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乳児期の子育て

生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達は?脳性麻痺と低緊張児の見分け方は?

生後3ヶ月 赤ちゃん 運動機能 発達

赤ちゃんは、運動機能がとても未熟な状態で出生しますが、月齢を経るにつれて少しずつ身体に筋肉がつき、運動機能も発達していきます。
生後2ヶ月頃には、顔を正面に向けている時間が長くなり、左右対称の姿勢をとれるようになりますし、手を口の中に入れる指しゃぶりも覚えます。
また、うつぶせにすると、短い時間なら頭を持ち上げることもできるようになっていきます。

では、生後3ヶ月頃には、赤ちゃんの運動機能はどのように発達しているのでしょうか?

また、どのような異常が見られることがあるのでしょうか?

このページでは、生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達と、発達の異常に気付くポイントについて紹介します。

生後3ヶ月の赤ちゃんの姿勢

生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達は、特定の姿勢をとらせた時に、標準的な姿勢や動きを見せるかどうかで確認します。

生後3ヶ月頃には、乳児三ヶ月健診(地域によっては四ヶ月健診)を受けることになります。

三ヶ月健診において、医師が確認する赤ちゃんの姿勢は、以下のとおりです。

  • あおむけ(背臥位)
  • うつぶせ(腹臥位)
  • お座り(座位)
  • 立つ(立位)

それぞれの姿勢をとらせた時に、生後3ヶ月の赤ちゃんが見せる標準的な姿勢や動きと、異常がある場合の特徴を見ていきましょう。

関連ページ

3ヶ月健診、4ヶ月健診いつどこで?内容と服装は?赤ちゃんの体重で再検査?

生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達:あおむけ(背臥位)

生後3ヶ月頃までは、あおむけの状態が赤ちゃんの基本姿勢です。

顔が正面を向いているのが普通になる

赤ちゃんは、生後1ヶ月頃までは、顔を左右のどちらかに向けていることが多いのですが、首の筋肉がついてくるにつれて、正面を向いていられるようになります。

生後3ヶ月頃には、顔が正面を向いているのが普通になります。

指しゃぶり(手しゃぶり)の頻度が上がる

顔が正面を向く時間が長くなると、非対称性緊張性頸反射は起こりにくくなり、両手が口元や頬の近くに来る頻度が上がります。

赤ちゃんは、自分の手に興味を持ち、口に入れたり舐めたりして形や大きさなどを確認します。

目と手の協調性

両手を口元に近づけた時に手と手が触れ合うと、両方の手が自分の身体の一部だと認知し、両手を触れ合わせて遊ぶようになります。

また、手と手が触れ合う様子を目で見ることで、目と手の協調性の基礎が身についていきます。

両足を上げたり、両足の裏を合わせたりする

足腰の筋力が向上し、ひざを曲げた状態で両足を持ち上げられるようになります。

また、両足を持ち上げた状態で足の裏をペタペタと合わせる動きも身につけます。

脳性麻痺児や低緊張児(フロッピーインファント)の見分け方

あおむけに寝かせた赤ちゃんを見て、脳性麻痺や低緊張に気づくポイントは、以下のとおりです。

脳性麻痺児

  • 顔は横を向けていることが多い
  • 顔が向いた方の手足を伸ばし、反対側の手足を曲げる(非対称性緊張性頸反射の姿勢)
  • 手を口元に近づけることが少ない
  • 両足は伸びて内股になり、指先を伸ばしている

低緊張児

  • 顔は横を向けていることが多い
  • 顔を左右に向けて手を口に入れる(顔を正面に向けて手を口に入れることは少ない)
  • 短い間しか両足を持ち上げておけない

生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達:うつぶせ(腹臥位)

うつぶせ寝は、乳幼児突然死症候群の危険が指摘されており、控えてください。

赤ちゃんの運動機能の発達具合の確認や、うつぶせの状態に慣れさせる目的でうつぶせにする場合は、必ず近くで見守り、そばを離れたり寝かせたりする前には、あおむけに戻してあげましょう。

両肘とお腹で身体を支えられるようになる

生後2ヶ月頃よりもお尻の位置が下がり、身体の重心もおへそ付近になります。

また、首や身体の筋力が向上するため、背中を伸ばし、両手を前に出すようになります。

両肘を肩の真下付近まで出せるようになり、両肘とお腹の3点で身体を支える姿勢を身につけます。

頭を持ち上げて前を向けるようになる

筋力の向上や、身体の支え方を覚えることにより、頭をグッと持ち上げて前を向けるようになり、短い間ならその状態を維持できるようになります。

両足を伸ばす

生後2ヶ月頃に比べると、両足を後ろに伸ばすようになります。

ただし、足の指で床を蹴ったり、踏ん張ったりするのはまだ難しいものです。

脳性麻痺児や低緊張児(フロッピーインファント)の見分け方

うつぶせに寝かせた赤ちゃんを見て、脳性麻痺や低緊張に気づくポイントは、以下のとおりです。

脳性麻痺児

  • 頭は持ち上げるが、両肘が後ろに下がっていて身体を支えられず、姿勢を維持できない
  • 両足を伸ばし、つま先を立てている

低緊張児

  • 筋力が弱く、頭をしっかり持ち上げることができない
  • 両足を曲げて、ひざが腰の横辺りに来る

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生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達:お座り(座位)

