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乳児期の子育て

スマホ育児、スマホ子守のメリットとデメリット、赤ちゃんへの影響まとめ

スマホ育児 メリット デメリット 赤ちゃん 影響

見出し

スマホ育児(スマホ子守、スマホ子育て)とは

スマホ育児とは、スマートフォンやタブレット端末を育児に利用することです。

スマホ子守、スマホ子育てと呼ばれることもあります。

また、スマホ育児のマイナス面を捉えた言葉として、スマ放置という言葉も登場しています。

スマホ育児の具体的な内容は、次のとおりです。

  • 乳幼児に端末を渡して遊ばせておく
  • しつけや知育用のアプリを利用する
  • 親がスマートフォンを操作しながら育児する

狭い意味では、乳幼児にスマホを渡して遊ばせることですが、広い意味では、親のスマホの使い方も含んでいます。

スマホ育児への否定的な意見は多い

スマホ育児に対しては、赤ちゃんの健全な発達や発育に悪影響を及ぼし、親子のコミュニケーションや情緒的な関係も少なくなるといった指摘が少なくありません。

日本小児科医会は、スマホ育児が子供の健全な発育を妨げるおそれがあるとして、「スマホに子守りをさせないで!」というポスターを作って注意を呼びかけています。

スマホを育児に活用する人は増えている

一方で、スマホが普及し、子育てに関するアプリが充実してきた上、スマホを育児で活用する方法もSNSなどで拡散される中で、スマホ育児を行うお父さんお母さんは着々と増えています。

もちろん活用の程度の差には個人差がありますが、ぐずる赤ちゃんにスマホを渡したり、育児用のアプリを使ったりする家庭は珍しくなくなっています。

こうした状況を踏まえ、このページでは、スマホ育児のメリットとデメリット、赤ちゃんへの影響についてまとめました。

スマホ育児(スマホ子守、スマホ子育て)のメリット

スマホ育児に対する否定的な意見が多い中で、スマホ育児が年々普及していく背景には、親が、スマホを子育てに活用するメリットを実感していることがあります。

スマホ育児のメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

スマホ子守のメリット1:赤ちゃんがスマホに夢中になる

スマホは、指先一つで画面が動いたり音が出たりと興味を引く要素があふれており、赤ちゃんはすぐスマホに夢中になります。

赤ちゃんがスマホに夢中になると、お父さんお母さんには次のようなメリットがあります。

親が育児にかける負担が減る

赤ちゃんにスマホを渡しておけば、ぐずることなくスマホで遊んでいてくれるので、育児にかける時間が減り、お父さんお母さんが自分のために使う時間を増やすことができます。

ぐずったり、泣いたりしても、あやす必要がなくなる

赤ちゃんが電車やバスなどでぐずったり泣き出したりすると、お父さんお母さんは、周囲に気を遣いながら必死に赤ちゃんをあやさなくてはなりません。

しかし、スマホを手渡すと、赤ちゃんはピタッと泣き止み、静かにしてくれます。

スマホ子守のメリット2:子育てをサポートするアプリが充実している

赤ちゃんを怒るアプリやほめるアプリ、赤ちゃんの健康状態や予防接種の日程を管理するアプリ、歯磨きをサポートするアプリなど、子育てをサポートするアプリは無数に存在しますし、今も増え続けています。

スマホが子守り役になってくれる

手が離せないときは、子守り用アプリで赤ちゃんを遊ばせたり、寝かしつけたりできます。

また、赤ちゃんが悪いことをすれば怒るアプリ、良いことをすればほめるアプリを使って赤ちゃんに働きかけられます。

無駄な荷物を持たなくていい

赤ちゃんの情報をアプリで管理すれば、母子手帳を持ち歩かずに済みます。

また、赤ちゃんの好きなアプリをスマホに入れておけば、お気に入りのおもちゃを持ち歩く必要がなくなり、身軽な状態で外出することもできます。

赤ちゃんの知育が手軽に実践できる

これまで、赤ちゃんの知育には専用の高額なおもちゃや絵本を買う必要がありました。

しかし現在は、知育アプリがたくさん登場していますし、ネット上にも知育に関する映像があふれているので、スマホさえあれば手軽に知育を実践できます。

また、知育アプリは、赤ちゃんが興味を持つように作られているので、おもちゃや絵本よりも、知育に取り組ませやすいというメリットもあります。

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スマホ子守のメリット3:「育児しながらスマホ」が可能

核家族化やご近所付き合いの希薄化が進んだ日本では、周囲から思うように子育て情報を収集できないため、ネットで情報収集して子育てに励むお父さんお母さんが急増しています。

パソコンだと、育児の手を止めてネット検索しなければなりませんが、スマホなら、赤ちゃんを抱っこしながらネット検索して知りたい情報を得て、すぐに対応できます。

また、赤ちゃんのお世話と同時にネットやSNS、動画視聴など自分のしたいことも手軽に行えることもメリットでしょう。

「赤ちゃんが楽しむことができる」はメリット?

