、小頭症を根本から治療する方法は見つかっていません。

小頭症に伴う知的発達の遅れについては療育的な関わりによってケアします。

また、けいれん発作などの症状については、症状に応じた対症療法が行われることになります。

根本的な治療法がないため、小頭症の治療は基本的に一生をかけて行っていくことになります。

関連ページ

スポンサーリンク

まとめ

世界中を簡単に行き来できる現在においては、いつ日本でジカ熱が流行して小頭症の赤ちゃんが急増してもおかしくないと言えます。

ジカ熱や小頭症を予防する方法は見つかっていませんが、少なくとも妊娠中は人ごみを避け、夏場の虫よけ対策を徹底することを心がけてください。

また、ジカ熱が流行する地域への渡航はなるべく控えるなど、ちょっとした心がけが大切になります。

ページ上部へ戻る