赤ちゃんが舌を出す理由は?障害や病気が原因?6ヶ月、10ヶ月が多い?

赤ちゃん 舌を出す 理由 原因 病気 障害 自閉症

赤ちゃんは、よく舌をペロッと出しています。

最初は「かわいいね~」と声をかけたり写真を撮ったりしますが、いつも舌を出していると、「障害や病気があるのではないか。」、「ずっと舌を出したままだったらどうしよう。」などと不安になることもあるでしょう。

実際、舌を出すしぐさが心配で小児科を受診し、障害や病気が見つかることもあります。

では、どうして赤ちゃんは舌を出すのでしょうか?

また、舌を出す原因となる障害や病気にはどのようなものがあるのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんが舌を出す原因と対応、舌を出すしぐさを生じさせる障害や病気、よくある心配について紹介します。

赤ちゃんが舌を出す原因と対応

赤ちゃん 舌を出す 原因

赤ちゃんが舌を出す主な原因は、次のとおりです。

  • 舌を動かすのを楽しんでいる(遊んでいる)
  • 舌の感触を楽しんでいる
  • 唾液の分泌量と口周りの筋肉
  • 歯ぐきがかゆい
  • お腹が苦しい
  • クセになっている
  • 大人のマネをしている
  • 口内の広さに比べて舌が大きい

それぞれ、具体的な内容を見ていきましょう。

舌を動かすのを楽しんでいる(遊んでいる)

赤ちゃん 舌を出す

赤ちゃんは、新しく覚えた動きを何度も繰り返して遊ぶもので、舌を出す動きもその一つです。

生まれてすぐの頃は自分の意思で舌を動かすことができませんが、生後1~2ヶ月頃には動かせるようになり、舌の動きに興味を持つと、舌を動かして遊び始めます。

生後3~4ヶ月頃には、舌を口の外に出せるようになり、舌を出したり引っ込めたりして遊ぶようになります。

対応

赤ちゃんは、遊びながら舌の動きや機能を覚えていくので、温かく見守ってあげましょう。

ずっと舌を出したままにしていると涎(よだれ)が流れてくるので、こまめに拭き取ってあげることが大切です。

舌の感触を楽しんでいる

赤ちゃん 舌を出す 障害

舌は、味を感じる器官であると同時に、触覚を感じる器官でもあります。

赤ちゃんは、周りの物を何でも掴んでは口に入れて舌で確認することで、物の形や大きさ、質感を楽しみながら学習していきます。

特に、新生児期から低月齢のうちは、皮膚よりも口や舌の方が敏感なので、とにかく何でも口に入れて確かめようとするものです。

自分の手足を舌で舐めたり、口に入れたりするのも、身体の形や味などを舌で確かめて自分の一部であることを確認、学習しているのです。

また、赤ちゃんは、物だけではなく、空気や風など目に見えないものを感じることも大好きです。

舌を出したままジッとしているときは、空気や風の感触を楽しんでいることもあります。

対応

舌を使った学習は、赤ちゃんの発達にとって大切なことなので、温かく見守ってあげてください。

よだれの出過ぎに注意しながら、思う存分舌を出させてあげましょう。

唾液の分泌量と口周りの筋肉

赤ちゃん 舌を出す 理由

赤ちゃんは、生後2ヶ月~生後3ヶ月頃から唾液の分泌量が増え始めますが、まだうまく飲み込めませんし、口を閉めておくための口周りの筋肉も未発達です。

そのため、口を開けてよだれをたくさん出し、舌も一緒に出すことがあります。

離乳食が始まるとよだれの量はさらに多くなり、舌を出す頻度も高くなります。

対応

生後9ヶ月頃には、唾液を飲み込んだり、口を閉めておいたりできるようになるので、よだれかぶれに気をつけながら見守りましょう。

口を閉めておくのに必要な口周りの筋肉を鍛えるには、歯がためが効果的です。

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歯ぐきがかゆい(歯ぐずり)

