新生児期~乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気と、病気の目印の症状まとめ

赤ちゃんがかかりやすい病気

赤ちゃんと病気

赤ちゃんは、大人に比べて身体が弱いため、いろいろな病気にかかる可能性があります。

また、月齢が低いうちは泣くこと以外にコミュニケーションツールを持たず、病気になってもしんどさを言葉で伝えることができないため、周囲が赤ちゃんの病気に気づいてやれずに深刻な病気を見過ごしてしまうことも少なくありません。

そのため、赤ちゃんがどんな免疫を持っているか、どんな病気にかかりやすいか、どうやって病気かどうか把握するかなどを知っておくことはとても大切です。

免疫のある病気とない病気

赤ちゃんは、お母さんから免疫をもらって生まれてきます。

そのため、生後6ヶ月頃まではあまり風邪をひきませんし、生後8ヶ月頃までは風しん、麻しん(はしか)、おたふく風邪などもかかりにくくなっています。

ただし、100%かからないわけではなく、免疫が不十分なこともあるので、予防はとても大切です。

結核などお母さんから免疫をもらえない病気や、水痘のように免疫をもらってもすぐなくなってしまう病気もあります。

先天性(生まれつき)の病気

赤ちゃんが生まれつき持っている病気もたくさんあります。

ヒルシュスプリング病(消化管のぜんどう運動を司る神経叢という器官が生まれつき欠如していることで、腸管の拡張や、腸閉塞を起こす)、斜頚(首の片側にしこりがある)、先天性股関節脱臼(生まれつき股関節の骨が外れている、もしくは、ずれている)、幽門狭窄症(生まれつき胃の出口が狭くなっている)などが代表的なものです。

こうした病気は、症状が分かりにくいものや目に見えないものが多いので、生まれてすぐには異常に気づかず、定期健診でチェックして初めて病気だと分かることがあります。

そのため、適切な時期に赤ちゃんを定期健診に連れて行き、普段の生活の中で気になることがあれば、些細なことでもきちんと医師に相談することが大切です。

例えば、便秘がヒルシュスプリング病発見のきっかけになったり、母乳やミルクを噴水のように吐くことが幽門狭窄症に気づく端緒になったりします。

アレルギー

アレルギーとは、アレルギーを起こす物質(アレルゲン)に反応して、アレルゲンを体から追い出そうとして身体が過剰に反応することです。

身体に有害なアレルゲンを追い出すために大切な反応ですが、過剰に反応すると日常生活に支障が出てしまいます。

アレルギーは遺伝するため、家族がアレルギー体質の場合は、赤ちゃんもアレルギー体質になる可能性があります。

アレルギーが遺伝する確率は、両親にアレルギーがある場合は50%くらい、片方の親にアレルギーがある場合は30%と言われています。

アレルギー体質が引き起こす代表的な病気が、アトピー性皮膚炎です。

感染症

乳児期の赤ちゃんは、毎日、一日のほとんどを家の中で過ごすので、大抵は家族から菌やウィルスをもらってしまって感染症にかかります。

特に、きょうだいがいる場合は、きょうだいからうつる可能性が高くなっています。

保育園や託児所に通う赤ちゃんは、保育士や他の園児など関わる人が増えるため、それだけ感染症にかかる可能性は高くなります。

大切なのは、家族が、うがいや手洗い、マスクの着用を徹底して感染症にかからないようにすること、かかってしまった場合は赤ちゃんにうつさないようにすること、また、赤ちゃんの身体を常に清潔に保ち、予防接種を適切な期間に欠かさず受けることです。

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新生児期・乳児期にかかりやすい病気と症状

風邪

風邪とは、ウィルス感染によって、鼻腔や咽頭の炎症性の疾患にかかった状態のことです。

風邪のひきはじめは、のどの痛み、くしゃみ、鼻水、頭痛、身体のだるさなどの症状が出ますし、悪化すると、粘り気のある鼻水が出て鼻が詰まる、せき、発熱、吐き気、下痢などの症状が出るようになります。

