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乳児期の子育て

赤ちゃんのフッ素塗布はいつから?虫歯予防?間隔は?市販の歯磨きは危険?

赤ちゃん フッ素 いつから 危険

赤ちゃんの虫歯予防として一躍注目を集めているフッ素ですが、検索エンジンで「赤ちゃん フッ素 危険」というキーワードが多数検索されていたり、市販のフッ素入り歯磨きの効果を疑う人がいたりします。

そのため、「フッ素って赤ちゃんには危険なの?」、「虫歯予防にフッ素が有効というのはデマ?」といった疑問を持っているお父さんお母さんが少なくありません。

そこで、このページでは、フッ素塗布の虫歯予防の効果、赤ちゃんにフッ素塗布できる時期と間隔、フッ素の危険性、市販のフッ素入り歯磨きの効果について紹介します。

赤ちゃんは虫歯になりやすく、虫歯が進行しやすい

赤ちゃんは、大人に比べて虫歯になりやすく、虫歯が進行しやすいものです。

歯の表面は、エナメル質という、身体で一番硬い組織で覆われているのですが、乳歯のエナメル質は永久歯の約半分しかありません。

そのため、虫歯になりやすい上に虫歯の進行も早くなるのです。

また、乳歯の神経が大きいので、虫歯が進行すると比較的早く神経に到達してしまいます。

フッ素の虫歯予防に対する有効性

フッ素とは、虫歯予防に対するフッ素の有効性の順で紹介します。

フッ素とは

フッ素とは、元素の一つです。

通常、反応性がとても高いため単体では存在せず、他の物質と結びついて「フッ素化合物」として存在しています。

フッ素と言えば、歯に塗布する(塗りつける)イメージが強いものですが、実は、野菜や果物にも微量ですが含まれており、バランスのとれた食事を続けていれば足りなくなることはありません。

一方で、過剰摂取した場合は身体に悪影響を与えるという指摘もあります。

虫歯予防に対するフッ素の有効性

フッ素が虫歯予防になるという考え方は、1900年代初頭のアメリカが起源です。

歯科医師が、高濃度のフッ素が含まれる水を飲んでいる地域の住民は虫歯が少ないことを発見し、その後、低濃度のフッ素が虫歯予防になるという研究結果が発表されたことで、虫歯予防でフッ素の使用が始まりました。

現在、フッ素が歯に与える効果として明らかになっているのは、次の3つです。

  • 虫歯になりかけた歯を治す
  • 酸に対する抵抗力の強い歯を作る
  • 虫歯菌から生成される酸を抑える

虫歯になりかけた歯を治す

歯は、ミネラル(カルシウムやリンなど)と水酸基で構成されるハイドロキシアパタイトでできており、ミネラルが歯の外に溶け出すことで虫歯になります。

虫歯のおおまかな仕組みは、次のとおりです。

  1. 歯垢(歯の表面に付いた食べ物や細菌)が付く
  2. 歯垢の中の細菌が活性化して酸が発生する
  3. 酸によって、歯の中のミネラル(カルシウムやリン)が溶け出して(脱灰)もろくなる
  4. 歯に穴が開く(虫歯)

通常は、酸がなくなると、溶け出したミネラルが歯に戻ります(再石灰化)が、必ずしも溶け出した分がすべて戻るわけではなく、脱灰した量が再石灰化の量を上回る期間が長いと、初期の虫歯(穴が開く前の状態)になります。

フッ素塗布することで再石灰化が促進され、初期の虫歯にミネラルが吸収されて治ります。

虫歯菌から生成される酸を抑える

虫歯になると、虫歯の原因菌が酸を作ってどんどん歯を溶かそうとします。

フッ素塗布によって虫歯菌の活性化を抑え、酸の量を減らすことで虫歯予防になります。

酸に対する抵抗力の強い歯を作る

フッ素は、歯の主成分ハイドロキシアパタイトと結合してフルオロアパタイトという硬い構造になります。

フルオロアパタイトは、ハイドロキシアパタイトに比べて、最近が出す酸に溶かされにくいという性質があり、虫歯予防になるのです。

フッ素の危険性

世界保健機関(WHO)は、6歳未満の子供に対するフッ素塗布を推奨していません。

また、赤ちゃんにフッ素を過剰塗布した場合、嘔吐などの症状が出るという結果も報告されています。

ただし、歯科医がフッ素塗布を行う場合は、用法や容量を理解して赤ちゃんの月齢に応じた対応をしてくれるので、心配する必要はありません。

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赤ちゃんのフッ素塗布を始める時期(生後何ヶ月)と間隔、料金

