閉じる
  1. 赤ちゃん・幼児の頃からチェックしたい発達障害の種類と特徴
  2. 赤ちゃんの原始反射とは?種類と消失時期一覧は?新生児期にも見られる?
  3. 赤ちゃんの夜泣きはいつから(何ヶ月)いつまで?原因・理由と対処法は?
  4. シャフリングベビーとは?特徴は?原因は発達障害?
  5. 赤ちゃんの予防接種のスケジュールは?定期接種と任意接種の違いは?
  6. 赤ちゃんの後追いはいつから?酷いのはいつまで?後追いしないと自閉症?
  7. 赤ちゃんが風邪!咳、鼻水、発熱、下痢症状への対応と病院受診の目安
  8. カンガルーケアとは?メリットとデメリット、自閉症の原因になる?
  9. 新生児期~乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気と、病気の目印の症状まとめ…
  10. 赤ちゃんが首や頭を振る原因は病気?首振りが激しい、上下左右に振ると危険…
閉じる

乳児期の子育て

赤ちゃんの腹ばいはいつから?練習のやり方、ズリバイとの違いは?

赤ちゃん 腹ばい いつから 練習 やり方

「腹ばいって何?」と聞かれたら何と答えますか?

実は、腹ばいには、「寝そべること」と「這うこと」の2つの意味があり、それぞれ始める時期、赤ちゃんの発達に及ぼす影響、練習方法などが異なります。

また、寝そべる腹ばいは「うつ伏せ」との違い、這う腹ばいは「ズリバイ(ハイハイ)」との違いについて疑問を持たれやすいものです。

この記事では、腹ばいの2つの意味、ずりばい・ハイハイ・うつぶせとの違いはあるのか、赤ちゃんが腹ばいを始める時期、練習のやり方について紹介します。

腹ばいとは?腹ばいの2つの意味

腹ばいとは、①赤ちゃんがお腹を地面につけて寝そべっている状態のこと、または②赤ちゃんがお腹を地面につけた状態で這う(はう)ことです。

どちらも「腹ばい」もしくは「腹這い」と書くので紛らわしく、どちらか一方の意味しか知らない人も少なくありません。

この記事では、便宜上、①の腹ばいを「寝そべる腹ばい」、②の腹ばいを「這う(はう)腹ばい」と表記しています。

寝そべる腹ばいとうつ伏せの違い

寝そべる腹ばいと混同しやすい言葉に、「うつ伏せ」があります。

しかし、寝そべる腹ばいが「お腹を床につけて寝そべっている状態」であるのに対して、「うつ伏せ」は「顔を下に向け、お腹を下にして地面に横たわった状態」です。

つまり、「お腹を床につけて(お腹を下にして)寝そべる(横たわる)」という点は共通していますが、顔を下に向けているか否かという点が異なります。

ただし、一般的には腹ばいとうつ伏せを区別せずに使用することが多いものです。

なお、うつ伏せの状態で寝ることをうつ伏せ寝といいますが、腹ばい寝とは言わないという違いもあります。

這う腹ばいとハイハイ・ずりばいの違い

這う腹ばいは、「ズリバイ(ハイハイ)と違うの?」という疑問を持っている人は少なくありません。

それぞれの定義を比べると、次のようになります。

  • 這う腹ばい:赤ちゃんがお腹を地面につけた状態で這うこと
  • ズリバイ:赤ちゃんがお腹を地面につけた状態で這うこと
  • ハイハイ:手の平と膝を床についた四つん這いの状態で、両手両足を交互に動かして動くこと(ずりばい、高ばいなどを含めてハイハイと呼ぶこともあります。)

つまり、這う腹ばいとズリバイは同じ動きで、ハイハイは這う腹ばい(ずりばい)から一歩進んだ動きということになります。

ただし、ズリバイはハイハイの一種とされることも多く、「這う腹ばい=ズリバイ=ハイハイ」でも間違いとは言えません。

なお、ネット上では、腹ばいとズリバイの違いについて記載しているサイトがありますが、腹ばいを「寝そべること」という意味で使用しているためだと思われます。

スポンサーリンク

赤ちゃんの寝そべる腹ばい

まず、赤ちゃんの寝そべる腹ばいについて詳しく見ていきましょう。

寝そべる腹ばいのメリット

寝そべる腹ばいのメリットは、以下のとおりです。

  • 吐きにくくなる、げっぷが出やすくなる
  • 全身の運動機能がバランスよく発達する

食道と胃の継ぎ目(噴門)は背中側にあります。

そのため、授乳後の赤ちゃんを腹ばいにすると噴門が上向きになり、噴門に近いところにげっぷが溜まる(噴門から遠いところに母乳やミルクが溜まる)ので、げっぷが出やすく(母乳やミルクは吐き出しにくく)なります。

