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乳児期の子育て

断乳・卒乳の方法は?時期はいつから?断乳と卒乳の違いは?

赤ちゃん 卒乳 断乳 いつから

赤ちゃんは、やっと寝返りが打てるようになったと思っていたら、いつの間にかズリバイやハイハイを覚え、つかまり立ちを経て一人歩きを覚えるなど、あっという間に成長します。

おっぱいも同じで、生後5ヶ月頃に離乳食を始めると、徐々におっぱいから離乳食へとシフトしていき、気がつくと断乳を考える時期がやってきます。

断乳を行う時期はいつからいつまでが良いのでしょうか。

赤ちゃんの抵抗やお母さんの負担を少なくするにはどうすれば良いのでしょうか。

また、断乳と似た言葉に卒乳や離乳がありますが、違いは何なのでしょうか。

この記事では、断乳の時期はいつからいつまで、上手に進める方法、断乳と卒乳の違い、卒乳について紹介します。

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断乳・卒乳とは

断乳と卒乳は、「母乳を止める」という結果は共通していますが、過程に違いがあります。

断乳と卒乳の違い

断乳とは、親が赤ちゃんに母乳を与えるのを止めることです。

母乳を断つという意味で断乳といいます。

卒乳とは、赤ちゃんが成長する中で自然におっぱいを必要としなくなることです。

母乳を卒業するという意味で卒乳といい、断乳との違いを強調するために自然卒乳と呼ばれることもあります。

つまり、断乳と卒乳の違いは、親の意思で母乳を与えるのを止めるか、赤ちゃんが自分の意思で母乳を飲むのを止める(母乳を必要としなくなる)かというところです。

最近は、赤ちゃんの情緒の安定を重視して、無理に母乳を断つ断乳よりも、自然に母乳を止める卒乳の方が望ましいという傾向があります。

つまり、赤ちゃんが欲しがるうちは母乳を与え続けるということです。

しかし、母乳を飲み続けることで離乳食が遅れたり、母子の健康に悪影響を与えたりすることもあるため、医療関係者の中には、卒乳にこだわらず必要に応じて断乳を検討すべきだという意見が少なくありません。

なお、断乳と卒乳が混同して使用する人も多くなっており、将来的にはどちらかの言葉だけが残る可能性もあります。

断乳・卒乳と離乳の違い

断乳や卒乳と混同されやすい言葉に、離乳があります。

離乳とは、赤ちゃんの成長に合わせて母乳以外の食べ物を与え、少しずつその量を増やして、固形食へ切り替えさせることです。

離乳のための食事が離乳食です。

断乳・卒乳が母乳を止めることであるのに対し、離乳は母乳から固形食へ切り替えることであるところが違います。

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断乳の時期はいつから、いつまで

まず、断乳の時期について見ていきましょう。

断乳の時期はいつから

お父さんお母さんが断乳を考え始めることが多いのは、以下のような時期です。

なお、卒乳を考えている家庭でも、同じような時期に断乳を考えることは多く、特に、お母さんが職場復帰を検討する場合にはその傾向が強くなっています。

  • 離乳食を始めた
  • 離乳食が進み、赤ちゃんが母乳を飲む回数が減ってきた
  • 母乳の量が減ってきた
  • 授乳の際に乳首が痛むようになった
  • お母さんが職場復帰を考えるようになった、実際に職場復帰した
  • お母さんが弟または妹を妊娠した

離乳食の進み具合や母乳量、お母さんの状態などが断乳を考える理由になっていることが分かります。

赤ちゃんの月齢で表すと、個人差はありますが、生後5ヶ月頃から生後1歳6ヶ月頃が多くなっています。

ただし、離乳食を始めたての頃の赤ちゃんは、食べられる離乳食の種類が限られており、成長に必要な栄養の多くを母乳から得ているため、断乳すると深刻な栄養不足に陥るリスクがあります。

そのため、実際に断乳を始めるのは、赤ちゃんが離乳食を1日3食食べられるようになり、離乳食から十分な栄養を得られるようになる生後10ヶ月から生後1歳以降にしてください。

断乳の時期はいつまで

断乳を完了させる時期は、生後1歳頃から生後1歳6ヶ月頃までが多く、生後2歳頃までに約80%の家庭が断乳を終えています。

ただし、生後5ヶ月未満のうちに断乳を完了させる家庭や、生後3歳で断乳を完了させる家庭もあります。

断乳を始める時期も完了させる時期も、家庭の方針や事情、赤ちゃんの状態などによって異なるため、ここで紹介しているのはあくまで目安だと考えてください。

断乳の方法

断乳の方法には、短期間のうちに断乳する方法と、一定期間をかけてゆっくり断乳する方法があります。

断乳の方法1:短期間で断乳する

断乳する日を決め、その日から母乳を一切与えないようにする方法です。

赤ちゃんは、半日もすると、お母さんのおっぱいを触る、顔を覗き込むなどして母乳を欲しがり、もらえないと泣き叫んだり暴れたりし、夜もなかなか寝てくれませんが、心を鬼にして一切母乳を与えないようにします。

