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乳児期の子育て

緊張性迷路反射(原始姿勢反射)とは?消失時期、発達障害との関係は?

緊張性迷路反射 赤ちゃん 姿勢反射

緊張性迷路反射とは

緊張性迷路反射とは、赤ちゃんの頭を前後に傾けた時に、身体や手足が曲がる反射です。

原始姿勢反射の一つに分類されており、前方と後方の2種類あります。

  • 前方緊張性迷路反射:赤ちゃんの頭を前に傾けると、筋肉の緊張度が低くなって身体が丸まり、手足をギュッと曲がる(うつぶせせになると、手足が身体の下に入って腰が浮く)
  • 後方緊張性迷路反射:赤ちゃんの頭を後ろに傾ける(反らせる)と、筋肉の緊張度が高くなって身体を伸ばし、手足もグッと伸ばす(あおむけになると、身体や手足が伸びる)

緊張性迷路反射は、赤ちゃんが、重力の影響を受ける胎外環境で生活するために不可欠な反射です。

緊張性迷路反射を繰り返すことで、バランス感覚が養われていきます。

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緊張性迷路反射はいつから、いつまで

緊張性迷路反射は、お母さんのおなかの中にいる頃から始まります。

緊張性迷路反射はいつから

前方緊張性迷路反射は胎児期に始まり、一方の後方緊張性迷路反射は生まれる頃に始まります。

緊張性迷路反射はいつまで(消失時期)

前方緊張性迷路反射は、生後3ヶ月~生後6ヶ月頃に消失(統合、卒業)します。

一方で、後方緊張性迷路反射は、生後3歳頃に消失します。

緊張性迷路反射が消失せずに残る場合の影響

緊張性迷路反射が消失せずに残った場合、頭が前や後ろに傾くたびに筋肉の緊張度が変わる状態が続き、前方の反射が残ると頭が前に傾いた時に、後方の反射が残ると頭が後ろに傾いた時に影響が出ることになります。

主な影響は、次のとおりです。

  • 身体のバランスをうまく保てない(フラフラしている、階段の上り下りや高いところが苦手になるなど)
  • 猫背になる(座ったまま、長時間、前を向いているのがしんどい)
  • 距離感が掴みにくい(特に動いている物。ボールをキャッチできないなど)
  • 視覚異常(黒板の字が浮き出て見えるなど)
  • 全身を連動させた運動が苦手になる
  • 前を向いたり下を向いたりの繰り返しがしにくい(黒板を見てノートをとるのが苦手になるなど)

緊張性迷路反射と発達障害(学習障害、ADHD)との関係

緊張性迷路反射が消失しないことと、発達障害の一つである学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)との関連を指摘する人もいます。

ただし、現時点では、緊張性迷路反射が発達障害の原因だと特定されているわけではありません。

  • 学習障害(LD)、知的発達水準に遅れがなく、感覚器官の異常もないのに、特定の能力(聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなど)の習得と使用が困難な状態
  • 注意欠陥多動性障害(ADHD):年齢や発達段階に見合わない不注意、多動性、衝動性の3つの症状のうち1つ以上の症状がある状態

学習障害については、特に、読み書き能力に障害のあるディスレクシアとの関連が指摘されることが多いようです。

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