閉じる
  1. 赤ちゃんが風邪!咳、鼻水、発熱、下痢症状への対応と病院受診の目安
  2. 赤ちゃんの医療費控除とは?対象と計算式は?申請は確定申告で?
  3. 赤ちゃんの発達障害の特徴と兆候、診断時期は?知的障害との違いは?
  4. シャフリングベビーとは?特徴は?原因は発達障害?
  5. 赤ちゃんの鼻水の原因と対応は?黄色や透明だと病院受診?
  6. ロタウィルスの予防接種の接種期間(時期)と料金は?赤ちゃんへの副反応は…
  7. ロタウィルス胃腸炎とは?症状、潜伏期間、治療法は?予防接種の効果は?
  8. 赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?
  9. 赤ちゃんの予防接種のスケジュールは?定期接種と任意接種の違いは?
  10. 赤ちゃん・幼児の頃からチェックしたい発達障害の種類と特徴
閉じる

乳児期の子育て

新生児模倣とは?新生児も真似する?しないと異常?新生児微笑との違いは?

新生児模倣 赤ちゃん

新生児でも真似をすることがあるのを知っていますか?

以前は、新生児(生後0ヶ月の赤ちゃん)は「親の全面的な庇護が必要な無力な存在」だと考えられていました。

しかし、胎児期や新生児期の五感の発達などに関する研究結果が積み重ねられるにつれて、新生児に対する見方が改められるようになりました。

そして、新生児研究が進む中で「新生児が真似をすること=新生児模倣」も明らかにされました。

新生児模倣はどのようなメカニズムで起こり、いつまで続くのでしょうか?

また、新生児模倣をしない場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?

この記事では、新生児模倣の概要、消失時期、新生児模倣がない場合、新生児微笑との関係について紹介します。

新生児模倣とは

新生児模倣 赤ちゃん

新生児模倣とは、新生児(生後0ヶ月の赤ちゃん)が、他人の顔の動きを真似して舌を出したり、口を開け閉めしたりすることです。

アメリカの心理学者アンドリュー・メルツォフが報告した新生児期に見られる現象で、乳児期の赤ちゃんには様々な能力が備わっていることが社会的に認知されるきっかけの一つになりました。

新生児は、視力が低く視界も極めて狭いのですが、目から約30cmの狭い範囲なら焦点を合わせられることが分かっています。

親が赤ちゃんを抱っこした時に、赤ちゃんの目から約30cm先にあるのが親の口元(顔)であることから、身近な大人の口元をジッと観察して真似をするのだと考えられたのです。

なお、人だけではなくチンパンジーなどの赤ちゃんにも新生児模倣が見られることが分かっています。

新生児模倣に対する批判

メルツォフ以外の研究者が行った新生児模倣に関する研究の中には、多くの赤ちゃんに共通して確認されたのは舌を出す動きだけで、口の開け閉めなどは、新生児期以降に比べると極めて限定的であると指摘しているものもあります。

また、舌を出す動きについては、新生児模倣ではなく探索行動(未知の物に興味を示して確認しようとする行動)ではないかという指摘も出されています。

さらに、新生児模倣は模倣ではなく原始反射の一種ではないかと主張する研究者もおり、議論が続けられています。

関連記事

赤ちゃん(乳児)・幼児の探索行動とは?いつから?指さししないと発達障害?

スポンサーリンク

新生児模倣はいつから、いつまで?

新生児模倣 赤ちゃん

新生児模倣は、いつからいつまで見られるのでしょうか。

新生児模倣はいつから?

新生児模倣は、名前のとおり新生児の頃に見られる現象です。

ただし、個人差が大きく、生まれてまもない頃に見られることもあれば、生後1ヶ月頃から見られることもあります。

なお、「新生児の頃から見られるということは、胎児期から見られるのではないか。」という指摘もありますが、胎児期に新生児模倣が見られることを明らかにした研究などは見当たりません。

新生児模倣はいつまで?(消失時期)

一般的に、新生児模倣は生後2ヶ月頃には消失すると考えられています。

ただし、研究者によって主張が異なっているのが現状です。

新生児模倣の消失時期に関する主な主張は、次のとおりです。

  • 消失するように見えるだけで、ある条件下では消失しない(メルツォフ)
  • 新生児模倣は原始反射の一種で、他の原始反射と同様、脳や神経系の発達に伴って消失する(模倣ではなく原始反射だと考える研究者の主張)
  • 新生児模倣(舌を出す行動)は探索行動であり、別の探索方法が発達すると消失する(模倣ではなく探索行動だと考える研究者の主張)

原始反射とは

原始反射とは、赤ちゃんが生まれた時から持っている反射のことです。

例えば、赤ちゃんは、哺乳反射という原子反射を生まれながらに獲得していることで、生まれてすぐに母乳やミルクを上手に飲むことができます。

なお、モロー反射やギャラン反射などは、その特徴的な動きから注目されており、ネット上でも動画がたくさん投稿されています。

関連記事

赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?

