赤ちゃんが頭を打った、ぶつけた場合の対応は?泣かない、吐く時は?

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赤ちゃんが壁で頭を打ったり、抱っこ中に転落して床に頭をぶつけたりしたことはありませんか。

また、赤ちゃんが何かで頭を打ったとき、はどのように対応していますか。

赤ちゃんが頭を打つと、「命に関わるひどいケガをしたのではないか。」、「内出血を起こしているのではないか。」、「後遺症が残るのではないか。」などと不安になり、慌てて病院を受診させようとする親は多いものです。

しかし、赤ちゃんが頭を打った場合、まずは気持ちを落ち着けて、赤ちゃんの様子を観察することが大切です。

なぜなら、すぐに救急車を呼んで早急に病院で治療を受けさせる必要がある場合もありますが、家庭で経過観察をする方が良い場合もあるからです。

親としては、赤ちゃんが頭をぶつけた場合の一般的な症状と対応について頭に入れておき、赤ちゃんが頭を打った場合に、家庭で応急処置をして様子を見るか、早急に病院へつれて行くかの判断ができるようにしておきたいものです。

この記事では、赤ちゃんが頭を打った・ぶつけた場合のチェックポイントと対応、緊急時の相談先である小児救急電話相談事業(#8000)、受診させる病院、赤ちゃんが頭を打つ原因・場所と予防方法について紹介します。

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赤ちゃんが頭を打った・ぶつけた場合のチェックポイントと対応

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赤ちゃんが頭を打った・ぶつけた場合のチェックポイントは4つあり、それぞれ対応が異なります。

  • 「意識が有るか無いか」、「泣くか泣かないか」
  • 「皮下血腫(たんこぶ)」、「腫れ」、「へこみ」、「出血」が有るか無いか
  • 「吐くか吐かないか」
  • 「様子がいつもと違うか違わないか」

それでは、各チェックポイントを確認していきます。

頭を打った直後に「意識が有るか無いか、「泣くか泣かないか」

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赤ちゃんが頭を打った場合にまず確認するのが、意識の有無と泣くか否かです。

赤ちゃんの意識がはっきりしていて、大泣きした場合=家庭で応急処置をして経過観察

赤ちゃんが、頭を打った直後に目を見開いて大泣きし、しばらくして泣き止んだ後は普段と変わらない様子に戻った場合は、ひとまず患部を濡らしたガーゼやタオルで冷やす応急処置をして、様子を見るのが基本です。

頭を打った当日は家の中で安静に過ごさせ、入浴や激しい運動は控えさせてあげましょう。

また、頭の怪我は時間を空けて症状が現れることも多いため、頭を打ってから2日間(48時間)はこまめに赤ちゃんの様子を確認し、普段と異なる様子が見られた場合は病院を受診させてください。

赤ちゃんが意識を失ったりボンヤリしたりして泣かない場合=119番通報

赤ちゃんが、頭を打った後に意識を失って泣かない場合は、脳内出血など深刻なケガをした可能性があります。

また、意識はあるもののボンヤリしていたり、目の焦点が定まらなかったりする場合も要注意です。

以下の症状が見られる場合は一刻を争う状況なので、すぐに救急車を呼んでください。

  • だんだんと顔色が青ざめてきた
  • 呼びかけても、体を刺激してもグッタリしていて反応がない
  • 甲高い声で泣き、その後、引きつけや嘔吐がみられる
  • 頭をぶつけた後、泣かないでボンヤリしている
  • 目の焦点が定まらない

頭を打ったりぶつけたり後に赤ちゃんが泣かずに黙っていると、親としては内心ホッとするかもしれません。

しかし、赤ちゃんが頭を打ったときは、大泣きするよりも泣かない方がより深刻な事態のことが多いものです。

頭をぶつけた直後に「皮下血腫(たんこぶ)」、「腫れ」、「へこみ」、「出血」が有るか無いか

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意識がはっきりしている場合は、皮下血腫(たんこぶ)、腫れ、へこみ、出血の有無を確認してください。

