黄昏泣きとは?いつからいつまで?原因と対策、赤ちゃんが黄昏泣きしないと病気?

たそがれ泣き

朝から昼まではご機嫌で過ごしていた赤ちゃんが、夕方になると急に泣いたりぐずったりすることがあります。

「黄昏泣き」と呼ばれている現象です。

黄昏泣きは、親が夕食の準備などで忙しくしている頃に始まることが多く、親を困らせる赤ちゃんの行動の一つです。

どうして夕方に泣いたりぐずったりするのでしょうか?

また、黄昏泣きが始まったらどのように対応すれば良いのでしょうか?

この記事では、黄昏泣きの原因、始まる時期、対策について紹介します。

黄昏泣き(たそがれなき)とは

黄昏泣きとは、生まれてから数ヶ月経った赤ちゃんが、空腹や排泄など生理的な理由がないにも関わらず、夕方になると急に激しく泣き出す現象のことです。

急に激しく泣きだす、ぐずぐず泣き続ける、泣いたり泣き止んだりを繰り返すなど泣き方は様々ですが、「(生まれた直後ではなく)生後数ヶ月の赤ちゃんが」、「夕方(午後)に」、「急に泣く」という点は共通しています。

黄昏泣きは、多くの赤ちゃんに見られる現象ですが、特に、小さな物音でも反応したり夜泣きが酷いなど敏感な赤ちゃんに多い傾向があります。

日本だけでなく世界中の赤ちゃんに共通してみられます。

一般的には黄昏泣きという呼び方が定着していますが、英語をそのままカタカナにして「コリック」、夕方に泣き出すことから「夕暮れ泣き」、黄昏泣きが生後3ヶ月頃に始まる傾向があることから「3ヶ月疝痛(せんつう)」と呼ばれることもあります。

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黄昏泣きかどうか確認する方法

赤ちゃんが夕方に泣き出したからといって、必ずしも黄昏泣きというわけではありません。

泣くことは、赤ちゃんの意思表示の方法でもあり、「ウンチをしたからオムツを替えてほしい」、「お腹が空いた」など何らかの要求があって泣いていることも多いので、まずは、以下の内容を確認してみましょう。

  • お腹が空いていないか
  • オムツが汚れていないか
  • 汗をかいていないか
  • 身体が冷えていないか
  • 37.5度を越える熱が出ていないか
  • 怪我をしていないか
  • しゃっくりが出ていないか
  • 母乳やミルクを飲ませた後、ゲップをさせたか

いずれかに該当する場合は、まず、赤ちゃんの欲求を満足してあげ、それでもなお泣き続けるようなら黄昏泣きを疑います。

黄昏泣きはいつから、いつまで

黄昏泣きは、生まれてから数ヶ月経って始まり、2~3ヶ月程度で自然に消失します。

黄昏泣きはいつから始まる?

一般的に、黄昏泣きは、生後3ヶ月~生後4ヶ月頃から始まります。

しかし、個人差が大きく、新生児のうちから黄昏泣きを始める赤ちゃんもいれば、生後1ヶ月、生後2ヶ月頃からの赤ちゃんもいるので、月齢はあくまで目安だと考えてください。

黄昏泣きはいつまで続く?

一般的に、黄昏泣きは、生後5ヶ月~6ヶ月頃には自然に消失していきます。

黄昏泣きが続いている間は、夕方になるたびに赤ちゃんが泣き続けるのではないかという気がしてストレスが溜まるものですが、黄昏泣きが続くのは開始から2~3ヶ月程度です。

ただし、黄昏泣きが治まった後は夜泣きが始まる傾向があり、まだしばらく泣き続ける赤ちゃんに付き合うことになります。

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黄昏泣きの原因

黄昏泣きの原因は特定されていませんが、日中の疲れが原因だという考え方が主流になっています。

赤ちゃんは、生後3ヶ月頃になると身体の筋肉がつき、首周りもしっかりしてきます。

顔を左右に向けて周囲を見回し、手の届く範囲にある物を物を掴んだり、足を持ち上げたり、うつ伏せの状態で頭を持ち上げたりするなど、身体を目いっぱい動かしてエネルギーを消費します。

