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乳児期の子育て

いざりばい・尻ばい・座りばいとは?発達に悪い?シャフリングベビーに多い?

いざりばい 尻ばい 座りばい

いざりばいという言葉を知っていますか?

いざりばいは、尻ばいや座りばいとも呼ばれる赤ちゃんの移動方法です。

シャフリングベビーが注目されるようになり、その特徴的な動きであるいざりばいにも注目が集まるようになりました。

「いざりばい=病気や障害」ではないのですが、ネット上のあいまいな情報などを目にして、いざりばいと発達障害を関連付けたり、深刻な病気の症状だと思い込んだりしている人も少なくありません。

この記事では、いざりばい・尻ばい・座りばいの概要、始める時期、原因、対応について紹介します。

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いざりばい・尻ばい・座りばいとは

いざりばいとは、お座りの姿勢のまま、お尻を浮かせたり引きずったりして移動することです。

乳児期における移動方法の一つで、特徴的な動きに加え、いざりばいをしている間はズリバイやハイハイが見られないことが多いため、親としては不安や心配を抱いてしまいがちです。

いざりばいの「いざる」

いざりばいの「いざる(躄る)」は、「座ったままで進む、膝頭やお尻をつけたまま進む」という意味ですが、「足が不自由で立つことができない人」を意味する差別用語としても使われてきた経緯から、現在は使用が控えられています。

「いざりばい」についても、赤ちゃんの動きを表現する言葉として残っていますが、「尻ばい」や「座りばい」と呼ばれることが多くなっています。

赤ちゃんがいざりばい・尻ばい・座りばいを始める時期はいつから

いざりばいは、赤ちゃんの移動手段の中で「一般的ではないものの、異常ではない動き」と位置づけられています。

そのため、まずは、赤ちゃんが移動手段を獲得する順序や時期について一般的な内容を確認し、それからいざりばいについて見ていきます。

赤ちゃんがハイハイを始める時期はいつから

赤ちゃんは、月齢を経るにつれて身体の動かし方を覚え、自分の意思で自由に動くことができるようになっていきます。

一般的に、首すわりが完成した後、まず寝返り(仰向けからうつ伏せ)を覚え、そこから寝返り返り(うつ伏せから仰向け)、ズリバイ、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩き、一人歩きという順番で覚えます。

寝返りからいきなりハイハイを始めたり、ハイハイから一人歩きに移行したりする赤ちゃんもいますが、おおむねこの順序で移動手段を獲得します。

厚生労働省が発表した乳幼児身体発育調査(2010年度版)の結果では、赤ちゃんがズリバイを始める平均的な時期は生後6~7ヶ月頃、ハイハイが生後7~8ヶ月頃です。

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赤ちゃんのハイハイはいつから?練習と部屋の対策、ハイハイしないで立つと変?

ハイハイの種類

赤ちゃんのハイハイには、ズリバイをはじめとしていくつも種類があります。

(ズリバイとハイハイは別の動きとして区別されることも多いですが、ここではハイハイの一種として紹介しています。)

  • ズリバイ:「うつぶせでお腹を床につけた状態」で、腕や足裏で床を押したり蹴ったりして前後に這って進む動き
  • 肘ばい:「ズリバイの状態から上半身を起こし」、左右の肘を交互に床につけて前後に移動する動き
  • ハイハイ:「手の平と膝を床について体を持ち上げた状態」で、両手両足を交互に動かして前後に進む動き
  • 高ばい:「両手と両足を床につけて身体を持ち上げた状態」で、両手とつま先で床を押したり蹴ったりし、前後に移動する動き

