赤ちゃんが人や物を叩く「叩き癖」の原因は?酷い時の対処は?

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何をしてもかわいい赤ちゃんですが、ときどき困った行動をとることがあります。

その一つが「叩く」ことです。

「赤ちゃんに顔やおなかを叩かれるようになった。」、「赤ちゃんが、おもちゃや壁を何度も叩くようになった。」など、赤ちゃんの叩き癖に悩むお父さんお母さんは多いものです。

「物だけではなく、人を叩くこともあるので、他の赤ちゃんと遊ばせるのをためらってしまう。」という声も聞こえてきます。

赤ちゃんはどうして人や物を叩くのでしょうか?

また、叩き癖を治すにはどうすれば良いのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんが叩く原因と対処法について紹介します。

赤ちゃんが人や物を叩く原因と対処法

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赤ちゃんは、普段は穏やかに過ごしていますが、時々、親やおもちゃを叩くことがあります。

赤ちゃんが叩く主な原因と対処法について、具体的に見ていきましょう。

叩く原因:軽く触っている、撫でているつもり

赤ちゃんは、日ごとに体を自由に動かせるようになりますが、微妙な力の調節はまだまだ難しいものです。

また、赤ちゃんの視力は、生後6か月で0.1~0.2、生後1歳で0.3くらいなので、人や物までの距離を正確に把握することができません。

そのため、軽く触ったり撫でたりしたつもりが、力が入りすぎてしまったり、距離を間違えて手をぶつけてしまったりしやすいものです。

対処法

赤ちゃんに悪気はありませんし、赤ちゃん自身も強く叩きすぎてビックリしてしまうこともあります。

赤ちゃんに叩かれたときは、「痛いよ~」と痛そうな顔をしたり、「撫でてくれようとしたんだよね~。撫でるのはこうやるんだよ。」と声をかけて撫で方を教えてあげたりしましょう。

叩く原因:叩く動作に興味を持っている

赤ちゃんは、新しく覚えた動きを遊びにして何度も繰り返すものです。

叩く動作も、叩いたときの手のひらに伝わる感触や、パチパチ、バンバンという音が楽しくて、何度も叩こうとします。

赤ちゃんが笑顔で叩いているときは、叩く動作を遊びとして楽しんでいます。

対処法

首ふりや物を投げるのと同じ「マイブーム」で、他の動作を覚えてそちらに興味が移ると自然に叩くのを止めていくので、見守ってあげましょう。

ただし、他の赤ちゃんを叩いたときは、その場で怒った顔をして「ダメなこと」だと伝え、それから優しく頭をなでたり抱っこしたりしてアフターケアしてあげましょう。

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叩く原因:意思表示

赤ちゃんは成長するにつれて、行動で意思表示できるようになります。

叩く動作もその一つで、かまってほしいときは「僕寂しいよ、かまってよ!」、眠たいときは「抱っこしてよ!」、欲しいおもちゃが取れないときは「取ってよ!」というように、叩く動作で気持ちを表現します。