大人のようにペース配分を考えることなく興味関心が向くままに全力で遊ぶので、夕方になると身体に疲れが溜まり、気持ちもイライラします。

しかし、疲れや不快感を解消したり和らげたりする方法を身につけていないため、黄昏泣きとして表現すると考えられているのです。

その他、生理的な要因や心理的なストレスなどが黄昏泣きの原因として考えられていますが、いずれもメカニズムは解明されていません。

黄昏泣きが始まる時間帯

黄昏泣きが起こりやすいのは、個人差はありますが、午後4~6時頃です。

つまり、買い物、夕食の準備、上の子の迎えなど、親が一日の中で忙しくしている時間帯です。

通常、黄昏泣きは何の前触れもなく急に始まり、2~3ヶ月程度は毎日のように続くため、ストレスを募らせてしまう親も少なくありません。

しかし、赤ちゃんの黄昏泣きを放っておくと、さらにひどく泣く傾向があるため、泣き始めのうちに傍に寄って抱っこし、気持ちを落ち着かせてあげることが大切です。

黄昏泣きの対策

黄昏泣きを100%止める方法は見つかっていません。

原因が特定されていないので、「お腹が空いているから母乳を上げる」というような対策がとれないのです。

しかし、子育て経験者の体験に基づくものではあるものの、黄昏泣きを和らげる方法は存在します。

声をかけて、抱っこしてあげる

赤ちゃんは、自分ではうまく対処できない不快な気分や感覚を黄昏泣きで表現すると考えられており、それらを解消してあげることで黄昏泣きが和らぐ可能性があります。

赤ちゃんのストレスを解消する一番の方法は抱っこです。

赤ちゃんに優しく声をかけて抱っこしてあげると、赤ちゃんは、親の身体の温かさに触れることで気持ちが落ち着き、安心することができます。

また、タオルケットなどで身体を優しく包み込んであげると、赤ちゃんが子宮内を思い出して落ち着くこともあると言われています。

忙しい時間だと気が立っていて、赤ちゃんを放置したり厳しい言葉をかけたりしてしまいがちですが、少し時間を取って構ってあげましょう。

散歩

赤ちゃんの気分は、ちょっとした刺激でもコロコロ変わります。

赤ちゃんが黄昏泣きを始めたら、抱っこして散歩に出かけてみるのも良いでしょう。

家の周りをグルッと一周するだけでも、外気に触れたり道行く人に興味を示したりして赤ちゃんの気持ちが落ち着くことがあります。

忙しい時は、抱っこしてベランダに出て見るだけでも多少の効果があります。

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赤ちゃんの見える範囲にいてあげる

家事が忙しくて赤ちゃんと一緒にいられない場合は、赤ちゃんから見える範囲にいてあげるだけでも、赤ちゃんの気持ちを和らげることができるものです。

こまめに「ここにいるよ。」、「もうすぐ行くからね。」などと声をかけてあげると、赤ちゃんも安心することができます。

ただし、見える範囲にいるだけで赤ちゃんが泣き止むことはほぼないので、できるだけ早く傍に寄って抱っこしてあげましょう。

音楽や音の出るおもちゃで気を紛らわせる

赤ちゃんは、周囲が静かだと余計に不安を感じてしまいます。

オルゴールメリーを赤ちゃんのそばに置いたり、ラの音が出るラッパを吹いてあげたり、音楽をかけたりしておくと、赤ちゃんの気を紛らわせられることができます。

黄昏泣きをしない赤ちゃんもいる

ママ友などから赤ちゃんの黄昏泣きの対応に苦労している話を聞かされ、「うちの子はまったく黄昏泣きしないけど、大丈夫かな。」と不安になる人もいます。

しかし、黄昏泣きをしない赤ちゃんも一定数います。

黄昏泣きの頻度や程度は、赤ちゃんの気質や性格によって個人差がありますし、泣いたときの親の反応や生活環境の快適度などでも変化するものです。

基本的には、赤ちゃんが黄昏泣きをしないからといって病気や障害を心配する必要はありません。

もし、全く泣かない、泣き声が聞こえないくらい小さい、泣くたびに咳をするなどの症状が「普段から」見られるようなら、口や喉の構造などに異常がある可能性を疑い、念のため病院を受診させてあげましょう。

また、稀ではありますが、親が赤ちゃんに関心を示さなかったり、泣くたびに叱りつけてばかりいると、赤ちゃんが泣くことを諦めてしまい、いわゆるサイレントベビーと呼ばれる状態になることがあります。

思い当たる父子がある場合は、赤ちゃんが泣くたびに抱っこしてあやしたり、できるだけ赤ちゃんの傍にいて構ってあげたりしてみましょう。

まとめ

黄昏泣きは、生後3ヶ月頃から前触れもなく突然始まり、夕方以降のお世話のハードルを一気に高くする行動です。

毎日のように夕方になると赤ちゃんが泣き始めるため、家事などで忙しい親としてはストレスが溜まりますが、2~3ヶ月程度のことなので我慢し、赤ちゃんが気持ちを落ち着けることができるよう優しく接してあげましょう。

黄昏泣きの一番の対策は、傍に寄って抱っこしてあげることですが、忙しい時は、親の姿を見せたり声掛けをしたりするなど、できる範囲で赤ちゃんを安心させる配慮をしてあげてください。