赤ちゃんの目が赤い!充血の原因は結膜炎?片目だけの充血は病気?

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赤ちゃんの目が赤く充血していることはありませんか。

赤ちゃんの目は、大人では何ともないような刺激でもすぐ充血して赤くなります。

一時的な充血もありますが、充血の背景に目の病気が潜んでいることもあるため、「赤ちゃんの目が赤いけれど、放っておけば治るだろう。」と安易に考えるのはリスクがあります。

赤ちゃんの目が赤いのを見つけた場合、症状を観察して小児眼科を受診させるか様子を見るかの判断をする必要があり、応急処置の要否を検討しなければなりません。

しかし、目というデリケートな器官の異常だけに判断に迷い、どう対処して良いか迷うお父さんお母さんはたくさんいます。

どうして赤ちゃんの目は赤くなりやすいのでしょうか。

また、、充血の原因となる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

この記事では、赤ちゃんの目が赤く充血しやすい理由、充血のケア、充血の原因となる病気について紹介します。

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赤ちゃんの目が赤く充血する原因(病気以外)

赤ちゃんの目が充血しやすいのは、結膜の機能が未成熟だからです。

結膜とは、まぶたの裏側と白目を覆う粘膜のことです。

普段は白く見えていますが、実は細い血管が無数に通っており、何らかの原因で血管が腫れて炎症を起こすと赤く充血し、傷つくと血管が切れて出血します。

赤ちゃんの結膜は、大人と比較すると目を保護する機能が未熟なため、異物の混入やウィルス・細菌感染を外的刺激の影響を受けやすく、ちょっとした刺激でもすぐ赤くなります。

また、外的な刺激で目にかゆみや痛みを感じた赤ちゃんが、痛みを和らげようとして目やその周りをこすり、結膜を傷つけて目が赤く充血することもあります。

少しこすった程度であれば数時間から1日程度で自然に充血が治まりますが、強くこすったりこすり続けたりした場合は、目の充血が長引き、違和感を解消するためにさらに目をこするという悪循環に陥りやすいものです。

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赤ちゃんの目が充血で赤い場合のケア

赤ちゃんの目が赤く充血しているのを見つけた場合、基本的には充血が悪化しないよう注意しつつ自然に治まるのを待つことになります。

具体的には、赤ちゃんが目をこすって傷つけないよう、爪を切りそろえてヤスリをかけたり、ミトンを手にはめたりしてあげます。

また、濡らしたガーゼや綿棒で目の周りの汚れや目やにを優しくふき取り、目の周りを清潔にしておくことも大切です。

赤ちゃんの目の充血が1日以上続くようなら、眼球が傷ついている、病気や目の異常が原因が潜んでいる可能性があります。

赤ちゃんの目が赤く充血する原因

赤ちゃんの目が赤く充血する原因となる主な病気は、以下のとおりです。

  • アレルギー性結膜炎
  • 細菌性結膜炎
  • ウィルス性結膜炎
  • 流行性角結膜炎
  • 逆さまつげ
  • ぶどう膜炎
  • 川崎病
  • 鼻涙管閉塞症

特に、3つの結膜炎(アレルギー性、細菌性、流行性角結膜炎)は、乳児期の赤ちゃんがかかりやすく、放置すると重症化するリスクが高い病気です。

それぞれの病気について、詳しく見ていきましょう。

目が赤い原因:アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、アレルゲンが目に触れて結膜が炎症を起こした状態です。

アレルギー結膜炎を起こすアレルゲンとしては、ハウスダスト、動物の毛、カビ、ホコリ、花粉などが挙げられますが、何がアレルゲンとなるかは赤ちゃんによって個人差があります。

アレルギー結膜炎を発症すると、目の充血に加えて、目に激しいかゆみや違和感を伴うため、赤ちゃんが目を激しくこすってしまいます。

また、目やにが多くなり、まぶたが腫れ、常に涙目になるといった症状も現れる上、アレルギー性鼻炎を併発して、ひどい鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状が現れることも多くなっています。

