赤ちゃんの涙が出る時期はいつから?泣いても涙が出ない理由は?

泣いても涙が出ない

生まれたての赤ちゃんはとにかくよく泣きますが、ほとんど涙が出ていないことを知っていますか?

新生児期から生後2~3ヶ月までの赤ちゃんは、泣く以外に意思表示の手段を持っていません。

そのため、お腹が空いたら泣く、オムツが濡れて気持ち悪くなったら泣く、気分が悪くなったら泣く、寂しくなったら泣くなど、不快さを感じると泣いてお父さんお母さんに訴えます。

しかし、大きな声で泣いていても、赤ちゃんの顔を見てみると、目に涙が浮かんでいることはほとんどありません。

さらによく見てみると、赤ちゃんが、大きな声を張り上げて泣きながら、キョロキョロと目を動かして周囲の状況や反応をうかがっていることに気づきます。

初めての育児にてんてこ舞いになって疲れきっているお父さんお母さんは、こうした赤ちゃんの行動を見て、「うそ泣き?」と疑ってしまうことがあります。

しかし、赤ちゃんが泣いても涙が出なかったり、泣いている間も周囲を観察したりしているのは、赤ちゃんならではの理由があるのです。

この記事では、赤ちゃんが泣いても涙が出ない原因と、赤ちゃんの涙が出る時期、注意したい現象について紹介します。

涙が出る理由

最初に、人の目から涙が出る仕組みと役割について確認しておきましょう。

人の目から涙が出る理由は、大きく3つあります。

  • 刺激に対する反射
  • 目の保護
  • 感情の変化

涙が出る理由1:刺激に対する反射

人は視覚優位の生き物です。

人が得る情報の実に90%は目から取り入れていると言われるくらい、視覚に頼って生きているのです。

そのため、大切な感覚器官である目には保護機能がたくさん備わっており、その一つが涙です。

ちょっとでもゴミやホコリが目に入ると、それらを洗い流すために反射的に涙が出るようになっているのです。

涙が出る理由2:目の保護

人の目は、細菌や乾燥から角膜を保護するため、常に涙で潤った状態に保たれています。

基礎分泌といい、目の保護には欠かせない機能です。

涙が出る理由3:感情の変化

悲しいときや嬉しいときだけでなく、怒ったときや面白いときなど、感情が激しく揺さぶられたときに、人は涙を流します。

感情の変化に伴って涙が出る原因は、他人に対する意思表示の一つだという説が有力です。

しかし、現時点では明確な原因が解明されているわけではありません。

赤ちゃんの涙が出ない原因

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では、赤ちゃんの涙が出ない原因を見ていきましょう。

赤ちゃんの目から涙が出ない原因は、以下ののとおりです。

  • 涙腺の発達が未熟
  • 脳の発達が未熟
  • コミュニケーションとして泣いている

涙腺の発達が未熟

赤ちゃんは、大人に比べると身体の機能が未熟です。

生まれたての頃は涙を作る機能も未熟で、目から溢れ出るほどたくさんの量を分泌することができません。

つまり、涙を分泌する機能は備わっていて、新生児期から少量の涙は分泌されているものの、外から見て分かるほどではないということです。

その証拠に、身体的な不快さが原因で激しく泣いたときには少量ながら目から涙が零れ落ちることがあります。

赤ちゃんが泣いたときに涙が出ていないからといって、嘘泣きというわけではないのです。

脳の発達が未熟

赤ちゃんは、感情を司る脳の部位が十分に発達していません。

そのため、寂しい、悲しいなど精神的な不快さを感じて泣くことと、涙を分泌することが脳内で結びついておらず、泣いても涙が分泌されません。

コミュニケーションとして泣いている

お腹が空いたときやオムツが濡れて気持ち悪いときなど、赤ちゃんが親に要求を伝えるために泣いているときは、涙が出ていないことが多いものです。

この場合の「泣き」は、コミュニケーションとしての泣きであり、言葉を学習することによって言葉と置き換わっていくものです。

つまり、泣いてはいますが、私たちが一般的に理解している泣くとは違う意味を持っているのです。

大人であればウソ泣きだと言われても仕方ありませんが、言葉を学習していない赤ちゃんにとって、泣くことは自分の意思を伝える大切なコミュニケーションの手段であり、ウソ泣きだと切り捨てるのは酷なことです。

