パパ見知りとは?いつからいつまで?赤ちゃんのパパ見知りの原因と対策は?

赤ちゃん パパ見知り いつから

通常、赤ちゃんは、生後6ヶ月~7ヶ月頃から人見知りを始めます。

人見知りは、身近な人とそれ以外の人を区別できている証であり、赤ちゃんの心が順調に成長している証です。

しかし、中には、パパに対して人見知りを始める赤ちゃんもいます。

「パパ見知り」です。

パパ見知りが怖いのは、子育てに積極的に関与してきたパパに対しても起こる可能性があるところです。

育休を取得するなどして赤ちゃんのお世話を積極的にしているパパほど、赤ちゃんからパパ見知りされた時に受けるショックが大きく、子育てへのモチベーションが低下してしまうパパも少なくありません。

赤ちゃんは、どうしてパパ見知りをするのでしょうか。

また、パパ見知りはいつからいつまで続き、どのように対策をすれば良いのでしょうか。

この記事では、赤ちゃんのパパ見知りの時期、原因、対策(克服する方法)について紹介します。

パパ見知りとは

パパ見知りとは、赤ちゃんがパパに対して人見知りをすることです。

最近は、「イクメン」という言葉が流行しているように、積極的に育児に関わるパパが増えています。

沐浴、おむつ交換、寝かしつけ、遊び相手など、ママと同じかそれ以上に赤ちゃんと関わるパパも珍しくなくなってきました。

育児休業や育児短時間勤務を取得して育児に関わるパパも、政府の目標には及びませんが増加傾向にはあります。

しかし、育児に前向きで積極的に関わっているパパでも、ある日を境に突然、赤ちゃんに大泣きされたり嫌がられたりするようになることがあります。

パパ見知りです。

パパ見知りを始めた赤ちゃんは、ママにお世話されているときはニコニコ笑っているのに、パパが同じことをするとギャン泣きしたり、泣きながら身体を反らせて抱っこから逃げようとしたりします。

パパ見知りが続くと、パパは、「赤ちゃんに拒否された。」、「やっぱりママにはかなわないのか。」などと感じて育児へのモチベーションを低下させてしまいますし、ママは、パパの子育て意欲や実際の負担量が減ることで育児負担が増してしまいます。

また、パパとの関わりが減ることは、赤ちゃんの成長発達にも良い影響は及ぼしません。

パパ見知りはいつから始まり、いつまで続くか

パパ見知りが始まる時期を見ていきましょう。

パパ見知りはいつから始まる?

赤ちゃんは、生後6ヶ月から生後7ヶ月頃に人見知りを始めるのが一般的です。

パパに対する人見知りであるパパ見知りも、個人差はありますが、おおむね人見知りと同じ時期に始まることが多いものです。

ただし、個人差が大きく、早いと生後3ヶ月~4ヶ月頃、遅いと生後1歳を過ぎてから始まることもあります。

パパと赤ちゃんが一緒に住んでいて毎日関わりがある場合は、比較的早い時期からママに対する態度とパパに対する態度を変える傾向があります。

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パパ見知りはいつまで続く?

一般的に、赤ちゃんの人見知りは乳児期の間は継続し、生後2歳頃に落ち着いていきます。

パパ見知りは、人見知りに比べると少し早く落ち着く傾向があります。

個人差はありますが、生後1歳前後には自然に消失していることが多いものです。

パパ見知りの原因

赤ちゃんの人見知りは、身近な人とそれ以外の人を区別できるようになった後、身近でない人への好奇心と不安や怖さを同時に感じて葛藤することで起こります。

単純に他人を怖がっているわけではなく、不安や怖さと好奇心という相反する感情をうまく整理できずに混乱して人見知りをするのです。

一方で、パパ見知りは、パパに不安や怖さを感じているわけではなく、一緒に過ごす時間が長く身近なママと一緒の方が安心できることや、「お世話力」の問題から起こると考えられています。