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突発性発疹

元気だった赤ちゃんが、突然、38~39度の高熱を出し、3、4日後に熱が下がるのと同時に(1日くらい間が空くこともあります。)、お腹や背中を赤い湿疹ができはじめて、半日くらいで全身に広がります。

季節にかかわらず、乳児期(生後6ヶ月~1歳くらい)の赤ちゃんが発症しやすい病気です。

高熱の割に赤ちゃんはケロっとしていますし、湿疹は2~3日すると消えていくので、過度な心配はいりません。

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百日せき

百日せきとは、のどなどに百日せき菌という細菌がついて起こる病気です。

百日せき菌は感染力が非常に強く、家族から菌をもらったり、散歩に出かけたときに感染したりします。

赤ちゃんは、百日せきの免疫をお母さんからもらって生まれてきますが、もらう免疫の力が弱いため、新生児期から発症する可能性があります。

苦しいせきが長いあいだ続くのが主な症状です。

大人の場合はせきが苦しい程度ですが、赤ちゃん(特に生後6ヶ月以下の赤ちゃん)の場合は、肺炎や脳症を併発し、死亡する危険性もあります。

急性中耳炎

急性中耳炎とは、鼓膜の奥の中耳という器官に細菌が入って炎症が起こる病気です。

赤ちゃんは、大人に比べて鼻腔と中耳をつなぐ耳管が短いので、のどや鼻から入った細菌が中耳に来やすく、風邪の際に急性中耳炎を発症することが多くなっています。

放っておくと難聴や鼓膜が破れたりすることにつながります。

38度以上の高熱や痛みを伴うので赤ちゃんは激しく泣き、母乳やミルクを飲む量も少なくなります。

耳を痛がったり、しきりに耳を触ったりするので、赤ちゃんがかかりやすい病気の中では、比較的気づきやすい病気と言えます。

乳児湿疹

乳児期の赤ちゃんにできる湿疹をまとめて、乳児湿疹といいます。

乳児湿疹は、早いと生後2週間前後から赤ちゃんの肌に現れます。

生後2~3ヶ月ころになると乾燥による湿疹も出てきますし、ガーゼやタオルでふきすぎることが原因で湿疹が現れることもあります。

たいていは1~2歳ころまでに自然に治癒します。

乳児湿疹には、新生児にきび(脂漏性湿疹)、アトピー性皮膚炎、あせもなどさまざまなものがあり、原因も症状も様々なので、医師でも診断が難しいことが少なくありません。

特に、生後2~3ヶ月ころまでの乳児湿疹がアトピー性皮膚炎かどうかは、一定期間様子を見ないと判断できないことがほとんどです。

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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アトピー素因(アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、結膜炎、気管支ぜんそくなどを発症しやすい体質)を持つ人に生じやすい慢性の湿疹です。

顔や頭、耳、手足などに、強いかゆみをともなう赤い湿疹ができて、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。

乳児のアトピー性皮膚炎の特徴としては、次のとおりです。

  • 家族にアトピー素因がある赤ちゃんが発症しやすい
  • 湿疹は、生後1~2ヶ月ころから顔や頭に湿疹が見られ、時間の経過とともに、顔だけではなく体や手足にも広がることが多い
  • 湿疹は良くなったり悪くなったりを繰り返して、1~2歳前後にはなくなることが多い
  • 肌がじゅくじゅくするだけではなく、肌が乾燥したりがさがさしたりする

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ロタウィルス胃腸炎(ロタウィルス性下痢症)

