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乳児期の子育て

赤ちゃんの追視はいつから(何ヶ月)?練習法は?しないと自閉症や脳梗塞?

赤ちゃん 追視しない 自閉症 脳梗塞

生後数ヶ月の赤ちゃんが、親やおもちゃの動きを目で追う様子を見たことはありませんか?

これが追視です。

赤ちゃんは、視力が低く視界も狭い状態で生まれてきます。

また、目の焦点をごく限られた位置にしか合わせることもできず、静止している人や物もはっきり見ることができません。

しかし、徐々に視力が向上して視界も広くなって、動く物を目で追うことができるようになっていきます。

追視は、正常な発達を遂げている赤ちゃんのほとんどに見られる行動の一つで、一定の時期を過ぎても追視しない場合、何らかの異常が潜んでいる可能性があります。

では、赤ちゃんはいつから追視を始めるのでしょうか?

また、追視しない原因や、練習方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

この記事では、追視の概要、赤ちゃんが追視を始める時期、追視の効果と練習法、追視しない原因と対応について紹介します。

赤ちゃんの追視(ついし)とは

赤ちゃん 追視 いつから

追視とは、「追って視(み)る」という名前のとおり、動いている人や物を目で追うことです。

実は、赤ちゃんには生まれつき追視の能力が備わっています。

しかし、生まれたての時期は視力が低い上に視界も狭く、目から30cm前後のごく狭い範囲にしか焦点を合わせられない状態です。

具体的にいうと、視力が約0.01で、視力検査票の一番上の記号もはっきり見えません。

また、首周りの筋肉が未熟で、自分の頭を支えていることさえままならず、自分の頭を左右に振ることもできません。

視力や身体の未熟さのために、生まれ持った追視の能力をうまく活用することができないのです。

生後1ヶ月~2ヶ月頃になると、頭を左右に振ることは難しいものの首周りの筋肉がつき始め、視力や視界も向上するため、目から30cmくらいの位置(赤ちゃんの目の焦点が合いやすい位置)で物をゆっくり動かすと、目で追おうとするしぐさを見せます。

