赤ちゃんがおしっこで泣く!泣き出す原因はオムツの不快感?泣かないと異常?

赤ちゃん おしっこ 泣かない

赤ちゃんがおしっこをするときに泣くことはありませんか。

実は、おしっこをする直前やおしっこが出た後に泣き出す赤ちゃんは多いものです。

最初のうちは「オムツが気持ち悪いんだろうな。」、「早めにおむつを交換してあげよう。」などと思っていても、おしっこの度に赤ちゃんがギャン泣きするようになると、「異常があるのではないか。」と心配になるお父さんお母さんは多いものです。

一方で、おしっこをするときに赤ちゃんが泣かないと、それはそれで心配になることもあるようです。

どうして赤ちゃんはおしっこをするときに泣くのでしょうか。

また、おしっこをするときに赤ちゃんが泣かないと、何か異常があるのでしょうか。

この記事では、赤ちゃんがおしっこで泣く(おしっこの前に泣き出す、おしっこの後に泣き出す)原因と泣かない原因について紹介します。

赤ちゃんがおしっこで泣く回数

まず、赤ちゃんがおしっこで泣く回数について確認してみましょう。

おしっこの度に泣く赤ちゃんの場合、1日に何回くらい泣いているのでしょうか。

月齢 回数
生後0ヶ月 15~20回 5~20cc
生後1~2ヶ月 15~20回 10~50cc
生後3~5ヶ月 15~20回 10~60cc
生後6~11ヶ月 10~15回 40~80cc

新生児期から生後5ヶ月頃までは1日に15~20回、生後6ヶ月以降も1日に10~15回はおしっこで泣く計算です。

もちろん、おしっこの度に泣かない赤ちゃんもいるので参考程度の数値ですが、思っていたより多かったですか、それとも少なかったですか。

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赤ちゃんがおしっこで泣く原因

赤ちゃんがおしっこで泣く主な原因は、以下のとおりです。

おしっこで泣く原因:おしっこで濡れたオムツの感触が不快

私たちは、濡れたパンツやズボンを履いていると不快さを感じます。

赤ちゃんも同じで、オムツの中でおしっこをした後、濡れたオムツの感触に不快さを感じて泣き出します。

ただし、一般的には、濡れたオムツの感触に不快さを感じるのは生後1~2ヶ月頃からです。

実は、新生児は、生後1ヶ月以降の赤ちゃんに比べると、オムツが濡れていても泣き出さないことが多いものです。

理由としては、新生児は自分がおしっこをした感覚がない、濡れたオムツの感触を不快だと感じていないなどの指摘がありますが、特定はされていません。

いずれにしても、赤ちゃんが濡れたオムツを不快と感じて泣き出すのは、何度もおしっこをするうちに、排尿の感覚や乾いたオムツと濡れたオムツの感触の違いを認識するためで、その認識を持つまでには1~2ヶ月程度はかかると考えられています。

当然、赤ちゃんによって個人差はありますが、赤ちゃんが泣くのはオムツ交換のサインとは一概に言えないことは知っておいてください。

おしっこで泣く原因:おしっこが出る感覚に驚く

赤ちゃんは、排尿反射によっておしっこを出しています。

排尿反射とは、一定量のおしっこが膀胱に溜まること(刺激)に対する反応として、反射的に膀胱が収縮しておしっこが排出されることです。

つまり、赤ちゃんは尿意に気づくことができず、自分の意思でおしっこをコントロールすることができないのです。

そのため、排尿反射によって下腹部の筋肉が動いたり膀胱の収縮したりしておしっこが出る感覚に驚き、泣き出すことがあります。

私たちは、膀胱におしっこが溜まると尿意を感じ、トイレへ行って用を足すことができますが、尿意がなく急におしっこが出てきたら驚きますよね。

赤ちゃんは、「尿意がなく急におしっこが出る」という体験を繰り返し、その都度、驚いて泣いているのです。

おしっこで泣く原因:オムツかぶれ

オムツかぶれとは、オムツが触れる部位(お尻、腰、足の付け根など)にできる炎症のことです。

医学上の正式名称はオムツ皮膚炎で、紙おむつを履いている赤ちゃんの多くが一度は悩まされる症状です。

オムツかぶれの主な原因は、以下のとおりです。

  • おしっこやウンチによる刺激
  • おしっこやウンチ(拭き残しを含む)、汗などでオムツ内が蒸れて皮膚が弱くなった状態で、おしっこやウンチが付着して刺激される
  • おしりナップで強く拭き過ぎる
  • 皮膚に合わないオムツを使用している

