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乳児期の子育て

赤ちゃんのつま先歩きの原因は?時期は2歳?発達障害・自閉症の可能性は?

赤ちゃん つま先歩き

一人歩きを覚えた赤ちゃんは、走る、横歩き、後ろ歩き、ジャンプなどを覚えて、動きのバリエーションを増やしていきます。

つま先歩きも、一人歩きを始めた後に覚える動きの一つです。

しかし、自閉症スペクトラム(自閉スペクトラム症)をはじめとする発達障害に関する知識が社会一般に広まるにつれて、「つま先歩き=自閉症スペクトラム・発達障害」という情報が出回るようになりました。

実際、検索エンジンに「つま先歩き」と入力すると、タイトルにつま先歩きと発達障害が併記された記事がいくつも上位表示されます。

どうしてつま先歩きと発達障害が関連付けて考えられるようになったのでしょうか。

このページでは、赤ちゃんがつま先歩きをする原因と時期、つま先歩きと発達障害の関係について紹介します。

赤ちゃんがつま先歩きする原因

赤ちゃんがつま先歩きする原因は、大きく分けると2つあります。

  • 遊びの一環
  • 足の裏が過敏
  • 足底把握反射が消失していない
  • 身体のバランスがとれていない
  • 手押し車や歩行器の影響

赤ちゃんがつま先歩きする原因:遊びの一環

赤ちゃんは、寝返りを覚えるとお座りやズリバイ・ハイハイを、ハイハイを覚えるとつかまり立ちをというように、次々新しい動きにチャレンジします。

一人歩きを覚えた赤ちゃんは、横歩きや後ろ歩き、ジャンプなどと同じようにつま先歩きにもチャレンジし、立った状態よりも少し目線が高くなることや、足先にかかる負担が新鮮で、何度も繰り返すようになります。

親としては「バランスが悪いから転ばないだろうか。」と不安になることもありますが、赤ちゃんにとっては新しい動きを覚え、楽しみながら遊んでいる状態です。

赤ちゃんがつま先歩きする原因:足の裏が過敏

大人でも感覚が敏感な人と鈍感な人がいるように、赤ちゃんも、病気や障害とは関係なく、敏感な赤ちゃんと鈍感な赤ちゃんがいます。

靴下や靴を履いた時の感触や、足の裏が床に触れたり、芝生・砂地・砂利道を踏んだりする感触を気持ち悪い、痛いと感じる赤ちゃんは少なからずいて、足の裏が何かに触れるのをできるだけ避けようとして、つま先歩きをします。

赤ちゃんがつま先歩きする原因:足底把握反射が消失していない

赤ちゃんは、足底把握反射という原始反射を持って生まれてきます。

足底把握反射とは、赤ちゃんの足裏(土踏まず周辺)を指で強めに押すと、赤ちゃんが足の指をギュッと握る反射です。

通常は、生後9~10ヶ月頃に自然消失しますが、脳などに何らかの障害がある場合は消失しない、もしくは、消失が遅れることがあります。

足底把握反射が残ると、足の裏が何かに触れるたびに足の指が反射で握られてしまうため、うまく立ったり歩いたりすることができず、よく転びます。

また、足の裏が過敏なので、足の裏が何かに触れるのを嫌がり、靴下や靴はもちろん、地面に足を付けるのも嫌ってつま先歩きをすることがあります。

関連ページ

把握反射とは?いつまで?消失しない、赤ちゃんが手を握る力が弱い原因は?

赤ちゃんがつま先歩きする原因:身体のバランスがとれていない

赤ちゃんは、生後1歳~1歳半頃に一人歩きを始めます。

しかし、大人に比べると身体全体に占める頭の割合が高い(頭が大きくて重い)ため、後ろに重心を置いてバランスをとれずに前のめりになり、前によろけるようにつま先で歩くことになります。

