離乳食で赤ちゃんが便秘に!原因は水分不足?対策や解消法は?

赤ちゃん 便秘 離乳食

赤ちゃんが便秘になる原因はいくつもありますが、その一つが離乳食です。

赤ちゃんは、生まれてから数ヶ月は母乳やミルクを飲むだけで生存や成長に必要な栄養を得ることができるため、その他の食べ物を必要としません。

しかし、月齢を経るにつれて母乳やミルクのみでは栄養が不足するようになり、徐々に母乳やミルク以外の物を食べて栄養摂取する必要が生じます。

離乳食は、赤ちゃんの食事スタイルを「母乳やミルクを飲む」ことから「食品を食べる」ことへ変えていく練習です。

しかし、赤ちゃんの内臓は大人に比べて未熟なので、離乳食をうまく消化できないなどの理由により、便秘になることがあります。

この記事では、離乳食と赤ちゃんの便秘の関係や、便秘の原因と対策・解消法について紹介しています。

離乳食を始めてから便秘になる赤ちゃんは多い

まずは、お父さんお母さんの体験談を見ておきましょう。

  • 母乳やミルクだけ飲んでいた頃は毎日うんちしていたのに、離乳食を始めた途端便秘になった
  • 離乳食を中断すると便秘はなくなるのに、離乳食を再開するとまた便秘になる
  • 赤ちゃんは、離乳食をよく食べているし発育も順調なのに、便秘がなおらない

このように、離乳食をきっかけに便秘になる赤ちゃんは多く、離乳食と赤ちゃんの便秘の問題で頭を悩ませるお父さんお母さんは少なくありません。

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離乳食前期(生後5ヶ月、生後6ヶ月、生後7ヶ月、生後8ヶ月頃から)の便秘の原因

離乳食を始めた後に赤ちゃんが便秘になる原因は、離乳食の進み具合(月齢)によって異なります。

離乳食前期によくある便秘の原因は、以下のとおりです。

腸内環境の変化

離乳食を始めると、腸の機能や腸内細菌が母乳やミルクを飲んでいた頃とは変化します。

ウンチが赤ちゃんの体内にたまるようになるので、便秘がちになります。

ウンチのもとになる成分が少ない食物を食べさせている

離乳食を始めたての頃は、消化に良い食物ばかり食べさせます。

消化に良い食物は、ウンチのもとになる成分が少ないものが多いので、便秘になりやすいものです。

水分不足

離乳食を始めたことで、赤ちゃんの母乳やミルクを飲む量が一時的に減って水分不足になることがあり、新生児期や乳児期前期に比べてうんちの回数が少なくなる傾向があります。