皮下血腫(たんこぶ)、腫れ、へこみ、出血がある=病院受診

打撲部分をよく確認し、皮下血腫(たんこぶ)、腫れ、へこみがある場合は、濡らしたガーゼやタオルで冷やした上で病院を受診させます。

特に、皮下血腫(たんこぶ)が大きい場合は脳内出血や頭蓋骨骨折などの可能性があるため、早急に病院へつれて行って精密検査を受けさせてください。

患部から出血している場合も、傷口をガーゼなどで押さえて病院を受診させ、傷口の消毒をしてもらいましょう。

皮下血腫(たんこぶ)、腫れ、へこみ、出血がない=家庭で応急処置をして経過観察

念のために打撲部分を濡らしたガーゼやタオルで冷やし、赤ちゃんが落ち着くようであれば家庭で経過観察します。

ただし、赤ちゃんが何時間も泣き続けたり、食欲や元気がなくなるなど普段と違う様子を見せた場合は、病院受診が必要です。

頭を打った直後に「吐くか吐かないか」

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吐く、嘔吐が続く=病院受診

赤ちゃんが頭を打った後に嘔吐を繰り返す場合は、早急に受診させてください。

嘔吐が1、2回くらいで治まり、吐く量もごく少量で、赤ちゃんの様子が普段と変わらないようであれば、患部を冷やして家庭で経過観察することもできますが、念のために受診させることをおすすめします。

吐かない=家庭で応急処置をして経過観察

頭をぶつけた赤ちゃんが嘔吐せず、普段と変わらない様子で過ごしている場合は、患部を冷やして家庭で経過観察しますが、異常があった場合にすぐ受診させられる準備はしておきましょう。

頭をぶつけた後に「様子がいつもと違うか違わないか」

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赤ちゃんが頭を打った後に以下のような症状が続く場合、稀ですが急性硬膜下出血(内出血)を起こしている場合があるため、受診させてください。

  • 赤ちゃんが不機嫌なことが多い(笑わない)
  • 母乳やミルクを飲む量が減った
  • ぐずって寝付かない(寝てもすぐ起きる)
  • 神経質に泣きながら首を振り続ける

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赤ちゃんが頭を打った・ぶつけたときの対応のまとめ

赤ちゃんが頭を打った・ぶつけたときの対応をまとめると、以下のとおりです。

症状 対応
  • 意識
  • 泣く
意識有り、泣く 患部を冷やして経過観察
意識無し、泣かない 119番通報
  • たんこぶ
  • 腫れ
  • へこみ
  • 出血
有り 病院受診
無し 患部を冷やして経過観察
嘔吐 有り 病院受診
無し 患部を冷やして経過観察
様子 変化無し 病院受診
変化無し 患部を冷やして経過観察

なお、この記事で紹介しているのは一般的な基準であり、赤ちゃんの様子で少しでも心配なところがあれば、念のため受診させてください。

もしかしたら「そんな主観に基づく対応で良いのか。」、「医者ならもっと専門的な基準を示してほしい。」と思うかもしれません。

しかし、赤ちゃんのことを一番把握しているのはお父さんとお母さんです。

常に赤ちゃんの傍にいて献身的にお世話をしているお父さんお母さんが「あれ、赤ちゃんの様子がいつもと違う。」と感じた場合、実際に赤ちゃんの身体に異常が生じている可能性が高いものなのです。

「病院を受診させてみたら、医師からは何ともないと言われた。」ということもあるかもしれませんが、赤ちゃんの健康を大切に思うのであれば、親としての感覚を重視して「念のために」受診させる姿勢は持っておきたいものです。

対応に迷う場合は「小児救急電話相談事業(#8000)

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小児救急電話相談事業とは、厚生労働省が実施している、子育て中のお父さんお母さんが、子どもの急な病気やケガの対応に困った場合などに相談を受け付けてくれるサービスです。

助言を行うのは医師や看護師など子どもの専門職です。

利用方法は、全国統一の短縮番号#8000をプッシュするだけです。

#8000をプッシュすると、住んでいる都道府県の相談窓口に電話が自動で転送され、小児科の医師や看護師から、症状に応じた適切な対応方法や病院を受診する場合のアドバイスなどを受けることができます。

例えば、夜間に赤ちゃんを抱っこしている最中に誤って赤ちゃんの頭を壁の角にぶつけてしまい、早急に病院へつれて行くべきか、家庭で応急処置して様子を見ることで足りるのか判断に迷った場合に、小児救急電話相談事業を利用して助言を得ることができます。

この記事では、赤ちゃんが頭をぶつけた・打った場合の基本的なチェックポイントと対応を紹介しましたが、いざ自分の赤ちゃんが頭をぶつけてしまうと、焦ってどう対応して良いか迷うこともあるでしょう。