ロタウィルス胃腸炎とは、ロタウィルスが原因で起こる感染力が極めて高い病気です。

予防接種を受けていない赤ちゃんは、生後6ヶ月~2歳頃までに、1度はほぼ間違いなくロタウィルス胃腸炎を経験します。

秋から冬にかけて発症し、水のような白っぽい下痢便が大量に出るのが特徴で、激しい嘔吐を伴うこともあります。

赤ちゃんが冬場にかかる急性の下痢症の大半がロタウィルス胃腸炎です。

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小児科を受診した方が良い場合

赤ちゃんの「いつもと違う」様子が病気の目印

赤ちゃんの病気の目印は、赤ちゃんの身体や行動の変化に表れてくるものです。

発疹がある、鼻水が止まらない、息の音がおかしい、せき、嘔吐、げり、発熱など、大人が病気になったときと同じような症状から、元気がない、ずっと機嫌が悪い、便秘がち、母乳やミルクをあ まり飲まない、眠りが浅い、抱っこしてあやしても泣き続けるなど、病気とはすぐに結びつかないような変化までさまざまです。

そのため、赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたら、「これくらいなら大丈夫だろう。」と思わずに病気を疑ってみて、体温計で熱を測ったり、うんちの色や形を確認したり、発疹の有無を調べたりして、問題があるときは早めに小児科へ相談してください。

発疹がある

発疹が出た場合、まずは熱があるかないかを確認します。

熱がない場合の発疹は、乳児湿疹、じんましん、あせもといった可能性が考えられます。

症状が軽い場合は様子を見ることも考えられますが、大きな病気の可能性もあるので、一度は小児科を受診して問題の所在を確認し、必要に応じて薬を処方してもらうことをおすすめします。

熱がある場合の発疹は、突発性発疹、風疹、水痘、りんご病、手足口病、溶連菌感染症、麻しん(はしか)といった感染症が考えられます。

放置すると重症化し、死に至ることもあるので、早急に小児科を受診してください。

鼻づまり、鼻水

鼻づまりがひどくなると、呼吸がしにくくなる、母乳やミルクを飲めなくなる、あまり眠れなくなるといった症状が出ますし、アレルギー性鼻炎の可能性もあるので、小児科を受診します。

鼻水は、熱がある場合は、風邪の可能性が高いので受診が必要ですが、熱がない場合は、市販の鼻水吸引器で吸い出してあげます。

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熱がある

赤ちゃんの体温は大人よりも高いため、体温が37.5度を超えている場合に熱があるといいます。

病院を受診する目安は、体温が39度以上の場合と言われていますが、赤ちゃんに下痢や発疹、けいれんなどの症状が見られたり、元気がなかったりする場合は、39度以下でもすぐ受診してください。

体温を計るときは必ず体温計を使い、医師に伝えます。

下痢

赤ちゃんの元気や食欲がある場合は、糖分が多い果物や果汁、脂肪分が多い肉類を控えるようにしますが、食事制限までは必要ありません。

元気や食欲がない場合、熱や嘔吐、腹痛といった症状が出た場合は、細菌性胃腸炎やウィルス性胃腸炎の可能性があります。

脱水症状を起こすことがあるので、母乳をたくさん飲ませ、早めに小児科を受診しましょう。

嘔吐

発疹や発熱、下痢といった症状がある場合は早急に小児科を受診します。

少量の母乳やミルクを吐くのは溢乳といい、赤ちゃんにとって普通のことなので問題ありません。

しかし、噴水のように激しく吐いたり、授乳ごとに吐いて体重が増えなかったりする場合は注意が必要です。

母乳やミルクを飲んだ直後に激しく吐き、体重が増えないもしくは減少する場合は、幽門狭窄症という病気の可能性があるので、小児科を受診してください。

嘔吐を繰り返すと脱水になる可能性があるので、水分補給には気を配る必要があります。

タンが絡むせきが数日続いたり、せきのしすぎで呼吸が苦しくなったりした場合は、百日せき、急性気管支炎、気管支喘息などの可能性があります。

また、熱を伴う場合は、風邪や肺炎の可能性があるので、早急に小児科を受診します。

タンを切るために水分補給は欠かせません。

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うちの場合

このページを作成している段階では、赤ちゃんは何の病気にかからず元気に過ごしています。

脂漏性湿疹や、乳児脂肪冠はできることがありますが、ケアしてやるとすぐに治っています。

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