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乳児期の子育て

プール熱(咽頭結膜熱)とは?症状、原因、治療と潜伏期間は?

プール熱 症状 原因 治療

プール熱は、ウィルス性の感染症で、乳幼児がかかりやすい夏風邪の一つとして有名な病気です。

手足口病、ヘルパンギーナと一緒に子どもの3大夏風邪と呼ばれています。

では、プール熱とはどのような原因で、どのような症状があるのでしょうか。

また、プール熱にかかった後、保育園や幼稚園に登園する目安はあるのでしょうか。

この記事では、プール熱の原因、潜伏期間、症状、他の夏風邪との見分け方、治療法、発症後の登園・登校の目安について紹介します。

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プール熱(咽頭結膜熱)とは

プール熱とは、夏場に乳幼児がかかりやすいウィルス性の感染症の一つです。

発熱やのどの痛みなど風邪に似た症状に加え、結膜炎(目の症状)が出るのが特徴です。

ただし、乳児期の赤ちゃんの場合は結膜炎の症状が出ないことがあり、また、幼児期でも3つの症状が揃っていないこともあり、ただの風邪と間違われることが多いものです。

プール熱にかかりやすい年齢

プール熱は、幼児期から学童期(生後1歳~12歳頃)にかけてかかりやすい病気ですが、乳児期の赤ちゃんがかかることもあります。

幼児期から学童期の子どもは、保育園や幼稚園、小学校など集団生活を送る中で他の子どもと接触する機会が多い上、大人に比べてウィルスへの抵抗力が弱く、衛生管理の意識や能力も乏しいため、プール熱に感染しやすいのです。

乳児期の子どもは、生まれて半年ほどはお母さんからもらった後退に守られており、ウィルス感染する機会も少ないため、幼児期以降に比べるとかかりにくいものです。

ただし、乳児期のうちから保育園などに預けられている場合は、感染・発症率が高くなる傾向にあります。

プール熱に感染しやすい時期

プール熱が流行するのは、毎年6月の梅雨明け頃から10月にかけての時期です。

ピークは7~8月頃ですが、原因となるウィルス自体は一年中存在するため、6月~10月以外の時期に流行することもあります。

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プール熱(咽頭結膜熱)の原因

プール熱の原因は、アデノウィルスというウィルスに感染することです。

アデノウィルスは、とても感染力が強い上に、アルコール消毒剤や熱への抵抗力が高く(ノンエンベロープウィルス)、家庭における一般的な予防では不十分なことがあります。

ノンエンベロープウィルスには、アデノウィルスの他に、エンテロウィルス(手足口病などの原因ウィルス)、コクサッキーウィルス(ヘルパンギーナなどの原因ウィルス)、ノロウィルス、ロタウィルスなどがあります。

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プール熱(咽頭結膜熱)の感染経路

プール熱の感染経路は、塩素消毒が不十分なプールや温泉などに入ること、接触感染、飛沫感染です。

プール熱の感染経路1:塩素消毒が不十分なプールや温泉などに入ること

「プール熱」という名前のとおり、プールや温泉などに入ることで感染します。

特に夏場、塩素消毒が不十分なプールなどに入ることで感染しやすいものです。

プール熱の感染経路2:接触感染

接触感染とは、ウィルスが付着した物などに触れて感染することです。

直接的に触れる場合と間接的に触れる場合の両方を含みます。

保育園、幼稚園、学校など集団生活場面では、ウィルスが付着したおもちゃやタオル、教科書、カバン、机、傘などに触れることで感染することがあります。

子ども同士の接触が多いため、一人が感染すると一気に感染してしまうリスクがあります。

プール熱の感染経路3:飛沫感染

飛沫感染とは、くしゃみや咳などで口から出るつばなどに含まれるウィルスが体内に入って感染することです。

年齢が低いほどくしゃみなどの際に手で口を押さえるマナーが身についておらず、だれかれ構わず無防備に近づいていくため、飛沫感染のリスクが高くなります。

プール熱(咽頭結膜熱)の症状

プール熱の症状を見ていきましょう。

プール熱の潜伏期間

プール熱の潜伏期間は、感染から2~14日間です。

潜伏期間中は目立った症状はありませんが、ウィルスには感染したままなので他の人にうつるリスクがあります。

プール熱の症状

プール熱の主な症状は、以下のとおりです。

  • 結膜炎(目の充血)
  • 咽頭痛(のどの痛み)
  • 39度前後の高熱が数日~1週間程度続く
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 涙の分泌量が増える
  • 目やにが多くなる