そうしたときに小児救急電話相談事業(#8000)を活用することで、適切なアドバイスを得ることができる上に、冷静さを取り戻すこともできるはずです。

赤ちゃんが頭を打った、ぶつけた場合に受診する病院

結論から言うと、受診させる病院として理想的なのは、小児科と脳外科がある総合病院です。

赤ちゃんの病気やけがは小児科を受診させるのが基本です。

しかし、小児科単科の小さな病院では、人的要因や設備の問題があり、脳の検査や外科的治療を行うことができません。

一方で、大人が頭をケガした場合に受診する脳外科は、赤ちゃんに関する専門的な知識を持った医師が在籍していないことが多いものです。

そのため、赤ちゃんに関する専門知識を有する小児科と、脳に関する専門知識を有する脳外科の両方の科がある総合病院を受診させるのがベストです。

まずはかかりつけ医を受診することもできますが、頭のケガは急を要する場合が多いため、慎重に判断してください。

頭を打った・ぶつけた赤ちゃんの受診は、病院から拒否されることがある

「赤ちゃんが頭をぶつけたので診てほしい。」と連絡しても、病院から「うちでは専門的な機器がなく、診ることはできません。」と断られることがあります。

また、赤ちゃんを連れて病院へ駆け込んでも、受付段階で「うちでは診察できません。脳外科か総合病院を受診させてください。」と門前払いされることもあります。

信じられないかもしれませんが、実際に受診を拒否されたり門前払いを受けたりした親は少なくありません。

病院をたらいまわしにされるうちに赤ちゃんの症状が悪化したケースも、残念なことですが一定数あります。

頭のケガはリスクが高く、専門的な機器や専門医がいない個人病院やクリニックでは、リスク回避のために「受診しない」という選択をすることがあるのが実情です。

改善されるべき問題ですが、個別のケースで強硬に受診を求めても功奏しないことが多いため、赤ちゃんの健康を優先し、初めから「赤ちゃんが頭を打ったら小児科と脳外科のある総合病院へ連れて行く。」と覚えておき、事前に近くの病院を探してください。

赤ちゃんが頭を打つ・ぶつける原因と場所

赤ちゃんは、寝返りしておもちゃに頭をぶつけたり、ハイハイ中に勢い余って壁に衝突したり、つかまり立ち中にバランスを崩して転倒したりするなど、いろいろな場面で頭を打つことがあります。

また、抱っこ中に誤って壁やドアに赤ちゃんの頭をぶつけるなど、親の不注意が原因になることもあります。

赤ちゃんが頭を打つ・ぶつける原因と場所を概観してみましょう。

原因 頭を打つ・ぶつける場所
寝返り・寝返り返り おもちゃ、壁、イスやテーブルの足、テレビラックなど
ハイハイ・ズリバイ 壁、イスやテーブルの足、テレビラックなど
お座り 床、壁、おもちゃなど
つかまり立ち・伝い歩き 床、テーブルやテレビラックの縁、床に置かれたおもちゃなど
転落・落下 床、階段、床に置かれたおもちゃなど
抱っこ ドアなどの縁、壁の角など
寝相の悪さ 壁、床に置かれたおもちゃなど
地震 落下物、飛散したガラスなど

こうしてまとめてみると、親の不注意や地震などの原因もありますが、赤ちゃんが頭を打つ原因の多くは、赤ちゃん自身の行動にあることが分かります。

それでは、赤ちゃんが頭を打つ・ぶつける原因と安全対策・予防法について、一つひとつ確認していきましょう。
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寝返り・寝返り返りで頭を打つ

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赤ちゃんは、生後5~6ヶ月頃に寝返り(仰向けからうつ伏せになる寝返り)を覚えます。

また、寝返りを覚えて少しすると寝返り返り(うつ伏せからあお向けになる寝返り)もできるようになり、部屋中をゴロゴロと移動するようになります。

寝返りや寝返り返りによる移動は移動する先が見えにくく、壁やおもちゃがあるのに気づかずに寝返りをして、頭をぶつけてしまいがちです。

特に、寝返り返りの場合は移動する先がほとんど見えないため、振り向きざまにおもちゃの尖った部分などが目や口に入ったり、壁などに後頭部を強く打ったりするケガが多くなっています。

寝返り・寝返り返りで頭をぶつけることの安全対策・予防法

まず、赤ちゃんの移動できる範囲を確認します。

寝返りや寝返り返りを覚えた赤ちゃんは、多少の段差くらい気にせず移動するため、実際に赤ちゃんがどこまで移動できるのか目で見て確認してください。

その上で、赤ちゃんの移動範囲からぶつかると危ない物を取り除き、壁やテーブルの椅子などぶつかって危ない箇所には緩衝材を巻きます。

ベビーサークルで赤ちゃんが移動できる範囲を限定する方法もありますが、ベビーサークルに頭をぶつけて泣くこともあるため、クッションなどを置いてあげましょう。

ハイハイ・ズリバイで頭を打つ

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赤ちゃんは、生後7~8ヶ月頃にハイハイやズリバイを始めます。