生後3ヶ月の赤ちゃんは、自力でお座りすることができないので、身体を支えてあげる必要があります。

乳児3ヶ月健診(地域によっては4ヶ月健診)では、赤ちゃんの運動機能の発達を見るために、医師が赤ちゃんの身体を支えてお座りの姿勢をとらせます。

うなだれなくなる

生後1ヶ月頃の赤ちゃんは、1ヶ月健診で医師にお座りの姿勢をとらされると、骨盤が後ろに下がって身体が曲がり、頭は前に垂れて、前にうなだれるような姿勢になっていました。

しかし、生後3ヶ月頃には、骨盤が地面に垂直になり、身体を曲げないで起こしていられるようになります。

顔がまっすぐ前を向く

首すわりが完成していないため、頭部はフラフラと揺れますが、顔をまっすぐ前に向けた状態を維持していられます。

まっすぐの姿勢を保とうとする

両足は、しっかり曲げてあぐらに似た姿勢になったり、ひざを立てたりします。

赤ちゃんの身体を前の方に傾けると、頭を伸ばしてまっすぐに戻ろうとし、後ろの方へ傾けると、身体を曲げてまっすぐに戻ろうとします。

脳性麻痺児や低緊張児(フロッピーインファント)の見分け方

お座りした赤ちゃんを見て、脳性麻痺や低緊張に気づくポイントは、以下のとおりです。

脳性麻痺児

  • 顔がまっすぐよりも上を向く(頭が後ろに垂れている)
  • 両腕を曲げて、外に広げている
  • 両足は伸びて内股になり、つま先は伸びている

低緊張児

  • 骨盤が後ろに下がり、身体が曲がっている
  • 顔は正面よりやや下を向く
  • 両足は伸ばしてがに股になる

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生後3ヶ月の赤ちゃんの運動機能の発達:立つ(立位)

3ヶ月健診(地域によっては4ヶ月健診)では、医師が赤ちゃんの両わきを支えて立たせ、運動機能の発達を確認します。

両足が曲がる

生後1ヶ月の赤ちゃんは、医師が両わきを支えて立たせると、両足を伸ばして身体を支えようとする動きを見せていました。

しかし、生後3ヶ月の赤ちゃんは、同じように立たせても身体を支える動きは見られません。

具体的に言うと、両足を曲げ、足の裏も床にしっかりつきません。

「できていたことができなくなるなんて、何か異常があるのではないか。」と思うかもしれませんが、ほぼすべての健常な赤ちゃんに見られる現象なので、心配はいりません。

自立歩行反射がなくなる

自立歩行反射とは、赤ちゃんが持って生まれる原始反射の一つで、両わきを支えて立たせた状態で身体を前の方へ傾けると、歩き出すかのように足を交互に上げる反射です。

赤ちゃんの身体を前に傾けても足を動かさなくなります。

これも、健常な発達をして原始反射が消失した証であり、異常ではありません。

関連ページ

自立歩行反射・自動歩行とは?いつからいつまで?新生児・赤ちゃんが歩く?

脳性麻痺児や低緊張児(フロッピーインファント)の見分け方

両わきを支えて立たせた赤ちゃんを見て、脳性麻痺や低緊張に気づくポイントは、以下のとおりです。

脳性麻痺児

  • 両足が伸びて、つま先立ちのような状態になる
  • 赤ちゃんの身体を前に傾けると、両肩を後ろに下げる

低緊張児

  • 身体が曲がって頭もやや下を向いている
  • 両足を伸ばして、身体を支えようとする
  • 自動歩行反射は見られない

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まとめ

生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、首や身体の筋力が向上することで頭や身体を支えておけるようになります。

指しゃぶりや足裏合わせなど動きも増えてきて、親としては毎日赤ちゃんを見るのが楽しくなってくる時期でしょう。

自立歩行反射など生まれ持った原始反射が消失し、退行したかのように思えることもありますが、着々と発達しているので暖かく見守ってあげましょう。

赤ちゃんの発達で心配なことがある場合は、3ヶ月健診で相談することもできますが、気になる場合は、早めに小児科を受診したり、保健センターに相談したりしてみてください。

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