赤ちゃんが真似をするのはいつから・何ヶ月?真似しないと自閉症?練習法は?

赤ちゃん 真似 いつから

赤ちゃんは、親をはじめとする身近な大人の言動や態度を観察して真似をすることで、言葉や行動を一つひとつ身につけていきます。

生まれたばかりの頃は、抱っこしてもあやしてもほとんど反応がありませんが、月齢を経るにつれて、かわいい表情やしぐさで反応してくれるようになり、気が付くと真似を始めるようになるものです。

拍手(パチパチ)、バイバイ、握手、おじぎなど赤ちゃんが見せる動きのほとんどは、身近な大人の真似をしながら身につけていくのです。

では、赤ちゃんはいつから真似を始めるのでしょうか?

また、真似をしない原因にはどのようなものがあり、真似をするよう練習させるべきなのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんが真似を始める時期(生後何ヶ月)、バイバイやいないいないばあなどを真似するのはいつ頃からか、真似をしない場合の原因と練習について紹介します。

赤ちゃんが真似を始める時期はいつから(生後何ヶ月)?

赤ちゃん 真似 いつから

一般的に、赤ちゃんが真似を始めたことに「親が気づく」のは、赤ちゃんが生後7ヶ月~8ヶ月頃ころからです。

この時期の赤ちゃんは、身体を自分の意思で動かせるようになり、バイバイ、拍手(パチパチ)、おじぎなど、親の真似をして色々な動きやしぐさを見せてくれるようになります。

そのため、赤ちゃんが真似をしていることに気づきやすいのです。

しかし実は、赤ちゃんは新生児期から真似をしていることが分かっています。

例えば、親が口を開けると、赤ちゃんもわずかですが口を開きます(新生児模倣)。

生後2ヶ月頃になると、生理的微笑(本能によって無意識に起きるほほ笑み)が少なくなる一方で、親の笑顔に反応してニコッと微笑んでくれるようになります(社会的微笑)。

また、月齢を経るにつれて手足を自由に動かせるようになると、身近な大人の動きをジッと観察し、真似をしようとチャレンジを始めます。

しかし、他人の動きの真似をするには、①目で見た動き(刺激)を情報として脳に送ってインプットし、②脳から身体に「目で見た動き」の再現をオーダーして、③身体が動きを再現できる必要があります。

そのため、脳や身体が未熟なうちは「真似をしようとチャレンジしているけれど、うまくいかない状態」が続きますが、月齢の経過とともに脳が発達して身体機能も向上することで、徐々に周囲が認識できるレベルの真似ができるようになるのです。

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バイバイやいない・いない・ばあは生後何ヶ月頃に真似できる?

赤ちゃん 真似 いつから

では、バイバイ、拍手、いないいないばあなど赤ちゃんがよく見せる動きは、いつ頃(生後何ヶ月)頃に真似をするようになるかについて、見ていきましょう。

この記事で紹介しているのは、個々の動作について赤ちゃんが真似を始める標準的な時期です。

赤ちゃんの成長発達は個人差が大きいため、あくまで目安だと考えてください。

生後0ヶ月~生後1ヶ月頃

新生児期~生後1ヶ月頃に見られる真似は、新生児模倣と呼ばれています。

赤ちゃんは、生後2週間頃から、親の真似をして口を開けたり閉めたりしますが、これが新生児模倣です。

親の口の動きと時間差があったり、ごくわずかしか口を動かさなかったりするので、気づかないことも多いものです。

生まれたての赤ちゃんは、視力が低くて視界も狭く、目から約30cmのごく狭い範囲にしか焦点を合わせられず、顔の筋肉も発達していません。

しかし、赤ちゃんを抱っこした時の親の口元がちょうど「赤ちゃんの目から約30cm」の位置に来ることに加え、母乳やミルクを飲むために口元は動くようになっていることから、赤ちゃんが親の様子を観察して真似をすると考えられています。

なお、新生児がふとした拍子にニコッと笑うことがありますが、これは新生児微笑(生理的微笑)と呼ばれる現象です。

「新生児微笑も真似ではないか。」と思う人もいますが、赤ちゃんの意識とは関係なく見られる現象であり、真似ではありません。

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生後7ヶ月頃~1歳頃

脳が発達して記憶力が向上し、手足が器用に動かせるようになり、周囲への興味関心も高くなると、身近な大人の言動や態度を真似できるようになります。

生後7ヶ月~8ヶ月頃には、拍手(パチパチ)、握手、バイバイなどを真似できるようになります。

また、生後9ヶ月~1歳頃には、親の真似をして「いない・いない・ばあ」や「おつむてんてん」で遊べるようになり、挨拶のおじぎも覚えます。

また、カップでコーヒーを飲む、スプーンでカレーを食べる、ストレスで頭をかく、スマホで電話するなど、親の何気ない動きにも関心を持ち、真似をしようとします。

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真似をしないと自閉症スペクトラム?