目が赤い原因:細菌性結膜炎

細菌性結膜炎とは、細菌の感染によって結膜が炎症を起こす病気です。

目の充血に加えて、黄色や緑がかった目やにが多くなり、常に涙目になることもあります。

激しい目のかゆみを伴うことが多く、赤ちゃんが目をかきむしって傷つけやすいものです。

冬の寒い時期に、風邪をひいたのをきっかけに細菌性結膜炎を発症する赤ちゃんが多いため、まずは、風邪予防をすることが大切になります。

点眼薬の使用により短期間で症状が治まりますが、薬の使用については小児眼科の医師と相談し、用量用法を厳守しなければなりません。

目が赤い原因:ウィルス性結膜炎

ウィルス性結膜炎とは、ウィルスの感染によって結膜が炎症を起こす病気です。

夏に流行しやすく、目の充血の他、異物感、目やにの量が増える、まぶたの腫れ、まぶたの裏にブツブツができるなどの症状があります。

ウィルスそのものの駆除は困難で、炎症を抑えたり、細菌の混合感染を予防したりする治療が中心となります。

目が赤い原因:流行性角結膜炎(はやり目)

流行性角結膜炎とは、ウィルス性結膜炎の一種で、アデノウィルスの感染によって結膜が炎症を起こす病気です。

はやり目と呼ばれることもあります。

アデノウィルスは、三大夏風邪の一つ「プール熱」の原因となるウィルスです。

感染力が強く、保育園や幼稚園に通う幼児(1歳~就学前)が他の園児からうつされて流行性角結膜炎を発症することが多いですが、赤ちゃんでも、保育園に通うなど他人と多く接する環境で生活していると発症のリスクが高くなります。

ウィルスに感染してから1週間程度の潜伏期間を経て発症し、主な症状は、目の充血、目やにの量の増加、瞼の腫れ、痛みなどです。

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目が赤い原因:逆さまつげ

逆さまつげとは、目の外側を向いて生えるはずのまつ毛が、目の内側を向いて生えた状態です。

逆さまつげになると、まつ毛が眼球を常に刺激するため目が充血し、目やにの分泌量も多くなります。

赤ちゃんの逆さまつげは経過観察するのが基本ですが、角膜を傷つけて炎症を繰り返す場合は手術治療が行われることもあります。

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目が赤い原因:ぶどう膜炎

ぶどう膜炎とは、ぶどう膜(脈絡膜、毛様体、虹彩)が炎症を起こした状態です。

ぶどう膜炎の主な原因は、サルコイドーシス、原田病、ベーチェット病という3つの病気ですが、その他の病気が原因でも発症することがあります。

主な症状は、目の充血、鈍痛、目の前にゴミのような物が見える、視力の低下などです。

赤ちゃんがぶどう膜炎に発症する確率はわずかですが、0%ではありません。

目が赤い原因:川崎病

川崎病とは、生後4歳未満の乳幼児が発症しやすい熱性疾患の一つです。

1967年に川崎富作医師によって発見された病気ですが、現時点でも原因は特定することができていません。

川崎病を発症すると、目の充血、リンパ節の腫れ、発熱、発疹、イチゴ状舌などの症状が現れます。

目が赤い原因:鼻涙管閉塞症(片目だけの充血)

鼻涙管閉塞症とは、目と鼻をつなぐ管(鼻涙管)が先天的もしくは後天的に詰まった状態です。

分泌された目やにが涙と一緒に鼻へ流れていくことができないため、目に逆流して目やにが溜まったり、目が充血したりしてしまいます。

先天性鼻涙管閉塞症の場合、症状が片目のみ現れることが多くなっています。

鼻涙管閉塞症が慢性化すると、涙嚢に細菌が感染して慢性涙脳炎を発症することがあります。

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目の充血で受診する目安と受診する科

すでに紹介したとおり、赤ちゃんの目の充血で病院を受診させる目安は、充血が1日以上続く場合です。

受診させる病院(科)は小児眼科です。

小児眼科とは、眼科のうち、子どもの目の病気の治療を行っている病院のことです。

通常は「眼科」の看板だけを掲げているので、事前に赤ちゃんを診てもらえるかどうか確認しておきましょう。

まず、かかりつけの小児科を受診させても問題はありませんが、目の病気が原因で充血している場合、小児科では治療ができないため、小児眼科の受診を勧められます。

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まとめ

赤ちゃんは、結膜の機能が未成熟なため些細な刺激でも目が赤く充血します。

赤ちゃんの目が赤く充血しているのを見つけても過剰に心配する必要はなく、まずは充血が悪化しないよう注意して見守ってあげましょう。

充血が1日以上続く場合は、結膜炎(細菌性、ウィルス性、流行性)、鼻涙管閉塞症、逆さまつ毛などの病気の可能性を疑い、小児眼科を受診させてあげましょう。

【参考】