赤ちゃんとママが一緒に過ごす時間が長い

赤ちゃんは、ママのお腹の中で約10ヶ月間過ごし、生まれた後もまずママに抱っこしてもらい、病院でもずっとママと一緒に過ごします。

退院後も、多くの家庭ではパパが仕事に出かけ、ママが赤ちゃんに付きっきりでお世話をします。

その結果、一番長く一緒に過ごすママとの間には、パパでも割って入れないような情緒的に密接な関係性が構築されます。

そのため、ママとそれ以外の人を区別できるようになった赤ちゃんは、一番身近な存在であるママと常に一緒にいたいと思い、パパ見知りを始めるのです。

パパを拒否しているのではなく、ママと離れたくない

パパ見知りを経験すると、「赤ちゃんに拒否された。」と感じてしまいがちです。

しかし、赤ちゃんがパパ見知りするのは、パパを嫌いになったのではなく、ママの方が好きで、パパよりもママと一緒にいたいからです。

パパがお世話すると、大好きなママと一時的にでも離れることになるので、大泣きして抵抗するのです。

パパのお世話の仕方が嫌

赤ちゃんの行動基準は「快か、不快か」、つまり、快適なことを好んで不快なことを嫌います。

大人の場合も快適なことを好みはしますが、たとえ不快なことでも人間関係を考慮して我慢したり遠慮したりすることができます。

しかし、赤ちゃんは、快適ならご機嫌になって不快なら泣き叫んで嫌がるもので、お世話してもらうときも少しでも不快さを感じると泣いて抗議します。

パパのお世話に不快さを感じると、いくら頑張ってお世話をしても、「お世話を嫌がったら、パパが悲しむかな。」、「仕事が忙しいのに頑張ってお世話してくれるから、我慢しようかな。」などとは考えず不快さを訴えて泣き出します。

つまり、パパのことが嫌いなわけではなく、パパのお世話の仕方が嫌で泣くのです。

また、あるお世話についてパパよりもママの方が上手な場合、パパが対応しようとすると「ママにお世話をしてもらいたい!」と主張して泣くこともあります。

赤ちゃんがパパ見知りで見せる行動

赤ちゃんがパパ見知りで見せる行動は、実に多彩で個人差が大きいものです。

パパの気配を感じただけで号泣する赤ちゃんもいれば、抱っこ、お風呂、おむつ交換、寝かしつけ、遊び相手など特定の場面でだけパパを嫌がる赤ちゃんもいます。

また、ママが一緒だとパパの前でもニコニコしているのに、ママが席を外した途端に泣き出してしまったり、ママの姿が見えているときはパパのお世話を嫌がるのに、ママの姿が見えなくなるとパパのお世話を受け入れたりすることもあります。

また、同じ赤ちゃんでも、体調や気分によってパパ見知りで見せる行動がコロコロ変わります。

一般的に多いのは、「お風呂だけ」または「夜だけ」パパを嫌がる現象です。

「お風呂だけ」パパ見知り

オムツ交換やミルクの授乳などのお世話は嫌がらないのに、パパがお風呂に入れようとすると大泣きする赤ちゃんがいます。

お風呂タイムは、仕事帰りのパパが育児参加できる絶好の機会ですが、お風呂だけはママでないと嫌がることがあるのです。

パパとママのお世話力の差が大きい場合に起こりやすい現象です。

「夜だけ」パパ見知り

日中はパパを嫌がることなく過ごしているのに、日が落ちるにつれてパパを嫌がるようになり、夜になるとパパが近づいただけで泣き出す赤ちゃんもいます。

はっきりした原因は分かっていませんが、「暗くなって不安が高まり、より安心できるママと一緒にいたがる。」という説があります。

赤ちゃんのパパ見知り対策(克服法)