フッ素塗布を始める時期(生後何ヶ月)

赤ちゃんの歯にフッ素塗布をする時期は、乳歯が上下4本ずつ、合計8本生えそろった頃が一般的です。

月齢で示すと生後1歳前後からですが、乳歯が生える時期は個人差がとても大きいので、月齢よりも実際に乳歯が上下4本ずつ生えそろった時を目安にしてください。

歯磨きは、下の歯2本が生えた頃から始めることから、フッ素塗布も同じ時期に始めるものだと勘違いすることが少なくないので、注意してください。

最初は、歯医者へ行ってフッ素塗布してもらうのが良いでしょう。

「歯医者のフッ素は濃度が濃いため、最初は市販のフッ素(歯磨き粉や液体状のもの)が良い。」と書かれている書籍やサイトもありますが、適切な量が分かりにくいものですし、赤ちゃんの機嫌を取りながら塗り残しや偏りがないように塗り込むのはかなり手間のかかる作業です。

赤ちゃんの健康やフッ素塗布の効果を考えるなら、歯医者で塗布してもらうことをおすすめします。

フッ素塗布の間隔

3ヶ月ごとが目安になります。

不定期に別々の場所で行うよりも、決まった時期に決まった場所でフッ素塗布する方が効果が高いと言われています。

フッ素塗布の料金

赤ちゃんの場合は、地方自治体によって異なりますが、おおむね500円くらいです。

ただし、フッ素塗布は乳幼児医療補助の対象外になるため、個人開業の歯科医などでは、3000円くらいかかる場合もあります。

地方自治体によっては、1歳6ヶ月健診でフッ素塗布を無料で行っていることがありますので、確認してみましょう。

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市販のフッ素入り歯磨きの効果

市販のフッ素入り歯磨きも、基本的には歯科医で行うフッ素塗布と同じ効果があります。

しかし、お父さんお母さんが慣れない手つきで塗ることになるため、塗り方にムラや偏りが出る可能性があり、十分な効果が出ないことがあります。

また、容量を間違えて過剰に口の中に入れてしまい、嘔吐などの症状が出て病院受診が必要になったケースも少なくありません。

市販のフッ素入り歯磨きを使用する際の注意点

市販のフッ素入り歯磨きを使用するのは、赤ちゃんが自分でうがいできるようになってからにしましょう。

また、フッ素塗布から30分間は、飲食を控えさせる必要があります。

まとめ

赤ちゃんに対するフッ素塗布について紹介しました。

フッ素が虫歯予防に効果があることは、国内外の多くの研究結果や統計から明らかです。

しかし、フッ素はあくまでも予防効果がある手段の一つであり、虫歯を防ぐ万能の方法ではありません。

フッ素を塗布しても、食生活が乱れていたり、歯磨きを惰ったりすると、すぐ虫歯になります。

まずは、虫歯にならないようなバランスの良い食事を作り、毎食後の歯磨きを徹底することが大切です。

また、過剰摂取など不適切な方法でフッ素を使用すると、嘔吐などの症状が出ることがあるので注意が必要です。

加えて、日本では、1歳6ヶ月健診でフッ素塗布を無料実施する地域があるなど全国的に浸透していますが、世界保健機関など世界に目を向けてみると、小さい子供に対するフッ素塗布を推奨していない国や地域、機関は少なくありません。

赤ちゃんにフッ素塗布するかどうかは、お父さんお母さんでよく話し合って決めてください。

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