赤ちゃんの寝言でうなる、叫ぶ、笑う?寝言泣きと夜泣きの区別は?

赤ちゃん 寝言

夜中に突然、赤ちゃんが寝言を言いながら泣く、うなる、叫ぶ、笑う様子を見たことはありませんか?

夜中に赤ちゃんが泣くと言えば、夜泣きを思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、夜泣きではなく「寝言(寝言泣き)」の可能性もあります。

赤ちゃんは、大人と同じく寝ているときに寝言(寝言泣き)を言うことがあり、夜泣きと勘違いしてしまうお父さんお母さんが少なくありません。

寝言を夜泣きと勘違いして抱っこや授乳などをしてしまうと、寝ている赤ちゃんを起こすことになり、生活リズムや成長に悪影響を及ぼすリスクがあるため、注意が必要です。

この記事では、赤ちゃんの寝言の原因、寝言の種類、夜泣きと寝言泣きの見分け方、寝言の対応について紹介します。

赤ちゃんの寝言の原因

赤ちゃん 寝言

赤ちゃんは、睡眠中に寝言を言うことがあります。

言葉を学習していないので、寝言と言っても意味不明な音であったり、泣いたりうなったりするだけのことも多いですが、それなりの頻度で寝言を言います。

赤ちゃんの寝言の原因は、無意識の行動とレム睡眠です。

赤ちゃんの寝言の原因:無意識の行動

新生児期から生後1~2ヶ月頃の赤ちゃんは、意思とは無関係の行動をすることが多いものです。

例えば、赤ちゃんには生まれながらに原始反射という反射が備わっています。

原始反射とは、特定の刺激に対して特定の反応を起こす反射です。

口元が乳首に触れると吸い付いて母乳を飲む哺乳反射、大きな音などの刺激に対してしがみつくような反応を示すモロー反射などが代表的な原始反射です。

また、赤ちゃんは、生まれてから1~2ヶ月の間だけ無意識に微笑むこともあります。

新生児微笑(生理的微笑、自発的微笑と呼ばれることもある)と呼ばれる現象で、親の関心を引いてお世話をしてもらうために備わっているとされています。

このように、赤ちゃんは生まれたての頃から自分の意思とは関係なく反応や行動をすることがあり、寝言もその一つだと考えられています。

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赤ちゃんの寝言の原因:レム睡眠

人は、寝ている間に「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を交互に繰り返しています。

レム睡眠とは、「身体は寝ているけれど、脳は起きている」睡眠、いわゆる「眠りが浅い」状態です。

一方のノンレム睡眠とは、「身体も脳も寝ている」睡眠、いわゆる「眠りが深い」状態です。

レム睡眠中は、記憶を司る脳の大脳皮質と辺縁系が、起きているときの体験を再生して記憶として定着させており、そこに言語中枢が連動して、再生されている体験に合わせた言葉を発することがあります。

これが寝言です。

赤ちゃんは言葉を獲得していないので、寝言も大人のように意味のある言葉ではなく、寝言泣きやうなる、叫ぶ、笑うなどの感情表現が中心になります。

また、夢を見ているときに必ず寝言を言うわけではありません。

赤ちゃんが寝言を発しやすいのは、強いストレスを感じたり、興奮したりした体験に関する夢を見ているときです。

つまり、楽しいことよりも辛いことや哀しいことが夢として再現されているときの方が寝言を言うことが多く、そのため、泣いたりうなったりする寝言が多いのです。

なお、レム睡眠中に寝言を言うのは大人も同じです。

しかし、赤ちゃんは、大人に比べて睡眠時間に占めるレム睡眠の割合が約50%(大人は約20%)と高く、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルも40分~60分ごと(大人は90分~120分ごと)と短くなっています。

したがって、大人より頻繁に寝言を言う傾向があります。

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赤ちゃんの寝言の種類

赤ちゃん 寝言

赤ちゃんの寝言は、寝言泣き、笑う、叫ぶ、うなるなどバリエーションが豊富です。

いずれもレム睡眠中に起こる寝言で、どんな寝言を言うかは、脳が思い出している(夢を見ている)内容によって変化します。

なお、低月齢のうちは、泣く以外に気持ちや感情を表現する方法を持たないため、寝言泣きがほとんどですが、月齢を経て表現方法を獲得するにつれて、寝言のバリエーションも増えていきます。

叫んだりうなったりしている場合、悪い夢を見ていることが多いものですが、心身への影響はありません。

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夜泣きと寝言泣きの見分け方

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赤ちゃんが夜中に泣き出すと、反射的に授乳、オムツ交換、抱っこしてあやすなどの行動をしがちですが、実際は寝言泣きだったということが少なくありません。

赤ちゃんの寝言(寝言泣き)は、夜泣きと同じく睡眠中に前触れなく突然始まるため、夜泣きと勘違いしやすいのです。

夜泣きと寝言泣きを見分けるポイントは、まず、赤ちゃんが泣く間隔です。

寝言泣きの場合は、40分~60分ごと(赤ちゃんのレム睡眠とノンレム睡眠のサイクル)に泣き始めることが多い一方で、夜泣きは不定期です。

そのため、赤ちゃんが泣きだしたら時間を確認し、前回泣き出してから40分~60分前後しか経っていない場合は、寝言泣きの可能性を考えて、少し赤ちゃんの様子を見てから対応の要否を判断してください。