また、腹ばいの状態で身体を動かそうとすると、仰向けの状態では使わない筋肉を使うことになります。

赤ちゃんが仰向けで過ごす時間と腹ばいで過ごす時間を調節することで、全身の運動機能をバランスよく発達させることができます。

寝そべる腹ばいのデメリット

寝そべる腹ばいのデメリットは、窒息です。

腹ばいは、赤ちゃんの顔が下を向くため、仰向けの状態よりも窒息の危険が高くなります。

特に、首すわりが完成する前の赤ちゃんは、自力で頭を持ち上げることが難しいので注意が必要です。

また、柔らかい布団やマットレスに腹ばいの状態で寝かせると、顔が埋もれたりタオルやガーゼが顔にまとわりついたりして窒息するリスクがあります。

赤ちゃんを腹ばいにする時期

赤ちゃんを腹ばいにする目安は、首すわり完成することです。

赤ちゃんの成長発達は個人差がとても大きいので、月齢で判断するのは危険です。

また、首すわりが完成した後でも、仰向けに比べて窒息の危険性が高いことは変わらないので、慣れるまでは親がそばで見守ってあげましょう。

腹ばいのリスクが低くなるのは、赤ちゃんが寝返りと寝返り返りをマスターした後です。

寝そべる腹ばいの練習のやり方

寝そべる腹ばいの練習方法は、以下のとおりです。

  • そばで見守る
  • 硬めのマットレスや布団の上で腹ばいにさせる
  • 赤ちゃんの周りに危険な物を置かない

赤ちゃんが寝返りと寝返り返りをマスターするまでは、腹ばい中の赤ちゃんを慎重に見守り、赤ちゃんが嫌がったらすぐ仰向けに戻してあげましょう。

また、腹ばいにする時は、赤ちゃんの顔が埋もれない硬さのマットレスや布団の上に赤ちゃんを寝かせ、顔を覆う危険のある枕、タオル、ガーゼなどは置かないでください。

関連記事

赤ちゃんのうつぶせ寝はいつから?うつ伏せの練習は?SIDSの危険は?

スポンサーリンク

赤ちゃんの這う腹ばい

次に、這う腹ばいについて見ていきましょう。

這う腹ばい(ずりばい)のメリット

這う腹ばいのメリットは、以下のとおりです。

  • 一人歩きに必要な筋肉がつき、運動能力が向上する
  • 脳の発達を促す

腹ばいは、腕と足の力で前や後ろにはって進む全身運動なので、繰り返すうちに全身の筋肉がつき、運動能力も向上していきます。

また、ドーマン法の創始者グレン・ドーマンは、腹ばいが脳の発達にも良い影響を与えると指摘しています。

這う腹ばい(ずりばい)のデメリット

腹ばいに大きなデメリットはありません。

ただし、低月齢のうちに腹ばいを始めた場合は注意が必要です。

身体に負担がかかる独特な腹ばいを覚えてクセになったり、標準的な時期に腹ばいを始めるよりケガや事故の危険性がやや高くなったりすることがあるからです。

赤ちゃんが腹ばいを始める時期

赤ちゃんが腹ばいを始めるのは、生後7ヶ月~8ヶ月頃です。

ただし、腹ばいは、首すわりが完成し、寝返りと寝返り返りをマスターした後に始めることが多いので、これらの動きを覚えるのがゆっくりだと、腹ばいを始めるのもゆっくりになる傾向があります。

這う腹ばい(ずりばい)の練習のやり方

腹ばいの練習方法として、代表的なものを3つ紹介します。

  1. 赤ちゃんの足の裏に壁を作る
  2. 赤ちゃんの目の前にオモチャを置く
  3. お父さんお母さんがズリバイの見本を見せる

0.練習場所の確保と片付け

まずは、赤ちゃんが腹ばいで動き回ることができる場所を確保し、危険な物を取り除きます。

また、壁、テーブルやイスの脚、テレビラックなどはクッションなどでカバーし、赤ちゃんがぶつかってもケガしないよう工夫してください。

また、腹ばいの練習をさせるのは、重力を感じながら自力で動く必要がある硬い床やマットレスの上が効果的なので、布団やクッションなどは片づけておきます。

1.赤ちゃんの足の裏に壁を作る

  1. 赤ちゃんの足側に座る
  2. 手や足で赤ちゃんの足に触れ、後ろに下がらないようにする
  3. 赤ちゃんの足を軽く押す

赤ちゃんが前の方向に進んでいけるよう、親が足側に座り、後ろ方向に進めないように壁を作る方法です。

足の裏を軽く押してあげると、赤ちゃんは、「あ、こっちは進む方向じゃないんだな。」と理解して、前の方向に進もうとします。

2.赤ちゃんの目の前にオモチャを置く

  1. 赤ちゃんの手が届く範囲を確認する
  2. 赤ちゃんの手がぎりぎり届かない範囲にオモチャを置く
  3. 赤ちゃんにおもちゃを掴むように促す

赤ちゃんが這う腹ばいする一番のモチベーションは、手の届かない範囲に這ってでも触りたい対象があるということです。

赤ちゃんの手が届かないところにお気に入りのおもちゃを置くと、まず腕を伸ばして触ろうとし、届かないことが分かると腹ばいで移動しようとします。

ポイントは、「届きそうで届かないところに置くこと」です。

赤ちゃんとの距離が遠すぎると「あんなに遠くには行けない。」と思って諦めてしまうからです。

3.お父さんお母さんがズリバイの見本を見せる

  1. 赤ちゃんに声をかけて注意を引く
  2. 赤ちゃんの近くに寝転ぶ
  3. 赤ちゃんが見ているのを確認しながらズリバイする

赤ちゃんは、親の言動や態度を観察し、見よう見まねで繰り返すことで色々な動きを覚えていくものです。

腹ばいについても、親が見本を見せてあげることで早くコツをつかむことができます。

関連記事

赤ちゃんのズリバイ時期と練習はいつから?後ろ向きずりばい、ハイハイとの違い

スポンサーリンク

まとめ

腹ばいは、「寝そべること」と「這うこと」の2つの意味があり、それぞれ始める時期や効果、練習のやり方が違うことは分かりましたか?

寝そべる腹ばいも這う腹ばいもメリットとデメリットがあるので、赤ちゃんの成長発達を慎重に見守りながら、赤ちゃんの身体に負担をかけないように練習させてあげましょう。

Facebookページ

ページ上部へ戻る