赤ちゃん 真似 いつから

発達障害の一つ「自閉症スペクトラム」の症状の一つに、「真似をしない」という症状があります。

発達障害や自閉症スペクトラムに関する情報が広く浅く出回るようになったことで、赤ちゃんが真似をしないことを自閉症と結び付けて不安を募らせてしまう親が増えてきました。

しかし、「真似をしない=自閉症スペクトラム(発達障害)」ではありません。

自閉症スペクトラムの可能性がないとは言い切れませんが、真似をしないことだけで自閉症スペクトラムと診断されることはありません。

後追い、人見知り、指差しがない、逆転バイバイ、一人遊びが多いなど、真似をしない以外に複数の自閉症スペクトラムの症状が見られる場合は、小児科に相談してみましょう。

赤ちゃんが真似をしない原因は、多くの場合、身体機能の異常によるものです。

例えば、視力が低くて親の動きが良く見えない、手や腕の筋肉や骨に異常があって思ったとおりに動かせないなどの原因が考えられます。

こうした異常を放置すると日常生活に支障が出てしまうため、生後1歳を過ぎてもまったく他人の真似をしない場合は、小児科や保健センターで相談してみましょう。

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真似をしない時の練習

赤ちゃんが真似を始める時期や程度は、赤ちゃんの気質や性格、親の関わり方、生活環境などの要因により個人差が大きいものです。

そのため、生後1歳を過ぎるまでは赤ちゃんが自発的に真似を始めるのを待ってあげるのが基本ですが、真似の練習をさせてみても良いでしょう。

赤ちゃんに真似を練習させる方法は、以下のとおりです。

  • 赤ちゃんと一緒に遊ぶ
  • 日常生活に関する絵本を読み聞かせる
  • 夫婦のやり取りを赤ちゃんに見せる

真似の練習:赤ちゃんと一緒に遊ぶ

赤ちゃんは、楽しんで遊びながら色々なことを学習していきます。

真似の練習も、赤ちゃんと一緒に遊びながら、楽しい雰囲気の中で行うのが基本です。

具体的には、拍手やバイバイなどを親が繰り返しやって見せ、赤ちゃんが興味を示したら褒めてモチベーションを高めてあげます。

多くの赤ちゃんは、親の動きをしっかり観察している上、身体を動かしたり親に褒めてもらったりするのが大好きなので、喜んでマネの練習を始めてくれます。

最初のうちは、いないいないばあなど、低月齢の頃から赤ちゃんと遊ぶ時に行っていた動きを練習させると上達が早いものです。

真似の練習:日常生活に関する絵本を読み聞かせる

「ありがとう」、「おはよう」、「バイバイ」など日常生活における基本的なことを題材にした赤ちゃん用絵本を読み聞かせる方法も効果があります。

淡々と読み聞かせるだけでなく、「朝起きたら、おはようって言うんだね。」、「さよならする時は、バイバイって言おうね。」などと声を掛けながら読み聞かせてあげ、赤ちゃんの反応を見ながら読み聞かせてあげましょう。

真似の練習:夫婦のやり取りを赤ちゃんに見せる

赤ちゃんは、親のやりとりをしっかり観察しています。

そのため、夫婦が普段から挨拶をしたり、楽しく笑い合ったりしていると、赤ちゃんもその様子を見よう見まねで真似するようになります。

また、動きやしぐさの真似をするだけでなく、状況に応じた基本的な振る舞い方もインプットしており、幼児期以降の態度やマナーに影響すると指摘する研究者もいます。

まとめ

赤ちゃんは、生まれてまもない頃から身近な人の真似を始め、試行錯誤を繰り返しながら色々な動きやしぐさを覚えていきます。

親が「真似をしている」と認識できるようになるのは生後7~8ヶ月頃ですが、そこに至るまでには長い下積み期間があるのです。

また、赤ちゃんが真似をしないと自閉症スペクトラムなどの発達障害を心配する親が少なからずいますが、真似をしないだけで診断がつくことはありません。

気になる場合は小児科に相談し、必要に応じて専門機関を紹介してもらいましょう。

うちの場合

うちの赤ちゃんは、1歳前頃から、私がコーヒーを飲んで「あ”~」と一息つく動作を真似て、カップで水を飲むたびに「あ”~」と裏声を出すようになりました。

普段は赤ちゃんらしい声なのに、飲み物を飲んだ後だけ低くて野太い声を出すというギャップが可愛すぎて、一日に何回も動画を撮影していました。

後になって数ヶ月分を見比べてみたところ、握る箇所が「カップの縁」から「持ち手」になり、飲んだ後の表情が「笑顔」から「渋みと余韻のあるもの」になり、飲んだ後の態度が「カップを振り回す」から「テーブルに置く」になるなど、真似の精度が日に日に増していることが確認できました。

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