ぐずりながら叩く、奇声をあげながら叩く場合は、意思表示をしています。

対処法

行動で意思表示できるようになるのは、赤ちゃんの成長の証なので、怒って行動を抑えつけてしまうのは避けましょう。

赤ちゃんの主張や欲求が何かを慎重に探り当てて対応してあげると、叩くのを止めてくれます。

叩く原因:テレビ・映画・動画の影響

赤ちゃんは、周囲の刺激をよく観察してマネをするものです。

暴力や戦闘シーンの多いテレビやDVD、ネットの動画ばかり見せていると、粗暴な言動を自然と身につけてしまいます。

幼児期や児童期になり、戦隊モノや仮面ライダーなどの影響で「戦いごっこ」を好む男の子が増えるのと同じ理屈です。

言葉の分かる年齢であれば、親のしつけによって修正できますが、赤ちゃんは口で言っても分からないので、バシバシ叩く行為を覚えて繰り返してしまいます。

対処法

暴力や戦闘シーンの多いテレビやDVD、ネットの動画を見せる頻度を減らし、赤ちゃん向けの番組を見せてあげるようにします。

親がテレビを見ていると、赤ちゃんもテレビに興味を持って見てしまうので、良くない影響を与えそうな内容のテレビやDVDは、赤ちゃんの前で見るのは控えます。

また、テレビを長時間見せると赤ちゃんの成長に悪影響を与えるので、1日30分程度を目安にしましょう。

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叩く原因:虐待

不適切な養育環境で育てられた赤ちゃんは、不適切な行動を繰り返すようになります。

典型的な例が虐待です。

親から暴力を振るわれる身体的虐待を受けている場合、赤ちゃんは、親の粗暴な行動をマネして人や物を叩くようになることがあります。

また、親から大声で怒鳴られたり、暴言を吐かれたりする心理的虐待や、親が不在がち・育児放棄をするといったネグレクトを受けている場合、赤ちゃんは、親に受け入れてもらえない、見捨てられてしまうのではないかという強い不安とストレスを感じます。

しかし、不安やストレスを言葉で表現して解消できないので、粗暴な行動で発散するようになります。

また、直接赤ちゃんを叩いたり怒鳴ったりしなくても、暴言や暴力を伴う夫婦喧嘩を見せることも虐待に当たり、叩き癖の原因になります。

消極的な虐待

身体的虐待、心理的虐待、ネグレクトは、親が自分の意思で不適切な養育を行う、いわば積極的な虐待です。

それに対して、親が意識せずに不適切な養育をしてしまう、いわゆる「消極的な虐待」も、子供の叩き癖を誘発することがあります。

例えば、スマホを渡してずっと一人で遊ばせておく、ずっとテレビを見させておくといった行為は、消極的なネグレクトです。

一見、赤ちゃんは一人でおとなしくしているように見えますが、内心はかまってもらえない寂しさをため込んでいますし、親子間で十分なコミュニケーションをとる機会も奪われているので、何かあると粗暴な行動に出てしまう傾向があります。

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不適切なしつけ方や怒り方

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赤ちゃんは、注意しても同じことを何度も繰り返すものです。

そのため、余裕がないときは「何度も言っているのに。」とイライラして、つい不適切なしつけ方や怒り方をしてしまいがちです。

しかし、不適切な方法で赤ちゃんに接すると、赤ちゃんの行動が改まらないばかりか、かえって悪化することもあります。

不適切なしつけ方や怒り方について確認しておき、我が子に実行しないよう注意してください。

叩く

赤ちゃんに叩かれたからといって、叩き返すのは絶対に止めましょう。

赤ちゃんは、大好きなお父さんお母さんに叩かれたという強いショックと不安を感じますし、何かあったときに叩いて問題を解決する方法を身につけてしまいます。

しつこく怒る

赤ちゃんが叩く動作を繰り返すと、「またなの。なんで言うこと聞かないの。」と腹が立ち、しつこく怒ってしまいがちです。

しかし、赤ちゃんはしつこく怒られると、何を怒られているのかわからなくなりますし、怒られているという不安やストレスだけを抱え込んでしまいます。

なるべく短く怒り、その後は、怒られて不安になった赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてあげましょう。

不機嫌になる

赤ちゃんに叩かれるとショックですし、イラッとしてしまうこともあるでしょう。

しかし、不機嫌になって赤ちゃんをかまわなくなったり、キツク当たったりすると、赤ちゃんは不安になってしまい、お父さんお母さんの顔色をうかがって行動するようになってしまいます。

どんなに気分が悪くても、赤ちゃんに対して怒っていても、赤ちゃんの前で不機嫌な態度をとり続けないことが大切です。

後から注意する

子供を注意するときは、「○○のことだけどね」と言えば、何に対して注意するのか伝わります。

しかし、赤ちゃんの場合、良くないことをしたときにすぐ注意しないと効果がありません。

赤ちゃんが人や物を叩いたときはその場で注意し、不安になった赤ちゃんを抱きしめてケアしてあげることが大切です。

まとめ

赤ちゃんが叩く原因には、遊びや叩くことへの興味から虐待まで様々なものがあり、それぞれ対処法が異なります。

育児をしていると、赤ちゃんの叩き癖に不安を募らせることもあると思いますが、原因を探って適切に対処してあげましょう。