赤ちゃんの目の前で、親が顔をや手をゆっくり動かしてみても、同じように追視するようになります。

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追視を始める時期

赤ちゃん 追視 何ヶ月

すでに紹介したとおり、追視の能力は生まれつき赤ちゃんに備わっていますが、生まれたての頃はうまく活用できていません。

通常、赤ちゃんが追視を始め、それを大人が確認できるようになるのは生後1~2ヶ月頃です。

発達に異常がない場合、遅くとも生後3ヶ月頃には追視が確認できます。

1ヶ月健診や3ヶ月健診(地域によっては4ヶ月健診)の検査項目に追視の有無が含まれているのは、統計上、この時期の赤ちゃんの多くに追視が確認できるからです。

生後3~4ヶ月頃に首すわりが完成し、頭や首を上下左右に動かせるようになると、頭の動きと目の動きを連動させて人や物を見ることができるようになります。

生後4ヶ月頃には左右の追視が、生後6ヶ月頃には上下の追視ができるようになる赤ちゃんが多いものです。

その後は、視力が向上して焦点を合わせられる範囲も広くなるにつれ、徐々に近くの物や遠くの物、より速く動く物を追視できるようになっていきます。

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追視の効果

赤ちゃん 追視 効果

追視を繰り返すことで、目の動かし方や商店の合わせ方などがうまくなり、より早いものや近い又は遠いものを見ることができるようになります。

また、人や物(刺激)を目で知覚して情報として脳にインプットすることで、脳を活性化させる効果があります。

目から得た情報は、大脳で耳から得た情報と統合されて運動機能や言語機能の発達にも影響を及ぼすとも考えられています。

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赤ちゃんの追視の練習法

赤ちゃん 追視 練習

追視の能力は、繰り返し経験を積むほど向上していくので、赤ちゃんがご機嫌な時を見計らってたくさん練習させてあげましょう。

首がすわるまでは、授乳時にお母さんが頭をゆっくり揺らしたり、寝転んでいる赤ちゃんの目の前でおもちゃをゆっくり動かしたりし、追視を促します。

いずれの練習方法でも、赤ちゃんが追視できているかどうかをこまめに確認しながら実行し、追視していない場合は距離や速度を調節してください。

首すわりが完成した後は、赤ちゃんと対面して頭を揺らしたり、膝の上に乗せておもちゃを動かしたりし、目で追わせる練習方法が効果的です。

外出時には、電車や自動車など動く物に注意を向けてあげると良いでしょう。

追視しない原因

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赤ちゃんが追視をしない原因はたくさんあり、中には病気や障害が潜んでいることもあるので注意が必要です。

追視しない主な原因と対応について見ておきましょう。

目から物までの距離が近すぎる、遠すぎる

低月齢の赤ちゃんは、視力が低い上に、限定的な距離や範囲にしか目の焦点を合わせられません。

そのため、目から物までの距離が近すぎる又は遠すぎると追視することができません。

対応法

動かす物の位置を調節してみましょう。

赤ちゃんの焦点が一番合いやすいのは目から30cmくらいの位置なので、この位置から追視させる物を徐々に近づけたり遠ざけたりしてください。

生後3か月を過ぎた赤ちゃんが、物の位置を調節しても追視しない場合は、何らかの異常がある可能性を考えて小児科に相談してみることをおすすめします。

物の動きが速すぎる

赤ちゃんの目の機能が大人と同じ状態に達するには、何年もかかります。

乳児期の赤ちゃんのうちは、ゆっくり動く物をしっかり目で追うのが精一杯で、早すぎると見失ってしまうものです。

対応法

物を動かす速度を下げてみましょう。

速度を下げても追視しない場合は、目に異常がある可能性を考えて小児科に相談してください。

目の病気や異常

先天性白内障などの病気が原因で目の機能が障害されていて、追視できないこともあります。

病気や目の異常がある場合、追視できないだけでなく、視線が合わない、親の顔を見ない、おもちゃに興味を示さない、音のする方を向かない、斜視があるといった症状が見られることが多いものです。

対応法

放置すると、失明や弱視など日常生活に支障をきたすリスクが残る可能性が高いので、生後3か月を過ぎても追視しない場合は小児科を受診させ、必要な治療を受けさせてあげましょう。

発達障害や自閉症スペクトラム

発達障害や自閉症スペクトラムの症状の一つに、「目線が合わない」というものがあります。

実際、自閉症や発達障害のある子どもの生活史を振り返ると、赤ちゃんの頃に目線が合わなかったというケースが少なくありません。

ただし、追視しないからといって自閉症スペクトラムや発達障害だと決めつけることはできません。

自閉症スペクトラムや発達障害の場合、人見知り、後追い、指差しをしないなど、追視しない以外の症状が見られるはずです。

対応法

通常、自閉症スペクトラムや発達障害と診断されるのは生後3歳以降なので、病院を受診させても有効な対応は得にくいでしょう。

小児科に相談しながら赤ちゃんの特性に応じた関わり方を工夫し、必要に応じて専門機関を紹介してもらってください。

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脳梗塞

脳梗塞を発症して脳の眼球運動を司るエリアが損傷されると、追視ができなくなります。

対応法

乳児期の赤ちゃんの場合、損傷の程度にもよりますが、損傷されていない脳の神経細胞が損傷された機能を補ってくれる可能性があります。

医師の指示に従い、できるだけ早くリハビリを開始して継続することが最善の方法です。

まとめ

追視は、正常な成長発達を遂げている赤ちゃんの多くに見られ、乳児健診の検査項目になるなど成長発達の指標になるものです。

生後3か月を過ぎても追視が全く見られない場合は、目などに何らかの異常がある可能性があるため、小児科を受診させて必要な治療を受けさせてあげましょう。

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