翌日も同じような状況が続き、赤ちゃんがより一層泣き叫び、離乳食を拒否するなどして母乳を欲しがりますが、母乳以外に注意を逸らすなどして乗り切りましょう。

断乳から3~4日目くらいになると、赤ちゃんが母乳を欲しがらなくなり、離乳食をしっかり食べ、しっかり寝てくれることが多いものです。

赤ちゃんやお母さんの負担を少なくするには、お父さんの支援が欠かせません。

ゴールデンウィークや盆正月など休みが続く時期を選び、母乳をもらえず泣き叫ぶ赤ちゃんのお世話を引き受けるなど、夫婦で協力して断乳を完了させる姿勢が大切です。

断乳の方法2:ゆっくり断乳する

1~2ヶ月程度の断乳期間を設定し、少しずつ母乳の量を減らしていって最終的に断乳する方法です。

赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら、最初のうちは飲ませてあげますが、徐々に、「また今度ね。」と言って他のことに注意を逸らすなどして、要求に応える頻度や飲ませる量を減らしていきます。

断乳が中断した場合の対応

断乳中の赤ちゃんが泣き叫ぶ様子に耐え切れなくなり、つい母乳を与えてしまうお母さんは多いものです。

泣き叫ぶ赤ちゃんを見て苦しくなるのは、親としては当然の心境で、断乳が中断したからといって自分を責める必要はまったくありません。

断乳が中断した場合、すぐに断乳を再開すると赤ちゃんの抵抗がより激しくなるので、1ヶ月程度のインターバルを挟み、赤ちゃんが落ち着いた頃に再開しましょう。

リスクを伴う断乳の方法

一昔前は、おっぱいに鬼の顔を書いたり、赤ちゃんが苦手な香辛料などを塗ったりし、赤ちゃんに「母乳は怖いもの・危険なもの」だと認識させることで断乳させる家庭も少なくありませんでした。

しかし、赤ちゃんにとってお母さんのおっぱいは、安心できる拠り所であり、怖がらせたり危険なものだと思わせたりすると情緒が不安定になるリスクがあります。

また、香辛料などは母子の健康にも悪影響を及ぼす可能性もあります。

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卒乳について

最近は、赤ちゃんが必要としなくなった時点で母乳を止める卒乳を実践する家庭が増えています。

卒乳は、赤ちゃんが「母乳はもういらない」と思うまで待つため、断乳のように赤ちゃんに負担をかけることがありません。

しかし、卒乳の時期は個人差がとても大きく、生後1歳前後で卒乳する赤ちゃんもいれば、幼児期後期に入っても卒乳しないこともあります。

そのため、「卒乳したいけれど、ずっと待っていることはできない。」という家庭では、途中で断乳に切り替えたり、卒乳を促す関わりを始めたりすることになります。

卒乳を促す関わり

卒乳を促す関わりには、以下のようなものがあります。

  • 母乳はいずれ飲めなくなることを言い聞かせておく
  • 母乳を止めるマークを決めておく

母乳はいずれ飲めなくなることを言い聞かせておく

人は、突然、状況が変化すると激しく動揺してしまいますが、前もって予告されていて心の準備ができていれば、ある程度は動揺を抑えることができます。

赤ちゃんも同じです。

母乳を止める時期の1年~6ヶ月くらい前から、折を見て「いずれは母乳が飲めなくなること」を繰り返し赤ちゃんに話しておくことで、赤ちゃんは心の準備をすることができます。

母乳を止めるマークを決めておく

卒乳の促しを考え始めたら、「母乳を止めるマーク」を決めて、「このマークがおっぱいに出たら、母乳を止めようね。」と赤ちゃんに話しておきます。

そして、遊びや授乳の機会に繰り返しマークを見せて同じ話をしておくと、赤ちゃんは「母乳が飲めるのはこのマークが出るまでなんだな。」と理解するようになります。

いずれ飲めなくなることを言い聞かせておく方法と同じで、少なくとも卒乳を目指す時期の6ヶ月前くらいから準備をしておくと、赤ちゃんの負担が少なくて済むでしょう。

まとめ

断乳にするか卒乳にするか、断乳にする場合のタイミングや方法などは、家庭の方針や事情、赤ちゃんの性格などを踏まえて夫婦で決めるものです。

大切なのは、できるだけ赤ちゃんやお母さんの負担が少なくて済むことです。

そういう意味では卒乳は理想的ですが、卒乳を待っていられる家庭は多くないため、必要に応じて断乳や卒乳の促しを検討することになります。

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