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乳児期の子育て

男性の不妊とは?原因、不妊検査・チェック、不妊治療は?病院は何科?

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最近は、晩婚化の進行や生活習慣の変化といった要因から、不妊症に悩む人が増加傾向にあります。

赤ちゃんを望む夫婦の10組に1組が不妊症に悩んでいるという統計結果もあり、婚姻していない男女を含めると相当数の人が不妊症に悩んでいると考えられます。

ところで、一昔前までは、不妊の原因や責任は女性に押し付けられがちでした。

背景には、「妊娠するのは女性だから不妊も女性の責任」という根拠のない理屈があり、そして、それがまかりとおる男尊女卑的な日本社会の風潮がありました。

妊娠は女性の卵子と男性の精子が交わって初めて成立するものなので、当然、不妊の原因が男性側にある場合も、男女両方にある場合も少なからずあるのですが、あまり注目されてきませんでした。

しかし最近は、不妊の原因が男性側にあることが取り上げられるようになってきました。

要因としては、少子化の進行、不妊症の約半分は男性が関わっているという世界保健機関(WHO)の調査結果、男性が原因の不妊症に関する研究結果が世界レベルで出回りだしたことなどが考えられます。

こうした変化に伴って、男性の不妊検査・チェックや不妊治療を行う病院が増加し、検査や治療に通う男性も増えてきています。

では、男性の不妊の原因にはどのようなものがあり、どのような検査や治療が行われるのでしょうか?

このページでは、男性の不妊検査・チェック、男性の不妊の原因と治療方法について紹介します。

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男性の不妊検査

男性の不妊検査では、まず精液検査を行い、不妊の可能性がある場合はホルモンの分泌量や精巣の炎症の有無など追加検査を行います。

男性の不妊検査はどこで受ける?

以前は、男性の不妊検査も産婦人科で受けるのが一般的でしたが、最近は、泌尿器科でも検査を受けられるところが増えています。

不妊検査は保険が適用されるため、自己負担は3割で済みます。

精液検査

精液検査は、男性の不妊検査の基本となる検査です。

検査を受ける前に2日から一週間程度の禁欲期間を置き、検査当日に病院で精液を採取して提出します。

あらかじめ精液採取用の容器をもらっておき、自宅で精液を採取して持参することもできますが、精子は時間の経過にともなって活動性が低下するので、検査精度が低くなります。

また、自宅で採取した精液を、女性が提出して検査してもらうことも可能ですが、自分の身体のことなので、自分で検査を受けに行く姿勢が大切でしょう。

精液検査の検査項目

精液検査の主な検査項目は、以下のとおりです。

  • 精液の量:1回の射精で1.5ml以上あるかどうか
  • 精子の数:精液1mlに精子が1500万個以上あるかどうか
  • 精子の活動性:全体の40%以上の精子が活発に活動しているかどうか
  • 精子の生存率:全体の58%以上の精子が生存しているか
  • 精子の形:全体の4%以上の精子が基準に合う形かどうか
  • その他:白血球数やPHなど

精子の状態は、採取時の男性の心と身体の状態によって大きく変化します。

そのため、精液検査は、通常は2回以上行い、2回の検査結果の差が大きい場合には、さらに何度か繰り返した上で診断がなされます。

精液検査で不妊の可能性が認められた場合の追加検査

精液検査の結果、不妊症の可能性が認められた場合は、精巣やホルモンについても検査します。

検査する主な項目は、以下のとおりです。

  • ホルモンの分泌量:生殖に関わるホルモンのバランスが崩れていることが原因で、精子を作る機能が低下していることがあるため、ホルモンの分泌量を検査する
  • 精巣の炎症:精巣は、尿に含まれる細菌などが原因で炎症を起こすことがあり、その結果、精子を作る機能が低くなってしまうことがあるため、炎症の有無を検査する
  • 精巣の大きさ:精巣が大きいほど精子の数が多くなる一方で、精巣が小さいと精子の数も少なく、少なすぎると不妊の原因になるため、精巣の大きさを検査する
  • 精索静脈瘤:精索静脈瘤(精巣から心臓まで流れる静脈の血流が悪くなり、静脈の一部がこぶ状になる病気。静脈瘤にたまった血液が精巣を温め、精子を作る機能を低下させる。)の有無を検査する