ハイハイやズリバイを覚えた赤ちゃんは、危険をかえりみることなく興味がある物に全速力で突進するため、勢い余って壁や物に衝突しやすいものです。

また、慣れてくると動きながら周囲を見回したり進行方向を変えたりしますが、振り向きざまや方向転換した際に壁などに頭をぶつけてしまう事故も多くなっています。

ハイハイ・ズリバイで頭をぶつけることの安全対策・予防法

寝返りや寝返り返りと同様、赤ちゃんの移動可能範囲の特定をした上で、壁、椅子やテーブルの脚、テレビラックの縁など、赤ちゃんがぶつかると危ない場所に緩衝材を巻く対応が基本となります。

赤ちゃんの傍を離れる場合は、ベビーサークルなどで移動範囲を制限しておくと安心です。

なお、赤ちゃんが振り向きざまに頭をぶつけないよう、赤ちゃんを呼ぶ場合は、必ず赤ちゃんの正面に立って呼んであげましょう。

お座りの状態からバランスを崩して頭を打つ

赤ちゃんのお座り

赤ちゃんは、生後6ヶ月頃に親のサポートがあればお座りをしていられるようになり、生後7~8ヶ月頃になると自力でお座りの状態を維持できるようになります。

お座りを始めたばかりの頃は、親が安易に手を放すことで赤ちゃんが転倒して床で頭を打つ事故が多く、赤ちゃんが自力でお座りできるようになった後は、周囲のおもちゃに手を伸ばしてバランスを崩して転倒する事故が多くなります。

いずれも、親が一緒にいるときであれば注意深く赤ちゃんの様子を観察することで事故を予防できますが、中には親の見ていないところでお座りし、転んでケガをする赤ちゃんもいます。

お座りが原因で頭をぶつけることの安全対策・予防法

まず、赤ちゃんが自力でお座りの状態を維持できるようになったかどうか(腰すわりが完成したかどうか)を確認します。

その上で、お座り中の赤ちゃんの周りからぶつかると危ない物を取り除き、赤ちゃんがお座りしている間は傍で見守ってあげましょう。

赤ちゃんの傍を離れる必要がある場合、赤ちゃんを仰向けに寝かせるとともに、おもちゃなどで興味を引くなど、勝手にお座りをしない工夫をしなければなりません。

つかまり立ち・伝い歩き中にバランスを崩して頭を打つ

つかまり立ち 練習 赤ちゃん

赤ちゃんは、生後8ヶ月頃からつかまり立ちを始め、生後10ヶ月頃には伝い歩きを始めます。

乳児期の頃は、大人と比較すると体全体に占める頭の割合が大きいためバランスを維持するのが難しく、些細な刺激でバランスを崩して転倒し、床などに頭をぶつけてしまいます。

また、寝返り、お座り、ハイハイ・ズリバイの姿勢よりも頭の位置が高いため、頭を打ったときに重いケガをしやすい傾向があります。

つかまり立ち・伝い歩きで頭をぶつけることの安全対策・予防法

まず、赤ちゃんの移動できる範囲を確認し、赤ちゃんがぶつかる危険のある物を取り除きます。

また、赤ちゃんが掴まって立ち上がる可能性のある場所を特定し、ぶつかってケガをする可能性がある場所には緩衝材を巻き、掴まったときにズレたり外れたりしないかどうかも確認してください。

赤ちゃんを一人にする時間帯は、つかまり立ちや伝い歩きをする可能性がある場所の前にベビーサークルなどを置き、近づけないようにしておくことも忘れないでください。

高いところからの転落・落下で頭を打つ

赤ちゃんは、生後10ヶ月~1歳頃になると、自分の腰の高さくらいの段差をよじ登ることができるようになります。

例えば、階段、座椅子、ソファ、おまるの上などは、赤ちゃんがよじ登りやすい場所です。

赤ちゃんが高いところによじ登ることができるようになると、転落・落下する可能性を考慮しなければなりません。

赤ちゃんは、よじ登った場所から上手に降りることができず、登った後は頭から降りようとするため、頭から転落・落下して床などで頭を打つリスクが高くなっています。

転落・落下で頭をぶつけることの安全対策・予防法

危険な場所によじ登らせないことが一番大切です。

赤ちゃんがよじ登れる高さを確認し、よじ登る高さのある場所の前にベビーサークルなどを置いておきましょう。

赤ちゃんによじ登りの練習をさせる場合、親がすぐそばに寄り添い、滑ったり足を踏み外したりしたらすぐサポートできるようにしておいてください。

抱っこで頭を打つ

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赤ちゃんを抱っこしているときに、不注意で赤ちゃんの頭を壁やドアなどにぶつけてしまうこともあります。