オムツかぶれの状態では、おしっこが患部を刺激して痛みを感じるため、おしっこの度に泣くようになります。

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おしっこで泣く原因:尿路感染症

尿路感染症とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道など尿の通り道(尿路)に細菌が感染して炎症を起こした状態です。

細菌が尿道口から体内へ侵入して感染する病気で、尿道が太く短い女の子の方が発症率が高くなっています。

尿管・腎盂・腎臓に感染した場合は、38度以上の高熱、おしっこの白濁や腐敗臭、背中や腰の痛みなどの症状があり、尿道や膀胱に感染した場合は、おしっこに赤黒い血が混じって濁る、排尿時の痛みなどの症状があります。

そのため、赤ちゃんはおしっこをする度に背中や腰、尿道や膀胱に痛みを感じ、泣くことになります。

おしっこで泣く原因:亀頭包皮炎(きとうほうひえん)

亀頭包皮炎とは、チンチンの先っぽ(亀頭)やそれを包む皮膚が細菌やカンジダに感染して炎症を起こした状態です。

細菌感染によるものは細菌性亀頭包皮炎、カンジダ感染によるものはカンジダ性亀頭包皮炎と分類されています。

亀頭包皮炎は、幼児期以降に発症しやすい病気ですが、赤ちゃんでもかかることがあります。

おしっこの度にチンチンの炎症にしみて痛みを感じるため、赤ちゃんは激しく泣き出します。

おしっこで泣く原因:腎臓や尿路の異常

腎臓や尿路などが傷ついて出血していたり、機能に異常が見られたりする場合も、おしっこをする度に患部の痛みを感じ、泣き出すことがあります。

腎臓や尿路の異常は外見から確認することが困難なので、血尿や蛋白尿が見られる場合や、赤ちゃんの様子に違和感がある場合などは、早めに小児科を受診させて検査を受けさせることが大切になります。

赤ちゃんがおしっこで泣かない

すでに書きましたが、新生児期の赤ちゃんは、おしっこが出ても、おしっこでオムツが濡れても泣き出さないことがあります。

また、新生児期を過ぎた後も、おしっこで泣かない赤ちゃんは少なからずいます。

原因としては、赤ちゃんの気質や性格、刺激に対する敏感さ、その日の気分や体調などが考えられます。

つまり、気質や性格、敏感さの影響でおしっこで一切泣かない赤ちゃんもいれば、気分や体調によって泣いたり泣かなかったりする赤ちゃんもいるのです。

外見から判断することはできないため、普段の様子を観察して赤ちゃんの傾向を把握することになります。

赤ちゃんがおしっこで泣かないのは発達障害?

なお、赤ちゃんがおしっこで泣かない原因として、発達障害を心配する親が少なからずいます。

「おしっこで泣かない→感情表現が乏しい→発達障害」と結びつけてしまうようですが、心配する必要はありません。

また、発達障害かどうかは複雑な基準に基づいておおむね生後3歳以降に診断されるため、赤ちゃんの段階で発達障害と診断されることはありません。

おしっこで泣かない以外に人見知りしない、視線が合わない、抱っこを嫌がるなど発達障害に特徴的な症状が複数見られる場合は、小児科に相談してみてください。

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まとめ

おしっこをするときに赤ちゃんが泣く原因は、濡れたオムツの不快さ、オムツが出る感覚に驚く、オムツかぶれなど一時的で家庭で対処できるものあれば、尿路感染症や亀頭包皮炎、腎臓や尿路の異常など治療が必要なものもあります。

オムツ交換やオムツかぶれのケアで泣く症状が治まらない場合は、早めに小児科で原因をチェックしてもらいましょう。

なお、おしっこをするときに泣いていたとしても、実は原因はおしっこ以外にあることも珍しくありません。

おしっこのだけに注目するのではなく、ウンチの回数・量・色・におい、室温や湿度、衣類の着せすぎ、抱っこの仕方、授乳の回数や量など、赤ちゃんの健康状態を把握するためのその他の指標も確認するようにしてください。

赤ちゃんの状態は1日の中でも変わるため、チェック項目とチェックする時間帯をあらかじめ決めておくと、変化を見逃さずに済むはずです。

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【参考】