閉じる
  1. ロタウィルスの予防接種の接種期間(時期)と料金は?赤ちゃんへの副反応は…
  2. 赤ちゃんの予防接種のスケジュールは?定期接種と任意接種の違いは?
  3. 赤ちゃんの後追いはいつから?酷いのはいつまで?後追いしないと自閉症?
  4. 赤ちゃんの予防接種の前後でチェックしておきたいこと
  5. ロタウィルス胃腸炎とは?症状、潜伏期間、治療法は?予防接種の効果は?
  6. 新生児期~乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気と、病気の目印の症状まとめ…
  7. 赤ちゃんのしもやけの原因は?手足やほっぺの症状と対処は?何科を受診する…
  8. 赤ちゃんが風邪!咳、鼻水、発熱、下痢症状への対応と病院受診の目安
  9. 赤ちゃんが頭や首を振るのはなぜ?激しい、上下、病気が原因の首振りとは?…
  10. 赤ちゃんの医療費控除とは?対象と計算式は?申請は確定申告で?
閉じる

乳児期の子育て

赤ちゃんの肺炎の原因は?症状は熱と咳?治療で完治する?

赤ちゃん 肺炎 原因 症状 治療 マイコプラズマ

赤ちゃんの肺炎

肺炎は、赤ちゃんが気をつけたい病気の一つです。

しかし、原因となる病原体や症状がたくさんある上、初期症状は風邪と見分けがつきにくく、対応を迷ったり、対応が遅れたりしがちなものです。

そこで、このページでは、肺炎の原因、症状、風邪との見分け方、治療方法について紹介します。

肺炎とは

肺炎とは、赤ちゃんの身体の抵抗力(免疫力)が低下した状態で、ウィルスや細菌が肺に感染して炎症を起こす病気です。

肺炎になると、空気をうまく吸い込めず息苦しくなる上、ゴホンゴホンというタンのからんだ湿った咳が繰り返しでます。

赤ちゃんは、大人に比べて抵抗力が乏しく、重症化のリスクが高くなります。

赤ちゃんの肺炎の原因

赤ちゃんの肺炎の原因となる病原体はたくさんありますが、ここでは主な原因となる①ウィルス、②細菌、③マイコプラズマについて紹介します。

肺炎を引き起こすウィルス

  • 風邪のウィルス
  • インフルエンザウィルス
  • パラインフルエンザウィルス
  • RSウィルス
  • アデノウィルス

ウィルス性肺炎には、①ウイルス自体が肺炎を起こす、②ウィルスと細菌が感染して肺炎を起こす、③まずウィルスが感染し、続いて細菌が感染して肺炎を起こすという3つの場合があります。

肺炎を引き起こす細菌

  • 肺炎球菌
  • 溶連菌
  • 黄色ブドウ球菌

以前は、赤ちゃんの肺炎は肺炎球菌を原因とするものが多かったのですが、2013年11月から、小児用肺炎球菌ワクチンが定期接種で受けられるようになり、肺炎球菌を原因とする肺炎は減りつつあります。

マイコプラズマ

マイコプラズマとは、ウィルスと細菌の中間に位置づけられている微生物のことです。

赤ちゃんの肺炎の症状

ウィルス性肺炎の症状

  • 発熱(38度から40度の高熱)
  • 激しい咳
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 呼吸困難

ウィルス性肺炎の症状は風邪に似ていますが、悪化すると呼吸困難など生命に関わる症状が出ることもあります。

関連ページ

細菌性肺炎の症状

  • 発熱(突然、40度近い高熱が出る)
  • タンがからんだ激しい咳
  • 胸の痛み
  • 呼吸数や脈拍の増加
  • 呼吸困難
  • チアノーゼ(唇や爪が紫色になる)
  • 意識障害
  • 嘔吐・下痢

重症化すると、呼吸困難や意識障害など深刻な症状が出ます。

ウィルスやマイコプラズマを原因とする肺炎よりも、重症化しやすい傾向があります。

マイコプラズマ性肺炎の症状

  • 鼻水・鼻づまり
  • のどの痛み
  • 発熱(38度から40度の高熱が出る)
  • タンのからむ激しい咳が長期間続く
  • 呼吸困難

タンのからむ激しい咳が長期間続くことが特徴です。

マイコプラズマが原因で肺炎を発症するのは学童期が一番多く、乳児期の赤ちゃんの場合は、マイコプラズマに感染しても風邪程度の症状で済むことが多くなっています。

肺炎と風邪の見分け方

肺炎は、発症した時点では風邪と見分けがつきにくいものです。

しかし、風邪の症状が時間の経過とともに治っていくのに対して、肺炎の症状は長期間続き、放置すると悪化するところが大きく異なります。

肺炎を疑って赤ちゃんを受診させる目安は、次のとおりです。

  • 発熱(38度以上の高熱)が続いている
  • タンのからんだ激しい咳が続いている
  • 赤ちゃんの寝つきや機嫌が悪い状態が続いている
  • 赤ちゃんが苦しそうに呼吸している(呼吸困難)
  • 脱水症状がみられる
  • チアノーゼが出ている

肺炎は重症化すると赤ちゃんの生命に関わる病気ですから、早めの対応が何より大切です。

上の症状はあくまで目安なので、赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたら、早めに受診させてあげましょう。

重症(呼吸困難、脱水症状、チアノーゼがみられる)の場合は、119番をして緊急に対応する必要があります。

スポンサーリンク

赤ちゃんの肺炎の治療方法

ウィルス性肺炎の治療

抗ウイルス薬を使用して治療するのが一般的です。
ただし、かぜウィルスにより引き起こされた肺炎については抗ウィルス薬がなく、吸入薬で気管を広げるなど対症療法を行うことになります。

よほど重症化しない限り、一度受診した後は家庭で安静に過ごすことになります。

家庭における対応方法

温度と湿度を適切に保つ

赤ちゃんが過ごしやすい室温は、夏場なら25~27℃前後、冬場は22~25℃前後、湿度は50~60%です。

エアコンやヒーターは微調整が難しいため、扇風機、湯たんぽ、タオルケットで調節しましょう。

湿度については、加湿器や濡れタオルを活用します。

水分補給

発熱による脱水症状の予防や、タンが出やすくするために、意識的に水分補給しましょう。

冷たい飲み物は避け、常温か温かめの湯冷ましやお茶を飲ませます。

細菌性肺炎の治療

細菌性肺炎は重症化しやすいため、入院治療が中心になります。

肺炎の原因になった細菌に合った抗菌薬を使用して治療します。

また、呼吸困難に対して酸素吸入、脱水症状に対して点滴というように対症療法も行われます。

マイコプラズマの治療

重症でない限り通院で、マイコプラズマ肺炎に効果のある抗生剤で治療します。

スポンサーリンク

肺炎は完治する

肺炎は、重症化すると生命に関わる怖い病気ですし、治療の開始が遅れるほど治療に時間がかかる傾向があります。

ただし、早いうちに肺炎の症状を発見し、適切な治療を受けることで後遺症を残すことなく、完治させることができます。

そのため、日頃から赤ちゃんの様子をこまめに観察し、いつもと様子が違うと感じたら、早めに小児科を受診させてあげることが大切です。

ページ上部へ戻る