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乳児期の子育て

赤ちゃんの指しゃぶりの理由・原因は?時期はいつからいつまで?やめさせる?

赤ちゃん 指しゃぶり 意味

赤ちゃんは指しゃぶりをしていますか?

指しゃぶりは、「精神的に不安定な赤ちゃんに見られる現象だ。」、「発達障害や知的障害の兆候だ。」といった口コミやうわさが多いため、赤ちゃんが指しゃぶりするのを見ると不安になり、ついやめさせようとするお父さんお母さんが少なくありません。

また、衛生面が心配になることもあるでしょう。

しかし、指しゃぶりは、赤ちゃんが正常な成長の過程で行う行動であり、不安定さや障害とは関係がありませんし、衛生面についても親が適切に対応すれば済むことです。

この記事では、赤ちゃんの指しゃぶりが持つ意味、指しゃぶりが見られる時期、指しゃぶりに関する誤解について紹介します。

指しゃぶりとは

指しゃぶりとは、赤ちゃんが自分の指を口に入れて舐めたりしゃぶったりすることです。

乳児期の赤ちゃんから幼児期の子どもに見られる行動の一つです。

手をグーにしてしゃぶったり口の中に入れたりする指しゃぶりについては、「こぶししゃぶり」と呼ぶこともあります。

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赤ちゃんの指しゃぶりはいつから、いつまで

赤ちゃんの指しゃぶりの時期を見てみましょう。

赤ちゃんが指しゃぶりを始める時期

通常、赤ちゃんが指しゃぶりを始めるのは生後1ヶ月~生後2ヶ月頃です。

ただし、個人差が大きく、まったく指しゃぶりをしない赤ちゃんもいます。

指しゃぶりをするには、腕や手を口の位置まで移動させたり、手を握ったりする力がいるため、腕の筋肉や神経の異常が原因で指しゃぶりできないこともあります。

赤ちゃんが指しゃぶりを終える時期

赤ちゃんが指しゃぶりを終えるのは、おおむね生後6ヶ月~生後1歳頃です。

この時期は、次々に新しい動きや遊びを覚え、興味も周囲の人や物に向かいやすくなるため、相対的に自分の身体に興味を向ける時間が少なくなっていくのです。

ただし、指しゃぶりはクセになりやすい行動の一つで、クセになると幼児期以降も続くことがあります。

乳児期の赤ちゃんの指しゃぶりが持つ意味(指しゃぶりする原因・理由)

乳児期の赤ちゃんが指しゃぶりをする原因は、次のとおりです。

    • 原始反射(哺乳反射)の影響
    • 自分の手だと認識している(味や形を確認している)
    • 遊んでいる
    • 歯ぐきがむずがゆい(乳歯が生える前の指しゃぶり)
    • 気持ちを落ち着けている

原始反射(哺乳反射)の影響

生後数ヶ月までの指しゃぶりは、赤ちゃんが生まれる前から持っている原始反射(哺乳反射)によるものです。

哺乳反射とは、おっぱいや哺乳瓶から母乳やミルクを飲むために必要な反射で、唇に触れたモノの方を向く探索反射、触れたモノを口に入れようとする捕捉反射、口に入ったモノを吸おうとする吸啜反射、モノを飲み込もうとする嚥下反射の4種類あります。

この一連の反射により、赤ちゃんは生まれてすぐ母乳やミルクを飲み、必要な栄養を得ることができるのです。

哺乳反射のうち、指しゃぶりに影響するのは吸啜反射です。

吸啜反射は乳首以外でも起こるため、偶然、指が唇に触れた時に吸い付いたのがきっかけで指しゃぶりが始まります。

なお、妊婦健診における超音波検査の結果から、赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいる頃から指しゃぶりをしていることが分かっています。

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自分の手だと認識している(味や形を学習している)

赤ちゃんが正常な成長発達を遂げている場合、生後6ヶ月頃には吸啜反射が自然消失していきます。

一方で、赤ちゃんは、月齢を経るにつれて身体を自分の意思で動かせるようになり、興味を持ったモノに対して、まずは目でじっくり観察し、それから手を伸ばして触れてみて、最後に口の中に入れて味や形を確かめようとします。

赤ちゃんにとっては、自分の身体も興味の対象なので、指や手も口に入れて確認するために指しゃぶりを始めるのです。

吸啜反射による指しゃぶりと、自分の身体の確認のための指しゃぶりを見分けることは困難ですが、おおむね生後4ヶ月以降の指しゃぶりは両者が混在していると考えられています。

遊んでいる

赤ちゃんにとって自分の体は、最も身近で興味をそそられる対象なので、身体を使ってたくさん遊び、次から次に新しい遊び(動き)を学習します。

特に手は、自分の意思どおりに動きますし、動きのバリエーションも多いので、いろいろ動かしたり食べたりして遊びながら、使い方を覚えていきます。

指しゃぶりもこうした遊びの一環で、手をヒラヒラさせたり、身体をペタペタ触ったりするのと同じです。

歯ぐきがむずがゆい(乳歯が生える前の指しゃぶり)