パパ見知りの主な原因は、赤ちゃんとママが一緒に過ごす時間の長さと、それに伴う母子関の「きずなの深さ」や「お世話力の差」にあります。

そのため、父子で過ごす時間を増やしたり、ママがパパと仲良くしたりすることが、有効なパパ見知り対策となります。

父子で過ごす時間を増やす

パパが積極的に育児参加していても、パパ見知りは起こりますし、その頻度や程度は育児参加度と必ずしも比例しません。

しかし、パパが赤ちゃんと関わる機会が多い方が、赤ちゃんがパパを身近な存在だと認識しやすいですし、パパの「お世話力」も向上します。

そのため、まずは嫌がられてもめげずに赤ちゃんと過ごす時間を増やすことが大切です。

ママがパパと仲良くする

パパ見知りを克服するには、ママの態度も重要です。

赤ちゃんは、普段から、大好きなママの言動をよく観察しています。

そして、ママが他人とどう接するかを確認し、ママが笑顔を見せて楽しそうにしていると「あ、ママが楽しそうにしているから良い人なんだ。」と感じ、怒ったり泣いたりしていると「ママの顔が曇ってる。怖い人なんだ。」と感じて、他人に対してママと同じ態度をとるようになります。

そのため、日頃からパパとママが仲良く過ごし、パパがお世話するのをママが喜んだり褒めたりすることで、パパ見知り中の赤ちゃんの態度が落ち着いていきます。

パパ見知りを気にしない

「これが対策か。」と思うかもしれません。

しかし、実はとても大切なことです。

赤ちゃんは、パパが嫌いなのではなく、「より好きなママと一緒にいたい、ママにお世話をしてほしい。」と思ってパパ見知りをします。

そのため、気にしても何の解決にもなりません。

パパ見知りされたパパが育児への意欲をなくしたり落ち込んだりすると、「あれ、パパが構ってくれなくなったな。」、「元気ないなあ。僕(私)のせいかなあ」と思うようになり、ますます父子の距離ができてしまいます。

赤ちゃんにパパ見知りされても、気にせずお世話を続けてみましょう。

赤ちゃんとの関わりを持ち続けることで、しばらくの間は大泣きされたり嫌がられたりしたとしても、少しずつ関係性が良くなっていきます。

なお、パパがパパ見知りにめげずに育児を頑張るには、ママの励ましや協力が不可欠です。

パパの愚痴や悩みを聞き、時間が許す限り一緒に育児をしたり、赤ちゃんをなだめたりしてあげてください。

赤ちゃんと外出する

家の中ではパパ見知りの激しい赤ちゃんでも、外出すると大人しく抱っこされていることが多いものです。

帰宅してから近くの公園まで散歩したり、休日に買い物に出かけたりしているうちに、赤ちゃんがパパと一緒に過ごすことに慣れ、徐々にパパ見知りが治まっていきます。

赤ちゃんの機嫌が良いときに関わる

パパ見知りの激しい赤ちゃんでも、四六時中パパを嫌がっているわけではありません

授乳後や散歩中など、赤ちゃんの機嫌が良いときに関わってあげましょう。

まとめ

両親が揃っている家庭に生まれた赤ちゃんの多くは、ママが一番大好きです。

生まれたての頃から、一緒に過ごす時間やお世話をしてもらう頻度が一番高く、自分を大切にして守ってくれる存在だからです。

パパがいくら積極的に赤ちゃんのお世話をしても、仕事をしていれば一緒に過ごす時間は限られてしまいます。

また、育児休業を取得すれば一緒には過ごせますが、母子の愛着関係と同じ関係を赤ちゃんとの間に築くのは難しいものです。

そのため、パパ見知りされないように無理をして子育てをするのではなく、多かれ少なかれパパ見知りはされるものだと覚悟しておくことが大切です。

パパ見知りされても必要以上に落ち込まず、お外に連れ出したり、遊び相手になったりするなど可能な範囲で関わっていれば、徐々にパパ見知りが治まり、母子関係とはまた違った良い親子関係ができあがっていくものです。

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