赤ちゃんはママをいつから認識する?4ヶ月から?呼ぶ声や髪形、匂いで認識?

赤ちゃん ママ 認識 いつから

赤ちゃんがママ(お母さん)のことをいつから認識するのか、知っていますか?

育児関連の書籍やサイトには、生まれたての頃から認識するという記載もあれば、生後4ヶ月頃から認識するという記載もあり、「どちらが本当なの?」と混乱しているお父さんお母さんが少なくありません。

実は、赤ちゃんは、五感の成長に伴って、お母さんの呼ぶ声、顔(髪形など)、匂いなどを少しずつ認識していきます。

そのため、赤ちゃんがママを認識する時期を知るには、赤ちゃんの五感の発達について知っておく必要があります。

この記事では、赤ちゃんの五感の発達、ママを認識する時期、認識する方法について紹介します。

赤ちゃんの五感の発達

私たちは、五感(聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚)によって外界の刺激を受信し、選択的に知覚して脳内で処理した上で、様々な反応をしています。

まずは、乳児期の赤ちゃんの五感の発達について見ていきましょう。

赤ちゃんの聴覚

赤ちゃんの聴覚は、胎児の頃から発達しており、妊娠5ヶ月頃には、お母さんの声に反応して手足を動かす様子をエコー検査(超音波検査)で確認することができます。

大人に比べると聞き取れる範囲は狭いものの、女性が発する高めの声は聞き取りやすいと考えられています。

生まれた後の赤ちゃんは、物音や雑音よりも人の声や穏やかなリズムの音楽を好むことが分かっており、特に、マザリーズを好む傾向があります。

つまり、生まれたての頃から様々な音を聞き分けることができており、好みの音もあるのです。

赤ちゃんの視覚

赤ちゃんの視覚は、胎児の頃から機能していますが、子宮内では活用する機会も必要性も乏しいため未熟な状態に留まっており、出生後に機能が向上していきます。

新生児期の赤ちゃんは、視力が0.01程度、視野は極めて狭く、両目の焦点も限られた位置に合わせるのがやっとです。

月齢を経るにつれ、視力、視野、焦点を合わせる機能が向上し、生後6ヶ月頃には視力が0.1程度、視野もかなり広くなり、広範囲に焦点を合わせることができるようになります。

また、動く物を目で追ったり(追視)、物の色や形、奥行きも見分けることができます。

赤ちゃんの嗅覚

胎児期の嗅覚に関する研究や調査の結果は見当たらず、胎児期から嗅覚が発達しているかどうかは不明です。

一方で、生まれた後については、新生児期の頃から、母乳がママのものか他人のものかを匂いで区別できるという実験結果があります。

実験では、お母さんの母乳と、他人の母乳をそれぞれしみこませたガーゼを赤ちゃんの近くに置き、赤ちゃんがどちらに顔を向けるかを観察しました。

その結果、ほぼすべての赤ちゃんがお母さんのガーゼの方に顔を向け、また、その傾向が日齢や月齢を経るにつれて強くなるということが確認できたのです。

なお、新生児期から嗅覚が機能していることから、胎児期のうちに嗅覚が備わっているだろうという意見もあります。

赤ちゃんの触覚

赤ちゃんの触覚は、胎児期から発達しています。

妊娠14週~24週前にはほぼ全身の触覚ができあがり、妊娠29週頃には痛みを感じるようになるとされています。

なお、「妊娠7週頃(胎芽期)に、後に口が形成される部位を刺激すると、胎児が顔をそらす動きを見せた。」という実験結果もあります。

出生後は、新生児期から皮膚や肌の触覚が機能していますが、一番敏感なのは口です。

そのため、赤ちゃんは、自分の手足や手で掴んだ物を口の中に入れ、形や大きさなどを確認しようとします。

赤ちゃんの味覚

羊水を甘くすると、胎児が飲む羊水の量が増えるという実験結果から、胎児の頃から味覚が発達していると考えられています。

ただし、甘味を甘味を感じているのか、刺激を感じているのかは明らかにされていません。

出生後は、新生児の頃から甘味と旨味、苦味と酸味を区別できます。

赤ちゃんの味覚が発達しているのは、口にするものが危険かどうか判別するためだと考えられています。

関連記事

赤ちゃんや新生児の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の発達一覧

 

 

 