スマホ育児肯定派のお父さんお母さんは、「赤ちゃんが楽しんでスマホを使っているんだから問題ない。おもちゃと一緒だ。」という人がいます。

確かに、赤ちゃんは、スマホを手渡されると大喜びして夢中で遊び始めますし、とても楽しそうにしています。

ただ、「赤ちゃんが楽しめる=スマホ育児のメリット」ではないので、「?」を付しておきます。

スマホ育児(スマホ子守、スマホ子育て)のデメリット(お父さんお母さんのスマホ使用が、赤ちゃんに与える影響)

では、スマホ育児のデメリットはどのようなものでしょうか。

まずは、親のスマホ使用が赤ちゃんに与える影響について見ていきましょう。

スマホ子守のデメリット:スマホ依存やスマホ中毒になりやすい

スマホは、「スマホさえあれば何もいらない。」と言われるくらい便利なもので、日常生活に欠かせないものの一つになりつつあります。

一方で、便利な分だけ、依存性や中毒性が高いものでもあり、スマホに夢中になって育児がおろそかになるお父さんお母さんも増えています。

また、スマホ依存やスマホ中毒におちいって社会生活が送れなくなり、病院などで治療を続けている人も、年々増加傾向にあります。

お父さんお母さんがスマホ依存に陥ると、次のような影響があります。

ネグレクト(育児放棄)のリスクが高くなる

子育ては、「24時間労働」だと言われることがあるように、常に赤ちゃんの様子を観察し、必要なお世話をしてあげなければなりません。

スマホに依存してしまうと、子育てよりスマホを優先し、ネグレクト(育児放棄)に陥るリスクが高くなる傾向があります。

赤ちゃんに十分な食事を与えなかったり、衛生管理が不十分になったりすることは珍しくありませんし、赤ちゃんの体調変化やケガに気づかず、最悪の場合は死亡させてしまうこともあります。

また、乳幼児期のネグレクトは、赤ちゃんの愛着障害を招く原因になることが分かっています。

愛着障害は、乳幼児期以降の人間関係や社会生活に大黄な影響を与えるもので、深刻な人間不信や社会不適応に陥てしまうこともあります。

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サイレントベビーを生み出す

赤ちゃんにとっては、お世話してもらうことも大切ですが、お父さんお母さんに関心を持ってもらえている、欲求を満たしてもらえていると実感できることがより大切です。

お父さんお母さんがスマホに夢中で、赤ちゃんに見向きしなくなると、赤ちゃんは、「自分よりもスマホの方が大切なんだ」と思って欲求を伝えることを止め、感情表現が極端に少ない赤ちゃん(サイレントベビー)になってしまうことがあります。

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スマホ子守のデメリット:子育てアプリの濫用

育児に関するアプリがたくさん登場しており、赤ちゃんの体重や健康状態を管理する母子手帳代わりのアプリから、赤ちゃんのしつけをするためのアプリまで、とにかくたくさんの種類があります。

子育てにアプリを活用するかどうかは各家庭の判断になりますが、赤ちゃんのしつけをアプリに頼りすぎると、赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす可能性があることは念頭に置いておく必要があります。

例えば、赤ちゃんを怒ったり褒めたりするアプリは、その場では効果が上がるかもしれません。

しかし、いつも同じ怒られ方、褒められ方をしている赤ちゃんは、現実場面で「いつもと違う」怒られ方や褒められ方をしたときに混乱してしまいます。

また、怒るのも褒めるのも親子の関わりの一つですから、それをアプリに任せてしまうと、親子の情緒的な関係が不足することになります。

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スマホ育児(スマホ子守、スマホ子育て)のデメリット(赤ちゃんのスマホ使用が赤ちゃんに与える影響)

次に、赤ちゃんのスマホ利用のデメリットについて見ていきます。

スマホ子守のデメリット1:赤ちゃんもスマホ依存、スマホ中毒になる

スマホは、赤ちゃんでも簡単に操作できますし、赤ちゃんの動きに連動して画面が動いたり音が出たりと、赤ちゃんの興味を引く要素があふれています。

また、赤ちゃんは、興味を持った対象でとことん遊ぼうとするので、大人以上にスマホ依存の状態に陥りやすいものです。

一旦スマホを手渡すと、一日中遊び続けてスマホ以外に興味を向けなくなり、スマホがないとぐずったり、泣き止まなくなったりすることもあります。

スマホ子守のデメリット2:基本的な動作が身につかなくなる

アメリカでは、低月齢のうちからスマホに慣れ親しんだ子供が、本をめくれなくなるという研究が世間の注目を集めました。

研究結果の動画には、スマホを器用に使いこなす子供に雑誌を手渡すと、本をスワイプ(指でタッチパネルを押し、一定方向へスーッと動かす動作。画面を切り替 えるときなどに使用。)し、本がめくれないとすぐにぐずって雑誌とスマホを交換するよう要求するという、衝撃的な場面が記録されていました。

