知育が赤ちゃんに与える影響は?方法と玩具の選び方は?いつから始める?

赤ちゃん 知育 乳児期

知育玩具や知育アプリをよく見かけるようになってきました。

「知育に使える」、「○歳からの知育に役立つ」などと知育効果を前面に出すおもちゃも増えてきています。

しかし、「知育」について正しく理解して実践している人は、実はそう多くありません。

極端な場合、知育玩具や知育アプリを赤ちゃんに渡しておけば良いという勘違いをしている人もいます。

この記事では、知育の概要、知育によって得られる効果、知育を行う際のポイント、知育を始める時期について紹介します。

赤ちゃんの知育とは

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知育とは、知的能力(知能)を伸ばすことを目的とした教育のことです。

知的能力、読み書きや計算などの力ではなく、理解力、判断力、想像力、発想力、思考力、連想力などの総称で、「自分で考えて判断する力」と言い換えることもできるものです。

知的能力は、学校教育でも培われていきますが、日常生活の中で絶えず考える習慣をつけ、考えることで課題や問題を解決する経験を積むことが重要になります。

また、一朝一夕で身につくものではなく、小さい頃からの積み重ねで徐々に培われていくものです。

そのため、赤ちゃんのうちから知育を実践することが重要になります。

もしかしたら、「赤ちゃんに考える力なんてないだろう。」と思うかもしれません。

確かに、赤ちゃんのうちから知育効果が目に見えるかたちで現れてくることはありません。

せいぜい、簡単な知育玩具の遊び方を覚えるのが関の山でしょう。

しかし、赤ちゃんは生まれたばかりの頃から優れた五感を持っており、周囲の刺激を敏感に察知して脳にインプットすることができます。

そして、インプットされたことは脳内に蓄積され、成長する中で少しずつアウトプットできるようになっていきます。

したがって、赤ちゃんの能力を理解した上で能力に応じた知育を実践することは、成長とともに知的能力を向上させるための基礎作りとして重要な意味を持つのです。

赤ちゃんに知育を行って得られる効果

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知育は、赤ちゃんの知的能力を高める効果があります。

知的能力と聞くとIQ(知能指数)を思い浮かべる人が多いものです。

しかし、知育によって培われる知能は、IQ(知能指数)で数値化される力だけでなく、課題や問題を自ら考えて解決する力など、人が社会生活を送る上で必要になる力全般です。

つまり、人が社会に適応して充実した生活を送るために役立つ力ということです。

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赤ちゃんの知育のポイント

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昔から、知育に関する書籍、知育玩具、知育絵本、知育教材はたくさん出回っていますし、最近では、スマートフォンやタブレットで利用できる知育アプリも登場してきました。

いずれも赤ちゃんの知能の一部を高めるとして開発、販売されているものですが、手当たり次第に買い与えたり、無理に知育を行ったりしても効果はありません。

知育を行う際のポイントについて、確認していきましょう。

赤ちゃんが楽しめること

赤ちゃんは、自分の身体、周囲の人や物に興味関心を持ち、近づいたり、触ったり、掴んだりして働きかけることによって、様々なことを学んでいきます。

赤ちゃんの学びの原点は、興味関心を持って楽しむことです。

そのため、知育を行う際も、赤ちゃんが楽しめることを第一に考える必要があります。

間違っても、親側が知育を押し付けたり、無理強いしたりしないようにしてください。

他の赤ちゃんと比べないこと

成長や発達の速度、性格、好きなことや嫌いなことなどは、赤ちゃん一人ひとり違うので、どの知育に興味を持って取り組むか、どれだけ遊びこなせるかも赤ちゃんによってばらばらです。