通常は、一人歩きに慣れてくると、身体のバランスをうまくとって歩けるようになりますが、つま先歩きがクセとして定着すると、幼児期以降もつま先歩きを続けます。

特に、生後1歳以前から一人歩きを始めた赤ちゃんは、幼児期に入ってもつま先歩きを続けやすい傾向があります。

赤ちゃんがつま先歩きする原因:歩行器や手押し車の影響

赤ちゃんがつま先歩きする外的な原因としては、歩行器や手押し車の影響が考えられます。

歩行器の問題

歩行器は、その名前から、赤ちゃんの一人歩きを促すもしくはサポートするという印象を持ちがちです。

しかし、実際のところ、赤ちゃんは、歩行器に座った状態で動き回っており、歩くというよりはつま先で床を蹴るようにして移動しています。

大人の日常場面に置き換えると、キャスター付きの椅子に座ったまま移動するのと同じような感じです。

そのため、つま先に力を入れて床を蹴る動作がクセになり、一人歩きを始めてからもつま先歩きを続けることがあります。

手押し車の問題

手押し車は、赤ちゃんが持ち手を両手で掴み、押して遊ぶおもちゃです。

物を押す時は誰でも前のめりになりますが、手押し車の場合は車輪がついていてグングン前に進みます。

そのため、慣れていない赤ちゃんは、手押し車を押すというより、手押し車に引っ張られるようになり、前のめりの状態で倒れないよう必死に足を動かすことになります。

結果、前のめりにつま先歩きする歩き方が身につくことがあります。

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赤ちゃんのつま先歩きはいつから(1歳?1歳半?2歳?幼児期?)

赤ちゃんがつま先歩きを始めるのは、一人歩きを始める生後1歳~1歳半以降です。

統計上は1歳~2歳頃につま先歩きする赤ちゃんが多くなっています。

しかし、一人歩きを覚えたての頃に、身体のバランスがうまくとれずにつま先歩きになる赤ちゃんもいれば、一人歩きをするうちに、足の裏が地面に触れる感触が気持ち悪くてつま先歩きを始める赤ちゃんもいます。

手押し車や歩行器を使わせていれば、0歳児の頃からつま先歩きすることもあります。

また、遊びの一環としてつま先歩きで歩いてみたり、高いところにある物を取ろうとしてつま先立ちになって移動したりすることもあり、一定の時期に特定することはできません。

つま先歩きと発達障害・自閉症スペクトラムの関係

自閉症スペクトラムをはじめとする発達障害の子供がつま先歩きする割合は、発達障害ではない子供がつま先歩きする割合よりも高いという統計があります。

臨床家の実感としても、発達障害の子供につま先歩きが見られることは多いと言えます。

特に、足底把握反射が消失していない場合や、足の裏の異常な過敏さを伴う場合は、発達障害の可能性を慎重に見極めることが求められています。

しかし、自閉症スペクトラムや発達障害の症状は多岐にわたっているので、「つま先歩き=自閉症スペクトラム・発達障害」とは言えません。

もし、つま先歩き以外に発達障害を疑うような症状が複数ある場合には、まず小児科や保健センターに相談し、必要に応じて専門の機関を受診しましょう。

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自閉症の赤ちゃんの特徴と症状は?生後2ヶ月、6ヶ月、1歳時の兆候は?

赤ちゃんのつま先歩きは止めさせた方が良い?

つま先歩きは、足先への負担が大きいだけでなく、身体全体に力が入るためすぐ疲れてしまいます。

また、つま先歩きの状態では足首がうまく使えず、踏ん張ったり、蹴り出したり、止まったりする力が身につきません。

幼児期に入ってますます運動量が増え、激しい動きを伴う遊びにチャレンジしていく上で、疲れやすさや足首の不器用さは大きなハンディになりますし、ケガや事故のリスクも高まります。

ある日突然、つま先歩きを止めるよう指示しても治らないので、まずは、足指の骨のあたりをマッサージしたり、足の裏全体をゆっくり伸ばしたりして足の疲れをほぐしてあげましょう。

その上で、普段から一緒に遊びに出かけ、正しい歩き方を見せてあげたり、強制にならないよう教えてあげたりしてあげましょう。

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まとめ

つま先歩きは、自閉症スペクトラムや発達障害の症状の一つではありますが、それだけで診断されることはありません。

遊びの一環や、歩行器・手押し車で不適切な歩き方を学習した結果であることも多いので、赤ちゃんがつま先歩き下からと言って心配しすぎず、どうしても気になるようなら小児科や保健センターに相談してみましょう。

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