日本でも、スマホに慣れた子供が、テレビやパソコンの画面をタッチしたりスワイプしたりする動画がYouTubeなどに掲載されています。

このように、赤ちゃんの頃からスマホを使い続けると、私たちが日常生活の中で何気なく行っていることが身につかないリスクがあります。

スマホ子守のデメリット3:スマホに付着した雑菌で感染症になる

スマホの表面には、たくさんの雑菌が付着していることはよく知られています。

しかし、スマホを洗うわけにはいかないので、手垢や目に見えるゴミをクリーナーやティッシュで拭き取って済ませる人がほとんどでしょう。

大人の場合は問題ありませんが、赤ちゃんの場合は、大人に比べると免疫機能が未熟で抵抗力も弱い上、すぐに手を口に入れたり舐めたりするため、スマホについた雑菌が原因で感染症にかかるリスクがあります。

スマホ子守のデメリット4:親子のコミュニケーションや関わりが少なくなり、言葉や情緒の発達が遅れる

スマホ依存になった赤ちゃんは、お父さんお母さんが遊びに誘ってもスマホを手放そうとせず、ひたすら操作を続けようとします。

こうした状態が続くと、親子のコミュニケーションや関わりが減ります。

その結果、基本的な言葉の学習や親子間の情緒的な関係が、家庭内で十分に育まれないままになってしまいます。

言葉や情緒は、人間関係を築くための基本的な能力なので、発達が遅れると、その後の人間関係がうまく築けなくなる可能性があります。

また、赤ちゃんのうちに言葉や情緒が遅れると、遅れを取り戻すためにはかなりの期間が必要になりますし、完全には取り戻せないことも少なくありません。

スマホ子守のデメリット5:視力が低下する

スマホの液晶画面からは、ブルーライト(目の網膜や角膜を傷つけると言われている光)が出ています。

赤ちゃんの目は大人に比べて未発達なので、ブルーライトで傷つくリスクも高くなります。

また、スマホ依存でない大人は、「1時間操作したら休憩しよう」、「疲れたから目を休めよう」というように、スマホの操作を自制するものです。

しかし、赤ちゃんは、興味があることに全力で取り組むので、必然的にぐったり疲れるまでスマホを使い続けてしまい、急速に視力が低下することがあります。

スマホ子守のデメリット6:睡眠が浅くなる

寝る前にスマホを操作すると眠りが浅くなり、睡眠不足や不眠の原因となることは、スマホのデメリットとしてよく取り上げられるものです。

スマホと睡眠の関係は、赤ちゃんにも当てはまります。

赤ちゃんは、起きている間よりも寝ている間に成長ホルモンがたくさん分泌されるので、一定時間熟睡することは大人よりも重要です。

しかし、「寝る前スマホ」で睡眠のバランスが崩れると、成長ホルモンの分泌に異常が生じ、成長に影響が出てしまいます。

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スマホ子守のデメリット7:スマホの電磁波が体調に影響を与える

スマホは、常にネット接続されていて電波が飛び続けていますし、電磁波を出しています。

商品として世に出ている以上、人体に害が出ないよう設計されているはずですが、電磁波を浴び続けたときのリスクは頭に置いておく必要があります。

赤ちゃんの身体は大人に比べて弱いので、電磁波の影響もより受けやすいと言えます。

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赤ちゃんのいる家庭におけるスマホの使い方

最後に、赤ちゃんのいる家庭におけるスマホの使い方について紹介します。

スマホ使用のルールを決める

以上のように、スマホ育児にはメリットがある反面、デメリットもたくさんあります。

スマホは、すでに日本社会で生活する上で欠かせないモノになっており、子育て中の親はスマホを使わないということは不可能でしょう。

また、スマホの子育てへの活用も拡大傾向にあり、今からスマホ育児を一切止めるということも難しいはずです。

ただし、スマホを使うときのルールは必要です。

最低限、決めておきたいのは、使用する時間と場所です。

スマホの使用時間

スマホの一日の平均使用時間は、122.6分/日(2014年12月時点)です。

学生世代が平均時間を押し上げているという実態を考慮しても、1日2時間以上というのはかなりの長さです。

子育て中の親が1日に2時間以上スマホを操作していたら、家事も育児も回らなくなってしまうので、1日1時間程度が目安でしょうか。

ただし、赤ちゃんのお世話は、常に臨機応変な対応が求められるものです。

そのため、1日の使用時間はあくまで目安にして、「スマホよりも家事育児を優先すること。」を夫婦で確認しておく方が効果的な場合もあります。

スマホの使用場所

スマホが赤ちゃんに与える影響の大きさはすでに紹介したとおりです。

特に、赤ちゃんがスマホに依存すると、その後の成長に深刻な影響を与えてしまいます。

そのため、赤ちゃんにスマホに興味を持たせないよう、赤ちゃんのいる場所でのスマホ使用は極力避けた方が良いでしょう。

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まとめ

スマホを子育てに活用するかどうかの議論は年々多くなっており、賛成派と反対派が互いの主張をぶつけ合っています。

しかし、大切なのは、スマホ育児に賛成か反対かではなく、スマホというツール(子育ての手段、方法)が持つメリットとデメリットを理解して、家庭の状況に応じてうまく活用していくことです。

まずは夫婦で子育てにスマホを活用するかどうか、するとすればどのように活用するかを十分に話し合ってみてください。

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