「自分たちを頼って泣いている。」と前向きに捉え、お世話をしてあげるようにしましょう。

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赤ちゃんの涙が出る時期はいつから

通常、赤ちゃんが涙を流し始めるのは、生後3ヶ月~4ヶ月頃からです。

ただし、個人差が大きく、新生児期から涙が出る赤ちゃんもいれば、生後6ヶ月前後まで涙が出ない赤ちゃんもいます。

そのため、赤ちゃんが涙を流すようになる時期が生後4ヶ月以降であっても、心配する必要はありません。

刺激に対する反射によって涙を流し始める時期の方が、感情に伴う涙を流し始める時期より少し早いという意見もありますが、いずれの涙も同時期に流し始める赤ちゃんが多くなっています。

また、感情に伴う涙を流し始めることと、お母さんの存在を認識することを関連付けて説明しているサイトもありますが、関連があるかどうかは明らかにされていません。

赤ちゃんの涙と鼻水の関係

赤ちゃんは、涙と同時に鼻水も出るようになり、本気で泣いた時は涙と鼻水で顔全体がグシャグシャになります。

実は、涙が出るようになった後に流す鼻水には、涙が混じっています。

涙が鼻まで流れる経路は、次のとおりです。

  1. 涙腺から涙が分泌される
  2. 一定量は目に留まって角膜を保護し、余分な涙は涙点に流れる
  3. 涙点に流れ込んだ涙は、涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って鼻に流れる
  4. 鼻の中で鼻水と混じり、鼻水(涙混じり)として鼻から出る

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「片目しか涙が出ない」、「目やにが溜まる」は要注意

生後3ヶ月~4ヶ月頃に涙が出るようにならなくても、過度に心配する必要はなく、生後6ヶ月頃までは慎重に様子を見守ってあげましょう。

一方で、新生児期から生後3ヶ月頃に涙を流し始めるのと同時期に目やにが溜まるようになった場合や、涙が片目からしか出ない場合は要注意です。

先天性鼻涙管閉塞という病気の可能性があるからです。

先天性鼻涙管閉塞とは、目と鼻をつなぐ管(鼻涙管)が先天的に詰まっている病気で、涙が鼻に流れず目からあふれだしたり、やたらと目やにがたまったりします。

症状の程度によっては手術が必要になる病気なので、早めに病院を受診して必要な治療を受けましょう。

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まとめ

人は、刺激に対する反射や目の保護などのために涙を流し、感情の変化によっても涙を流します。

しかし、赤ちゃんは身体の機能が未熟なため、生後3~4ヶ月頃までは涙の分泌量が少なく、感情と涙を流すことの関連付けもされていないため、泣いても涙を流していないように見えることが多いものです。

また、赤ちゃんの泣くという行動には他者とのコミュニケーションツールとしての性質もあり、この場合には泣いていても涙は流さないことが多くなっています。

なお、涙が片目しか出ない、目やにがやたらと溜まるなどの症状が見られる場合、先天性鼻涙管閉塞と言う病気の可能性があるため、小児科受診を検討してください。

うちの場合

赤ちゃんは、退院してしばらくしたころから、とにかく大泣きするようになり、「ご飯が欲しい」、「おむつを替えて」、「寂しいから抱っこして」、何でも大泣きして伝えてきました。

赤ちゃんが泣くたびに駆け寄って、赤ちゃんの表情を見る暇もなく、どうして泣いているのか必死に確認していました。

しかし、慣れてくると、泣いてはいるけど涙は出ていない、つぶらな瞳でこちらを見ているといった様子に気がつきました。

最初は、うそ泣きかなと思って若干ショックで、泣いていてもしばらく放っておくこともありましたが、ミルクをあげたり、オムツを替えたりした後の、赤ちゃんのホッとしたような表情が可愛くて、気にならなくなりました。

追記

生後1歳頃から、本当のウソ泣きを始めるようになりました。

おもちゃを取ってもらえない時、嫌いなものを食べさせられかけた時、遊んでもらえない時などに、とにかく大声で駄々をこねながらウソ泣きします。

鼓膜が破れるのではないかと思うくらい大きな泣き声を上げているのに、涙は一切出ていません。

妻や私の姿が見えなくなると、一瞬泣くのを止めて周囲を確認し、私たちが見える位置まで移動してまたウソ泣きを始めます。

そして、目的を達成するとピタッと泣きやみ、ご機嫌に振る舞うのです。

生後1歳6ヶ月を過ぎても続いており、当面はこのままなのかなと思って見守っています。

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