赤ちゃんのよだれはいつから?いつまで多い?、かぶれ、出ない、臭い時の対応

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赤ちゃんのよだれは、健全に成長・発達をしている証であり、健康状態を知る上で大切なバロメーターの一つです。

しかし、よだれが出ていると「不衛生じゃないか」「肌が荒れるのではないか」などと心配になるものです。

また、よだれがたくさん出すぎる、まったく出ない、よだれが増える時期が他の赤ちゃんより遅かったり早かったりするといった場合には、不安にかられてしまうでしょう。

この記事では、赤ちゃんのよだれの機能、よだれが出る原因、よだれが多い理由、よだれが多い時期、よだれかぶれ、よだれが出ない、少ない・臭い場合の対応について紹介します。

よだれの機能

赤ちゃんのよだれには、赤ちゃんの健康を支えるための様々な機能があります。

  • 食品の消化を助ける
  • 口内の粘膜を保護する
  • 口内の湿度を一定に保つ
  • 口内を洗浄、殺菌する

赤ちゃんは、大人に比ると身体機能や免疫が未熟で、細菌やウィルスに感染しやすいものです。

そのため、よだれをたくさん出すことで細菌やウィルスが口から体内へ侵入するのを予防しています。

また、よだれには、口内の粘膜を保護したり、口内の湿度を一定に保ったりするなど「口内環境を良い状態に保つ」機能もあります。

赤ちゃんの口からよだれがダラダラ出ていると心配になるかもしれませんが、たくさんよだれが出ているのは赤ちゃんが健康な証です。

赤ちゃんのよだれがたくさん出る原因

どうして、赤ちゃんのよだれは口からあふれ出てしまうのでしょうか。

よだれの原因:唾液を飲み込めない

よだれとは、口の中の唾液が外にあふれ出たものです。

大人の場合、唾液が分泌されても口の中に留めておき、溜まってくると飲み込むことで口内の唾液の量を調節することができます。

しかし、低月齢の赤ちゃんは、唾液を飲み込むことを学習していません。

そのため、唾液が分泌されて口の中が一杯になっても飲み込むことができず、口の外にあふれ出してしまうのです。

よだれの原因:口をずっと閉めていられない

大人の場合、口を閉じて唾液が口の外に出ないようにすることができます。

しかし赤ちゃんは、口の周りの筋肉が十分発達していないため上手に口を閉めておけず、よだれがあふれ出てきます。

よだれの原因:唾液の分泌量が増える

赤ちゃんは、生後2ヶ月~生後3ヶ月頃から唾液の分泌量が増え始めます。

唾液の分泌量の増え方に比べ、唾液を飲み込んだり口を閉めておくための筋肉が発達したりする時期が遅いため、分泌量が増えた分だけよだれが口の外へ溢れ出すようになります。

よだれの原因:指しゃぶり

赤ちゃんは、よく指しゃぶりをします。

特に、乳歯が生え始める時期は歯ぐきにむずがゆさを感じるので、よく指を口の中に入れるようになります。

その結果、指が唾液腺を刺激してよだれがたくさん出ます。

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赤ちゃんのよだれは多い時期はいつからいつまで

赤ちゃんのよだれが多い時期について見ていきましょう。

よだれが多い時期はいつから

赤ちゃんのよだれが多くなるのは、生後2ヶ月~生後3ヶ月頃からです。

この時期から唾液の量が増え始め、口の中に留めておけない唾液がよだれとして口の外にあふれるようになります。

離乳食を始める生後5ヶ月頃には、離乳食を消化するためにより一層唾液の分泌が増え、その分だけよだれの量も増えます。

乳歯が生え始める生後6ヶ月~生後9ヶ月頃になると、口の中がむずがゆくなるので、何にでも噛みついたり、指で歯茎を触ったりして唾液腺を刺激し、それが唾液の分泌を促してよだれの量も増えていきます。

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よだれが多い時期はいつまで

おおむね生後9ヶ月頃になると、口の周りの筋肉が発達して口を閉めた状態を維持できるようになります。

また、唾液を上手に飲み込めるようにもなるので、よだれがダラダラと流れ出すことは少なくなります。

1歳頃には、よだれの量が落ち着いてくるのが一般的です。

ただし、筋肉の発達や唾液の嚥下を覚える時期は個人差があるので、時期についてはあくまで目安だと考えてください。

よだれの量が多くなる時期や量が落ち着く時期は、赤ちゃんの成長・発達の速度に比例する傾向があります。

つまり、成長・発達が早い赤ちゃんはよだれの量が多くなったり、落ち着いたりする時期も早いことが多くなります。

ここでいう成長・発達とは、特定の運動機能や身長・体重などではなく、赤ちゃんの全般的な成長・発達のことです。

2歳を過ぎてもよだれの量が落ち着かない場合は、小児科に相談

よだれの量が落ち着く時期は個人差が大きいので、よだれの量が多いままでも、当面は病気や障害を心配する必要はありません。

しかし、いつまでもよだれを流し続けていると、外出中や保育園で好奇の目を向けられてしまいますし、衛生面の問題もあります。

そのため、生後2歳をすぎてもよだれの量が落ち着かない場合は、一度、小児科などに相談してみましょう。

家庭においては、「よだれ出てるよ。お口閉めようか。」、「つばがたくさん出てるのかな。ゴックンしようか。」と口を閉めておくことや唾液の飲み込み方を教えてあげましょう。