赤ちゃんが生まれたての頃は、赤ちゃんの身体の大きさを把握できず、障害物を避けたつもりが頭に当たってしまったという事故を起こしがちです。

また、赤ちゃんを抱っこした状態では足元が見えにくいため、床に放置された物につまづいて赤ちゃんと一緒に転倒してしまう事故も多発しています。

特に、夜間に赤ちゃんの泣き声で目を覚まし、オムツ交換や授乳をした後に寝ぼけた状態で赤ちゃんを抱っこしている状況で、こうした事故が起こりやすいものです。

抱っこで赤ちゃんの頭をぶつけることの安全対策・予防法

まずは、赤ちゃんを抱っこして移動する範囲にはぶつかったりつまづいたりする危険がある物を置かないこと、また、赤ちゃんと抱っこした状態で転倒や衝突の危険がある場所に立ち入らないことを心がけましょう。

夜間であっても豆電球くらいは点けておき、視界の確保に努めることも大切です。

寝相の悪さで頭を打つ

赤ちゃんは、睡眠全体に占めるレム睡眠の割合が大人よりも高いため、寝ている間もよく動きます。

特に寝返りや寝返り返りを覚えた後は、寝ている間もゴロゴロと動き回り、あちこちに頭や身体をぶつけてしまいます。

寝相の悪さで頭をぶつけることの安全対策・予防法

赤ちゃんの布団の周りにぶつかると危険な物を置かず、赤ちゃんが移動できる範囲の壁などに枕やクッションを敷き詰めておく方法が効果的です。

また、ベビーサークルの中に布団を敷いておくと、寝ている間の移動範囲を限定することができます。

地震による落下物などで頭を打つ

地震発生時には、落ちてきた照明や食器など赤ちゃんの頭に当たったり、タンス、扇風機、棚などが赤ちゃんの上に倒れたりする可能性があります。

地震で頭をぶつけることの安全対策・予防法

落下物や転倒物の危険がない場所で赤ちゃんを寝かせることに尽きます。

見落としやすいのが吊り下げ型の照明器具です。

赤ちゃんを吊り下げ型の照明器具の下で寝かせると、地震が起きて照明が赤ちゃんの顔面に直撃することがあるため、注意が必要です。

まとめ

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赤ちゃんが頭を打った・ぶつけた場合、①意識の有無と泣くか否か、②外傷(たんこぶ、腫れ、へこみ、出血)の有無、③嘔吐の有無、④普段の様子との変化の有無を確認し、119番通報、病院受診、家庭で応急処置後に経過観察のいずれかを判断します。

自力で判断することが難しい場合は、小児救急電話相談事業(#8000)を利用してアドバイスを受けることができます。

受診させる病院は、小児科と脳外科がある総合病院が第一候補です。

予防は大切

当然ですが、赤ちゃんが頭を打ってケガをしないよう、親としてできる限りの予防をしてあげることは、とても大切です。

予防を徹底しておくことは、事故の確率を下げるだけでなく、万が一事故が起こったとしても、赤ちゃんのケガを最小限に抑えることができるからです。

長い子育て期間の中では、どんなに気をつけていても赤ちゃんが頭を打ってしまう事故が起こることはありますが、予防していたか否かでケガのリスクや程度は大きく変化するのです。

赤ちゃんが頭を打ったときも大切

しかし、赤ちゃんは、大人に比べて身体機能が未熟なので、ちょっとした衝撃でバランスを崩しますし、あるかないか分からない段差でも手足を取られて転びます。

また、身体全体に占める頭の割合が大きく、受け身も覚えていないため、頭から床や壁に衝突してしまいやすいものです。

親としては、赤ちゃんがケガをしないよう細心の注意を払っているはずですが、どれだけ注意しても不測の事態が起こることはあります。

赤ちゃんがケガをしないよう予防することは大切ですが、赤ちゃんが頭を打った・ぶつけた場合に適切かつ迅速に対応するための知識も持っておきたいものです。