ただし、病院によって検査項目が微妙に異なることがあります。

受診された病院で、以下の項目の検査がない場合は、検査の必要がないのかどうか医師に尋ねてみてください。

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男性の不妊の原因と治療

男性の不妊の主な原因は、以下のとおりです。

  • 乏精子症
  • 無精子症
  • 精子無力症
  • 勃起障害(ED)

それぞれの原因、診断基準、治療方法について詳しく見ていきましょう。

男性の不妊の原因1:乏精子症

乏精子症とは、射精された精液に含まれる精子の濃度が低い状態のことです。

乏精子症は、男性の不妊の原因として最も多いものです。

乏精子症の原因と治療

乏精子症の原因は、大きく2つあります。

一つは、精巣静脈瘤によるものです。

精巣静脈瘤とは、精巣の静脈の血液が悪くなることで、精巣上部の静脈がこぶ状に腫れる病気です。

男性の不妊の25%から40%程度に見られる症状で、こぶを取り除く手術により治療することができます。

もう一つは、精巣の精子を作る機能の問題(造精機能障害)です。

造精機能障害の場合、何かが原因で精子を作る機能に障害が生じていることは分かりますが、はっきりした原因が判明しない場合が少なくありません。

男性の不妊の原因2:無精子症

無精子症とは、精液に精子が見当たらない状態のことです。

無精子症の割合は、男性の不妊の10%から20%程度です。

無精子症には、閉塞性無精子症と非閉塞性無精子症の2種類があります。

  • 閉塞性無精子症:精子が作られているにも関わらず、何らかの問題で精子の通り道が塞がっていて射精されない状態
  • 非閉塞性無精子症:精子が作られる段階で問題がある状態

無精子症の原因と治療

無精子症の原因の一つは、乏精子症と同じ造精機能障害です。

その他の原因としては、先天的に精管(精子の通り道)が欠損している、鼠径ヘルニア手術の際に精管が損傷したといったことが考えられます。

また、精巣の上体が細菌に感染して炎症を起こし、精管を塞ぐ精巣上体炎が原因となる場合もあります。

この場合は、抗生物質の使用による薬物療法や手術によって改善することが可能です。

男性の不妊の原因3:精子無力症

精子無力症とは、精液に含まれる精子の運動率が50%未満もしくは高速で直進する精子が25%未満の状態です。

精子無力症は、先天性のものが多くなっています。

また、精巣が陰嚢の中に降りてこないこと(停留精巣)によって、精子を造る機能が影響を受けたり、高熱で精巣炎になったりして、精子無力症になることもあります。

精子無力症の原因と治療

精子無力症は、明確な原因が特定できず、漢方薬などによる治療に留まることが多くなっています。

ただし、精巣静脈瘤が原因となっている場合は、手術により改善されることがあります。

男性の不妊の原因4:勃起障害(ED)

勃起障害(ED)とは、セックスする際にペニスが勃起しない、または、勃起してもその状態が維持できない症状です。

慢性的に勃起しない場合と、セックスの時だけ勃起しない場合があります。

勃起障害(ED)の原因と治療

ペニスの器質的な問題や、糖尿病などの病気が原因で勃起障害になります。

こうした原因の場合は、適切な治療を行うことが勃起障害の改善につながります。

一方で、最近は、家庭、仕事、セックスに対するストレスなど、心因性の原因で勃起障害になる人が増加しています。

ストレスが原因の場合は、ストレスを取り除き、リラックスしてセックスできる環境を整えることで改善することがあります。

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まとめ

男性の不妊検査や治療に対する意識やモチベーションは、女性に比べるとまだまだ低いと言わざるをえません。

しかし、赤ちゃんが欲しいと願う気持ちは女性も男性も同じはずなので、一緒に検査を受け、どちらに原因があったとしても協力して不妊治療に臨むことが大切です。

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