新生児模倣をしない

新生児模倣 赤ちゃん

赤ちゃんが新生児模倣をしないと、「どこかに異常があるのではないか。」、「発達の遅れのせいではないか。」などと不安になってしまう親もいるでしょう。

しかし、新生児模倣をしない赤ちゃんについて、その後の成長発達に問題があるという研究などは見当たりません。

また、新生児模倣が見られなかった赤ちゃんの多くは、生後7ヶ月~8ヶ月頃になるとバイバイや拍手などの真似を問題なく始めています。

なお、現時点では、新生児模倣が起こるメカニズムについて、メルツォフの主張、原始反射によるものだという主張、探索行動の一種だとする主張などがあり、一致した見解が示されるには至っていません。

新生児模倣をしない原因についても、それぞれの主張によって異なっており、はっきりしたことが癒えないのが現状です。

関連記事

赤ちゃんが真似をするのはいつから・何ヶ月?真似しないと自閉症?練習法は?

スポンサーリンク

新生児微笑と新生児模倣・社会的模倣

新生児模倣 赤ちゃん

新生児模倣と混同されやすい現象に、新生児微笑、社会的微笑、真似があります。

新生児模倣と新生児微笑の違い

新生児微笑とは、新生児期から生後2ヶ月頃までに見られる、無意識に起こる微笑みのことです。

赤ちゃんの意思とは無関係に起こることから生理的微笑や自発的微笑とも呼ばれています。

新生児微笑は、新生児模倣と名前は似ていますが異なる現象です。

赤ちゃんの意思とは関係なく起こる現象という点では一致していますが、新生児微笑が外の刺激に関係なく起こる一方で、新生児模倣は親の口の動きなど何らかの刺激によって起こる点が異なります。

関連記事

生理的微笑・新生児微笑とは?いつからいつまで?社会的微笑との違いは?

新生児模倣と社会的微笑の違い

社会的微笑とは、外の刺激に対して見せる微笑みのことです。

親の微笑みや声掛けに反応して赤ちゃんが見せる微笑みが社会的微笑です。

社会的微笑は、新生児微笑に代わって登場する微笑みで、生後2~3ヶ月頃に見られるようになります。

赤ちゃんが笑おうと思って笑っているわけではありませんが、外の刺激に対する反応として生じており、無意識かつ偶発的に起こる新生児微笑から一歩進んだ微笑みと言えます。

外の刺激に対する反応という点では新生児模倣と共通していますが、生じる時期が新生児模倣よりも後になります。

新生児模倣と真似との違い

赤ちゃんは、生後7~8ヶ月頃になると、身近な大人の言動や態度をよく観察し、自分の意思で真似を始めます。

真似は、赤ちゃんにとって大切な学習であり、真似を繰り返すことで拍手、バイバイ、いないいないばあなどたくさんの動きを身につけていきます。

親の動きの模倣(真似)をする点では、新生児模倣と共通しています。

しかし、新生児模倣が身近な大人の動きにつられて(合わせて)同調的・共鳴的に繰り返す動作(共鳴動作)で、赤ちゃんの意思とは無関係に起こる一方で、真似は赤ちゃんの意思で行うものです。

また、生後7~8ヶ月頃に始まる真似の方が模倣(真似)のバリエーションも豊富です。

まとめ

新生児模倣は、赤ちゃんが無力な存在ではなく、様々な能力を持っていることを示す現象として注目されましたが、その後、研究が重ねられて批判的な意見も多く出されており、見解の一致には至っていません。

ただし、親としては、赤ちゃんが可愛いしぐさを見せてくれることに変わりありません。

生後数ヶ月の間だけに見られる現象なので、ぜひ一度確認してみてください。

うちの場合

生後3週間頃から、頻繁に舌を出したり口を開け閉めしたりするようになりましたが、当時は新生児模倣について何も知らず、気になって小児科に相談しました。

小児科の医師は、新生児模倣という言葉は使いませんでしたが、「赤ちゃんにはよくある現象なので、経過観察で問題ない。」と言っていました。

Facebookページ

ページ上部へ戻る