赤ちゃんは、乳歯が生える時期になると歯ぐきにむずがゆさを感じ、しきりに手や指を口の中に入れて歯ぐきを触ります。

これは、歯ぐずりを始めた赤ちゃんに見られる行動の一つで、多くの赤ちゃんが同じ行動をするものなので、心配はいりません。

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気持ちを落ち着けている

指しゃぶりやこぶししゃぶりは、赤ちゃんの気持ちを落ち着ける効果があることが分かっています。

「指しゃぶりは精神的に不安定な赤ちゃんに特有の現象」という誤解は、この効果を誤解した結果だと思われます。

しかし、ここでいう「気持ちを落ち着ける」ための指しゃぶりは、お母さんが一時的にいなくなったり、おむつが気持ち悪いのにすぐ交換してもらえなかったりといった一時的な不安への対処行動です。

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乳児期の赤ちゃんの指しゃぶりに関するよくある誤解

すでに少し書きましたが、指しゃぶりと赤ちゃんの不安定さを結び付けて考えるなど、赤ちゃんの指しゃぶりに対する誤解はとても多いものです。

「指しゃぶりはやめさせるべき」

「指しゃぶりはやめさせるべき。」というのは、噛み合わせに影響が出る可能性がある幼児期以降の話です。

乳児期の指しゃぶりは、健全な成長の過程で現れてくる自然な行動ですし、赤ちゃんの脳の発達を促す大切な行動でもあるので、やめさせる必要はありません。

赤ちゃんの指しゃぶりで、お父さんお母さんが一番気にしやすいのは、寝ているときの指しゃぶりですが、これも乳児期にやめさせる必要はありません。

「指しゃぶり=精神不安定、愛情不足」

幼児期の子供の指しゃぶりは、精神状態の不安定さが原因となっていることがあります。

しかし、乳児期の赤ちゃんの指しゃぶりは、既に書いたとおり反射、学習、遊び、歯ぐずりなどが原因で、「指しゃぶり=精神不安定、愛情不足」という考えは当てはまりません。

むしろ、お父さんお母さんが指しゃぶりを心配しすぎると、赤ちゃんはそれを敏感に感じ取って不安定になることがあるので注意してください。

「歯並びやかみ合わせに悪影響が出る。」

「指しゃぶりをしていると、歯並びやかみ合わせが悪くなる。」、「口呼吸になりやすく、発音にも影響が出る。」などと言われることがあります。

確かに、幼児期以降の子供の指しゃぶりは、出っ歯やすきっ歯の原因になることがあります。

しかし、乳児期の赤ちゃんは、低月齢のうちは乳歯すら生えていませんし、乳歯が生え始めた後も、指しゃぶりが歯並びやかみ合わせに与える影響はほぼありません。

「不衛生」

赤ちゃんは、あちこちペタペタ触った手や指を口に入れて舐めまわします。

また、よだれがベッタリついた手で床やおもちゃを触り、髪の毛やホコリなどが付着しても気にせず口の中に入れることもあります。

そのため、赤ちゃんが過ごす空間だけでも毎日掃除するよう心がけることは大切です。

ただし、部屋の中を無菌状態に保ったり、赤ちゃんの手足についた雑菌を毎回すべて取り除いたりするのは不可能です。

また、よほど衛生面に問題のある過程でない限り、手についた雑菌が原因で赤ちゃんが深刻な体調不良に陥ることはあまりないので、過度に心配する必要はありません。

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まとめ

不衛生、かみ合わせに影響するなどの理由から、指しゃぶりをやめさせるべきだと思っている人が多いですが、誤解です。

赤ちゃんの指しゃぶりは、原始反射の影響、手の形などの確認、気持ちを落ち着けているなど色々な意味を持ち、成長発達に大きな役割を果たしているので、基本的には好きなだけ指しゃぶりさせてあげましょう。

うちの場合

うちの赤ちゃんは、新生児の頃からずっと指しゃぶりしています。

生後2ヶ月頃までは、母乳を飲んだ後に寝ながら指を吸っていました。

また、自分の指だけではなく、私や妻の指など唇に触れたものは何でも吸いついていました。

生後3ヶ月頃には、自分の指をジッと眺めては口に入れるという動作を繰り返すようになり、生後4ヶ月頃には、私が唇に指を触れさせても吸い付かなくなりました。

生後7ヶ月頃から、歯ぐずりの一環なのか、何やら不機嫌そうな顔でブーブーと文句を言いながら指しゃぶりをするようになりました。

(追記)

生後1歳頃には自然に指しゃぶりがなくなりました。

ただ、知人が口の中に指を入れて音を鳴らすことを教えた結果、マネをしようと再び口の中に指を入れることを覚え、気がついたらまた指しゃぶりを始めていました。

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