また、便秘になってうんちが硬くなり、血便が出るリスクもあります。

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離乳食前期の便秘対策

離乳食前期の便秘対策について見ていきましょう。

離乳食を中断させる必要はない

赤ちゃんは、成長するにつれて、栄養摂取の方法を母乳やミルクを飲むことから食べ物を食べることへと変えていかなければなりません。

離乳食は、赤ちゃんの胃や腸を食品に慣らし、赤ちゃんに「食べる」ことを教える大切な練習なので、便秘になったからといって離乳食を中断させる必要はありません。

便秘を理由に長い間離乳食を中断してしまうと、赤ちゃんが「食べる」練習をする機会を奪うことになり、その後の食生活に影響を及ぼす心配もあります。

赤ちゃんの体調やうんちを慎重に観察し、周囲のアドバイスを得ながら、離乳食の内容や量、回数を調整してみましょう。

食物繊維や乳酸菌が多い食物を食べさせる

食物繊維が多くて、離乳食前期の赤ちゃんが食べられる食品は、以下のとおりです。

生後5ヶ月~生後6ヶ月頃から食べさせられるもの

  • バナナ
  • ほうれん草
  • さつまいも
  • かぼちゃ
  • プルーン

生後7ヶ月~生後8ヶ月頃から食べさせられるもの

  • わかめ、ひじきなどの海藻類

ヨーグルト(腸の働きを助ける乳酸菌が入ったもの)、みかんなどの柑橘類の果汁、オリゴ糖を含む飲み物も、便秘を解消する効果があります。

便秘解消に効果がある食品でも、赤ちゃんによって相性の善し悪しがあります。

いろいろ試してみて相性の良いものを見つけておきましょう。

適度に運動させる

赤ちゃんの発達段階に応じて、寝返りやハイハイなど運動させることも便秘解消に効果的です。

赤ちゃんが自由に動き回れるような空間を準備してあげましょう。

水分補給

離乳食を始めると水分不足になりやすく、それが便秘の原因になることもあります。

母乳やミルクを飲ませるのも良いのですが、それで満腹になると離乳食が進まないので、白湯や麦茶などでたっぷり水分補給するようにしましょう。

ただし、母乳やミルク以外を飲みたがらない赤ちゃんもいるので、ご機嫌が良いときに少量ずつ飲ませるなど工夫が必要になります。

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離乳食後期(生後9ヶ月、生後10ヶ月、生後11ヶ月頃から)の便秘の原因

離乳食後期に入ると、便秘の原因も変化していきます。

食物繊維が不足している

離乳食後期になると、赤ちゃんの腸内環境も離乳食向けに整ってきますし、食べられるものも増えてきます。

しかし、たくさん食べていても、食物繊維が不足すると便秘がちになります。

水分不足

離乳食の量や回数が増えるにつれて、母乳やミルクを飲む量や回数が減っていくため、水分不足になりやすい傾向があります。

水分が不足するとうんちが固くなり、出にくくなってしまいます。

離乳食後期の便秘対策

離乳食後期の便秘対策は、以下のとおりです。

食物繊維や乳酸菌が多い食物を食べさせる

離乳食後期の赤ちゃんが食べられる食物繊維が多い食物は、以下のとおりです。

生後9ヶ月、生後10ヶ月、生後11ヶ月頃から食べさせられるもの

  • 大豆
  • とうもろこし
  • しいたけなどのきのこ類

離乳食前期の項目で紹介した食物と食べることができるので、一緒に食べさせてあげましょう。

ヨーグルト(腸の働きを助ける乳酸菌が入ったもの)、みかんなどの柑橘類の果汁、オリゴ糖を含む飲み物も、便秘を解消する効果があります。

適度に運動させる

赤ちゃんの発達段階に応じて、ハイハイやつかまり立ちなど適度に運動させることも大切です。

身体を動かすうちことで腸の働きが活性化しますし、食べる量も増えて自然と便秘が解消されます。

なお、赤ちゃんが動き回ると、それだけ事故やケガのリスクが高くなるので、安全対策には十分に配慮する必要があります。

また、赤ちゃんがケガをしたときの応急処置の方法も覚えておくことが大切です。

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水分補給

離乳食を始めると水分不足になりやすく、それが便秘の原因になることもあります。

母乳やミルクを飲ませるのも良いのですが、それで満腹になると離乳食が進まないので、白湯や麦茶などでたっぷり水分補給するようにしましょう。

生活リズムを一定に保つ

離乳食後期(乳児期後期)になると、赤ちゃんは、一定の生活リズムを守って過ごせるようになっていきます。

起きる時間や寝る時間、食事やお風呂の時間をきちんと決めて生活させることで、ウンチのリズムもできていきます。

生活リズムは、急に整えようとしてもなかなかうまくいきません。

生まれたての頃から朝はカーテンを開け、夜は電気を消すなど、生活リズムを意識させるような対応の積み重ねが物をいうことになります。

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まとめ

離乳食を始めたことをきっかけに赤ちゃんが便秘になるのはよくあることです。

赤ちゃんは、好き嫌いや食べしぶりをすることはあるものの、基本的には親に作ってもらった離乳食を食べるので、自力で便秘を解消することはできません。

赤ちゃんの便秘には必ず原因があるので、離乳食で食べさせた物や水分摂取量などをこまめに確認し、便秘の原因に辺りをつけて対策を講じてあげましょう。