「他の赤ちゃんができるのに、自分の赤ちゃんはできない」と、赤ちゃんを比べないでください。

渡した知育グッズに、赤ちゃんが見向きもしないとか、興味は示すができるようにならないといったことはよくあることです。

「なぜできないのか」と怒ったり不安になったりせず、「うちの赤ちゃんには合わなかったんだ」、「まだ早かったかもしれない」と気楽に考えましょう。

好きなように遊ばせてやる

知育グッズには、たいてい大人が決めた「遊び方」があります。

ボールを穴に入れろとか、決まった模様を作れとか、丸いところを触れば音が出るとかです。

大人はルールに沿って行動することに慣れているので、赤ちゃんにも「遊び方」に沿って遊ぶことを期待しがちですが、赤ちゃんは「遊び方」なんて知りません。

自分がやりたいように遊びますし、「遊び方」を自分で考えることが、赤ちゃんの考える力を育んでいきます。

そのため、赤ちゃんがどんな風に遊んでも、それを温かく見守ってあげることが大切です。

赤ちゃんに合った玩具、絵本、教材を選ぶ

知育玩具、知育絵本、知育教材は、それぞれ適した年齢や発達状態が決まっているので、赤ちゃんに合ったものを選ぶことが大切です。

また、赤ちゃんによって好みは違うので、赤ちゃんが見向きもしないグッズをいくつ渡しても、知育の効果はあがりません。

知育を行う際に最も大切なのは、赤ちゃんに興味関心を持たせて、赤ちゃんが自分の意志で知育に取り組むことです。

そのため、まず、お父さんお母さんが赤ちゃんの性格や行動傾向をじっくり観察し、知育関連商品の効果を確認して、赤ちゃんに合ったものを選んで渡してあげる必要があります。

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赤ちゃんの知育はいつから始めるもの?

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知育は、生まれたときから始められます。

ただし、赤ちゃんの発達には順序があり、未発達なところに働きかけるような知育を行っても効果は見込めないため、赤ちゃんの発達段階を把握した上で、適切な知育を行う必要があります。

新生児期から聴覚は発達している

「新生児に知育を行っても、何もわからないから意味がない。」と思うかもしれません。

確かに、生まれたての赤ちゃんは、目がほとんど見えておらず、言葉も学習していないし、自分の体を動かすこともほとんどできません。

しかし、聴覚は生まれる前から発達しているので、音楽や川のせせらぎを聴かせてあげたり、お父さんお母さんが優しい声で話しかけたりすると、きちんと聴いています。

胎教にモーツァルトを聴かせると良いと言いますが、これはお母さんの気持ちを落ち着ける効果があることに加え、おなかの中の赤ちゃんにも同じような効果を及ぼすと言われています。

こうしたことから、新生児期には、聴覚に働きかけるような知育が向いていると言えます。

知育によって、脳がもともと持っている力を維持する

新生児期から乳児期というのは、人生の中でもっとも脳が可能性を秘めている時期で、大人にはない能力を発揮できる時期でもあります。

例えば、赤ちゃんは、大人では難しい英語の「L」と「R」を聞き分けられますが、聞き分けが必要ない環境下で育つと、脳が必要のない能力だと判断し、次第に退化して聞き分けられなくなっていきます。

これを防ぐためには、赤ちゃんのうちからネイティブの英語を聞かせておくことが有効だと言われています。

このように、幼い頃から知育を行うことで、脳がもともと持っている力を維持することもできます。

知育に取り組んでも知的障害は改善しない

知育は、あくまで自発的に考える力を伸ばすための教育であり、知的障害の治療ではありません。

知的障害のうち、虐待や心理的要因で知的レベルが遅れている場合、環境の改善と知育を組み合わせることで知的能力の改善を図れることはあります。

しかし、知的障害の原因の大半を占める生理的要因や病理的要因による知的障害の場合は、知育に取り組ませても知的障害は改善しません。

知的障害のレベルに応じて、学校や専門機関における指導教育を受け、社会適応を目指すことになります。

まとめ

知育は、自発的に考える力を伸ばすための教育です。

赤ちゃんのうちから知育玩具などで知育に取り組むことで、すぐに効果が出なくても、長い目で見ると子どもの考える力を伸ばす基礎を作ることができます。

子どもへの長期的な投資だと思って、積極的に知育に取り組んでみましょう。

乳児期の赤ちゃんは聴覚や触覚が発達しているため、それらを刺激する知育が効果的です。