赤ちゃんが首をかしげる、頭を横に傾ける原因は頭の形や斜頸?対策は?

赤ちゃんの頭の形

赤ちゃんが何気なく首をかしげる(曲げる)動作は、たまに見ると可愛いものですが、常に首をかしげることを繰り返すと心配になるものです。

また、赤ちゃんが、頭を左右どちらかに傾けた状態で過ごすようになると「何らかの病気や障害があるのではないか。」、「頭の向きが変になるのではないか。」などと不安になることもあるでしょう。

赤ちゃんが首をかしげる(曲げる)、頭を傾ける動作は、単なる癖の場合が多いですが、病気が潜んでいるケースも0ではありません。

また、同じ首をかしげる(曲げる)、頭を傾ける症状でも、月齢や発達段階によっては原因が異なる場合もあります。

この記事では、赤ちゃんが首をかしげる(曲げる)、頭を傾ける原因と対策について紹介します。

赤ちゃんが首をかしげる時期

赤ちゃんが首をかしげる動作が始まるのは、個人差はありますが、一般的には首すわりが完成した後です。

首すわりとは、以下の3つの基準をいずれも満たした状態のことです。

  • うつぶせの状態で、自力で頭を持ち上げることができる
  • 仰向けの状態で、赤ちゃんの両手を持って引き起こすと頭がついてくる
  • 縦抱っこした際に、首をまっすぐに保つことができる

人の赤ちゃんは、首がすわっていない状態で生まれてきます。

首周りの筋肉が未熟で、自分の力で頭を支えておくことができず、大人に支えてもらわないと頭が前後左右に垂れてしまいます。

首すわりが完成し、赤ちゃんが自分の意思で頭を持ち上げた状態を維持したり、前後左右に動かしたりできるようになるのは生後3~4ヶ月以降です。

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赤ちゃんが首をかしげる(曲げる)、頭を傾ける原因(病気以外)

赤ちゃんが首をかしげる(曲げる)、頭を傾ける主な原因は、癖になっている、頭の形がいびつ、向き癖の3つです。

それぞれの原因と対策を詳しく確認していきましょう。

赤ちゃんが首をかしげる原因:癖になっている

首すわりが完成した後の赤ちゃんが、「お父さんお母さんなど大人がいる前で短時間だけ」首をかしげる場合、ほとんどは癖です。

首をかしげることが癖になるのは、首をかしげる動作に対して、お父さんお母さんなど周囲の大人が肯定的な反応を示すことが原因です。

例えば、赤ちゃんは、何かの拍子で首をかしげるしぐさをやってみた時に、お父さんお母さんに褒められると、「あ、褒められている!」思ってと嬉しくなり、繰り返し首をかしげるようになり、その結果、お父さんお母さんの気を引きたい時などに首をかしげるようになります。

「首をかしげる」といっても、赤ちゃんによってやり方は様々で、左右どちらかに20~30度曲げるだけのこともあれば、90度グニャッと曲げることもあります。

また、首をかしげながら脱力して大人に寄りかかったり、床にうつ伏せで寝転んだりする赤ちゃんもいます。

首をかしげる癖がついている場合の対策

首をかしげる癖がついている場合は、好きなだけ首をかしげさせてあげ、赤ちゃんが飽きてくるのを待つのが基本です。

左右どちらかに首を20~30度曲げるくらいのかしげ方なら、「かわいいね。」と声をかけてあげましょう。

首をかしげながら寄りかかったり寝転んだりするような、はたから見て異様な首のかしげ方をする場合、まず大切なのは、矯正や否定的な発言をしないことです。

「かわいいけど、ちょっとびっくりしたなあ~」というように褒め言葉と驚きの気持ちを口にし、赤ちゃんに「あれ、僕(私)の首をかしげるしぐさは変なのかな?」と思わせて、自分で修正するように促しましょう。

それでも治らない時は、赤ちゃんの前で首をかしげるしぐさをやって見せ、「首をかしげる時はこうやろうね。」と教えてあげるのが効果的です。

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赤ちゃんが首をかしげる原因:頭の形がいびつ

赤ちゃんが、「あお向けに寝かせた時に、常に、」首を一定の方向に曲げているもしくは頭を傾けている場合は、頭の形が原因となっている可能性があります。

生まれたての赤ちゃんの頭は、大人に比べてとても柔らかく、ちょっとした刺激で簡単に変形するものです。

また、赤ちゃんは、一日の大半を寝て過ごしますし、自分の意思で頭や首を左右に動かしたり、寝返りをうって態勢を変えたりすることもできないため、布団やベッドに寝かされた状態のままで長い時間を過ごすことになります。

