単身赴任が赤ちゃん(小さい子供)の子育てに与える影響と対策は?

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日本は、他の国に比べて単身赴任者が多い国で、その数は現在も増加傾向にあります。

「仕事だから仕方ない」ところはあるでしょう。

しかし、パパが単身赴任になると、赤ちゃんの成長や子育てにはいろいろな影響が出てきます。

この記事では、単身赴任が赤ちゃんに与える影響と対策について紹介します。

なお、ママが単身赴任する家庭もありますが、パパが単身赴任するケースが圧倒的に多いため、この記事ではパパが単身赴任した場合の影響について紹介しています。

単身赴任が赤ちゃんに与える影響

パパが単身赴任すると、赤ちゃんにはどのような影響が及ぶのでしょうか。

情緒不安定になる

通常、赤ちゃんにとってパパは、ママのようにつきっきりではないけれど、お世話したり遊んだりしてくれる大切な存在です。

そのパパが単身赴任である日突然いなくなると、赤ちゃんは、「心にぽっかり穴が開いたような、さみしい気持ち」になります。

もちろん、言葉で何かを表現することはできませんが、その分、行動で表現するようになります。

例えば、抱っこしていないと泣き続ける、夜遅くまで眠らなくなる、夜泣きがひどくなる、あやしてもぐずり続ける、身体をかきむしる、喃語を話さなくなるといった行動がみられることがあります。

また、ママも出産後短期間で働き始めて赤ちゃんと十分かかわれなくなると、感情表現が著しく乏しい赤ちゃん(サイレントベビー)になってしまうリスクが高くなります。

パパ見知りがおさまらない

パパ見知りとは、パパに対する人見知りです。

赤ちゃんは、生後6か月から生後7か月頃から人見知りが始まりますが、同じ頃からパパ見知りも始めるものです。

パパと一緒に暮らしている赤ちゃんの場合、1歳前後でパパ見知りが自然と消失していきますが、パパが単身赴任中の場合、パパ見知りが継続する傾向があります。

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パパとの接し方がわからなくなる

パパがいなくなった当初は戸惑って不安定になる赤ちゃんですが、時間が経つにつれて、パパがいない生活に慣れていきます。

そして、パパが帰省する回数が少ないほど、その存在が薄くなってしまいます。

パパがたまに帰ってきても、どう接してよいか分からず、「パパだと!」いう感覚も持てずに戸惑ってしまう赤ちゃんは少なくありません。

パパ像が身につかない

通常、子供はパパママの発言、態度、行動などに日常的に触れ、パパママをモデルにして父性や母性を獲得して、親になったときに父として母として子供にかかわるものです。

しかし、パパが単身赴任で不在がちだと、身近にパパのモデルがいないため、パパ像が身に付きにくくなります。

「赤ちゃんのうちだから問題ないだろう。」と思うかもしれません。

しかし、赤ちゃんは、言葉を話せないだけで、いつもパパママのことをジッと観察して学習していますし、赤ちゃんの頃からのさまざまな積み重ねが、その後の成長や発達に大きな影響を及ぼすものです。

単身赴任が赤ちゃんに与える影響への対策

パパが可能な限り帰省して赤ちゃんにかかわることが理想ですが、仕事の忙しさや経済的な事情を考えると限界があります。

そこで、①単身赴任中に赤ちゃんとコミュニケーションをとる、②帰省中の赤ちゃんとのかかわりを密にする、③常にパパの存在を近くに感じさせる工夫をすることが大切になります。

単身赴任中に赤ちゃんとコミュニケーションをとる

ネット環境が整備された現在では、単身赴任中でも赤ちゃんの顔を見ながらコミュニケーションをとるツールがたくさんあります。

有名なものではLINEやSKYPEがありますし、他にも無料で使えるものがたくさん出回っています。

短い時間でも良いので、できるだけ毎日、赤ちゃんの顔を見ながらお話ししてあげることで、パパのことをしっかり覚えていてくれますし、パパとコミュニケーションをとることが赤ちゃんの成長や発達を促します。

帰省中の赤ちゃんとのかかわりを密にする

帰省したときは、一緒にお風呂に入る、一緒に寝る、たくさん抱っこする、一緒にお出かけするなど、普段会えない分だけたくさんかかわってあげましょう。

そうすることで、赤ちゃんは、パパと会うのをとても楽しみにしてくれるようになります。

常にパパの存在を近くに感じさせる工夫をする

単身赴任中のコミュニケーションや、帰省中のかかわり方に加え、家の中に写真を置いたり、パパと赤ちゃんが遊ぶ動画を見せてあげたりして、常にパパのことを意識させてあげましょう。

これには、ママの協力が欠かせません。

単身赴任がママに与える影響と対策

パパの単身赴任は、子どもの養育を一手に担うことになるママにも影響を及ぼします。

単身赴任はママに与える影響も大きい

パパが単身赴任すると、ママは一人で赤ちゃんのお世話と家事をすることになります。

その大変さは、単身赴任中で忙しく働くパパと同じかそれ以上のものがあります。

また、赤ちゃんがいくらかわいくても、1人で24時間つきっきりのお世話をしているとストレスや疲労がたまるのが普通で、不安定になって赤ちゃんにきつく接してしまうママも珍しくありません。

不満をパパにぶつけて夫婦けんかに発展し、最悪の場合は離婚に至る家庭もあります。

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ママに与える影響を少なくするには

ママは、実家に帰省したり、赤ちゃんと一緒にママ友と出かけたりして、ストレスをためないことが大切です。

たまには、実家に赤ちゃんを預けて、友人と遊びに出かけるのもいいでしょう。

パパは、ママの大変さを理解し、こまめに連絡してジックリ話を聞いてあげてください。

また、帰省した際には、赤ちゃんのお世話を引き受けたり、ママに外で羽を伸ばさせてあげたりしましょう。

まとめ

日本は、ワークライフバランスがワークに偏り過ぎている国です。

単身赴任も多く、家庭を理由にそれらを断りづらい風土があります。

しかし、子どもが幼いうちに親の一方がいない時期ができてしまうことは、子どもの成長にとって決して良い影響はありません。

すぐに単身赴任を止めたり、働き方を変えたりするのは困難ですが、できるだけ子どもと関わり、両親の存在を感じさせてあげるようにしましょう。