いざりばい・尻ばい・座りばいを始める時期はいつから、いつまで

赤ちゃんがいざりばいを始めるのは、お座りができるようになるとともに、ズリバイやハイハイの平均的な開始時期である生後6ヶ月以降です。

通常、いざりばいを始めた赤ちゃんは、いざりばいを続けている期間中にズリバイやハイハイをすることはほとんどありません。

いざりばいをしている期間は1ヶ月~6ヶ月程度と幅があります。

また、いざりばいが消失した後は、ズリバイやハイハイではなく一人歩きを始めることが多くなっています(一人歩きを覚えた後にズリバイやハイハイをする子どももいます。)。

個人差はありますが、病気や障害を原因とするものでない場合、2歳前後にはいざりばいが自然に消失し、その後は定型発達をしている赤ちゃん・子どもと変わらず発達していきます。

いざりばい・尻ばい・座りばいの原因

いざりばいを始める原因は、現在の医学では明らかにされていません。

しかし、いざりばいをする赤ちゃんは、下半身の筋肉の張りが弱く筋肉量も少ない、手足の動かし方のバリエーションが乏しいなどの特徴が見られるという臨床報告があります。

また、遺伝や文化差による影響を指摘する研究結果も発表されています。

加えて、発達障害や神経疾患などによって、いざりばいを始める赤ちゃんがいることも分かっています。

赤ちゃんがいざりばい・尻ばい・座りばいを始めた時の対応

いざりばいの原因によって対応が異なります。

下半身の筋肉の張りが弱く筋肉量も少ないことや遺伝が原因と考えられる場合は、基本的には経過観察することになります。

時間の経過によって赤ちゃん身体が発達し、いざりばいが自然に消失するのを見守るのです。

一方で、発達障害や神経疾患が原因と考えられる場合は、病気や障害に応じた対応が必要になります。

ただし、いざりばいの原因がなんであるのかについて、家族が判断するのは困難です。

そのため、赤ちゃんがいざりばいを始めたら、まずは小児科に相談しましょう。

ネット上には、いざりばいの原因を見分けるポイントを紹介しているサイトもありますが、医師でも判断が難しいところ、素人が勝手に判断して対応するのは危険です。

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シャフリングベビーといざりばい・尻ばい・座りばい

シャフリングベビーとは、シャフリングベビーとは、乳児期後半(生後6ヶ月から生後1歳頃)になっても、四つん這いになってハイハイしようとせず、座った姿勢のままで移動したり、立たせようとすると嫌がったりする赤ちゃんのことです。

シャフリングベビーの由来は、英語の「shuffle(足を引きずって歩く)」です。

いざりばいをする赤ちゃんという意味で「いざりっ子」と呼ばれることもあります。

ただし、「シャフリングベビー=いざりばいをする赤ちゃん」ではなく、いざりばい以外にも様々な特徴が見られます。

シャフリングベビーの特徴

シャフリングベビーの主な特徴は、以下のとおりです。
  • 首すわりは問題なく完成する
  • うつぶせ寝を嫌がり、うつ伏せに寝かせると寝返り返りする
  • 寝返りをしようとしない
  • お座りは問題なく完成する
  • いざりばい(お座りした状態で、おしりでズリズリ移動する方法)する
  • 両脇を持って抱えても、足を地面につけようとしない(エアお座りをしていて、立とうとしない)
  • ハイハイをしない(ただし、歩き始めた後はハイハイするようになる)
  • 歩き始めるのが遅い(1歳6ヶ月を過ぎても歩かないこともある)

引用:乳児期の子育て

シャフリングベビーは、医学的には病気ではなく、「一般的ではないものの異常ではない」とされています。

ただし、まれに発達障害や神経疾患などが原因でシャフリングベビーに似た症状が起こることがあります。

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まとめ

赤ちゃんがいざりばい・尻ばい・座りばいを始めると、親としては不安や心配を抱くものですが、多くの場合は生後2歳頃には自然消失し、その後は定型発達児と変わらない発達を遂げていくと考えられています。

ただし、発達障害や神経疾患などが原因となっていることもあるため、赤ちゃんがいざりばいを始めたら、まずは、小児科を受診させましょう。

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