赤ちゃん 舌を出す 4ヶ月

乳歯が生え始める生後5~6ヶ月になると、歯ぐきにむずがゆさを感じて歯ぐずりを始めます。

歯ぐずり中は、歯ぐきの痛みやかゆさを紛らわせるために舌を出すことがあります。

対応

歯固めを噛ませる、乳児用歯ブラシでブラッシングする、歯ぐきを冷やすなどの歯ぐずり対策により、舌を出す頻度は少なくなります。

歯ぐずりが続く期間は個人差が大きく、長いと1年以上続くこともありますが、舌を出しているのは2~3ヶ月程度のことが多くなっています。

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お腹が苦しい

赤ちゃん 舌を出す 6ヶ月

赤ちゃんは、ゲップが出なかったり食べ過ぎたりしてお腹が苦しい時に、舌を出しながら吐くしぐさを見せることがあります。

赤ちゃんなりにゲップや食べ過ぎたものを出そうとしているのですが、思うように出ないとぐずりだします。

対応

赤ちゃんの背中を優しく叩いてゲップを出させたり、気分を落ち着かせたりしてあげましょう。

強く叩き過ぎると、赤ちゃんは痛くて泣き出してしまうので注意しましょう。

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クセになっている

赤ちゃん 舌を出す 5ヶ月

赤ちゃんは、新しく覚えたことを繰り返して遊ぶものです。

繰り返し舌を出しているうちに、舌を出すしぐさがクセになることがあります。

対応

舌を出すクセがいつまでも残ると、周囲から好奇の目を向けられたり、歯並びにも影響を及ぼしたりすることがあります。

無理やりやめさせる必要はありませんが、赤ちゃんが舌を出しているのを見つけたら、「口を閉めようね。」、「口の中に入れておこうね。」などと声をかけ、実演しながらクセを修正してあげましょう。

大人のマネをしている

赤ちゃん 舌を出す 9ヶ月

赤ちゃんは、周囲の人の言動をマネすることで、基本的なしぐさや社会性を身につけていきます。

お父さんお母さん、他の赤ちゃんが舌を出すしぐさを繰り返していると、赤ちゃんはそれを見てマネをするようになります。

赤ちゃんがマネを始めるのは、個人差はありますが、生後9ヶ月頃からが多くなっています。

対応

いつも舌を出しているときは、舌を口の中に入れて口を閉じるしぐさを見せてあげ、「舌は口の中に入れておくものなんだよ。」、「口は閉めておくものなんだよ。」ということを教えてあげましょう。

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口内の広さに比べて舌が大きい

赤ちゃん 舌を出す 10ヶ月

赤ちゃんの舌の長さや大きさは、個人差が大きいものです。

中には、口内の広さに比べて舌が大きく、口内に収まりきらずに舌を出す赤ちゃんもいます。

対応

たいていは、成長するにつれて口内が広くなり、舌が口内に収まるようになっていきます。

しかし、成長とともに舌も大きくなるため、成長しても口内に収まりにくいままのことがあります。

口の大きさと舌の大きさのバランスが悪いと、滑舌が悪くなると指摘されています。

病気や障害が原因で舌を出す場合

赤ちゃん 舌を出す 病気 障害

赤ちゃんが舌を出すのは、遊びや癖など成長発達に支障がない原因によることが多いものですが、中には病気や障害が原因の場合もあります。

病気や障害が原因となっている場合、家庭で治療することは困難です。

舌を出す原因となる病気や障害の特徴を知識として持っておき、赤ちゃんに異常が見られた場合は早急に病院を受診させられるようにしておきましょう。

鼻水や鼻づまり

赤ちゃん 舌を出す

赤ちゃんは、基本的に鼻で呼吸しています。

鼻水が溜まって鼻づまりになると、口呼吸をしなくてはならなくなりますが、慣れていないため上手に呼吸できず、舌を出してしまうことがあります。

母乳やミルクを飲む時に息苦しそうにしていたり、何度も乳首から口を話したりする場合は、鼻づまりがひどい可能性が高いので、早めに小児科や耳鼻科を受診して治療を受けさせてあげましょう。