そのため、こまめに赤ちゃんの頭や身体の向きを変えてあげないと、自分の頭の重さで布団に触れている部分が圧迫されて凹んだり、頭の形がいびつになってしまいます。

その結果、赤ちゃんをあお向けに寝かせると、凹んで床の平面にフィットする部分を下にしたり、頭のすわりの良い方向を向いて寝るため、頭が傾いているもしくは首を曲げている姿勢になるのです。

頭の形がいびつになっている場合の対策

赤ちゃんの頭の骨が柔らかく、赤ちゃんが自分の意思で動き回れないうちであれば、ある程度は頭の凹みを矯正することができます。

月齢で表すとすれば、頭の形を矯正できるのは新生児期~生後6ヶ月までで、できるだけ早く始めた方が効果があります。

頭の凹みを治すには、抱っこやうつぶせ寝を活用して頭が圧迫される時間を減らす方法や、ベビーピロー(赤ちゃん用枕)を使用する方法が有効です。

ただし、うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)との関係が指摘されていますし、ベビーピローは赤ちゃんの頭にフィットする商品を選ばないと、かえって頭の形がいびつになるので、慎重に対応する必要があります。

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赤ちゃんが首をかしげる原因:向き癖

赤ちゃんが、「首をかしげる(曲げる)、頭を傾けるというより、特定の方向を向いている」場合、向き癖がついている可能性があります。

向き癖とは、赤ちゃんが同じ方ばかりを向いて寝ることです。

胎内にいる時から向き癖がついている赤ちゃんが多く、生まれてからも向き癖が残りがちです。

向き癖が治らないと同じ方ばかり向いたままになりますし、その姿勢で寝ると頭の形がいびつになってしまいます。

向き癖がついている場合の対策

向き癖がついている時は、向き癖がついた方とは反対向けに寝かせ、背中からくびすじにかけてバスタオルを挟み込んで寝返りを予防する方法が効果的です。

また、市販の向き癖防止クッションを使用したり、うつぶせにする時間を増やしたりする方法もあります。

赤ちゃんの頭の形にフィットする商品を選んだり、乳幼児突然死症候群(SIDS)に気をつけたりする必要があるのは、頭の形がいびつになっている時の対策で書いたとおりです

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赤ちゃんが首をかしげる原因(筋性斜頸)

筋性斜頸とは、首を曲げたり回したりする筋肉(胸鎖乳突筋)が収縮し、首を特定の方向に常に傾けた状態になる病気です。

赤ちゃんが、特定の方向に首をかしげる(曲げる)または頭を傾けており、かつ、「首にしこりがある」場合は、筋性斜頸の可能性があります。

左右どちらかの胸鎖乳突筋が収縮することが多く、赤ちゃんの顔は筋肉が収縮した側に向き、問題のない側の方に首が回ります。

新生児の約1%に見られる先天性の病気で、特に逆子、初産、難産の場合に筋性斜頸になる確率が高くなる傾向があります。

筋性斜頸の対策

筋性斜頸は、生まれた後の入院期間、1ヶ月健診、3~4ヶ月健診でチェックされるため、低月齢のうちに診断がつきます。

ただし、成長とともに自然に症状が改善することが多いため、筋性斜頸と診断されても経過観察となることがほとんどです。

経過観察中は、寝かしつけのときに、タオルや枕で赤ちゃんの顔が普段とは反対に向くよう調節し、また、顔の向きとは反対から声かけや授乳をすることで、顔を普段とは反対に向けた状態で過ごす時間を長くします。

1歳を過ぎても症状が残る場合は、手術等で治療するかどうか検討しますが、実際に手術が行われるのは生後3歳前後が多くなっています。

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まとめ

赤ちゃんが首をかしげる(曲げる)、頭を傾ける原因と対策について紹介しました。

癖の場合は問題ないのですが、頭の形、向き癖、斜頸の場合は、適切な対策を行わないで放置すると、赤ちゃんの外見に影響が出てしまいます。

小児科や保健センターなどに相談して対策を講じるようにしてください。