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乳児期の子育て

発達障害の誤解一覧!遺伝やしつけは無関係?大人の発達障害は?

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発達障害という言葉は社会に浸透してきましたが、発達障害について正しく理解している人はまだまだ多くはありません。

発達障害についての誤解には、「発達障害は自然に治る。」、「発達障害がある人は一生発達しない。」、「子どもの性格や親の育て方が悪いせいだろう。」という完全な誤解もあれば、「年齢を経るにつれて症状が落ち着いていく。」など完全に間違いではないけれど正しくもないものもあります。

「「発達」障害なのだから、子どもだけの障害だろう。)と思っている人もいますし、知的障害やサイレントベビーと発達障害を混同している人もいます。

こうした誤解は、発達障害者に対する偏見を生み、また、発達障害のある子どもが支援や療育を受ける機会を奪うことにもなりかねません。

この記事では、発達障害に関する誤解について紹介します。

発達障害に関する誤解

発達障害に関する誤解はたくさんありますが、代表的なものは次のとおりです。

  • 発達障害の原因は、子どもの性格や親の育て方が悪いこと
  • 発達障害がある人は一生発達しない
  • 発達障害がある人の自主性を尊重すれば、自力で課題を克服する
  • 発達障害は自然に治る(「成長とともに症状が改善する」という誤解も含む)
  • 軽度発達障害は「軽い」障害
  • 発達障害は、広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)の3つだけ

それぞれの誤解について詳しく見ていきましょう。

発達障害の誤解1:発達障害の原因は、子どもの性格や親の育て方が悪いこと

発達障害がある子どもやその家族にとっては、とても辛く悲しい誤解です。

発達障害の原因は、生まれつき脳の一部の機能に障害があることだと考えられており、子どもの性格や親の育て方とは何の関係もありません。

しかし、発達障害に関する情報が広く一般社会に伝わり、支援制度が整備されつつある状況においても、発達障害の原因を子ども本人や親に結び付けて考えようとする人は少なからずいます。

発達障害は、周囲の人からは障害の有無が分かりにくいため、子どもが何か問題を起こすと「親のしつけがなっていないから。」、「子どもの性根が悪いから。」などと考えてしまうのです。

現在、学校の一クラスに数人は何らかの発達障害のある子ども(グレーゾーンも含む)がいると考えられており、子どもの問題行動を安易に性格や育て方と結びつけないことが求められます。

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発達障害の誤解2:発達障害がある人は一生発達しない

発達障害は、発達のしかたが「周囲の人とは異なる」もしくは「ばらつきがある」障害で、「発達しない」障害ではありません。

また、周囲の人より苦手なところがある一方で、得意なところや優れたところもたくさんあり、発達障害があるからといって周囲より遅れているというのも大きな誤解です。

発達障害のある子どもは、子ども自身の努力や親の関わりだけでは発達上の課題をうまく乗り越えられないことがあります。

しかし、適切な療育を早い時期から継続的に受けることで、障害の症状をなくすことは難しくても、障害の特性と上手く付き合いながら、社会の中に溶け込んで生活していくスキルを身につけていくことは可能です。

発達障害の誤解3:発達障害がある人の自主性を尊重すれば、自力で課題を克服する

発達障害があるからといって、自分の課題を自力で克服できないわけではありません。

しかし、子どもの自主性を尊重するだけで発達上の課題をすべて克服できるというのは誤解です。

発達障害の課題を克服するためには、発達障害を専門に扱う病院や専門機関を利用し、障害の特性に合った療育・指導教育を子どもの家族、学校、病院などが一丸となって考えて実践することが欠かせません。

「自主性を尊重すれば大丈夫だろう。」と思って発達障害のある子どもを放置すると、学校でいじめ被害に遭ったり、日常生活に支障が出るほどの症状を抱えたまま大人になって社会不適応に陥ったりするリスクが高くなってしまいます。

子どもの自主性を尊重しつつ、周囲もしっかり支えてあげることが大切です。

発達障害の誤解4:発達障害は、成長とともに症状が改善する

例えば、注意欠陥多動性障害(ADHD)の症状の一つ「多動」は、年齢を経るにつれて落ち着いていく傾向があります。

しかし、発達障害の症状の多くは、自然に改善していくことはなく、むしろ、適切な療育を受けないままだと日常生活への支障が大きくなって、大人になった後も円滑な社会生活が送れなくなることがあります。

いわゆる「大人の発達障害」の問題につながるのです。

大人になってから発達障害と診断される人は、大人になってから発達障害になったわけではなく、生まれつき発達障害があったのに子どもの頃は見過ごされ、大人になって初めて発見されたのです。

発達障害の根治法は、現時点では発見されていません。

しかし、幼少期から適切な療育を継続的に受けることで、症状とうまく付き合いながら日常生活を送るためのスキルを身につけることができるようになります。

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発達障害の誤解5:軽度発達障害は「軽い」障害

知的な遅れがない発達障害(アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など)をまとめて、軽度発達障害と呼んでいた時期があります。

この「軽度」というのは、「知的障害がない」という意味であり、軽い障害ではありません。

発達障害がある子どもは、知的な遅れがなくても、友人関係や学習など日常生活に支障が出る症状を抱えていることが多いものですが、「軽度」という言葉が単純に「障害の程度が軽い」という意味だと捉えられて、誤解を招く結果となっていました。

現在は、「軽度発達障害」という言葉は使われなくなっています。

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発達障害の誤解6:発達障害とは、広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)の3つだけ

広汎性発達障害(現在は自閉症スペクトラム)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)は、いずれも多くの人が診断を受けている発達障害です。

ニュースや新聞で取り上げられることもあるため、発達障害に詳しくなくても見聞きしたことはあるという人は多いでしょう。

しかし、発達障害には、広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)以外にもたくさんの種類があります。

広汎性発達障害が自閉症スペクトラムに変更されるなど、発達障害の診断基準は頻繁に更新されているため、数年前の診断と現在の診断が異なることも珍しくありません。

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まとめ

発達障害に関する誤解には様々な種類があり、今もなお誤解している人は少なくありません。

発達障害の誤解が生まれる原因は様々ですが、中でも大きいのは、発達障害の概念がややこしいことと、診断基準が頻繁に変わること、外見からは障害の有無が判断しづらいことです。

発達障害を正しく理解することは難しいかもしれませんが、普段から発達障害について関心を持っておくことや、子どもの問題行動をすぐ性格や育て方に結び付けないことはできるでしょう。

発達障害のある子どもは、周囲が思っている以上に自分の障害に悩み、周囲の態度や評価に傷ついています。

大人としては、子どもの問題行動を目の当たりにすると戸惑ったりイライラしたりするかもしれませんが、子どもの辛さを理解してあげる姿勢を少しでも持てるよう心がけたいものです。

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