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神経に異常がある

赤ちゃん 舌を出す 病気 障害

神経に異常がある場合、舌を思うように動かせずに口から出してしまう場合があります。

舌を出す以外に、舌が震える、舌以外にも麻痺が見られるなどの症状がある場合は、神経の異常を疑ってすぐ小児科を受診させましょう。

自閉症(自閉症スペクトラム)や発達障害

赤ちゃん 自閉症 症状 兆候

自閉症(自閉症スペクトラム)の症状の一つにこだわり行動があります。

こだわり行動とは、手の平を目の前でひらひらさせる反復行動、特定のものに突っ込む興味の限局、道順や配置にこだわる順序固執など、特定の行動に強いこだわりを示すことです。

赤ちゃんが舌の出し入れを何度も何度も繰り返す場合、自閉症の症状であるこだわり行動(反復行動)の可能性があります。

舌を出すだけでなく、人見知りや後追いをしない、周囲に無関心、表情が乏しい、名前を呼んでも振り向かないといった自閉症の症状が複数見られる場合は、念のため受診して相談してみましょう。

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先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)

赤ちゃん 舌を出す クレチン症

先天性甲状腺機能低下症とは、生まれつき甲状腺の形成や甲状腺ホルモンの分泌が不十分なために甲状腺が足りなくなる病気です。

適切な治療を受けないままだとクレチン症を発症することがあります。

クレチン症になると、知的障害や低身長・低体重などに加え、舌が異常に大きくなり(巨舌)、口の外に出てしまうことがあります。

巨舌は、一目見れば異常だと気づくくらい舌が大きくなります。

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赤ちゃんが舌を出す行為に関するよくある心配

赤ちゃん 舌を出す 病気

最後に、赤ちゃんが舌を出す行為との関係を心配されやすいことについて、紹介します。

舌を出していると細菌やウィルスに感染しやすくなる?

赤ちゃん 舌を出す 病気

舌を出しているからといって、細菌やウィルスに感染するリスクが急激に上がることはありません。

ただし、舌と一緒に出たよだれを放っておくと、細菌やウィルスが付着してしまうので、よだれのケアはこまめに行いましょう。

また、感染症の予防には、赤ちゃんがなめたおもちゃをよく洗濯することが大切です。

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歯並びが悪くなる?

赤ちゃん 舌を出す 歯並び

乳歯や永久歯の歯並びを心配するお父さんお母さんもいます。

乳児期のうちなら歯並びへの影響はありませんが、乳歯が生えそろう時期になっても舌を出し続けていると、かみ合わせやすきっ歯といった問題が生じることがあります。

舌を出すのは生後6ヶ月~10ヶ月が多い?

赤ちゃんが舌を出すことが多いのは、生後6ヶ月~生後10ヶ月頃と言われることがあります。

しかし、赤ちゃんの成長発達は個人差が大きく、それに伴って覚える行動の内容や時期も一人ひとり異なります。

赤ちゃんが舌を出す理由は色々あり、理由によってよく見られる時期や頻度も異なるため、一概に「生後何ヶ月頃が多い」と言うことはできません。

まとめ

赤ちゃんが舌を出すしぐさの多くは、遊びや癖など問題のないものです。

親としては、赤ちゃんが舌を出したままの状態で過ごしていると不安や心配を抱くこともあるかもしれませんが、一時的なものなので基本的には温かく見守ってあげましょう。

ただし、病気や障害の症状で舌を出している場合もあるので、舌を出すことに加え、息苦しそう、舌が震えている、自閉症(自閉症スペクトラム)の症状があるなどの場合は、早めに小児科を受診させ、必要に応じて治療を受けさせてあげてください。

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