また、口の周りの筋肉を鍛えるために、食べ物をたくさんかむ練習をさせることも効果を発揮します。

一方で、「いつまでもよだれをダラダラ流して。」、「よだれを拭きなさい。汚い。」などと罵倒すると、よだれを垂れ流すことはなくなるかもしれませんが、子どもの自尊心が傷つくことがあるので注意してください。

赤ちゃんのよだれが多い時期の対処

よだれを放っておくと、よだれかぶれを起こしたり、よだれに細菌やウィルスがくっついたりしてしまい、不衛生です。

こまめに赤ちゃんの顔を確認し、よだれが出ていたら拭き取ってあげることが大切です。

ゴワゴワのタオルを使ったり、ゴシゴシこすったりすると、赤ちゃんの肌を痛めてしまいます。

また、タオルなどを上下左右に動かして拭き取ろうとすると、痛がったり嫌がったりする赤ちゃんが少なくありません。

濡らしたガーゼハンカチで、口の周りをトントンと優しくたたくように拭き取ってあげましょう。

拭き取った後は、皮膚が乾燥するまでソッとしておいてあげることがポイントです。

赤ちゃんから目を離すときは、食事中以外でもよだれかけ(スタイ)を付けさせ、よだれでベタベタになる前にこまめに交換してください。

赤ちゃんのよだれかぶれ

よだれかぶれとは、よだれが原因で口の周り、頬、首がかぶれた状態です。

赤ちゃんは、大人に比べて皮膚が薄いため、よだれがついたまま放置するとすぐ荒れてかぶれてしまいます。

また、よだれでかぶれることを認識していないため、口の中に突っ込んだ手で顔を撫でまわしたり、よだれに触れた手で目をこすったりします。

その結果、口の周りを中心によだれかぶれができて、強いかゆみに襲われて泣き出してしまうことも珍しくありません。

よだれかぶれのケア

衛生面にどれだけ気を使っていても、赤ちゃんはよくよだれかぶれになります。

よだれかぶれになったら、よだれを拭き取った後にワセリンやベビーオイルで皮膚を保湿してあげましょう。

ワセリンやベビーオイルは、赤ちゃんのヨダレで流れてしまうので、よだれを拭き取って乾燥させた後は塗りなおしてあげる必要があります。

保湿してもよだれかぶれが改善されない場合は、小児科に相談した上で皮膚科の受診を検討してください。

こんなよだれには要注意

冒頭にも書いたとおり、よだれは赤ちゃんの健康状態のバロメーターです。

よだれについて以下のような症状が見られた場合は、注意が必要です。

よだれが出ない・よだれの量が少ない

赤ちゃんにとっては、よだれがたくさん出ているのが健康な状態です。

そのため、よだれが出ない、よだれの量が極端に少ない場合は要注意です。

赤ちゃんが唾液を上手に飲めていたり、口を閉じられるようになっていたりするのであれば問題ありません。

しかし、急によだれが出なくなった場合、脱水を起こしている可能性があります。

赤ちゃんの体調をこまめに確認し、いつもより多めの水分補給を心がけましょう。

唾液が出ない状態が続くと口の中が乾燥し、粘膜が十分に機能せず細菌やウィルスに感染しやすくなります。

また、離乳食が十分消化されなくなることもあります。

3日以上よだれが見られない場合は、念のために小児科を受診させてあげましょう。

よだれが臭い

通常、赤ちゃんのよだれは無臭でサラッとしています。

赤ちゃんのよだれが臭い場合は、唾液の分泌量が減って口内の水分量が少なくなり、雑菌が繁殖している可能性があります。

唾液が十分に分泌されていれば、口内に残った母乳やミルク、離乳食の食べかすなどを洗い流してくれますが、分泌量が減ると口内に食べかすなどが残って雑菌が繁殖し、よだれが臭くなってしまうのです。

臭いだけでなく、よだれに粘り気がある場合は、口内環境が悪くなっていると判断して間違いないでしょう。

普段よりも多めに水分補給することにより、口内環境を整えてあげることが大切です。

泡状のよだれが出る

赤ちゃんの口元に泡状のよだれが出ていることがあります。

よだれの状態によっては泡を吹いているように見えることもあり、慌ててしまう親も多いものです。

これは、唾液の分泌量が増えた状況で赤ちゃんが口をたくさん動かし、よだれが泡立ったことによって起こる現象です。

泡状のよだれが出ても病気などを心配する必要はありませんが、赤ちゃんが口内の乾燥を気持ち悪がって口を動かしている可能性はあるので、よだれの匂いや粘り気を確認し、多めに水分補給をさせてあげましょう。

なお、よだれが泡立つことを知り、面白がってわざと泡立たせようとする赤ちゃんもいます。

まとめ

よだれには赤ちゃんの口内環境を整える様々な機能があります。

口まわりの筋肉の発達やよだれを飲み込むことを知らないなど、よだれが出る原因はいくつもありますが、基本的には衛生面に気を付けていれば問題はありません。

ただし、よだれの分泌量が少ない、よだれが臭いなど注意すべきこともあるので、赤ちゃんの様子をこまめに観察し、必要に応じて水分補給などをさせてあげましょう。