menu
閉じる
  1. シャフリングベビーとは?特徴は?原因は発達障害?
  2. 赤ちゃん・幼児の頃からチェックしたい発達障害の種類と特徴
  3. 発達障害とは?赤ちゃん・子供の兆候と特徴は?診断時期は?
  4. 赤ちゃんの夜泣きはいつから(何ヶ月)いつまで?原因・理由と対処法は?
  5. 新生児期~乳児期の赤ちゃんがかかりやすい病気と、病気の目印の症状まとめ…
  6. 赤ちゃんの後追いはいつから?酷いのはいつまで?後追いしないと自閉症?
  7. 赤ちゃんの予防接種の前後でチェックしておきたいこと
  8. 新生児生理的体重減少とは?原因と計算法は?異常があるときの症状は?
  9. 赤ちゃんが頭や首を振るのはなぜ?激しい、上下、病気が原因の首振りとは?…
  10. ロタウィルス胃腸炎とは?症状、潜伏期間、治療法は?予防接種の効果は?
閉じる

乳児期の子育て

オキシトシンとは?オキシトシンの作用と増やし方は?発達障害との関係は?

オキシトシン 増やし方 発達障害

オキシトシンを知っていますか?

オキシトシンは、脳で分泌されるホルモンの一種で、分娩や母乳の分泌に関するホルモンとして有名ですが、愛情や信頼などにも作用することが分かっています。

また、オキシトシンと発達障害(自閉症)との関連についての研究も始まっています。

このページでは、オキシトシンの概要と作用、発達障害との関係について紹介します。

オキシトシンとは

オキシトシンとは、脳内の視床下部で合成されて、下垂体から分泌されるホルモンです。

「愛情ホルモン」、「幸せホルモン」という通称で呼ばれることもあります。

オキシトシンの増やし方は?

オキシトシンは、女性のみに分泌されるホルモンだと考えられていましたが、研究が進むにつれて、性別や年齢にかかわらず分泌されることが分かってきました。

オキシトシンが分泌されやすいのは、他人・動物とスキンシップした時や、会話・おしゃべりした時です。

  • スキンシップ(手をつなぐ、抱き合う、性行為、マッサージをする、ペットをなでるなど)
  • 会話・おしゃべり(家庭における日常会話、飲み会での会話、友人やご近所さんとの会話など)

親が赤ちゃんを抱っこしたり、赤ちゃんに話しかけたりしている時にもオキシトシンが分泌され、無意識のうちに心の安心や安全が保たれていると考えられています。

オキシトシンの作用(影響)

オキシトシンが末梢神経でホルモンとして作用し、分娩の誘発や母乳の分泌を促すことは、以前から知られていました。

それに加えて近年、オキシトシンが中枢神経(脳)で作用し、対人関係やストレスの減少に影響することが分かってきました。

オキシトシンの作用:分娩の誘発と母乳の分泌促進

オキシトシンは、人の筋肉を収縮させるという作用があり、妊娠や出産に大切な役割を果たしています。

出産時は、オキシトシンの作用で支給の筋肉が収縮して陣痛が起こり、赤ちゃんを外に押し出そうとする動きが起こります。(分娩の誘発)

また、自然に陣痛が起きない場合は、オキシトシンが陣痛促進剤として投与されるされることもあります。

出産後は、子宮を収縮させることで胎盤が剥がれ落ちた痕を修復し、お母さんの身体の負担を軽くするように作用します。

そして、乳腺(母乳の通り道)の周りの筋肉を収縮させることにより、母乳がおっぱいから分泌されるように促します。

オキシトシンの分泌量が不十分だと、母乳が十分に分泌されないことがあります。

なお、オキシトシンの作用は「母乳の周りの筋肉を収縮させること」で、母乳を生成する作用はありません。

母乳を生成するのは、プロラクチンというホルモンです。

オキシトシンの作用:愛情や信頼関係の形成、不安や恐怖の緩和

オキシトシンが他人に対する信頼などに影響するという研究結果は、2005年頃から増加してきました。

有名なのは、オキシトシンを投与した人とそうでない人に投資ゲーム(対象を投資家と運用者に分け、異なる利殖率で返金するゲーム)を行わせたところ、前者の方が相手を信頼して、多くのお金を運用資金として預ける傾向があったという海外の研究結果です。

この研究結果以降、オキシトシンの脳への作用に関する研究が盛んに行われ、オキシトシンが、中枢神経(脳)で作用して、愛情や信頼関係の形成、不安や恐怖の緩和などに影響を与えることが分かってきました。

具体的には、オキシトシンの分泌により、お母さんは身近にいる赤ちゃんをいとおしく感じ、赤ちゃんとの絆を強めていくと考えられています。

また、不安や恐怖といった不快感情が緩和されてストレスが少なくなり、精神的に安定する効果があることも指摘されています。

オキシトシンが「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」と呼ばれるようになったのは、こうした作用が世間に知られるようになったためです。

オキシトシンと発達障害

2010年、金沢大学の「子どもの心発達研究センター」が、「オキシトシンを知的障害のある自閉症の患者に投与すると、自閉症の症状が改善した。」という研究結果を発表しました。

また、自閉症患者の血中オキシトシン濃度は、健常な人よりもわずかに低いという結果や、自閉症患者がオキシトシンの点鼻薬を投与したところ、視線が合わない、会話中に笑顔になるといった自閉症の症状が改善したという報告もあります。

こうしたことから、発達障害の治療にオキシトシンを使うことへの関心が高まってきていますが、まだ実験を繰り返す段階であり、薬事法上は、オキシトシンを発達障害の治療に使用することは認められていません。

まとめ

オキシトシンは、分娩や母乳の分泌に影響するだけでなく、他人を信頼する作用や、不安や恐怖を緩和する作用が明らかになってきました。

しかし、まだまだ実験段階の情報が一人歩きしているところも多いため、情報の取捨選択は慎重に行った方が良いでしょう。

特に、発達障害への効果ははっきり証明されたわけではないので、治療目的でオキシトシンを投与することは控えてください。

ページ上部へ戻る