赤ちゃんがママの声を認識する時期

五感のところで紹介したとおり、聴覚は胎児の頃から発達しており、妊娠20週から30週頃にはお腹の外の物音や人の声が聞こえるようになります。

しかし、お母さんの心臓の音や血液が流れる音が常に間近に聞こえているため、それぞれの音を聞き分けたり、クリアに聞いたりすることは難しいものです。

一方で、お母さんの声は、お腹の中に響くように聞こえることから、お腹の外の音や声よりもはっきり聞き取ることができ、特別な声として認識します。

生まれたての頃の赤ちゃんは、周囲の刺激に反応して表情を変えたり、身体を動かしたりできないので、お母さんの声を聴いても特別な反応は見せませんが、お母さんの声とその他の音や声はしっかり区別できています。

なお、お父さんをはじめとする家族や身近な人が、お母さんのおなかの近くで頻繁に赤ちゃんに声をかけていると、赤ちゃんは、生まれた時からその人の声を区別できる場合もあるようです。

赤ちゃんがママの匂いを認識する時期

赤ちゃんの嗅覚は、新生児期の頃から母乳の匂いをかぎ分けられるレベルで発達しており、お母さんの母乳の匂いを頼りにおっぱいの位置を探すことができます。

つまり、生まれたての赤ちゃんは、「お母さんの匂い」ではなく、「お母さんの母乳の匂い」を認識しているのです。

授乳を始めたお母さんの身体は母乳の匂いがするので、「母乳の匂いがする=お母さんの匂い」だと認識し、長い時間をお母さんと一緒に過ごしながら生活するうちに、お母さん自身の匂いも認識できるようになっていきます。

 

赤ちゃんがママの顔を認識する時期

生まれたての赤ちゃんは、視力がとても低く視野も狭いものですが、目から30cm(ちょうど、赤ちゃんを抱っこした時のお父さんお母さんの顔の位置)くらいの位置なら焦点が合い、ぼんやりとですが見ることができます。

そのため、毎日、お母さんが授乳や寝かしつけで赤ちゃんを抱っこし、微笑みかけたり声をかけたりしていれば、赤ちゃんはお母さんの顔を認識するようになります。

ただし、新生児期~生後2ヶ月頃までの赤ちゃんは、お母さんのおおよその顔の輪郭や髪形はぼんやり見えているものの、目鼻など細かいところまではっきりは分かりません。

そのため、帽子をかぶったり、急に髪形を変えたりすると、赤ちゃんはお母さんだと認識できなくなりますし、顔の輪郭や髪形が似た人をお母さんと誤解することも少なくありません。

赤ちゃんがママ(お母さん)の目鼻を認識するのは生後3ヶ月~4ヶ月頃

赤ちゃんは、生後3ヶ月~4ヶ月頃には、左右の目の焦点を定められるようになり、奥行きも少しずつですが認識できるようになっていきます。

視力や視界も向上しており、お母さんの目鼻や口の動き、髪形を判別できるようになります。

生後4ヶ月の赤ちゃんに、髪を隠した状態のお母さんと他人の顔を見せると、ほとんどの赤ちゃんがお母さんの顔を見つめたという研究結果からも、赤ちゃんがお母さんの顔のパーツを認識できていることが分かります。

人見知りは、ママと他人を区別できている証拠

人見知りとは、関わりの少ない人や見知らぬ人に会った時に、不安や怖さと好奇心を同時に抱いて葛藤状態になり、泣き出したり、お父さんお母さんを探し求めたりする行動のことです。

人見知りが始まるのは、生後6ヶ月頃が一般的です。

赤ちゃんは、生後6ヶ月頃には、お母さんの声、顔、匂いなどをしっかり認識できるようになり、他の人と区別できるようになります。

そして、最も身近なお母さんに対して安心感を感じる一方で、身近でない人には好奇心と不安や怖さを同時に抱いて葛藤します。

その結果、安心できるお母さんに対しては何かと要求したり、甘えたりし、お母さんの姿が見えなくなると不安を感じる一方で、身近でない人に会うと、警戒して距離を取ったり、不安を感じて泣き出したり、お母さんに近づいたりするのです。

関連記事

赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?原因と対策、人見知りしないと自閉症?

まとめ

赤ちゃんがお母さんを認識する時期は、五感の成長発達によって時期が異なるものです。

赤ちゃんは、声、顔、匂いなどでお母さんと他の人をしっかり区別できるようになると人見知りを始め、お母さんと他の人に対する態度の差が大きくなっていきます。

始めて人見知りを経験したお父さんお母さん、特に、お父さんは、「どうしてこんなに態度が違うの?」と困惑してしまうでしょう。

しかし、人見知りは赤ちゃんが健全に成長している証なので、温かく見守っていきましょう。

ページ上部へ戻る