プール熱では、潜伏期間を過ぎた後に突然、発熱、喉の痛み、結膜炎などの症状が現れます。

また、発熱期間中に頭痛や食欲不振が続いたり、目やにや涙がたくさん出たりすることもあります。

結膜炎など目の症状はまず片方の目に現れ、続いてもう片方の目に現れることが多くなっています。

他の夏風邪との見分け方

プール熱と間違われやすい病気として、プール熱と一緒に「子どもの3大夏風邪」とされる手足口病とヘルパンギーナがあります。

手足口病

手足口病とは、エンテロウィルスやコクサッキーウィルスに感染することで起こるウィルス性の感染症です。

手足口病は、感染経路が接触感染や飛沫感染であるところはプール熱と同じですが、38度を超える高熱が出ることはほとんどなく、結膜炎の症状もありません。

また、「手足口病」という名前のとおり、口の中や手足に水疱性の発疹が出ます。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナとは、コクサッキーウィルスA群に感染することで起こるウィルス性の感染症です。

ヘルパンギーナは、感染経路が接触感染や飛沫感染で、突然高熱が出るところはプール熱と同じですが、結膜炎の症状はありません。

また、口の中の咽頭粘膜にできる小水疱ができます。

プール熱の治療

現時点では、プール熱の原因であるアデノウィルスに対する特効薬は見つかっておらず、対症療法が中心となります。

結膜炎にはステロイドや抗生剤が入った点眼薬、目のかゆみには抗ヒスタミン剤の点眼薬、のどの痛みにはうがい薬や鎮痛薬が処方されます。

のどに強い痛みがあるため、赤ちゃんがかかると母乳やミルク、離乳食を受けつけなくなり、脱水症状を起こすことがあります。

熱いものや刺激の強いものは避け、お茶、イオン飲料、牛乳、常温に覚ましたスープ、豆腐など、のどごしの良い常温のものを食べさせてあげましょう。

登園や登校の目安

プールウィルスの原因であるアデノウィルスが体内から完全になくなるには約1ヶ月かかります。

しかし、1ヶ月間も保育園や幼稚園、学校などを休ませる必要はありません。

登園や登校の目安は、「発熱、結膜炎、咽頭痛が治まって丸2日以上経過し、子どもの様子に異常がなくなること」です。

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プール熱の予防対策

帰宅時の手洗いとうがいの徹底、外出時のマスク着用など風邪の予防対策がそのままプール熱の予防にも効果を発揮します。

オムツ交換時の手洗いや身体拭き、感染源となる目やにはティッシュなどで拭き取ってすぐ捨てるなども予防効果があります。

年齢が低いうちは子どもが自分で衛生管理をうまくできないので、親が主導してあげましょう。

また、アデノウィルスは、プール熱の症状が治まった後ものどから2週間程度、便から1ヶ月程度は排出されるため、症状が治まったからといって安心せず、一緒に湯船に浸からない、洗濯物を分けるなどの対策が求められます。

まとめ

プール熱は、プールで感染することから名付けられました一般的な名前ですが、正式名称は咽頭結膜熱で、プール以外でも接触感染や飛沫感染によって感染します。

プール熱の原因であるアデノウィルスは感染力がとても強く、アルコール消毒剤や熱への抵抗量が強いため、一般的な予防では不十分なことが多いものです。

症状の悪化を防ぐため、日頃から予防対策を徹底するとともに、子どもの様子を慎重に観察し、異常があればすぐ小児科を受診させてあげましょう。

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