なお、レム睡眠時には眼球運動が生じることがあるため、赤ちゃんのまぶたを開いて眼球の動きを確認することで、寝言か夜泣きかを判断する方法もあります。

ただし、レム睡眠時に必ず眼球運動が起こるとは限りません。

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赤ちゃんの寝言の対応

赤ちゃん 寝言 対応

寝ている赤ちゃんが、泣いたりうなったりしていると、親としては何とかしてやりたい気持ちになるでしょう。

しかし、寝言だった場合は、寝ている赤ちゃんを起こしてしまうことになります。

夜中に寝ている赤ちゃんを起こすことは、生活リズムや睡眠リズムを乱すことになり、「レム睡眠の度に起きる」というリズムが身につくリスクもあります。

乳児期の赤ちゃんの時期に乱れたリズムが身につくと、それ以降の修正がとても難しいものですし、お世話も大切になるので注意が必要です。

まずは寝言(寝言泣き)と夜泣きを見極め、寝言泣きの場合には、寝言泣きに合った対応をしてあげることが大切です。

その上で、寝言だった場合には、以下の対応を検討してください。

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泣き止むまで見守る

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寝言の対応として最も手軽で負担が少ないのが、何もせず、赤ちゃんが泣き止むまで見守ってあげることです。

赤ちゃんが泣いても、うなっても、叫んでも、通常は1~2分程度で落ち着き、その後はスヤスヤ寝てくれるものです。

「その1~2分が辛い。」と思うかもしれませんが、耐え切れず起こしてしまうと、その後、何倍もの時間を抱っこや寝かしつけに費やすことになります。

寄り添って身体に触れる

赤ちゃん 寝言

寝言が続くときは、赤ちゃんに寄り添い、身体に触れてあげましょう。

寝言を発するときは、怖い夢や嫌な夢を見ていることが多いので、親が傍にいることを身体で教えて安心させてあげることが大切です。

赤ちゃんの背中を優しくトントンと叩いたり、手を握ったりしてあげるのも効果的です。

話しかける

赤ちゃん 寝言

赤ちゃんは、お父さんお母さんの声を聴くと安心して眠ることができます。

寝ていても耳は聞こえているので、お父さんお母さんの声を聞くと寝言が落ち着くことがあります。

「お母さんはここにいるよ~」、「ゆっくり寝てね~」などと優しく話しかけてあげるのがポイントです。

また、子守歌など穏やかな歌を歌ってあげるのも効果があります。

ただし、あまり大きな声を出すと、声に反応して赤ちゃんが起きてしまうので注意してください。

泣き止まないときは気持ちを落ち着かせてあげる

赤ちゃん 寝言

最初は寝言泣きでも、ちょっとした刺激で目を覚ましたり不快さを感じたりして泣き続けてしまうこともあります。

そんなときは、抱っこしてあやす、おっぱいをくわえさせる、水やお茶をあげるなど、夜泣きと同じ対応で赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてあげましょう。

ただし、電気をつけるのは、赤ちゃんを余計に覚醒させてしまい、生活リズムが乱れる原因になるのでおすすめできません。

泣き出した赤ちゃんに対応するか否かの時間的な目安は、赤ちゃんが3分以上泣き続けたかどうかです。

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まとめ

赤ちゃんの寝言の原因は、無意識的な行動とレム睡眠です。

笑う、泣く、叫ぶ、うなるなど赤ちゃんの寝言のバリエーションは豊富ですが、いずれも赤ちゃんの成長発達に悪影響を及ぼすものではありません。

赤ちゃんが寝言泣きや叫ぶ、うなるなどの寝言を言い始めたときは、優しく見守るか、声をかけたり身体に触れたりして対応してあげましょう。

何かの拍子に起きてしまった場合は、夜泣きと同じ対応をして落ち着かせてあげてください。

うちの場合

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恥ずかしながら、寝言泣きと夜泣きの区別、まったくできていませんでした。

そもそも最初は、赤ちゃんが寝言を言うことも、寝言泣きという言葉も知りませんでした。

そのため、赤ちゃんが泣くたびに「おなかが空いたか、おむつが気持ち悪いか、気分が悪いか。」の3つを思い浮かべ、順番に確認、対応していました。

その結果、赤ちゃんは夜中に頻繁に、それこそ毎時間のように泣き出すようになってしまい、妻も私も対応に追われて疲れ果ててしまいました。

寝言だと気付いてからは、赤ちゃんが寝ている時に泣き出してもすぐ対応せず、寄り添って背中をトントンしながら様子を見て、泣き止まない時だけ対応するようにしました。

そうしたところ、赤ちゃんが夜中に泣き出す回数のうち、半分くらいは寝言だと言うことが分かり、愕然としました。

いかに無駄な労力をかけ、赤ちゃんに申し訳ないことをしていたか、反省させられました。

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